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[少女は恐れることなく、いや血に酔った少女には「恐怖」と感情がそもそもあるわけもなく、死体の中を歩きまわる]
[そして、目的のモノを見つけた]
[喉を噛み切られ、内臓が腹の外に食い千切られはみ出している、昨日まで「自衛団長」と呼ばれていたモノ]
[叫び声にはっとする]
[目をさまして、窓から外を眺める]
[椅子で寝ていたのは気にしない]
……っ!
[外で起きている光景に、一瞬硬直する]
[あかい雪]
[影]
[――あれは]
[少女はギュンターの死骸の横に立ち、無感動につぶやく]
ギュンターさんが破壊されてしまったか。
これは自衛団の言うとおりに、人狼の仕業かな?
彼のデータは採取してないし、ボディも修理不可能なまで破損しているから、再起動はおそらく無理だろう。
そんなことよりも……あった。
全く、精密機械だから振動を与えないように運べと言ったのに。
[少女はギュンターの側に転がっていた箱をそっと手に取ると、集会所に戻っていく。ギュンターの方を振りかえることもなく]
>>17
[少女はイレーネに気が付いた]
あっ、イレーネさん。おはようございます。
[ギュンターの血の色に染まった箱を持ったまま、
少女はいつもと変わらない挨拶をする]
[乱された白の世界]
[眼前に広がる、あか]
[濃厚な死の香り]
[瑠璃の双眸が緩かに動いて]
[やがて、彼女はランプに火を燈す]
[陽の下では、何もかも不似合いな光景]
[扉の開く音に、あわてて階段をおりる。]
[赤に染まった少女に、おはようございますと、それだけを告げて]
イレーネ…!
[追いかける]
[扉があいてしまったら]
[もう見ているとわかるのに]
[少女はオトフリードにも気が付いた]
オトフリードさんもおはようございます。
[ただそれだけを言うと、少女は自室に向かう。
少女の頭の中には*これから行う機械犬の製作のことしかない*]
[古惚けたランプ。
ぼんやりと辺りを照らす程度の光しか持たない筈のそれは、陽にも負けない程に、強く強く、揺らめく焔を生み出す]
消える ひかり 導く あかり
白の中喪われる生に 緋に染まり訪れる死に
[移り変わる色。白に。赤に。青に。]
魂の 声 聲 コエ
[歌とも詩ともつかない、うたのような響き]
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