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そっか。
[人間のおじさんは、少しだけ疲れてるように見える。
人間は、あまりイレーネみたいに無理出来ないって聞いた事あるし。
…大丈夫なのかな? 少しだけ、不安。]
おねーさん、お帰りなさい。…エーリッヒも。泥だらけ。
[たくさん、探してくれたっぽい?大変だっただろうな。
ユリアンの近くに居る白猫に、視線を向けて]
ん。
さんきゅー。
体力だけはありあまってるから大丈夫さ。
[イレーネやハインリヒには笑いかけ、やってきたユーディットにも手をあげて挨拶。
ダーヴィットに助けは大丈夫、と目配せしつつ屋敷へ→]
[『全員それができる訳じゃなさそう』。
それは現状、一番の悩みの種。
荒事になった場合、セレスにはそれに対する力がない。
そう言った力は、『器』に集約されているから]
それに……。
[セレスを守ると、言ってくれた者も、それは同じく]
まあ、俺がしっかりしてればいいんだろうが。
[零れたのは、小さな呟き]
< しゃがんできた、ユリアン。猫はにゃあ。となきました。
森の方、みてきたよ。
そんなこと、言おうとしてるんですけど、言えはしません。
とりあえず、ちょっとはなれて、ふるふると泥を払いました。落ちません、しめってるから。
それから、イレーネにうなずくように、にゃあーとなきました。どろだらけです。 >
[手を差し伸べないのは、先刻まで居た山頂で一晩溜め込んだ雷撃の精霊力が、この小さな生き物にどう働くか案じたせい]
遊んで来たのかな?それとも探索に協力してくれてた?
[手を出さない変わりに笑みを浮かべる]
[対ならぬ対、なれど私は彼の竜ほどに気配は読めなくて。
遠くはないと知らぬまま、緩慢に果樹園を歩む]
[それとも繋がりし輪により、薄くは感じていたのやもしれぬ。
種を植えしは、いずれ私が此処を離れても…彼の仔に何か残せぬか考えたがゆえに]
< あそんで、という言葉には、猫はおこったような声をあげました。
探索、ということばに、おおきくうなずきました。
でも、結果はかんばしくないので、すぐにしゅーんとしました。>
…そうなの?
[きょとんと蝙蝠を見た。ただし警戒心は皆無。
それでも彼はバタバタと何かをエルザに抗議していて。
言葉の内容は分からないので、こてんと首を傾げるだけ]
うん、お役に立てればいいんだけれど。
エルザさんもあまり得意じゃないの?
じゃあ得意な人いませんかって探す方が早いかな。
[それが危険も伴うというのは、彼女の思考の内になく。
階下から響く音や声に気が付けば]
…ん、丁度帰ってきた人達もいるみたい。
みんな色々な所探したりしてたのかな。
行ってみる?
晩御飯でしたら、お鍋を用意しておきました。
暖めればすぐ食べられると思います。
野菜のみとお肉入りと2種類用意したのでお好きな方を。
[庭先の人達に頭を下げてから屋敷へと]
[肯定みたいな声が返って来たから、多分探してくれたのかな。
すっごくドロドロ。何処だろう。……森の方?
探すの、手伝ってもらったら、悪かったかなぁ…。
少し可哀想になって、白猫に近付いてみる。しゃがんで、手を伸ばして]
おつかれさま。ありがとう。
ドロドロ、落とした方がいいねぇ。
[ふるふる身体を振る羽根猫の様子に、笑みを深める。そして探索、に反応したのにはちゃんと気付いて]
そうか、頑張ってくれたんだね。
[しゅんとした様子に、結果も判ったか、けれどそれには何も言わず]
まず泥を落としたら?あっちに温泉があるよ、知ってる?
[突然、伝わってきたコエの近さに、私は驚いて天を見上げる。
翼持つ彼の竜の姿はそこにはなく、次いで辺りを見回さんとする]
何か、あったのですか…?
[やはり姿は見えず、問うコエには心配の響きが宿る]
< 猫はイレーネにうなずき、なきました。
でも、大丈夫、というように、しっぽをしっかり立てます。
それから、ユリアンの言葉にもないて、猫はたっとかけだしました。
温泉にむかって。 >
がっかりしなくても、いいよ。
そこに入り口が無いって判ったら、それも情報。
[さっき人間のおじさんにも同じこと言ったなぁ。とか
ぼんやり考えながら、エーリッヒにも言っておく。
ユリアンの言葉に、炎竜のおにーさんが行こうとしてたのを思い出した。
あそこなら、風邪ひかずに泥落せるかな?
温泉に向かって駆け出した猫の背中を、しゃがんだまま眺めて。]
おやま。
[林檎を追って果樹園へと戻る背を見送りつつ。
ふと、人の気配が増えた事に気づいて]
……出かけてた連中、戻ってきたか。
[向こうにも話しておかないとな、と思いつつ、窓辺を離れ、広間へと]
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