人狼物語 ─幻夢─


19 白雪幻想

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職人見習い ユリアン、メモを貼った。

2008/01/07(Mon) 15:01:25

小説家 ブリジット

--少し前・広間--

[クレメンスに呼び止められ。][そのまま外へ出る事はなかった。]
[食事を少し強引に進められ。][食欲は全くといっていいほど無かったが、それでも。]
[すこしづつ、すこしづつ、パンを口に運ぶ。][食事を終えるまで、時間は流れた。沢山と。]

[そうしてようやく、ほんの少し血の気の通った頬を手に入れて。]
[今度こそ外へと向かう。][再びクレメンスに呼び止められたが、大丈夫ですと僅かな笑みを返し。]

天使が付いてくれてますから。

[そんな冗談を口にして。][大袋を背負い外へ。][ふらりと。]

(212) 2008/01/07(Mon) 16:24:17

小説家 ブリジット

--外・死体だらけの場所--

[日の光に照らされて、赤い色はより一層鮮やかさを増していた。]
[血の海に沈む千々に飛んだ手足。][息遣いは聞こえない。][鼓動も。][何も。]

…。

[ぎゅぅと大袋の紐を握る。][血には多少なりと慣れていたと思っていたが。][それでもこの量の血は、やはり堪えた。]

[一人一人(判別の付く限り)命の流れを確認したが、どれもこれも、ただの肉の欠片で。]
[その冷たい事実に目を伏せる。]

[神は知っていたけれど。][祈り方を知らないので。]
[かわりにごめんなさいと、小さく呟いた。]

(213) 2008/01/07(Mon) 16:35:11

【赤】 小説家 ブリジット

…。

[銀の意識は、彼女の覚醒とほぼ同時期に起きており。]
[噎せ返るその匂いに心地よく、酔っていた。]

(*44) 2008/01/07(Mon) 16:37:18

小説家 ブリジット

[もう施しても意味のない治療を、それでも赤く染まり骨のみえてしまった腕や足、腹に布を巻き。][本当は埋めた方がいいのだろうが、それをする力は、今の自分には無い。]

[続けていれば、どこか遠くから怒鳴り声が聞こえた。][ぼんやりと声のほうを振り返り。][微かに聞こえるその意味を知る。]

[だが、無言。][それが結果どういう事を齎すか。][それを思い描く余裕はなかった。][ただ、帰れないんだとだけ受け止める。][それが何時までかも分からないままに。]

(214) 2008/01/07(Mon) 16:43:26

小説家 ブリジット

[最後に、ギュンターの傍に座り、その喰い千切られた喉を包帯で巻いてゆく。]

[*どこか遠い目をしたまま。*]

(215) 2008/01/07(Mon) 16:46:53

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/01/07(Mon) 16:48:33

【赤】 小説家 ブリジット

ふ…くく……。

[外から怒声が聞こえた。][隔離。]
[楽しくて仕方ないといった様子で。][銀の声は震え笑う。]

はは…あっはっはっはっは!!!!!!
これだから人間は!!!





くだらない。

(*45) 2008/01/07(Mon) 16:49:07

【赤】 小説家 ブリジット

にんげ〜ん、は恐ろしいいき〜もの。
そ、れ〜はどうしようも、な、い、こ、と〜、ってネ。

[皮肉るように明るい声色は歌う。]

とりあえず全員死ねって言ってるようなモンだよねコレ。
あれか、頭喰っちまったもんだから、強行手段とりまくりナ感じ?

旦那ァ、どする?

[さぁてといった様子で。][銀色を見上げ。]

(*46) 2008/01/07(Mon) 16:52:17

【赤】 小説家 ブリジット

愚か者の人間が。狼の群れの仕業と、素直に思っておけば良かったものを。

[そうすれば、彼等が村人に危害を加える事は無かっただろう。]
[今までだって、人を喰らう時は細心の注意を払い、少し遠い場所を狙い襲い、隠れるように貪っていた。]
[それなのに。][彼等は完全に自分達を敵に回した。][その事実が。][痛い。]
[痛い?]
[内に出た単語にほんの少し言葉は止まる。]
[だが痛いの意味が『今までのようには生きられないから面倒で痛い』という意味に捕らえればしっくりときたので、小さな棘はすぐに消えてなくなった。]

同じ事。邪魔するものは全て。

喰らう。

だがすぐにはせん。
今はこの場に、村の人間の目が全て行っているだろう。

まずはこの場の人間を消す。そうして後は、村を襲う。
少しずつ、ゆっくりとな…。

[低い雑音交じりの銀の声は、見下すように言い。][その策をゆっくりと考える。]

(*47) 2008/01/07(Mon) 17:17:10

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/01/07(Mon) 17:36:58

青年 アーベル

―集会場・広間―

[目覚めは、意識に唐突に。開かれた蒼の瞳はしばし。己の置かれた状況を捉えきれずに呆然と]

……俺……。

[掠れた声。奇妙に、喉が渇いていた]

(216) 2008/01/07(Mon) 17:37:42

【赤】 青年 アーベル

[微かに残る、あまい味。
同じそれを求めるように。
緋色の渇きが感じられる]

