人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


役者 エーリッヒ

― →厨房 ―

[厨房の前まで来て、ぴた、と足が止まる。
聞こえてくる歌声は、先ほど談話室で耳にしたのと同じ物]

………

[邪魔をしては、と言う気持ちと、聴いていたいと言う気持ちと
そうして、一つの考え事とで、暫くはその場に佇んでいた。

仕事柄、人と会う機会は多く、噂に触れる機会も少なくはなく。
今そこにいる司書と同じ名前の「聖歌の紡ぎ手」の話>>0:234も耳にしてはいた、けれど]

(まさか、ねぇ)

[噂話と司書と、幾つか符合する物はあるけれど確認する術はない。
それに、必要以上に知る必要はないし、そういう趣味もない。
やがて、歌声が止んだのに気付いて、驚かせないように厨房のドアを軽く叩いてから覗き込む]

(49) 2014/01/12(Sun) 17:29:23

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