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[後ろの声で振り向いてみると、若い男性の姿。
ちょくちょく見かけるが、名前は知らなかった]
足がもつれて、こけた。
そういうことだと思うわ。
[そう返す]
[部屋の中を覗き込むと、床にへたり込んでいるエリカに、シャロンが手を伸ばすところで。]
…なーにやってんだ、っての…。
医者の不養生とか、いちばんいくないって。
[どっちもどっちだってのは、この際置いておく。]
あはは……ええと、ベッドから落ちちゃって?
[シャロンの問いに、素で答える。
どこかほやん、として見えるのは、熱のせいだろうか]
あ、うん。
昨日、湯冷めしちゃったみたいで、熱っぽいなあ、って思って。
それで、下に薬あるから、飲んどこうと思って……。
[そしたら、落ちちゃって、と言ってまた笑い。
やってきたレッグの姿に、一つ、瞬き]
……だって、仕方ないじゃないかぁ。
[何が仕方ないのか、は自分でもわかっていないやも]
・・・無理に動かないで、寝ていなさい。
必要なものは、心配して飛び込んできた、後ろの男性が持ってきてくれるんですから。
ねえ?
[くすりと微笑み、シャロンがレッグの顔を見つめた]
無理は、してないですよぉ?
それに…………。
[独りでいたくない、という言葉は本当に小さなもので、果たして聞き取れるかどうか]
て、心配……?
[数瞬、目を伏せるものの、シャロンの言葉にこて、と首を傾げて瞬き一つ]
…ん?
[見つめられて、きょとんと瞬き一つ。]
ぁー、はいはい…薬な?
マスターんとこにあるバスケットで、いい?
[とってくるからー、と踵を返す。]
――時は遡り朝――
[ちちち……と響く小鳥の喧噪の中、宿の扉を開け、外に出る。
昨夜はディーノとシャロンの話を聞いているうちに、半分意識を失い眠りこんでしまった。
かろうじて自分の足で部屋に戻ったことは覚えているのだが。
――しかしいっくらなんでも寝すぎだろうよ、俺。
それとも、連続で人間の死体を目の前にして、知らぬうちにストレスでも溜まっているのだろうか。
そういえばここ2日ほど外に出ていないか。宿の中は血の匂いが漂い、確かにこのままだと鬱にでもなりそうだった。
気分転換に行くか、と、まだ眠るディーノを部屋に置いて広場に出る。]
[無理はしてないというエリカの言葉に、自然と言葉が固くなった]
・・・調子が悪くなり、倒れた人は、私の目の前では二人目。
私に、二度も嫌なものを見せないように、養生はしっかりとしなさい。
[ここまで話すと、また声はいつも通りに]
快復さえすれば、いつだって、元気にみんなと話せるのですから。
だから、今は無理をしないことが大切、でしょ?
[そして、部屋から出ようとしているレッグに振り返り]
薬、だけじゃなく、水桶とタオル、飲み水。それから、軽い食事も、よ。
男の子なら、軽いもんでしょう?
[いかにも鉱夫らしい、いかつい体つきをした男たちが何人か、ある一方向に向かって歩いていくのが見える。
確かそちらは村の出入り口。
まだ道の通行が出来ないのだろうか、と。好奇心をおぼえて男たちの後ろをついていった。
――そのうち、気付く。
自分があからさまに避けられていることに。
道行く大人も子供も、注ぐ視線が冷たい。]
「人狼……」「占いで…旅人が……」「……リディアちゃんが…」「あの犬、犬にしてはやけに大きくないか……?」「まさか……」「…でも、あの犬がうろつき始めてから…」
……くっだらね。
[ぼそりと口の中だけで呟いて。
肝心の崖崩れの場を見るのもそこそこに、宿へ帰った。
血の匂いを避けるように、宿の裏手へ回って影で丸まり。
そこで、日が沈むまで、なんとなく外の人々を眺めていた。
皆、この宿を避けているように見えた。]
薬って、俺が見て判る?
