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[音を紡ぐように動いた唇が呼んだのは上手く聞き取れず、
ショウの名ではないことだけを理解する。
普段とは異なる様子に、寝ぼけているのかと考える]
…起きたかー?
こんなところで寝てたら、
風邪引く…より、熱中症になるぞ。
[辺りの空気は熱を孕んでいる。
手を団扇代わりにして、払った]
実はそーなんデス。…まぁ、真面目に勉強励んでると
普通は知る機会なんて無さそうッスけどね。
残念ながら、真面目とは程遠く言えない人間なんで。
[ちょ、黙ってて下さいよ、と笑いながら告げられる言葉に狼狽えるも
と、続いた問いには一瞬驚いたように目を瞬いた。
しかし、直ぐにけらりとした笑みと共に校舎へと足を向ける。]
もっちろん、どーぞ?
景色の良さだけは保障出来るんで。
[手に残ったラップを握りつぶしながら、ポケットへと突っ込んで
そのまま、先導する様に一歩先に校舎へと*踏み入れた*]
見付けたんだ。
……うん。「今は」ね。
[考える。例えばもしこの小さき憑魔が、司へ襲い掛かって行ったとして。勝算は?
そればかりは分からない。
司に討たれれば。幾分か、敵に塩を送ることになるが、それが致命的になるとは思えない。やや厄介ではあるが。だが司に傷でも負わせておいてくれれば?
それとも司を殺し、喰らえば?
それならそれで。それからでも構わないかも知れない。
そう急くことはないのかも知れない、とは思い至るが結論とすることはしない。]
[その手の動きに、夢も飛んだか。
はかないそれに惑わされたものの、焦点を結ぶ]
……あれ?
ショウちゃんせんぱい?
[ようやく名を当て、起き上がる。
だけれど口にするのは]
今、おにいちゃん来てませんでした?
なんか、いた気がしたんですけど
[首を傾げて]
やっぱり部屋にいるのかなぁ
/*
せるふめも。
サヤカ−ウミ−マコト
| |←(?)
フユ−マイコ−ヨウコ
\ |
ヒサタカ−ショウ−アズマ
\ |
ヨウスケ
こんな感じだろうか……。
*/
/*
何処を崩すと誰に影響が出るのか
ドミノ倒し。
ショウとマイコあたりが
キーパーソンというか……縁故が多いんだよな。
明るいキャラって良いですね。陰気ですみませんorz
*/
そ、…はよーす。
[風を招く手を軽く左右に振って、挨拶代わり]
おにいちゃん?
………って、亘か?
マイマイ、名前で読んでなかったっけか。
[問いかけには、知らないと首を振る]
………いないのか?
[チリ、と。何処かで、違和感を覚えた]
/*
勝手に妄想。
関係性的に面白いのは
男性陣だけで考えるなら
ヨウスケ→アズマ→ショウ→ヒサタカの順番かなあ。
日数ギリだけど……。
あと、ヒサタカがそこまで長期の生存を
元々予定していないんじゃないか、と想像するのですが。
如何なものでしょうかねえ。
……凄く傲慢な物言いですね、これ。orz
*/
うっわー、寝ちゃってました?内緒ですよ!
[あわあわとさた様子をかくすこともなく、ぴょこんとマットからおりて]
……?あれ、そうでしたっけ?
[名前で呼ばれるのが辛いと、こわいとまであった走書き。
生前にいわれた言葉とあいまって、そうよんでいたのだと頭は考えたく。
だけれど昨日、マコトに刺激された「しっている」彼女が動きはじめて、頭がいたんだ。
少し顔をしかめるも]
んー部屋からいなくなってたんです
バスケやってるのかなぁって思ってたのに。
あ、それともやってたのかなあ?
