人狼物語 ─幻夢─


14 ほしのまつり

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学生 エリカ

[空には薄く雲がかり、白き夜になったよう。
ぽつり一粒落ちたれば、それが合図であったよに、雨の帳が下りゆかん。]

[天も地も、その間さえ。全ては白く染まりゆく。]

(19) 2007/07/25(Wed) 13:41:28

学生 エリカ、さああ、さああと霧のよに。白を濡らして雨は降る。

2007/07/25(Wed) 13:43:33

孤児 オーフェン

[さああ……と。
音を立てつ、降る雨に。

慌てつ、鞠と仔うさぎを座敷へと。
しかし、自身は、何か思うよに。

降りしきる、雨の内に立ち尽くす]

(20) 2007/07/25(Wed) 13:48:05

くの一 アヤメ

〔雨は森にも等しく降り注ぎて、
 緑もまた滴に濡らされてゆく。

 されども深き色は薄まらず、
 ますます闇の中へと没するか。

 女は嘆く空を仰ぎて紫黒を瞬かし、
 音もなく地へと降り立たむ。

 其はまるで黒き蝶が下りたやう。〕

(21) 2007/07/25(Wed) 14:00:31

くの一 アヤメ


 雨は空の涙と言うたかな。
 

(22) 2007/07/25(Wed) 14:00:56

くの一 アヤメ、ぽつり、独り言つ。雨の中にも不思議と通る声。

2007/07/25(Wed) 14:01:18

学生 エリカ

[無我の境地のそのままに、白拍子は舞い踊る。
額に結びし玉の汗が、雨と混じりて散りゆかん。]

[白き衣は雨に濡れ、袖翻るも重くなり。
やがて手に持つ扇すら、しとどに濡れて用なさず。

――はたり、それは落ちようか。]

……ああ、ああ。
我は………

[濡れるに任せ立ち尽くし、琥珀は虚ろに天を見る。
頬を伝う涙は、空の流したものや否や。]

(23) 2007/07/25(Wed) 14:04:59

くの一 アヤメ

〔白き野から緑の森へと眼差し移せば、
 その先に見ゆるは藁葺き屋根の家数件。

 濡れる草々踏みて其方へと歩みゆくも、
 そこには人の姿はとんと見当たらず、
 小さき生き物の雨宿りをするばかり。

 壁に立てかけられしは蛇の目傘が一張、
 手に取りて天に翳し広げて見てみれば、
 滅紫に白き輪が色鮮やかに満ちてゆく。

 緩やかな足取りで緑の森から白き野へ、
 その先に見ゆるは立ち尽くす白拍子か。〕

(24) 2007/07/25(Wed) 14:12:51

孤児 オーフェン、ゆる、と頭を振る。濃色の髪から零れる、澄みし滴。

2007/07/25(Wed) 14:15:51

学生 エリカ

[白き野に立つ白にも、緑の森に下りつ黒にも、
庭にて物思いに耽る童にも、雨は等しく降り注ぐ。]

[琥珀はやがて瞼の内に、青く鈍る髪ふると振り。
ふらりふらりと白の影、何処へかと歩み出さん。]

(25) 2007/07/25(Wed) 14:20:53

学生 エリカ、濡れた前髪張り付けば、前から来やる黒さえ見えぬ。

2007/07/25(Wed) 14:23:36

孤児 オーフェン

風邪をひいたら、叱られてしまう……?

[滴と共に、零れ落ちるは小さき声]

あたたかくしないと、いけないね。

[呟いて、伏せし紅緋を童子たちへ。
さざめき笑うものたちに手を取られ、湯殿へと。

瑠璃紺の絎紐を解き、白花色の小袖を滑り落とせば。
現れ出でるは、何れでもなき性なき身体。

それを湯に沈めて温めて。

温もり取り戻したなら換えの衣に身を包み。
小さき部屋を童子に求め、鞠と共に*独り眠りに捕らわるるか*]

