― 『蝕』の翌日 ―[目を覚ましても夢の事はよく覚えていただけど、それは誰にも言わず、朝食もそこそこに外へと母親に見咎められたなら、「本屋さんにお金を持って行く」とでも答えただろうか勿論、それも理由だけれど]……確かめ、なきゃ。[家を出て、真っ直ぐに向かうのは、夢に見た泉]