人狼物語 ─幻夢─

100 緋くさざめく月光海


音楽家 ヘルムート

─ 前日 ─

[淀みなく幻燈歌を紡ぐ声。>>11
その響きの深さに、少なからぬ訓練を積んだものを感じたのは生業故。
己と同じ危惧を示すその声>>12の主と団長の間の空気にゆると首を傾いだものの、その場では言葉の所以を問う事はしなかった。

見た目はともかく、内心はかなり、荒れている。
今は自身も気を鎮めねば、という思いが、ピアノへ向かわせた理由の一つだった]

 ……やれ。
 死ぬほど暗唱させられた幻燈歌、よもやこんな形で見えようとは。

[自室と定めた客室に戻り、独りごちる]

 ……このために、夢枕に立ったわけではあるまい、親父殿。
 …………大体において、「所詮お伽噺」と言い切っていたのは、あんただ。

[死者に文句を言っても始まらないが、言いたくなったんだから仕方ない。
そんな事を考えながら、一つ息を吐いた]

(38) 2016/08/09(Tue) 22:42:04

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