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[ ネロの様子におどけてみせる。]
あら、私に心配されると困りますか?
だったら、心配はしませんが。
ネロ殿のお元気な姿を見ると私も元気になれるのですよ。
ですが…落ちたのですね…危なっかしいことで。
金色の鳥ですか…。
とりあえず、風邪をひかぬようになさって下さいね。
[ 彼の言葉の半分も普段なら鵜呑みにはしないが。
この状況であると、不思議なことが起こっても
おかしくないような気がしていた。]
[ やはりカルロスとケイジの関係は良くはないのだろう。]
まぁ、あまり感情の色が見えぬ方ですし。
カルロス殿がそう思われるのであれば、そうかもしれません。
私もお話はしても、詳しいことは存じませんので。
[ そうポツリ呟いた。]
[広場には、先刻より大勢の者が集まっていた。スティーヴに視線を向けられれば、大丈夫だと告げるように黙礼し、長老の傍に歩み寄った]
─広場─
[遅れてたどり着いた広場は、予想していた通りに騒がしく。
そこらにいた住人の一人を捕まえ、長老のお達しの事を聞きだし]
……やれ。
結局は、それしか方法はない、と。
[零れ落ちるのは、小さなため息。
とにかく、長老と話す前にエリカをちゃんと休ませるべきか……と思って周囲を見回し]
……げ。
[思わず上がったのは、呻くような声]
大丈夫〜楽しかったから大丈夫〜
[頭を抱えたくなっているカルロスに、変な理論を駆使して無事だと言う。
やっぱり忠告の類は聞いておらず]
きっ鳥?きょう鳥?
金色の鳥はそんな名前なのかな〜。
あは、後でエリカに聞こう〜。うん。そうしよ〜そうしよ〜
/*
イマサラ気付いたのですが。
PCに対してのマイナス感情がないことに。
というか、基本的にマイナス感情がありませんこの子。
巫女と自分と家族と。どうしようかな。困ったに。
[おどけてみせるロザリーをじぃと見てから、おなじみの陽気な笑みを浮かべ]
…… あは。
そんなことないよ〜。ネロ元気だからロザリーも元気なんだね
じゃあ明日も元気でいるね
[そしてカルロスと同じように注意されても、やっぱり聞いていない様子なまま頷きだけ返して]
金の鳥はね…えっとね…あは
[そこで、広場へとやってきたアヤメと、それに続いてくるエリカを見る]
長老、闇雲に探した所で、虚の支配を受けた者が見つかるとは思えません。
かつて堕天尸となった者が現れた時、巫女の他に力を持つ者が幾人か見出され虚の気配を見つけ出したと聞いています。
かつてその任を担った者はすでに居ないようですが、同じ力を…守護天将の資質を持った者が、島の中にいる可能性もあるのではありませんか?
「確かに、その可能性はある」
[と、長老は頷き、しかし、と言葉を継いだ]
「巫女が堕天尸に狙われたように、力を持つ者もそれと知られれば身の危険に曝されよう」
[以前にも、そうしたことはあったのだ、と。それ故に、名乗り出ることを強要することは出来ないのだと]
……ラウル、今回は落ち着きな。
アタシも、落ち着く努力をする。
[天敵を視認して飛び立とうとするラウルの尾羽をぐっと掴んで静止しつつ、妙に真剣に呟く。
別に何がどう、という訳ではないが、気に食わない相手というのは一人や二人はいるもので。
自身にとってのそれ──つまりはロザリーの姿にほんの一瞬乱れた気を抑えようと、ラウルの尾羽をぎゅうう、と握る。
……握られた方は、当然痛い。
ぴぃぴぃぱたぱた……というか、ジタバタと羽ばたいていたり]
成る程、判りました。
犠牲は巫女一人に留めよということですね。
[声音は淡々と、しかしどこか皮肉めいた響きを帯びてもいたろうか]
[ じぃとネロに見られると、首を傾けて見返す。]
元気でいることが一番です。
けれど、無理はなさらぬように。
[ 金の鳥の話を聞こうとした時、ネロの視線が動く。
それに倣うように視線をやるも、最初ははっきりと見えず。]
おや…あれは…、アヤメ殿でしょうか。
エリカ殿も…。
なんだか、じたばたされている鳥もいますが。
[ 相手がどういう感情を抱いているかも知らず、じっと見る。
ジョエルも広場へと戻ってきているようだった。
長老と話す彼を見ると、小さく溜め息をついた。]
[もしもカルロスの言葉が聞こえていたなら――という仮定は、そもそも成り立たないものだ。
同じくしろい翼を持つオーフェンと、地に降り立ち、辺りへと視線を飛ばした。
とくべつに、誰の姿を見てもやる気はなさそうだ。
しかし狐の面は敢えて何を語ることもなかった。]
「そうではない」
[巫女を犠牲にせぬためにこそ堕天尸を捜すのだと、嗜める長老に形ばかり頭を下げる]
失礼を。
[感情の籠らぬ声だった]
[ロザリーの呟きには、曖昧な頷きを返し。
そして、表情を改めて、普段どおりの笑み顔を]
……ごーめん。楽しくも無い話題振っちゃったね。
どうせ女の子とするなら、もう少し小粋な話題を選ぶべきだねえ。デートをするのに、空いている日はありませんかとか。
今晩の夕食をご一緒しませんかー、とかね。
あ、でも今日はリディちゃんのとこでご飯か。
[視線を向けられては、無視することもできず。
ラウルのじたばた状態を維持したまま、エリカを促して聖殿へと近づく]
……やぁ、どうもねぇ。
普段出歩かないお嬢様も、今度ばかりは引きこもれず、ってとこかい?
[いつもの軽さを装いつつ、一応は挨拶をして。
視線は絶妙にそらされているが]
[目立つスティーヴの姿を認め、ロザリーと、その横にカルロスの姿も発見した。
――またやっているのかと呆れたように視線を滑らせ、
音を聞いて後ろを向いた。]
おや、アヤメ嬢。
それにエリカ嬢。
もう大丈夫なのか?
[弱視のことは知らない。
ただ同じように首をかしげてロザリーを同じように首をかしげて見た。やっぱり忠告は聞いていないおらずにいて、視線をアヤメとエリカのほう。エリカへと戻し。]
うん。あの金の鳥どこにいるのかな〜
[エリカを上から下まで、全部見た。見当たらなかった]
いや、吉兆も凶兆も、鳥の名前じゃなくて――…。
……?なんで、エリカの名前がそこで…?
[ネロに問うような視線を投げる。
それと同じ名と、もう一人アヤメの名を聞けば視線をそちらに向ける。
微妙に場を外したくなったが、近付かれればぎこちなく手を上げて、挨拶に代える]
……っと。ああ、狐の旦那か。
[呼びかけに、視線をそちらへとずらす。
こちらもこちらで、積極的に話したい相手ではないが、比較的マシな方と言えた]
まだ、ちょいとぼんやりしてる……疲れてんのかも知れないね。
ホントは、ウチで寝かしてやりたいとこだが……一応、こっちには顔出ししとかないとさ。
[どこかぼんやりとしたままの少女にちらりと視線を向けてからこう言って。
手を、といわれれば、きょとり、瞬き一つ]
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