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─ 談話室 ─
[いつしかきつく握り締めていた両の拳。
開き視線を落とせば、治まりかけていた赤みが再び広がっていた。
左手には内出血でもしているような、小さな赤い痕さえある]
……………
[団長の話を聞いて、他の者の反応はどうだったろう。
焦げ茶の瞳は一人一人を見回した]
[行商人の零した言葉>>212が耳に届けば、視線はそちらへと。
団長に詰め寄る>>213のが見えれば、いつでも押さえつけることが出来るように身構えた]
馬鹿げた理由かどうか。
自分の目で見てくれば良い。
[傷口を見ればその存在を否定しきれなくなることは身を持って知っている。
心象の悪い相手だからこそ、あの無残な姿を見せ付けてやろうと言う心理が働き遺体の安置場所を伝えた。
このことは他の者にも聞こえたことだろう。
マテウスの態度もあってか、行商人は舌打ちを残し談話室を後にする]
………団長。
[どうします?と言う問いは目線のみに。
行商人に悪い噂があることは団長とて知っている。
凶行に走らなければ良いが、との懸念に団長は「様子を見ておけ」と返してきた。
どうやら団長も行商人の言動に気になる部分があるようだった]
─談話室─
[団長たちの後に現れたのは、またこれも見覚えの無い男。
この人が件の行商人かな、と思うも。その態度>>185に他の人々があまり良くない印象を持っているらしいのも納得せざるを得なかった]
[やがてライヒアルトも蒼い小鳥を伴って戻り。
全員が揃うことを確認してから話し始められた内容には、言葉を失うしかなかった]
[中央教会から届いた書状、その内容。
老尼僧の遺体の状態から導き出された推察。
『闇の者』と呼ばれる、『人狼』の存在]
……でも、そんな、
[零れ落ちる音は酷く震えて、酷く微かで。
隣に座る人くらいで無ければ聞き取れないだろう]
[右手は無意識に、左の胸元で握り締めて]
─ 談話室 ─
……ん、大丈夫、だ。
[覗き込んでくる小鳥に笑いかけつつ、ゆっくりと胸から手を離す。
跳ね上がった心拍は、今は落ち着いていた。もっとも、心理の方は……というのが実情だが]
……シスターは、自室にいらっしゃるのです、ね?
[ふる、と首を振った後、先に話題に上がった事を確かめるような問いを投げかける。
安置されている、と言えない辺りにどこか割り切れていない想いが滲んでいた]
─ 談話室 ─
[談話室には既に幾人かの顔があった。
その中に昨日急に聖堂を後にした旅人の姿を見止め、急ぎの用で出ていったんじゃなかったのかしらとは思ったものの声には出さず。
程なく団長達と、見慣れぬ男が談話室に顔を出したから話しかける暇が無かったとも言うが。
>>178どこか横柄な態度を取る男の声は昨夜廊下から聞こえてきたと同じで、これはマテウスが険をみせる訳だわと納得しつつ>>185団長が話し始めるのを待って]
人狼、って。
[>>185>>186切り出された話は荒唐無稽と言って差し支えないものだと思った。
御伽噺だと笑い飛ばしたっておかしくないはず、だけど]
そうなの。
シスターを殺したのは、人狼なのね。
[老尼僧の身体は常軌を逸した場所にあった。
まるで見せしめのように、十字架に刺し貫かれて。
肉体的にも精神的にも、あんな事を人ができるなんて思えない。
それならば、人ならざる者が為したことと思う方が、まだ納得できる]
─談話室─
[殺さなければならない。
それは、頭では理解はできている。
ここで。閉じ込められたこの場で。殺さなければ]
[道が拓いてしまえば、被害は]
[けれど、と否定の意思は荒いだ行商人の声>>213に打ち切られる。
談話室を飛び出すその姿を見送って]
[ゆるり、息を吐く]
……そう、するしか、……無いのかな。
[鉄紺色はそろりと室内を、……人々を辿る。
その最中に認められたのはどれもこれも疑わしさなど感じられない様子ばかりで、実は『人狼』が別にいるのではないかと思う方が信憑性があるような気さえしてくる]
[一度落ちた掌がもう一度胸元へ戻る。
その裏側は起きた時から変わらずにじわりとした熱を持ち続けて]
─ 談話室 ─
[更に団長は言葉を紡ぐ。
なすべき事をなすとは、つまりこの中に人狼が居る前提で話されているのだということ。
雪に閉ざされていた中で起きた事なのだから、当然なのだろうけれど。
視線をめぐらせれば、幼い頃から知っている彼ら、彼女らに、幼馴染が大切に思う存在。
この中に、と思えばぞくり、背筋に悪寒が走った。
>>194弟分の落とした声に、自分の喉も酷く渇いている自覚をしながら視線を向け]
そういうこと、でしょうね。
[そんな事したくないけど、とは口に出さぬまま肯定の声を返した]
なあ、何か方法はないのか?