書いてあるならわかっけどさー。
…つーか、人使い荒いぜ姐さん。俺まだ一応怪我人…
[ぶちぶち文句言いつつも、言われた品を確保しに階下へ降りていく。]
あ……ごめんなさい。
[シャロンの言葉の変化に、その言わんとする所を察して、小さな声で謝る]
それは、そうなんですけど……。
[続けられた言葉は正論と、わかっているのだが。
心のどこかが、それを拒むような状態で。
色々と持て余し気味になりつつ、目を伏せて小さく]
さて・・・。
[部屋から出て行ったレッグを見送ると、シャロンは真面目な顔でエリカを見つめた]
思わずドタバタしたけど・・・貴方に話があるの。
いえ、違うわね。聞かせてほしいこと、があるの。
―――貴方は、クローディアを人間だと断定したそうね?
それは、どういう理由から、なのか聞かせてもらえるかしら?
……ふぇ?
[投げられた問いは、思いもよらないもので。
大きな瞳をきょとり、とさせてシャロンを見つめる]
どういう……って……言われても。
[どう答えればいいのか。
自分には、白い光が見えただけで。
それが、人を兆すものと何故か理解できただけで。
それが、どういう事かははっきりとはしていなくて]
えっと……。
[とにかく説明しようとすると、ずきり、とまたあの頭痛が圧し掛かり。
言葉を途切れさせて、頭を抑えていた]
・・・なるほど、ね。
[戸惑うエリカの様子を見て、シャロンが小さく息を吐いた]
理由が無いということ。それが答えよ。
貴方は本質的に、人間と人狼を見分ける力を持っている。
―――つまり、霊能者。
その力を貴方は持っている、ということよ。
・・・逆に言えば、貴方が人間だという証でもあるかしら。
霊能者を騙る人狼なんて、ほぼいないわ。
その力はあまりに知られなさすぎて、人狼でも化けきれるような能力じゃないからね。
[階段を下りてきて、ディーノに声をかけられる。]
ぁー、エリィ熱出したっぽくてさぁ。
薬と…それから……
[言われたものをマスターに伝えて、準備してもらう。]
[そのうち、夜気が体に染み渡ってきて。
立ち上がると、一度ふるりと全身を震わせた。
空には満点の星。それに月。
人狼さえいなければ美しい夏の夜、ただそれだけなのだが。]
ま、…始まったもんはしゃーねぇよな。
[やるべきことをやるだけ。
そう独りごちて、宿の表玄関へ。]
エリカが?
そっか…リエータがここに居た理由ってそう言うことか。
[おそらくエリカ自身は大人しくしているべく寝ていたのだろう。黒猫だけ、食いっぱぐれないように降ろしたのではないか。そう考えて一人納得する]
そんなに酷くないと良いんだけど。
[大丈夫かな、とサラダをつつきつつ呟く]
見分ける力……?
霊能……者?
[シャロンの説明に出てきた言葉を繰り返す。
知らない言葉。
でも、知っている言葉]
『……それが、役割……』
[不意に、意識の奥に、閃く声]
『問いかけて、答えてもらうの。後は、光の色彩』
[ここにはいない、誰かの声。
それに半ば囚われた意識は、後半の説明を、どこまで聞いているのか、定かではなく]
もう一つだけ聞かせて、エリカさん。
貴方は、リディアさんの死体を看取った。
そして、霊能者の力があるなら、あの子が人間なのか、人狼なのか、視えたはず。
・・・酷なようだけど、それを教えてもらえるかしら。
私が、クローディアから受け継いだ力で、人狼が2人ということは分かっているの。
だから、もし、ノブの言う通り、リディアさんが人狼だったとしたなら、大きな前進。
クローディアを・・・殺した人狼を駆逐することに近づくわ。
ねえ、お願い。エリカさん。
同じ様に、友を失った仲として、リディアさんがどっちだったのか・・・教えて。
…感染しちまったかなぁ…?
[心配そうにポツリと呟いて、あれこれ用意してもらったものを抱え込む。]
ぁー…誰か手ぇ開いてたら、手伝って欲しーんだけど…
[流石に全部いっぺんに持つのは無理。]
[扉を擦る音。聞き慣れた音にカウンターから立ち上がる]
パトラッシュだ、今開けるよ。
[扉の前で声をかけて。ドアノブを捻り扉を開けた]
あ、それじゃ手伝おうか。
立ったついでだし。
[扉を開けた体勢でグレッグにそう答えて。ちょっとだけ待ってー、とパトラッシュが中に入るのを待つ]
〔黒猫が、にゃぉん、と鳴く〕
そうだな。ご主人様が心配だろ。
レッグ、半分持ってやるよ。
〔宿の主人から軽い食事と飲み水の乗った盆を受け取ると、階段を登り始める〕
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