……これ……えっと……。

[これは何のあまさだったかと、考えて。

……繋がる記憶。

蒼の風と化しての疾走。
その果てに、なした事。
喰らったモノ]

(*48) 2008/01/07(Mon) 17:37:54

青年 アーベル、「……あ、」と短く声を上げ、身を震わせる。

2008/01/07(Mon) 17:38:27

青年 アーベル

そう……だ。じーさん……。

俺……。

[零れる呟きは、意識の錯綜を示すが如く、震えを帯びて]

……じーさん……死ん……で……。

(217) 2008/01/07(Mon) 17:39:02

【赤】 青年 アーベル



俺が、殺して。

喰らって。
 
 

(*49) 2008/01/07(Mon) 17:39:20

青年 アーベル

う……あ……。

[震える、声。
声だけではなく、身体全体が震えていた]

なんで……俺……俺、は……。

……った……の、に。

(218) 2008/01/07(Mon) 17:39:48

【赤】 小説家 ブリジット

おりょ。

おはよ、兄さん。イイ夢は見れたかィ?

[くすくすと。][声はワラウ。]

(*50) 2008/01/07(Mon) 17:40:07

【赤】 青年 アーベル

[緋色の意識に、コエが零れる]

いらない……って。
おもった、のに

[なのに、何故。
こんなに、苦しいのか。

自身が彼を。
喰らった者を。
心の奥では慕っていた事になど。

気づいてもいなかったから。
痛みの理由がわからない]

(*51) 2008/01/07(Mon) 17:40:10

青年 アーベル

[身体の震えを抑え込むように、自分で自分の肩を掴む。
鎮まらない、静まれない。

誰かに呼びかけられたかもしれない。

でも、聞き取れず。

ふらり。

立ち上がって、外へと彷徨い出た。
押し止める者があったとしても、歩みは止めずに。

白の世界へ。
カラスがそれに続いた]

(219) 2008/01/07(Mon) 17:40:52

青年 アーベル

…………。

[外に出る。ぼんやりとした視界はただ、白のみを映して]

……う……く……。

[零れるのは、低い呻きと、そして]

……わあああああああっ!!!

[絶叫。
言葉で表せないものを吐き出したくて、ただ、叫んだ]

(220) 2008/01/07(Mon) 17:41:32

【赤】 青年 アーベル



[それは、緋色の世界では咆哮として、響いて]
 
 
 

(*52) 2008/01/07(Mon) 17:42:00

青年 アーベル

……た、く……。
ふざ、けろ、じじい……。

[叫びの後、掠れた声で呟いて。
中に戻るべき、と理解しつつも、何故かそんな気になれず。

集会所の外壁に寄りかかるようにして座り込み。
小さく小さく、歌を口ずさむ。

肩に止まり、案ずるように覗き込むカラスの脚。
そこにつけられた小さな飾りは何故か、これまでのように*光を放つ事なく*]

(221) 2008/01/07(Mon) 17:42:25

【赤】 青年 アーベル

……ゆめ?

[聞こえてきたコエ。
混乱を持て余す蒼の風は、それに、微かに震えて]

ゆめなんて……。
いいゆめなんて……。

みれる……か、よ……。

[掠れたコエを、返す。
覚醒間際とはまた違う、不安定さが滲み出た、コエ]

(*53) 2008/01/07(Mon) 17:44:33

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/01/07(Mon) 17:46:11

【赤】 小説家 ブリジット

[咆哮は赤い世界に強く、高く響く。]

兄さん泣いてんのかィ?

カワイソウにねぇ。

[咆哮を聞きながら。][そう述べる。]
[皮肉でも嘲笑でもなく。][同情でもなく。][単純に、そう思いながら。]
[はるか昔の自分を振り返るが如く。]

(*54) 2008/01/07(Mon) 17:47:38

【赤】 小説家 ブリジット

[カワイソウな人狼。]
[そういえば誰かがそんなことを言っていた。][気がした。]

(*55) 2008/01/07(Mon) 17:49:06

【赤】 青年 アーベル

泣いて……?

何で、俺がっ……。

[団長、否、祖父を殺した事で自身が揺れている事には気づかぬまま──いや、認める事を忌避したまま。
蒼の風は、微かにコエを荒げる]

そんな、必要……ない……。

(*56) 2008/01/07(Mon) 17:51:35

【赤】 小説家 ブリジット

[ヴィンスの途切れがちな声に。][そうですかィと明るい声は笑う。]
[否定する声には肩を竦めて。][何か物言いたげにしたが。]

(*57) 2008/01/07(Mon) 17:53:52

【赤】 小説家 ブリジット

…体の疲れは取れたようだが。

[咆哮と荒ぶる声を聞きながら。][銀色はそう呟き。]

眠いようならまだ眠っておけ。
血肉を喰らったのであれば。痛みはすぐに、失せる。

[憔悴の漏れる声に。][理由は分かっていたが。]
[眠らせ忘れさせてしまおうかと。][呟いて。]

(*58) 2008/01/07(Mon) 17:58:30

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