『人狼』を見つける方法は?
今の話だと居るんだろう?『闇の者』に対する『神の使途』も、この村に……
殺しあう以外の方法があるんだろう?なあ、居るなら教えてくれよ……
[ぽつり、ぽつり、落とす言葉には少しずつ苛立ちが混じる]
なんとか言ってくれよ、ギュンターさん!
[知らず、立ち上がって上げた声は、自分でも思わぬ大きさで、言ってしまった後で目を閉じて首を振った]
……悪い、少し頭に血が上りすぎた……
………頭、冷やしてくる。それくらい、いいだろう?
[視線は自衛団長に向けてそれだけ訊いた。そうして、返事を待たずに談話室を出る。
誰かが声を掛けたり視線を向けても、気付かないままで*]
─ 談話室 ─
>>213団長に食ってかかった男が出ていくのを見つめ。
>>211余所のヤツという声を聞きながら、目を伏せた後]
…ギュンター小父様が嘘を吐いているとは思わないけれど、だからってはいそうですかって受け入れるには難しい話だわね。
なんにしろ、もう少し時間をもらえないかしら。
此処にいる分なら、問題ないでしょう?
[そう言い募ると同時、踵を返して談話室を後にする。
静止があったとしても、気になるならついてくればと返すだけで足は止めなかった]
─ 聖堂・ピアノ前 ─
[談話室を出ると、先程は足を向けられなかった場所へと歩いていく。
昨日調律したばかりのピアノに指を滑らせる姿は、昨日と違いシンプルなパンツとセーター。
いつもならもっと化粧を濃くしてバランスを取るが、そんなことも今は気にかからない]
…こんなことなら、昨夜も弾きに来ればよかった。
[昨夜、廊下から聞こえた声に出る事を止めてしまったことを悔いて、呟く。
薪を取るついで、寝物語代わりに何か一曲と思っていたのに、何故止めてしまったのだろう。
もっと貴女に聴いてほしかったのに]
─ →厨房 ─
[談話室を出た後、向かったのは厨房。
半ば逃げるように駆け出してきたから、他にも談話室を出た者が居た事には気づかなかった]
……なんで、こんな、ことに、なる……?
[駆け込んだ先で零すのは、掠れた呟き。
肩に乗ったままの小鳥が、ピリリ、とか細くないた]
……あ。
ごめん、見ててもらえばよかった、な。
[その声に少しだけ、気をやわらげて小さく呟いて。
直後に、唇をかみ締めた]
─ 聖堂・ピアノ前 ─
[それだけじゃない。
自分が出ていたら、もしかしたら尼僧を助けられたかもしれない。
凶行を止めることはできなくても、尼僧の代わりに殺される事位はできたかもしれないのに]
…いやね。
後悔ばかり上手になる。
[胸の内に落ちる重りはそのままに、せめて安らなる眠りにつくように、と。
老尼僧が一番喜んでくれた、円舞曲を奏で始めた**]
―談話室―
[雪に閉ざされた聖堂に残された人々が
自衛団の召集で談話室に揃う頃。
自衛団長からなされた話に途惑いの表情を浮かべた。]
中央教会?
