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―厨房―
…終わらせなきゃ。
そうしたらきっと、ユリアンだって元に戻る筈。
[紅茶の準備をしながら、女は独り言を紡いでいた。
今の幼馴染は異常事態で様子が可笑しくなっているだけだと──それはあくまで希望的観測。
昨日想像したように、疑い合いの果てに‘元通り’に戻れるとは思えなかった。
幼馴染みが狼だとは思えない。…思いたくない。]
…でも、じゃあ誰が狼なの。
[女には、何もない。
花も、花を支える特殊な力も。]
疑わしきは殺す、…なんて出来るわけない。
[もし幼馴染の変化が『場』というものによるものでならば、他の人々にも何かしら変化が生じているかもしれないが
気の塞いで、彼らを見ていなかった事が悔やまれた。
今自分のしている事こそ、したくないと心より思っている事だと分かっている。
けれど、多くを殺したくないならば、月のいとし子を見つけなければならないと。]
―― 宿泊施設・アーベルの部屋の前 ――
よろしく。
[と、頷いてくれたゲルダに一言かけて>>72アーベルへと向き直る。
浮かんだだろう色は見えず>>73、その胸中もわからないまま>>74]
そうだね、早く何とかしないと。
確実にシスターの目に入っちゃう。
[そう返すのは普段と変わらない色。
人狼に対する思いはそのまま内に。
何処までが本当の自分か、今はどこか曖昧だった。]
―― 渡り廊下 ――
[急ぎ駆けつけたその場所に、もうその人は現れていて>>70
祈りを捧げる姿に立ち止まる。]
シスター……ごめん。
[何を謝っているのか自分でもわからないままそう零して。
立ち上がる姿を目で追った。>>77
「どうにか出来ることなのでしょうか」
その答えを、今の自分はまだ持たない、けれど。]
どうにかしないといけない。
これ以上、犠牲が増える前に。
[呟くのは普段とは違う自分。*]
[思索に耽る間に厨房に来ていて、茶器の準備をしているゲルダに気付いてどきりとした。
己の呟きは聞かれていただろうか。
後ろめたくて彼女の顔を真っ直ぐに見る事が出来ない。
けれど、見なければいけなかった。]
…ねぇ、ゲルダ。
月のいとし子がこの中に本当にいるのなら。
貴女は誰がそうだと思う?
[厨房で茶器の準備をしている彼女にそんな質問を投げ掛けた。**]
敵わなかったのか、それとも隙を突かれたのか。
……隙を突かれたんだとしたら、団長さん、よっぽど気ぃ抜いてたんだろうなぁ。
ここら、おっちゃんにも言えるけど。
[呟きに応じるように落とした言葉は、どう響くか。
元は狩人をしていた管理人も、自衛団を束ねる団長も、どちらも腕には覚えがあった。
それが容易く──かどうかはわからないが、命を奪われたのだから、何かしら、油断はあったのだろう、と。
彼らの油断を誘えるような者がもしかしたら……、と示唆するような。
ほんの少し、毒を帯びた言の葉たち]
/*
リディ落としの状況にどう持っていくか、がポイントであるよなぁ。
自分が行くならそれこそエア霊騙りとか、色々と考えつけるけど。
……なかのひとてきに、月光海に続いてまたか、ってのが、な!
