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[人気の無い弓道場…弓道衣姿で座禅を組んでいる]
…………
[小一時間もそうしていただろうか、やがて、ゆるりと瞼を開いて、傍らに置いた弓を取った]
っあー、面倒くせ…。
[ドアノブの金具に数分間四苦八苦しながら、漸く部屋のドアを開ける。
(結局苦労したにも関わらず静電気を食らうハメになったが)
小さな痛みの走る指先を軽く振りながら、廊下へと踏み出そうとして。]
……お供え物?
[ちょこんと3つ並んでいるおにぎりを、思わず凝視する。
確かに、ドアの前に誰かが来た気配はあった気がする。
まじまじと3つのおにぎりをみつめながら、差出人の正体を考えてみて
…考えた処で、思い浮かぶ人物なんて1人ぐらいしか居ないのだけれど。]
…えーと、ありがたくいただきます?
[空腹なんて、色々有りすぎて忘れていた。
自分はあまりにも食に拘りが無さ過ぎる、とちらり考えながら
有りがたくラップに包まれたそれを拾い上げる。
…アルミホイルに包まれていなくて良かった、とか少し思った。
おにぎりの一つのラップを剥がしながら、階下へと降りる。
歩き食いが行儀悪いのは知っているけれど、知ったこっちゃ無い。]
アズマが「時間を進める」を選択しました
[ポケットの携帯を片手に。圏外という左上の表示は一昨日からずっとそのまま。
アドレス帳を開いて、マ行の一番上に表示された名前。夏休みに入る前、少し唐突にも思えるタイミングでアドレスを聞いて来た少女。彼女が恐らくは。そして彼女も、]
……
[小さく口唇が動き。
はらはらと降る桜の花片が一枚、画面の上に*落ちた。*]
ヨウスケが「時間を進める」を選択しました
/*
使うかも知れないネタメモ。
古今和歌集ばっかり。
花散らす 風の宿りは 誰か知る 我に教へよ 行きてうらみむ
かきくらす 心の闇に 惑ひにき 夢うつつとは 世人さだめよ
春の夜の 闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる
*/
[射場に立ち、無心に弓を引く。離れた矢は、過たず的の中心に立つ。続けざまに次の矢を番え、弓を引く…競技では有り得ない連射だが、流れるような動作に迷いは無い]
…ん、おかか。
[一口、二口と食べ進めて、出てきた具材の名前をぽつりと零す。
…塩握りかと思っていた。意外に豪華。
むぐ、と更に一口含んで。顎を動かしながら給湯室へと入った。
冷蔵庫にペットボトルの緑茶を引っつかんで、
ボトルの蓋を外しながら給湯室を早々に後にする。
…流石に腕が足りないので、2つのおにぎりはポケットの中。]
[ただ立ち食いするのも味気ないな、と
ぼんやりと思考を巡らせて、思い出したのは一つの場所。
正しく言えば、そこ以外で昼食を取ることは久しくなかっただけだが。]
あー…久しぶりに、行くか。
[其処まで口に出して久しぶりと言うのも語弊が有るな、と少し思う。
夏休みに入ってから、まだ、数日しか立っていない。
──随分と、昔の事のように思えてしまったけれど。
玄関まですたすたと歩を進めて、靴へと履き替える。
再び、ドアノブで暫くの苦労を要してから、外へと踏み出した]
[ゆっくりとした歩みは、通いなれた校舎に向かう。
塩っ気で乾いた口の中を、緑茶を一口仰ぐ事で潤した]
…っと、と。……佐久間センパイ?
[校舎へと向う途中、
ぼんやりと桜の木の下で佇む姿に、僅か眉を寄せる。
一瞬、声を掛けようか考えて、やめる。
気軽に、声を掛けるような雰囲気でも無かったし
何より現状、繚乱の桜に足を運ぶ心境なんて、
そう心軽いものでもないと、容易く想像できた。
少し離れた場所から暫しその様子を眺めて、小さく溜息を零す]
……ん。
[微かな声が聞こえたか、気配に気付いたのか。ゆると目を向けた。
少し離れた場所に人影を見つけ、何度か瞬く。]
…加納、君?
[少しの間があって、数日前に寮の共用スペースで会話した少年の名を紡ぐ。]
[少し離れた剣道場に、人の気配があった。思わず近付いて覗き込むと、一心に竹刀を振るマコトの姿]
…………
[数刻、その姿を見つめ、黙って離れる。]
[むぐ、とおにぎりを一口頬張って、ふと視線を向けられる。
声に出した癖に、声を掛けられるとは考えなかったらしい思わずゆるりと目を瞬いた。
しかし、そのまま軽い言葉を掛けるのも憚られてて
肯定の言葉の変わりに、ぺこ、と軽く頭を下げる。]
…ういス。…邪魔しました?
[…何だか、佐久間センパイとは逢う度に何か食ってる、と
頭の端で考えながら、佇んだまま短く声を掛けて]
[昨日も一昨日も、そして今日も
吹奏楽部の練習室にはフユ一人である。
窓と扉を閉めきり、自然光だけが照らす空間に空調の作り出した風が涼やかに吹く。]
[夢。夢を見た。それは5年前にいなくなったコトネちゃんの夢
マコトの家の分家の一人娘だという彼女は休みにやって来るたびに私たちと一緒に遊ぼうと、マコトの後についてきていた
マコトは彼女のことを持て余していたようだけど、マコトが彼女に冷たく当たるたびに彼女が悲しそうな目をしていたのを何となく感じていた
私が口出しをして、彼女を輪に入れることも何度かあったが、それでもマコトの彼女に対する態度は素っ気無く、彼女は悲しそうな目をしたままだった
だからあの日。夏祭りを明日に控えた5年前のあの日。お節介にも私はそんな彼女の気持ちを伝えるためのひとつの作戦を立てた
……だが。まさか、あんなことが起きるとは思ってもいなかった]
[作戦といっても何てことはない。コトネちゃんに、黙ってマコトの家から出てくるように言い聞かせ、彼女が待っている場所へマコトが行くように仕向けるといった子供らしいアイデアだった
彼女にそこに居るように言った場所は祭りを控えた地元の神社の境内
その日口実をつけてマコトの家に居た私は、マコトが遠回りに神社へ来るように仕向けると、すぐに神社に向かい彼女に合流しようとした
だが、辿り着いた神社で目にしたのは、季節外れに満開の花を咲かせた境内の桜の木とそれを見上げるコトネちゃんの姿。私は呆然とその光景を見ていた
どれだけその光景に目を奪われていたのか。ハッと気がつくと石段を駆け上がってくる足音
結局私は彼女に声をかけることが出来ずに、そばの手水舎の後ろに隠れた]
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