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どして……。
やぁだ、て……いって……。
[投げられる言葉は、無垢であるが故か。
痛みすら伴う、響きで。
それは、いつか向けられた露草色の若人の言葉と良く似ていて。
似ているからか。
それでも異なるとわかるが故か。
他には沿わぬとの誓いがもたらす、小さな錯乱。
それに弾かれるよに。
跳ね上がって駆け出して。
鞠は抱え、仔うさぎは置き去りに]
烏賊 ラスは、自警団員 ガウェイン を投票先に選びました。
空の君、心次第だよ。
叶わぬと思うて望むなら、
叶うはずもあるまいな。
[返す女の声は淡々として、鈴を転がすようで]
本物とやらになる必要はあったのかな、
此方に其方の事はわからぬけれども。
人の世にては叶わじとも、
妖の世にては叶う願いもあるかも知れぬね。
[ゆるり、伸ばした手は、そうと、その髪を梳こう]
[幼すぎる言葉に]
[小兄がどう思ったかなどもわからずに]
あ!
ふうれんっ!
[走り出してしまった小兄を]
[止めるなどできず]
[慌てて立ち上がって]
[仔うさぎにも目を留めず]
まってっ!
まって、ふうれんっ!
[その後を追って、走り出す]
[白い花が、そよそよゆれて]
[白い仔うさぎは、ただ見ているか]
投票を委任します。
少年 ネロは、烏賊 ラス に投票を委任しました。
/*
雅「しかし毎度の事ながら独り言及び赤(墓・緑・青)での内面描写をすっ飛ばすのは悪い癖だぞ?正直やってる俺もついていけねぇ部分があんだが」
分かってるつもりなんだけどねぇ…面倒臭くてつい。
雅「(溜息)まあ良い。それじゃ解説頼むわ」
はいはい。えーと、烈琥については『人であった頃の友。弟的存在。神隠しから帰って以降両親にすら疎まれていた雅詠を唯一兄と慕う少年。雅詠が家族を亡くし寺に引き取られてから逢っていない』と言う基本設定(弾かれ村人になった時用)がありまして。
雅「思いっきり平○だな」
うるさい。で、烏の経験者COを受けてパターンを3つほど考えたと。
/*
1.烏=烈琥。まあよほど誘導しないとこれにはならんだろうと思ってた訳ですが。
雅「そんなのに無条件で飛びつく行き当たりばったり人間はお前だけだ。ってか何事もなかったかのように続けるな(長すぎたので途中で分けたのである)」
(無視)2.烏と烈琥が知り合い。こっちの流れで普通にいくかと思ってたら…。
雅「3に行ったと。ってか2は明らかに後付けに見えるんだが」
(無視続行)でその3…普通に村人なら生まれなかったパターン。
雅「良いからさっさと言いやがれ」
【 雅 詠 = 烈 琥 】
雅「…………はぁぁぁぁ?!」
(耳塞ぎ)いや、大好きな雅詠兄ちゃんが自分を庇って村を追われたショック+雅詠兄ちゃんから聞かされ続けた天狗の里への憧れから里に呼ばれ天狗に選ばれる→今回呼ばれた時記憶の混乱から自分を雅詠と思い込むと言う流れ。
雅「…………とりあえずその元ネタかSNSのメモを見ないと微妙に分かりずらいのをなんとかしやがれ…」
[鎮守の森で笛を吹く。誰そ聞かせるためだろか。]
[ピィー…ヒャララ…ピィー…ヒョロロ…]
[否、人影は他になし。
濃い緑の木の上に、白の衣が揺れるだけ。]
[駆けて、駆けて、ただ駆けて。
足元はおぼつかぬよで、確りと。
それは、森に隠れ住みし暮らしの賜物か]
……いらないのにっ……。
[振り絞るような呟きは、恐らく誰の耳にも届くことなく。
駆けに駆け、目の前に館を捉えれば、白の内。
紛れるように、身を翻して違う方へと。
巡り、駆け、求める先は、慕わしきものと暮らせしその地に良く似た場所か]
[時間をかけて、館へと辿り着き、雅詠の身体を上がり口へと座らせる]
誰か…
[と、声をあげる前に、わらわらと駆け出て来た童子達が、軽々と男を抱えて行く様に、ぽかんと口を開け、見送った]
やれやれ…今も昔も…天狗の里には不思議が多い。
[吐息をついて、肩を竦めた]
[その姿は白の花に紛れ]
[一瞬見失えば]
[はたと立ち止まる]
[目前に館]
あかんよぅっ……
みんな、かなしいの、やじゃぁ……!