あと、ごめん、このキャラの組み合わせはどうしても白雪が頭を過r(
とりあえずこれ、あっちに運ぼうか。
[こちらからは同じ問いを投げることはなく。
ちょうど準備の済んだ一式を示して、広間に行こうと促した。**]
─ 渡り廊下 ─
[アーベルと共に来たユリアン>>83に謝罪を向けられ、首を傾ぐ]
何も謝ることはありませんよ、ユリアンさん。
[自分が通る前に、と話していたことは知らないため、そんな風に声を向けた。
一方のアーベルは、こちらの表情にきょとんとしていた>>85ようだが、ユリアンへ声を向けていたため、それには気付かぬまま。
自分が発した疑問への答えは、二人共同じ>>87で]
そう、ですね……どうにか、しないと。
[出来るかどうかではなく、どうにかしなければいけない。
行き着く答えは無慈悲だった。
管理人と団長が隙を突かれた可能性>>86は、判断材料になるような、そうじゃないような。
誰であれ油断させることが出来るような気がしたのは、誰しもが顔見知りであるが故。
その中で、より油断を誘える者は誰だろう、と思考が巡る]
[団長の骸を地下に安置する話には頷きを返して]
雪に埋めるというわけにも行きませんからね。
何か道具が必要でしたら、持ってきますが…。
[力仕事は男性に任せるとして、必要なものがあれば持ってくると申し出た**]
―― 渡り廊下 ――
[シスターがアーベルに向けた表情>>77は、きっと普段から信頼しているからだろうと。
だから逆に、驚いているようなアーベルに目が向いた。>>85
続いた言葉に表情が硬くなる。>>86
どこか毒を含んだような響きは、何かを知っているようで。]
管理人さんはともかく、あれだけ人狼を気にしてた団長さんが気を抜くかなぁ。
あぁ、でも、そういうのが出来るのが人狼なのか。
[腕に覚えのある二人がこうしてあっさり倒された。
力仕事に自信があるとはいえ、そんな相手に自分は勝てるだろうか。]
油断大敵、って事だけは覚えとくよ。
[それでどうにか出来るとも思えないけれど。]
[シスターに謝る事はないと言われて苦笑だけを返す。>>90
花の事を伝えようかと思い、先ほどノーラが言葉を詰まらせた事>>78を思い出しそれを飲み込む。
疑うわけじゃない、不安にさせたくないだけ。
アーベルが出した答えも自分と同じようで>>87]
向こうも油断……してくれないかな、やっぱり。
[力で勝てると思えない、なんて冗談にもならないことを言って。]
そうだね、とりあえず地下に安置するしかないと思う。
その先どうするかは、終わってから考えよ。
[雪に埋めるわけにも行かない>91、と言うのに頷いて、アーベルの提案に同意する。
必要なもの、と言われて、はたと首を傾げて様子を伺った。*]
/*
さて、襲撃なー、何処に飛ぶかなー
もちろん襲撃なしもありだけど
聖痕なんで死ぬ気満々ではあるけど、ここで俺死んだら腕力的に人狼に勝てる人いなくなるね?(アーベルは置いといて)
立場的、流れ的には生き残ってゲルダと遣り合うのがいいんだろうなぁ
そういう流れに持って行くのかな、赤組さんは(丸投げて行くスタイル
― 宿泊施設・廊下 ―
ぐぅ爺ちゃんを運ぶお手伝い、は無理かな。
お茶の用意はゲルダとか率先してやってそうだし。
あ、暖炉のお世話。それくらいなら。
みんな広間に集まるよね、きっと。
[考えを声に出して体を動かす原動力に。
昨日アーベルがしてくれたことを思い出し、パタパタと足音を立てて広間に向かった**]
―― 渡り廊下 ――
確かに争った感じはないね……隠れる場所もないし不意打ちもなさそう。
団長さんの油断を誘える人、か……そういう事をしそうにない人、とか。
[そう言いながら集められた顔ぶれを思い出して、全員じゃないかと内心で思う。
ふと、このタイミングで帰ってきたリディの顔が浮かんで、いやいやまさかと追い払う。
だけど、ギュンターが何かと気に掛けていたのも知っている。]
まさか、っていう人がそうだったりするんだよなー、こういう時は。
でも 殺されるわけに行かないから。
[念を押すアーベル>>95に笑って見せたのは、どちらの顔だったろう。]
ん、そうだね、このまま包んで運ぼう。
それにしても、何でわざわざ毛布なんか掛けたんだろ?
[動き始めたアーベルを手伝いながら、ぽつりと疑問を口にする。>>96
それにも理由があるとすれば、何かの手がかりになるかもしれない。]
アーベルさんどっち持ちます?
[包み終えた遺体の頭を持つか足を持つか。
指示があればそれにしたがってギュンターの遺体を地下まで運んだ。]
―― 宿泊施設・物置 ――
[ギュンターを運び込んだのは地下の物置。
そこには同じように管理人の遺体も安置されていたかもしれない。]
何で団長さん、全員の前で『聖花』だなんて言ったんだろ。
引き寄せるつもりだったのかな……勝てると、思ったのかな。
[だとしたら、その欺瞞も油断のうち。相手を見縊っていたのかもしれないと。
そうして、自分自身も花であると明かした。それも油断だと知らぬ間に。**]
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