[視界の端にひとつ転がるボールを見て。]
/*
↑別に、マコトの事を忘れている訳ではありません。
しかし女性陣はうち二人憑魔だからなあ……。
というのはまあ、完全に妄想ですね。
村側がどういうバトルスケジュールを組んで来るか
が、楽しみです。
それよりまず先に考えないといけないのは
村側の皆さんにどうやってバトルに走ってもらうかなのですが。困った困った。
*/
[いつも一緒にいるのに、
昨日は姿を見なかった。
こんな事態だと言うのに。
フユから聞いた名の中に、
ワタルの名前はなかった。
………何処に行ったのだろう?]
内緒、ってか。
こんなトコで寝てたら、危ないだろー。
[マイコの内心の動きは、ショウには読み取れない。
飛び降りるのに合わせて、1歩後ろに下がった。]
そうだったと思う、ケド。
やってないだろ、
………こんな時だし。
いつから、いないんだ?
[2人を見上げて、子犬が鳴く。]
あはは、元気がとりえでーす!
[にこにこと笑って。
それから亘の呼び名に首をひねる]
ん……と。わた……
[だけれどそれは途中でとまる。呼びきれない]
……あれ?
[今の彼女はそれをしらず。ついだ言葉にも首をかしげた]
こんなときって?あ、あついとき?
いな……くないよいる!
[いつから。
昨日のどこにも姿を見付けられないと思うより先に、言葉が落ちた。
自分でわけがわからなくなって、片手で口をおさえる]
―アーチェリー場―
[彼女が手にしているのはいつも彼女が使っているものよりも強い弓
静かに弓を構え、矢を放つ。そうして着弾点からサイトの照準を微調整すると、再び矢をつがえ、先ほどよりも強く引き絞ると]
ひゅんっ……がすん
[矢は的の真ん中に命中し、さらに的の中程まで突き刺さる
構えを解くと、ジッと矢の突き刺さった的を見つめ]
…………仮に。あの化け物が今いる誰かに成り代わっているとして。これでも殺しきれるのかな
[昨日の夜、サヤカに言った言葉通り、最後まで足掻いてみせるつもりではある
しかし、それがどこまで通じるかは彼女にとっては未知の領域
不安が無い訳がない]
……っ
[犬の声は昨日も聞いた。
昨日、亘は食事を食べたか?
いや気分が悪いと部屋にいたのだっけ?
頭の中で、そうであってもおかしくないものを探す。
……それが意味することなんてわかっていたけれど、そうだとしってしまうことは則ち自分が彼を苦しめたという事実]
い、ない?
[触発されたのか。唇がそう動いて……]
ない、よ……
[頭を押さえて、扉の方へいこうとする。
とまったはずの涙がまたあふれていた]
/中/
鳩の電池に不安ありなので、一人遊び
とりあえずフユが仮面の男っぽいこと言ってるけど、残念ながら日程ほかメタな理由で「恋人を撃ち堕とした日」は出来そうにないのであしからず
[吹奏楽部の倉庫として使われている隣部屋へ、練習室から直接繋がる扉を開けた。
壁際には大勢のためのパイプ椅子が、畳んで立てかけられていた。自分で楽器を所持していない部員へ貸し出す為の楽器や、全員が使用する譜面台、コピーして部員へ配る前のスコア譜が、所々で列を乱しながら棚に並んでいる。
棚から、黒い革製の鞄を引き出した。それは榎本芙由が、通学に使用するのとは別に使っていた物で、中にはかなりの枚数の楽譜が整然と、一定の法則性をもってファイルに収めて分類されて詰まっていた。
その隙間に、何冊かの本もある。幾冊かは、文芸部から拝借したもので、印が捺してあった。鞄はかなり重い。持ち歩く事を想定していなかったようだ。]
[ふらふらとした体は軽く捕まれて。]
いるとちいさく呟いて]
…でも、いない?
[思い出せない、思い出したくない。すこしうえの顔を見上げる。
迷子のような顔で]
[何度か瞬いて]
今はまだ無謀、なんだよね。
だからまずはお腹をいっぱいにするんだ。
そうすれば力もついて、司にも負けなくなる。
うん、ちゃんとできるよ。
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