[エーリッヒも目の当たりにしているから、言わずとも知れたことだけど。彩っていた朱も含めて、左側を無くした躯は見るからに惨たらしい。ひとまず出よう、とエーリッヒから手を取られれば、立ち上がろうとはするもののまだ足に力が入らなかった]…あぁ、そうだ。血が付いてしまうから、触らない方が良いわ。アタシは、何とも無いから。[移動をと促す彼の衣服に血が移るのは申し訳ないと断りを入れた所で、後の面々も集まり始めたか]