情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
─ 宿泊施設・厨房 ─
[優しい、と言われてアーベル>>14を見て首を傾ぐ。
問い返しても、言葉通りだと返るだけで、その真意は測れなかった]
分かりました、後はお願いします。
[下処理を終え、後をアーベルに託してナターリエは自分の勤めへと戻る]
─ 教会 ─
[皆を取り巻く空気はどことなく暗い。
あんな話を聞いたのだから無理も無かった。
その中でやるべき勤めがあるのは、気を紛らわすには最適で。
食事時まで白猫を引き連れ作業を続けていた]
確か、綴り直さなければいけない本もありましたね…。
[長年置かれた、良く読まれる本は傷みも早い。
本来であれば専門の職人に頼むところなのだが、それが出来ない時は応急処置として自分で綴り直すことがあった。
それに手をつけたり、定時の祈りを捧げたりで時間は過ぎていく]
[食事時は白猫と共に広間に顔を出す。
食欲はまだ何とかなるようで、アーベルが用意してくれた料理をありがたく頂いた。
その後はやはり教会へと戻り作業を続ける。
皆もそれぞれで時を過ごしたようだった]
主よ、私達をお導きください ───
[悪夢を祓い、正しき道を進めるように。
眠る前の祈りはやはり長く捧げられた*]
―― 宿泊施設・アーベルの部屋の前 ――
[他を起こさないようになんて考えていながら、行動は逆にそれをみんなに知らせるように。
思い切り戸を叩く音と声に、起きたばかりらしいアーベルが顔を見せれば>>44
走って乱れた息を落ち着かせようと一度息を吐いて]
あ、アーベルさん、団長さんが……
死んで……殺されてた……首を、折られて……
『聖花』がなくなってた。
[見つけたときの様子と場所を手短に伝える。
それは同じように顔を見せたノーラにも聞こえたようで>>40
ふらふらと現場に向かおうとするのに駆け寄って>>41]
見ないほうがいいと思う……管理人さんほどじゃないけど
あれは、人に出来ることじゃないから。
でも、一つはっきりしたよ……人狼は本当にこの中にいるって。
だから、見つけて殺さなきゃ……ギュンターさんの代わりに。
[さらりと、思った以上に自然にその言葉を口にしていた。*]
……とりあえず、そのままにはできないし。
団長さんもどこかに安置しないと、まずいかな。
[は、と一つ息を吐いて、口にするのは現実的な問題]
……なんにしても、女の人にはきつそうだし。
広間でお茶とか用意しててくれると、ありがたいんだけどなー。
[やや、軽い調子の言葉はノーラへと向いたものだが、声は届いたか。*]
─ 教会・私室 ─
[早朝、いつも目覚める時間帯。
目覚める間際、ナターリエは瞼の奥で不思議な光景を見た]
[何もない、真白で広い空間の中。
一人佇むナターリエの頭上から、ひかりの欠片が零れてくる。
天より落つるそれは神の威光の欠片にも似て、差し出したナターリエの両手にふわりと降り立った]
[ひかりの欠片はしばし手の中で明滅し、不意に宙へと飛び上がる。
欠片が舞う先、ナターリエしかいなかった真白の空間に、人影が一つ浮かび上がっていた。
見覚えのある後姿。
この教会に来た時から頼っていたひと。
ひかりの欠片は彼の傍で強く光り、真白の空間に文字通りの影を浮かび上がらせた]
───……今のは、
[目覚めてしばし、ベッドから起き上がらぬままに小さく呟く。
はきとした夢の内容に、驚きと若干のだるさを覚えていた]
どうして、そんなことが、
[自分には分かるのだろうか。
アーベルがひとであると、『人狼』ではないと、夢は示していた。
自分自身が分からない]
『人狼』が、誰か、分かる ────
[確か、御伽噺にもそんな存在がいたはず。
見出す者、そう呼ばれていたか]
ああ、主よ……
[身を起こし、青い顔で祈りを捧げる。
神より賜った力、そう思えもしたが、その力が恐ろしくも感じた。
『人狼』を暴く力、即ち、皆の中に『人狼』がいることを示す力であったからだ]
[直ぐにはベッドから動けず、震える手が祈りの形を取り続ける。
目覚めた白猫がベッドの上に飛び上がり、なぁー、と鳴いてナターリエと擦り寄った。
その温もりにようやく意識が白猫へと向く]
ライフ……
[手を解き、白猫をゆっくりと撫で続けた。
しばらく続けていると、徐々に落ち着いて来た]
…団長さんに、お伝えしないと。
[彼ならば何か知っているはずだから、と。
ベッドから降りて着替え、白猫を抱えて私室を出た*]
― 真夜中 ―
[自衛団長の使っていた部屋。
机の上には中央協会から受けたという書簡と、人狼伝説に関する本。]
[それを眺めながら、ふと何かに気付いて頬に手を触れ、
そこについていたものを、ぺろりと赤い舌が舐めた。]
―宿泊施設・アーベルの部屋前―
[>>50幼馴染みが部屋から顔を出したアーベルに言い募るのが聞こえた。
ギュンターは首を折られて死んだという。
そして聖花がなくなっていたと。
それが‘欠落’しているという事ならば、人の仕業だとは思えない。
ふらふらと、ギュンターの姿を探しに向かおうとすれば、>>51こちらに寄ってくる気配がした。
反射的に振り返ったが、彼の紡いだ言葉に女は榛色を瞠目させる。]
…ユリアン、貴方
自分が何を言ってるか分かってる…?
[その声は震えていた。
心臓が冷える心地がする。
屋内にいるというのに凍えてしまう。
殺さなくては、と彼は確かに言った。]
疑わしい人を、村の仲間を貴方は殺せるの。
…疑わしかったら、私だって殺せる?
[目の前にいるのは誰だ。
少なくとも、己の知っている幼馴染みはそんな事を言う人ではなかった。]
…貴方にだけは、そんな残酷な事言って欲しくなかった。
[これは、感情だ。
理屈も何もない。
アーベルの言葉が、ゲルダの声が聞こえた。
そのまま高ぶりそうだった女は我に返る。]
──分かった。
でも後で顔くらいは見せて欲しい。
それくらいはいいでしょう?
[これ以上一緒にいれば抑えが効かなくなってしまいそうで、女はその場から、ユリアンから離れようと足早に歩いていく。
向かう先は、広間。
それはアーベルの言葉に叶う事になったか。*]
─ 教会-宿泊施設間廊下 ─
[朝の勤めである祈りだけ、教会の祭壇前で捧げ、掃除等の日課を後回しにして宿泊施設へと向かう。
いつも通る渡り廊下へと差し掛かった時、ナターリエは明らかな違和感に気付いた]
………そん、な、
[それは昨日、地下室で見たものと似た光景。
既に誰かが見つけたのか、毛布が一部捲れていた>>33]
団長、さん、 っ、
[それ以上言葉が続かない。
抱えた白猫に縋るように、手に力が籠もった]
[しばらく立ち尽くしていたが、そろ、と毛布がかけられたものへと歩み寄る。
あらぬ方向へと曲がった首、削り取られた肉片。
吐き出すものがなかったのは幸いだったことだろう。
ふらりと眩暈がして、廊下の壁に身を寄せた]
管理人さんが、襲われて、団長さんが、襲われて、
次は、 ……
[そこまで考えて、頭を振った。
次を出してはいけない。
出さないようにしなければいけない]
[どうやって?]
[感情とは裏腹に、思考は答えを導き出す。
その答えを、意識から追い出すことは出来なかった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新