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……ちょっと、久しぶりかね。
[そんな呟きを漏らしつつ、中へ。
広間を覗き、マテウスたちが戻っているなら挨拶をして。
いなければ、中の様子に声は出さずに。
二階へ上がって着替えを用意してから再び一階へ。
冷えた身体を温めるべく、風呂場へと向かう]
[湯を使おうと思ったのは、勿論、身体の冷えもあるけれど。
死者の弔いで移ったにしては新しい血の匂い──『狩り』の跡を誤魔化す、という目的も、込められて]
ふわ……生き返る……。
[ずっと雪の中にいたせいか、湯の温もりに口をつくのはこんな声。
弔いの際に移った鈍い赤い色や泥を洗い落とし、身体を確りと温める]
…………。
[湯から上がり、着替えて。
蒼の髪を拭きつつ、ふと、壁の鏡を見る。
舞い降りる、奇妙な沈黙]
……変わって、ない。
[ぽつり、零れる、掠れたコエ]
見た目は……全然、変わってないのにな……俺。
[なのに、その本質は。
既に、それまでとは違うモノで。
それが自らの選択の果てと、理解はしているが]
……諦めねぇ。
[零れ落ちる、掠れた声]
例え……戻る事が、できなくても……。
俺は……絶対にっ……。
[低く、呟く。
その表情は長く伸ばした前髪に隠され、はっきりとはわからない]
……行くか。
[小さく呟いて、風呂場を後にする。
広間に向かい、置き去りのままの本を今度こそ確保して。
……壁を殴った音の事を問われたら、多分笑って*誤魔化すけれど*]
[傷の疼きは多少収まり、テーブルの上で銃の手入れをする。
右手によく馴染む、無骨な拳銃。
殺すためだけに作られた、鉄の塊。]
やりたくない…って訳にゃいかないもんな…。
[武器をとり、殺さねば…次はわが身。
幾度もそう言われ、そう生きて来たとはいえ、
躊躇わず出来るほどは強くない。
銃口は空に向けられたまま。]
[夕日が森の向こうに沈む頃、男は大鍋の中のポトフに塩と胡椒を振り入れて最後の味付けを終えた。マスタードとピクルスの瓶詰めも見つけて、薬味用にとテーブルに出しておく。バケットは切らずに籠に置くだけにした。まだ食欲の無い者も多そうだ]
ちょっとさみーかね。
[味見しながら目分量の調理だったので、あまり腹は減っていなかった。暖炉に薪をくべて火力を調節し、ついでに外に積んである薪を取って来ておこうと勝手口から建物の裏手へと向かう]
[細い縄で縛った薪の束を肩に抱え上げ、男は紫紺の宵闇に染まりつつある空を見上げる。寒々と頼りなげにまたたく星と、昨夜より僅かにいびつに見える青白い月の面が見えた]
今夜は何も起こらねえといいがな。
[呟いた白い息が闇に溶ける。それは、その言葉の空しさを示してでもいるようだった]
[天に上り逝く者に鎮魂の祈りを]
[やがて全ては終わり]
[すぐ側で交わされる会話に漸く一息ついて]
[森へ向かうと言うアーベルに不安になりながらも、
森には慣れていると言う彼を見送って。
マテウスがこちらを見てどうするかと問う]
[集会場に戻ると言う彼に、もう一度、弔いの跡に目を向けて]
そうですね…もう彼らにしてあげられる事もありませんし。
集会場に戻りましょう。
[そう返して、共に集会場へと向かって]
[さくさくと、雪を踏みしめて]
[誰に聞かせるでもなく言葉を落とす]
神の前では皆等しく…
命ある物は等しく神の子であると。
そう教えられてきましたのに……。
[怒りではなく、ただ理不尽な、行き場のない思い]
[普段は持たない感情を持て余して]
[マテウスが何かを返したかもしれないが、それには答えずに]
冷えた時は、温かいものが必要ですわね。
[と、できるだけ明るくそう言って]
[冷えているのは、体なのか心なのか。多分両方で]
[だから]
[集会場に戻ったなら、温かい飲み物を*作るだろう*]
[鈍い光を放つ鉄の塊。実物を見る機会など無かったから、最初は良く分からなかったのだが。]
・・・・それ。
[正体に思い至って、息を飲んだ。
が、アーベルが姿を見せると意識はそちらを向く。]
お帰り、ベルにぃ。
・・・ユーリィに逃げられた。
[壁の音は聞こえなかったか、聞いていなかったか、兎に角少女の耳には届いていなかったから、掛けたのは少し不機嫌そうな言葉だけだった。]
ん、銃。
ここの安全装置を外して、相手に向けて、引き金を引く。
反動結構あるから、慣れないなら両手でこう構えた方がいい。
[少女の声に気づいて、淡々と使い方を説明する。
もしもの時はきっと、限りなく近い。]
へぇ、オッサン料理するんだ?意外〜。
[腰のホルスターに銃を戻すと、ポトフに手をのばす。]
[薪の束を暖炉の脇に置いたところで、エーリッヒの声が、男の耳に届いた]
意外たあ、なんだ。
最低限の自炊くらいできねーと、貧乏探偵なんざすぐに干上がっちまうんだよ。
[偉そうにふんぞり返る]
─広間─
[広間に入ってすぐ、鈍い煌めきは目に付いた。
すぐ側を掠めた衝撃が、ふと思い返される。
が、何か言うよりも早く、リディの不機嫌な声が耳に届いて]
ん、ああ……ただいま、と。
ああ、大丈夫だ、居場所は大体わかる。
[戻ってきた時に耳にした旋律を思い返しつつ、くすり、と笑って]
本物、・・・ですか。
・・・相手。
[小さく呟く。説明の間、頷いたり構えを真似る様に手を動かしたりしつつも、食い入るようにその光を見つめていた。
少女がそれを手にすることはあるのだろうか。]
あ。
ありがとうございます。
[銃が仕舞われ、視線もまた料理のほうへ向く。]
……自炊できるのはともかく。
その理由って、あんまり威張れない気がする。
[ふんぞり返るハインリヒの言葉に。
思わず小さく呟いたとかなんとか]
うん。
多分フィアちゃんがついてるから、大丈夫だと思うけどさ。
・・・まったく。
[いつの間にやら、黒鳥にも変な渾名がついているらしい。
ひとしきり文句を垂れたところで、ポトフを覗き込む。]
・・・・・・
[例の如く固まった。]
フィアちゃん……って、ザフィーアのことか。
[一瞬、何の話をされたのかわからずに。
それでも、すぐに理解には至ったけれど]
まあ、あんだけ言われてそれでも無茶するようなら、どっかに縛り付けときゃいいしな。
[さらりと酷い物言いをして。
固まったリディの様子を訝りつつ、自分もそちらを見て]
…………。
[無言で額に、手。まだ少し濡れた蒼の髪が乱れた]
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