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だって、持ち歩く訳にもいかねーし……。
[視線を彷徨わせつつ、ぼそぼそと呟き]
いやま、それは……そうだろうけど、さ……。
[ため息混じりに、こんな言葉を。
肩の相棒は首を傾げられ、きゅ、と鳴きつつこくこく頷いた]
[あつっという声をきいて、
子供は心配そうな目をする。
だがしかし、当然、
ゆっくり進む足を、止めるつもりもない。]
大丈夫ですか?
ええと、少しさましてから飲むと良いのです。
[といいながらも、
すでに二人の屋台はしっかりと見える。
子供はにこにこ笑いながら、
当然、ついたら、ミリィを放置して、
イレーナのところで、ランプを*眺める予定だ*。]
…まぁ、ソレは分かるけどさ…
持ち歩いていたら、皆に話をせっつかれるだろうし。
[昨年の様子を思い出しながら、小さく苦笑し]
…?
[溜め息混じりに言うユリアンに一つ瞬きをし…ヴィントが頷くのを見て微笑んだ]
…ヴィントが、もどかしいって。
はいはい、並んで並んで〜。一人一個だよー。
[本日は温泉蒸しケーキの無料配布。
ふんわりまぁるいスポンジ状の生地の中に、カスタードたっぷり。
プレーン、チョコ味、イチゴ味。
ちゃっかり隣でお茶も売られているとかなんとか。]
わかってんなら、言うなよっ!
[さすがにちょっと、拗ねた口調になったかも知れない。
去年の様子は、しっかりと見ているだけに]
……う……うるせえな、あっちもこっちも……。
[笑いながらの言葉に、相棒を横目で睨み。
それからまた、視線を夜空へ彷徨わせる]
『でも、真面目な話ー』
……なんだよ。
『妖精と人間の混血なんて、珍しい事じゃないしー』
あのなあ……。
『王だって、混血だよ?』
そりゃ、わーってるよ!
……だけど……。
[煮え切らない様子に、相棒、呆れたように息を吐き]
…んー。
まぁ…ね。昨年は投げ入れてすぐに告白してたし…
工房とかに呼び出せば?
[人に聞かれたくないなら、と軽く空を見て…
ヴィントに睨むユリアンに]
…ずっと、一緒にいるからね…ヴィント。
分かっちゃうんじゃない?
うん、大丈夫。ごめんなさいね、心配させて。
[心配そうな子供に、にっこり笑って…それから、やっぱり少し困った顔で、彼女の向かう方向を見る。と、そこで、何やら子供達の行列を発見した]
あ!ベアトリーチェ!蒸しケーキですって、美味しそうよ?
ほら、イレーナさん、まだランプを並べていないみたいだし、先にこっちを貰って行かない?
ね、そうしましょう。
[いつもの少女には似合わない強引さで、並ぶ子供達の列の後ろにベアトリーチェの手を引いていく]
Moi j'ai pas de dieux
J'vivrai pas vieux ma vie c'est la fete
Si je t'ouvre les yeux
on va s'envole dans les cieux
[青年は唄いながらトテトテと広場への道を行く。
広場への道を辿りながら、昨日のことを思い出す。]
[些細な出来事だったのだが…目に見えて凹んでいたミハエル。
痛々しい様子に”内密に”と言う言葉に深く頷いた。]
……なにか…元気が出るもの……
[そう思案しながら思い浮かぶのは甘いもので。
良さそうなものを探しつつ屋台を物色。]
[オカリナの音が流れてきた場所をはっきり知っているらしい主と入れ替わり、いつもどおりの位置に戻って。
ぱたぱた、と、その背を見つめながら歩く。
――その途中で、なんだかいい匂いと聞き覚えのある声に、小首を傾げて。
主もそちらを見て、なんだか微妙な顔をしているような
してないような気配。]
……あれは、凄まじかったな。
[ふと、去年の盛り上がりを思い出しつつ、ぽつりと呟き]
呼び出しとかって、もう、ヒトゴトだからって気楽に言うなよなぁ、もぅ……。
[それから、情けない声でこんな事を言って。
相棒に対する言葉には、そうかもな、とため息一つ]
[そんなことを考えていたら、温泉蒸しケーキの無料配布]
…………………
[丁度良さそうだ…と、青年も列に並べば、
すぐ目の前に、赤い髪をおさげにした頭と、それに引っ張られる金髪]
………え〜と…ミリィ…?と、ベアトリーチェ…
/中/
70発言……。
順調に、最多弁ですね、そうですね。
にしてもユーディメモ……。
初回襲撃もありかもとか、考えてたのを見透かされた気分(汗)。
…うん。
まぁ…元々小さい村だし、二人とも顔なじみだったしね…
[小さく頷くと…くすり、と笑って]
…あたしも、これでも女なんだから…
そう言うのは、気になるの。
/中/
正直、本日の吊り、ダーヴィッドさんピンチかもーと思う訳ですが。
うぬぬぬぬ…
いやまあ、誤爆の次は当たりっていうのも、有りっちゃ有りなんだけどねえ…
pt残り順なら、エーリッヒだけど、お祭りの方を盛り上げてくれてるし…
ノーラさんも…なんかダーヴィッドさんとの絡みが…うーんうーん(悩
[後ろから、声をかけられて振り向くと、青年と目が合って、少女は、にこりと微笑んだ]
あ、こんばんは。アーベル。あなたも蒸しケーキを貰いに来たの?
……………
[視界内に映った、見知った金髪の男に、複雑そうな表情。
思わず立ち止まり、其方――配布をしているエーリッヒの方を見遣った]
[他の集団は、彼の目には入っていない模様]
[よく見れば、甘い匂いに誘われたのか、知ってる顔がちらほらと。]
…こんにちわ。
[とりあえず、子供の列が凄いので近づかないまま、
ぺこりと頭を下げて挨拶を。]
それにしたって、良くぞできるもんだ、と思ったけど。
……って、気になるって言われても、俺にだって色々と都合があるわけで……。
[何か段々、言い訳がましくなっているような。
その様子に、相棒が呆れたように頬をてちり]
[昨日不思議な音を立てたり走り出したり…と
忙しそうだった少女は今日はいたって普通で。
青年はミリィの言葉にコクリと頷き。]
……けど、一人一つだから。
俺の分はミハエルに渡すつもりだ。
[一人1つのものがもう1つ手に入ったら
…なら、少しは元気が出たりしないだろうか?
と、青年は考えたようだ。]
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