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[脱衣所へと繋がる扉を開けて。
ミリィに熱りが醒めるまで座っているように告げれば
一足先に、衣類を入れた籠の場所へと向かって]
……おろ?
[ユーディット座り込んでいる様子に、何事かと首を傾げる。
ふと彼女が手に持っている物に視線をやれば、見覚えのある物で]
[不思議そうに首を傾げるリディに、ぺこぺこと頭を下げ]
すみません…籠をひっくり返してしまって……。
[言葉どおり、籠の中の衣類は見事くしゃくしゃに。]
[慌てている様子に、んん?と更に首を深く傾げつつも
さほど気にした様子を見せずに、すてすてと籠の前まで歩いて行く。
ぺこぺこと頭を下げられれば、けろりと笑って]
あ、気にしないで下さいっ!
むしろ拾って頂いてありがとーございます。
[ぺこりとユーディットへ頭を下げる。
そのまま籠の中へ手を伸ばせば、一番にペンダントを拾い上げて]
[視線が向けられるのに気付けば、
きょとりとユーディットを見やり]
……? え?
やっぱ。服着る前にペンダントとか変ですかね?
[真顔で、的外れなことを]
……ぇ?
あっ、すみません…そんなつもりじゃ……。
[――はっ、と慌てたように視線を逸らして。ふるふるふる、と首を振る。]
その…大切にしてらっしゃるんだなって…思って…
落としてしまってすみません…と深く頭を下げる。]
[ふるふると首を振られれば、こてりと首を傾げつつ
それでもさほど気にした様子を見せずに、今度は衣類へと手を伸ばして]
そんな、1回落としただけでそんな謝らなくても大丈夫ですって!
あたしなんて、まだ数日間なのに既に何度か落としてるというか。
[さらりと、適当な扱い発言。けらけらと笑いながら衣服を身に付けて]
大切にしてるというか……長い事外してると、…怒られるというか…?
[何度も落とした、という発言には思わず言葉を無くしつつ。]
怒られ…る……?
[ぽろり、問いが口から零れるも。
「そろそろ行きましょうか」というフィリーネの声が聞こえて。]
あっ、すみません…行かないと…。
傷とか…付いてなければいいんですけれど…。
本当にすみませんでした…。
[もう一度だけ、ぺこりと頭を下げて。
後ろ髪を引かれつつ、*その場を後にしたのだった。*]
あ、引きとめちゃってゴメンなさいっ!
傷とか気にしないでくださいねー?
[頭を下げられれば、つられた様にぺこりと返し。
慌てて去っていく後姿を見つめながら、総ての衣類を身に付け終える。
ちらりと、胸元のペンダントへと視線を寄越せば小さく溜息を吐いて。
手早く身支度を整えれば、休ませている友人の元へと*戻っていった*]
『―――よくもまぁ、「よく落としてる」と悪びれも無く』
え?何が?だって本当の事じゃん?
『…………。』
何よーぅ、ちゃんと身に付けてやるだけマシと思いなさいー。
『………さっきの』
え?…さっきの、ペンダント拾ってくれた召使いさん?
丁寧だよねー、1度落としたくらいであんなに頭下げなくても。
『………お前が杜撰過ぎるだけだ。
…何故、王もこの様な小娘に…もっとマシな人間もいるだろうに』
…マシって何よ。
[最早、コントな2人。]
[多少熱っぽいので入りにいくわけにもいかず、
休憩室のマッサージチェアでみんなを待っているうちに、
すっかり*眠りこけていたりとか…。*]
[一団と一緒に温泉へ行けば、何人かは混浴にまわされつつも
青年とミハエルは事前のやり取りを神様が見ていたのか
普通に男湯の方に行くことが出来て。]
[しばらく祭りの準備でそれなりに忙しかった身体をゆっくり湯に沈めながら]
[青年もミハエルも口数が多いい方では無いので、
極たまにポツリ、ポツリと言葉を交わすだけで]
[それ故に、ミハエルが茹蛸になる前に気づけなかったとか]
………………………………………ミハエル?
[湯気でぼんやりとしか見えない金髪に、
ぱちゃ、ぱちゃと近づいてみる。]
……………………………………………………
[青年の湯上り最初の仕事は、ミハエルの介抱になったとか。]
[バスタオルを脱衣所に引き、その上に寝かせ
もう一枚バスタオルを用意し、それをミハエルにかけ
水で冷やしたタオルをおでこに乗せながら。]
[混雑する脱衣所でミハエルが復活するまで*まったり*]
/中/
……爽やか寝落ち組を力の限り吊り襲撃に当てたい俺がいます(真顔)。
しかーし、それをやると男女比が崩壊するんでパス。
真面目な話、襲撃先をどーしたものか。
見た感じ、ラ、研、学辺りが占、霊、狩?
少鳴は確定か。コエとか。
話の流れ的に一番自然な襲撃先って、妖精と認識してる召なのかもだけど。
未との話に決着つけばどっちかにってできるかなー。
相方さんとも相談して…って、あちらに吊り飛んできそうな気配も……(発言数で)。
[重い瞼を持ち上げて、ゆるゆると視線を彷徨わせ、事態の把握に努めるが、思考が霞みがかったようにぼやける。それに気付いたアーベルに水分を摂取するようにとグラスを差出され、半身を起こすと、額のタオルがずり落ちた]
……、僕は……?
[喉を潤し、一息ついてから尋ねれば、数少ない青年の言葉から、事の顛末を知り]
そう、だったのか……
……大衆の前で、恥を……
[周囲の人々は然程気にしていないと思うのだが、彼にしてみれば重大な過失で。目に見えて解る程、どんよりと暗いオーラを纏う。混浴でなかったのが、せめてもの救いか]
……………
[たっぷりと、沈黙して]
……アーベル。
君には、迷惑をかけた……、世話になってばかりだ。
[ありがとう、と述べる言葉は極々小さく]
[頭を振って、溜息。徐々に熱が冷めると共に、意識が鮮明になるのを感じつ、緩慢に帰り支度を始める。
……くれぐれもこの件は内密にと、アーベルに*念を押して*]
[湯上りでほんのり頬染めた女性陣が、皆と合流する為に休憩室へ移動する。
――と。待ち疲れたのかマッサージチェアで寝こける青年が一人。
「あらあら、エーリッヒ君たら」
にこにこと笑って覗き込むフィリーネとイザベラからは、数歩後ろに控えた状態で。きょときょと辺りを見回して、主の姿がないか探してみたり。]
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