27 五神現臨伝
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次の日の朝、 ヘイハチ が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、 ミツクニ、 リカ、 アズマ、 キョウヤ、 ケイコ、 ヒサタカ、 マリー、 ヒビキ、 サキ、 タマキ の 10 名。
【独】 リカ
/*
えーっと、生徒会長がミックんラヴ（恋愛か弟かはわからんけど）で、うちのコト気に掛けてるのは女の子やからやんね？
野郎やったら屋上で一緒くらい気にせんと思うんやもん。
なんで、めっさ見られてる（それ以上の接触は一切なし）にしたんやけど、なんや膝枕とかされとるし恋愛シフトでヤキモチやったんやろか。あの子あの子ゆーとるから弟シフトなんや思いつつあったんやけど。もうちょっと恐がった方がよかったんかなー？
[←ちなみにガキんちょなんで、まだまだ色気より食い気やったり]
リカ
―寮―
[夏休み突入二日目の朝は、一日目とは異なりどんより曇り模様。
なんや寝てる間に消化終わったらしいです。トカゲもどきも事情も]
ぅっわー、最悪やん！
ったくいらんもん寄越しよってからに！
[布団から跳ね起きて開口一番ぶーたれる。
ルームメイトが朝の涼しさに惰眠むさぼり中なんはラッキーでした]
リカが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
リカは、 ミツクニ に投票を委任しました。
【独】 リカ
/*
リカが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
リカは、 ミツクニ に投票を委任しました。
指差し確認オッケー！
本日落ちも覚悟で仕掛けるかんな、うん。
最低一枚はカード決まらんと停滞するし、切欠なるとえぇんやけど。
リカ
あーもー、ゆうべはタマキちゃんに笑顔で怒られーの、買い物する前に引き取り来たんやて晩ゴハン食べさせてもらわれへんの、踏んだり蹴ったりやったんに！
タマキちゃんに言われた通りマジで食べるんやなかった！
言われたん、食べた後やけど！
…ま、さっくり天魔片してミックんボコってバイトデビューせなな！
[正に後悔先立たずで顎で切り揃えた髪掻き毟り、しばし悶絶。
が、（学習能力低いせいなんか）立ち直るんも割と早かった。
悪夢とゆーか消化不良なせいでかいた寝汗をシャワー浴びて落とし、動きやすい服装に着替えて、机に向かってなにやら書き物開始]
リカ
でけたー！
したら、さっそく腹は減っては戦は出来んから朝ゴハン行こか！
[簡単に二つ折りだけして、寮の食堂へ朝ゴハンにＧＯ！
ついでにそこら辺行くちんまい人（実は三年で前寮長＆伝言の人でした）にケイコの部屋聞いて、扉の下にお手紙挟んどきました。
以下、書かれていた文面。
『おケイはんへｖ
なんやら黄龍が消去法でヒサタん天魔っぽいて感じてたんで、
さくっと確認がてらボコって来るわ。
返り討ちとか怪我で遅うなるかもなんで、誤魔化しよろしゅう！
璃佳』
ちなみに宛名は二つ折りの内側な上、マリー同部屋て知りません]
リカ
[ルームメイトに見られたところでゲームの話とかで誤魔化すやろと気持ち良く丸投げし、朝食終えてお出かけ準備オッケー。
ミニ手帳の不運命共同体連絡網（主にタマキちゃんの助言で二度手間回避に書き込まれた）を使い、ヒサタカの所在求めてキョウヤに電話する。例のお世話係の人にキョウヤん呼ばわりのまま「タマキちゃん家に電話入れて」と言伝したんはお約束]
さーって、後は連絡待つだけやんね。
戦い前の憩いにタマキちゃんトコでのんびりしてよーっと。
…それにしたかて、ミックん腹立つわ。
うちが候補者やて気付いてんなら先に「手伝え」の一言くれてもいいんに。ほんに水臭い。何か奢なら手伝ったらへんど。
[事情がわかれば理不尽な怒りも減る（なくなりはしない）。
今ミツクニをボコりたいんは、共犯者…てか友達甲斐のなさだ。
そんなこんなで言葉の割りに役に立つ気満々の姿は、動きやすい二枚重ねのキャミにキュロット。足元はしっかり白靴下＆運動靴で、日差しの下を*駆け出した*]
【独】 リカ
[ちなみに消化…やのうて融合してから黄龍が周りの気配探って情報得てたん気付きました。
てか口開く間もなく食べられた（＝融合開始したらしい）んで、黄龍どないしよーもなかったらしいよ。同化した記憶から察するに]
うん、まあゴメン。超ゴメン。
その分頑張るから許してーな。
[もし食べんと触ったらすべすべで気持ちよかったんかなーと後悔。
てか、他の人らがあの境内の時、五神と戯れてたの感じてたて記憶参照して仰天したんやけど]
キョウヤん蒼龍でヒビキん朱雀、おケイはん白虎でマリりん玄武。
これらがうちの黄龍の仲間で五神やと。
そんでもって、翼からミックん鳳凰に、サッキーが…霊亀やんな？
翠毛玉は麒麟系っぽいし、あと応龍もいるんかな。どっかに。
[よもや生徒会長やイトコのお兄さんがそうとは気付いてません。
ちなみに正直な所を言うと、黄龍はヒサタカが五神や四瑞でない何かの気配をぼんやり感じてただけで確証はなかったり]
マリー
[ヒサタカの家へ向かう道すがら。
黙り込み、何かを考え込んでいたようだが]
（……カメさん。）
『我は玄武という名があると言っておろうに。で、何じゃ？』
（……融合、してもいいデスよ。）
『おおそうか。ならば……』
（その前に質問。融合したらワタシの意識はどうなるデスか？）
『ふむ。それならば心配は要らぬ。我の意識は眠りに就く故、汝の意思で動いてくれればよい。』
（……ふぅん。）
[その口許が玄武に気取られない程度、僅かに歪む。]
投票を委任します。
キョウヤは、 ミツクニ に投票を委任しました。
アズマ
[ 翌日。
踏んだり蹴ったりどころか本当に蹴り落とされた輩は、
相変わらず他に人気のない空間に独り、陣取っていた。
昨日までのように、虚空に在る存在を見ることすらない ]
あー…… 忘れてた。
写真、現像しに行かないとな。
[ 店に頼むという手もあるのだが、それは好まず。
――別に、変なモノ（主に超常現象的な意味で）を
撮ったからというわけではなく。ある種の、拘り。
中学から高校に上がったとき、
剣道をやめたとき、優等生をやめたとき、レールから逃れたとき。
代わりのように始めたカメラは、今では手放せない物になっている。
その理由は、誰にも話していなかった ]
アズマが「時間を進める」を選択しました。
マリー
[そして融合。同時に流れ込んでくる記憶と知識。
その中には、天魔により気脈が乱れたイメージもあり、普通に考えるならば早急にどうにかするべしと考えるようなもの。
だが、それがどうした。ワタシにとってヒサタカのいない世界など滅びてしまって構わない。]
[ダカラ彼ヲ害スモノ全テ、此ノ腕デ退ケヨウ。]
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