[どうしてその名が出てくるのか。
疑問に思えばその理由が続き、聞き入るものの
御伽噺や歌にきくような世界の話に思えて怪訝そうに眉を寄せる。]
『人狼』が、シスターを殺した、と?
[確認するように呟くと、
涙の跡のこる顔を両の手で覆い、重い息を吐き出す。
その間にもこれからの指針が団長の口から語られていた。]
─ 談話室 ─
[次々と談話室を出て行く逗留者。
団長はそれをただ見遣るだけだったし、マテウスもまた引き止めることは無かった。
団長もまたある程度時が経てば談話室を出て行く]
…………
[皆が混乱するのも無理は無い。
マテウス自身、何を為すべきかを理解出来て居ても、覚悟までは抱けていない]
…イレーネ。
[そこでようやく娘の傍へと歩みを進め、声をかけ様子を窺った]
─ 厨房 ─
……『人狼』……か。
[図書室の蔵書には、それに関わる内容の説話や御伽噺も多い。
それだけに、その言葉は目にする機会も多いけれど]
現実にいる、とか。
……ない、だろ。
[口にするのは小さな否定。
直後に感じるのは不自然な息苦しさ。
否定する事を赦さぬような感覚に、きつく眉が寄った]
ほんとに……何なんだよ、もう。
わけ、わからなすぎだろ。
[はあ、と大きく息を吐いた後、気を取り直すように首を左右に振った]
─談話室─
[最初は静かだったのに、次第に棘が混じり始め。
最後には跳ね上がるように空間を裂いた声>>226。
比較的静かな音に包まれる場に走った声に思わず肩が跳ねたのは、驚いただけでは、無く]
(……何、だ?)
[どくり、酷く強い脈が自身の内から響いた、気がした。
発したのは左胸ではなく、熱を持つ背]
[その疑問も、近くで発された言葉>>229に打ち消された]
……よく、わかってるよ。
[長年通っているとは云え、自分はあくまで余所者。
それでも、老尼僧には世話になり、感謝だってしている。
自身にも殺す理由はない。けれど、口には出せないまま]
[それは何人目となるのだろう。立ち上がり、そのまま談話室の扉を押し開いた]
(そうか……おまえもまたわたしとおなじものか)
[私の耳にはノイズ交じりの声も獣の耳には難なく届いているらしい。
何者かに言葉を返す様子についつい口元がほころぶ。]
(わたしのなはれなーて、レナーテ・ソレルだ)
[どうやらここには"仲間"がいるらしい]
[そうしているうちにもばらばらと人は減る。
なお、物心ついた頃には既にあの姿だった常連客>>227に対しては、未だに戸惑い混じりな接し方をしている。
宿だけではままならない生活の為普段は出稼ぎに出ている母親との会話の中、何気なくばらされた真の性別に衝撃を受けたあの日から{6}年。
綺麗なお姉さんという幼い頃からの認識はそう簡単に拭いきれないまま、今部屋を出る彼を見送る際にもやはり複雑な顔をしていた。
ともあれ]
……だから必要ないっつってんのに。
[殺し合うという言葉を受けての周囲の様々な反応。
未だ余所者にしか疑いを向けていない娘は、納得行かないというように口を尖らせた]
─ 談話室 ─
[ギュンターとやらの話、それぞれの反応、そして皆が席を立つ様子を伺う。大小あれどそれぞれが驚きの様子で思考を停止している者すらある。そんな皆を見てレナーテは口許を綻ばせた]
──呑気なモノだな。
[そう呟くと厨房のほうに視線を向け席を立ちライヒアルトへと声をかける]
私も手伝おう、空腹は精神衛生上よくないからな。
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