[食堂には、他にも何人かチラホラいて、その中の一人、ディーノに声をかけられ、シャロンはゆっくりと微笑んだ]こんばんわ、ディーノ。ええ。もう大丈夫よ。クローディアから、形見の品も受け継ぎましたからね。うふふ。[そう言えば。とシャロンが気づいた。最初見たときは男性にしか思えなかったけど、改めてこう面と向かい合ってみると、女性にも見えた。格好、喋り方、態度。それらは男性で。声、顔、体つき。それらは女性](まあ、どうでもいいわ)[と、シャロンは思考を締めくくった]