[きょろきょろと]
[あたりを見回して]
[どちらにいったのか]
[あの仔うさぎならわかろうか?]
[視界の端に先にわかれた大兄をとらえども……]
[ピィー…ヒャララ…ピィー…ヒョロロ…]
[面は被衣に隠されて、僅か覗くは飴色に寄せる撫子色。
さあ、と木の葉揺らして風吹けば、音色を乗せてゆくだろか。]
[ピィー…ヒャララ…ピィー…ヒョロロ…]
[緑の帳に駆け込んで、はあ、とひとつ息を吐く。
数度、ふるふると首を振り、気を静めれば]
……笛……?
[そう、遠くなき場所より響く、静かな音色。
それに惹かれるよに、ゆらり、深き緑の闇の奥へと踏み込んで]
……だれか、いるの?
[梢に向けて、そう、と問いを投げようか]
/*
雅「…要するに『共に天狗になったのに再会した記憶がないのはおかしい』と言う訳か」
お、立ち直り早いねー。
雅「そりゃあ散々鍛えられてるんでな…(ジト目)」
なんか言った?
「んにゃ(真顔スルー)まあそれは兎も角こりゃ確かに俺が村側なら何も問題なかったな。むしろエピで「俺も連れてってくれ!」とか叫ぶ布石になる」
まあ実際は全然意図せぬ所に別の布石が出来てた訳だけどねー。
雅「ああ、>>1:*17の事な…」
あん時は村人時設定使う気無かったんで普通に今回2度目想定にした訳だけどあの設定使う時点で3度目になる訳でー。
雅「ってかほしまつりの頻度が分からないから別に良いんだが…最初の実年齢不詳バージョンならそれこそもっと来てる可能性もあんだろ、なんで今回で2度目3度目なんだよ…」
――おや。
言の葉が返らぬと思えば。
[童子ら笑ひつつ、何ぞありしか告げようか。
その声はやはり天狗の耳にしか届かずに、
ひそひそ、くすくす、ないしょのはなし。]
[ふいに届くは幼き声。笛はぴたりと歌うをやめる。]
誰そ? 我は我…ゑゐかじゃ。
そなたこそ、誰そ。
[声の主を探すがごとく、身を乗り出して下見やる。
緑の中で月白は、ふわりゆらりと風吹かれ。
幽玄のごとく見えようか。]
[梢に投げた声、それにこたえるように笛の音が止まり。
返るよに、誰何の声が降ってくる]
えいか……?
[のねえさま、と。それは寸前で口にせず]
ええと……風漣……。
[自身の名を告げつつ、上を見る。
緑の帳、その内に浮かぶ色彩に、ひとつ、まばたいて]
……邪魔をして、しまった?
[続く問いは、どこか不安な響きを帯びるか]
[ゆると首を振り]
[どこへいったかもわからないけれど]
[小兄のあとを追おうと]
あ。
うさぎ
[あの仔ならわかるだろうかと]
[元いた場所に戻り始める]
…ああ、そなたか。
[風漣と聞けば僅か安堵したように、視界遮る被衣を肩へと落とす。
表れし面には、涙の痕も笑みもなく。
いつものように愛想のない――表情乏しきままだろう。]
…否、なにも邪魔などしてはおらぬよ。
我こそ…邪魔をしてしもうたか?
[上からではよく声が聞こえぬのか、笛を仕舞いて身を空へ。
とん、と地へと降り立てば、首を傾げてみせようか。]
[戻った場所で]
[うさぎは草を食べ]
……ふうれん、どこいったんじゃろなぁ
[小さな声で呟いて]
どこだか、わからんかなぁ……?
[仔うさぎは首を傾げる]
[子供も同じく首を傾げる]
元気にのうて、
笑うてくれたら、
みんながそうであったら、良いんに……
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