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[森の中の洞窟では、前回同様見つかるかもしれないと、人気の少ない島の端を歩き、巡っていく。
確かに人気は少なくとも遮蔽物が見当たらず、溜息を吐きつつ、ゆったりとした歩調で歩む]
…お?
[遠くに見えたのは、風に靡く紅髪の人物が二人]
いえ、一つですね。
長老殿にお伺いしたいことがありまして。
巫女殿が、いくらお一人でいたからといって、
そうそう堕天尸に遅れをとるなどと――そんな事態が、起こるのでしょうか?
[信じていない声音で、問いかけるは、毒のことば。]
あまり巫女殿に俺も詳しくないので、何もいえませんが
巫女殿と親しい方だったから、抵抗できなかった? と――
そう思っていますよ、俺は。
[ 聞こえた呟きに一瞬、目を伏せる。]
………楽しいと感じたのは気持ちは何処かに忘れました。
今は、もう楽しくはないですよ。
飛べるのが当たり前の私にはもうその気持ちはないでしょうね。
[ フォローしようとしたのか分からないが。
何となく、思ったことを口にした。]
どっちもお好きですか。
私には構いませんが、鷹の目殿には言ってはいけませんよ。
特に今のこの時期は。
[ そう言って人差し指を口元に当ててみせる。]
かわいそう……かな?
えっ、わ、何……っ!
[両肩を掴まれ揺さぶられれば、驚いて深紅の目を見開き]
だ、大丈夫……
……今は
[最後の呟きは聞こえない程度。伸ばされた腕に、ふと昨日噛んだ痕を探す]
……違う。陽光の、だから。
この島のひとのものでもない。
[鳥の形をしたひかりは、傍らに留まる]
普段は隠されているものも、
結界樹の内に封じられれば、恐らく、顕になる。
……だから、判ると思う。
ま、末席らしいけどね。
[何でもない事のように言いつつ、けらりと笑って]
……父上たちは、元々住んでた島で、『堕天尸』と関わって。
どうにか、清められはしたけれど、一人だけ取り逃したのに相当な恨みを買ったらしい。
その思念が、周りにも悪影響を出さないように……それから。
それぞれが持つ力を、確実に繋げていくように……って。
まあ、アタシは父上の……護り手の力しか、引き継げなかったんだけどね。
[ため息混じりに呟きつつ。窓辺による姿を、視線で追う]
今はって何だ?
だってお前今顔真赤だったぞ?
[細い肩を掴んだ自分の手にはっと気がつき、ぱっと手を離した。
その腕には、昨日カレンに張ってもらった絆創膏が張られているのは一目瞭然。]
孤児 オーフェンは、烏賊 ラス を能力(占う)の対象に選びました。
あァ、いえ。
付き人殿は違いますよ
[いやにはっきりと狐は言う。
長老に何を問われても、面の下までは見透かせさせない。]
――俺はわかるようですから。
虚の気配が。
[声をひそめる。
緊張感を孕んだような。]
ええ、ですから聞いているんですよ。
誰が、巫女殿と親しかったのか。
教えていただけませんか――?
――……あァ、まだ俺の憶測ですけれどね。
そうか。
[この島の者ではない、という言葉に、安堵する]
判った…つまり、やはり封じる者は自分達で判断しなければならないということだな。
[声は沈んでいたかもしれない。けれどすぐに、真っすぐにエリカの目を見つめる]
その羽根も、君のその力も…暫くは隠した方がいい。
そうですね、その力があればいいですが。
もっと虚をこの島に呼び込むため、均衡を崩したいですね。
ですので、邪魔な方々には…。
[ そう言ったところで、近付く気配に気付く。]
嗚呼、消えてもらいたいです。
さて、こちらにはカルロス殿もいらしゃったようです。
私の目の前の2人は少し難しいでしょうね。
[ そう言ってまたも悩む。]
……そ、そう?
大丈夫……どこも、悪くない。
[ふるふると首を横に振り、早くなった鼓動を鎮めようと息を大きく吸って、吐く。放されたラスの腕に張られた絆創膏に気づくと、注視して]
……傷……ごめん、ね。
昨日は平気だって言ってた、けど。
[そっと腕の傷へと手を伸ばす]
[リディアの本屋にたどり着けば、オーフェンがやってきたことを話し、しばし、たわいのない話を楽しんだ。中央から取り寄せてもらいたい本をいくつか告げると、本屋を出る。空を見上げた]
……寄り道、していくかな。
[言うと、背に翼が現れる。風を捕らえてふわりと舞った]
/中/
よ、良かった、騙りを完全封鎖したわけじゃないらしい(><)
同じ白い羽根だからいけると思ったんだけど、自分で出てくれて良かった。
ごめんなさいごめんなさい(拝)
オーフェンですか?
彼は今後、障壁となるように私は感じませんが。
貴方がやりやすいのでしたら、彼でも構いません。
ですが、違う方の方がいいのでは?
[ オーフェンが危険であろうという考えはない。]
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