(26) 2007/07/25(Wed) 14:24:06

孤児 オーフェン、メモを貼った。

2007/07/25(Wed) 14:25:21

くの一 アヤメ

白の君。
雨に降られては冷えるよ、
身体を悪くしてしまう。

(27) 2007/07/25(Wed) 14:31:01

くの一 アヤメ、くるり、手首を返して白へと傘を差し出そう。

2007/07/25(Wed) 14:31:51

自警団員 ガウェイン

[昼餉の最中表からさああ、さああと音がすれば粥を啜る手を止めて]

とうとう降ってきたか―

[声の色には外に出ているだろう者達への心配が混じるか]

(28) 2007/07/25(Wed) 14:34:24

学生 エリカ、掛けられし声に、のろのろと頭を上げる。琥珀は曇りしまま。

2007/07/25(Wed) 14:35:09

くの一 アヤメ

はてな、どうかなされたかな。
天つ雨に水面が荒ぎにでもなられたか。

 [眼差しは白の海に沈む舞扇を捉えるか]

迷い子になってしもうているよ。

(29) 2007/07/25(Wed) 14:41:56

学生 エリカ

[白にけぶる景色の中、紫黒のおなごは目を惹き付けて。
告げられし言の葉に、ややあって琥珀を朱の爪彩る手に向ける。]

…否。

[差し出す手に手を押し当て拒めば、冷えた身体が伝わろう。]

我には…もはや意味なきゆえ。
そなたが御身、冷やすしてはならじ。

[やや遅れて、言の葉付け足さん。]

(30) 2007/07/25(Wed) 14:44:32

学生 エリカ、くの一 アヤメの眼差しをのろと追い、迷い子の扇をぼうと見つめ。

2007/07/25(Wed) 14:46:42

くの一 アヤメ、はたり瞬き、くるり傘を回して滴を弾く。

2007/07/25(Wed) 14:51:14

学生 エリカ

…なにもない。
水面を鎮めんと…試みんと舞っただけじゃ。

[傘受け取らぬまま、舞扇の傍に腰かがめて掬い上げる。]

……そなたこそ、何故に。

[それは白き野に居ることか。
はたまた、天狗の招きに与りしことか。
琥珀は舞扇に注ぐまま、ぽつりと小さく呟いて。]

(31) 2007/07/25(Wed) 14:53:55

くの一 アヤメ

其方がなにもないと言うのなら、
此方にもなにもないと同じだね。
心はみえぬものなのだから。

 [手は引けども先の言葉には応えず]

来たいと思ったからではないかな。
あるいは、居たくないと思うたがゆえに。

(32) 2007/07/25(Wed) 14:57:32

くの一 アヤメ、其は何方に向けた言の葉か――

2007/07/25(Wed) 14:58:23

くの一 アヤメ

ここにては誰しも同じ、
用なきも意味なきもなかろうよ。

現世にての理は天狗の地にては通じまい。

(33) 2007/07/25(Wed) 14:59:41

学生 エリカ、くの一 アヤメの言葉に、振り仰ぎて紫黒を見つめ。

2007/07/25(Wed) 15:00:23

くの一 アヤメ、ふたび、えいかへと傘を向け。受け取らずとも掲げるまま。

2007/07/25(Wed) 15:00:31

学生 エリカ

…我がないと言い続ければ、それはそなたの真になろうか。
それとも、心見えぬであれば、あろうとなかろうと変わらぬか。

[己に問うよに零した後で、はたと琥珀に光が戻る。
慌てふるると首振れば、髪から雫が飛び散るや。]

(34) 2007/07/25(Wed) 15:06:50

くの一 アヤメ

此方は其方の望むがままに。
それが此方の在る意味なのだから。

心なくば唯のひとがたに過ぎぬ、
心あるとは即ちいきる事。

全ては何を望むか、それだけよ。

 [謎かけのような言の葉に真意は見え難い]

(35) 2007/07/25(Wed) 15:17:12

学生 エリカ

来たいと望むも、居とうないと逃げるも。
理通じぬこの地では、さても変わりはせぬじゃろか。

なれば理知るは天狗のみ。
やれ、用も意味も消えし神巫に問わねばわからぬか…。

[謎かけのよに紡がれし声に、出した答えは正か誤か。
傘掲げられれば、眉しかめ急ぎ立ち上がり。
そなたがが濡れると手を重ね押し戻せば、相合傘となるだろか。]

(36) 2007/07/25(Wed) 15:17:35

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