人狼物語 ─幻夢─


28 Rainbow stone

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青年 アーベル

[囁きは、数秒の変化の間。
耳許に添えていた手を下ろす。
口唇が柔く、弧を描いた]

さあ。
僕は何時でも本気の心算ですが。
何を以て、本気とするのやら。

[離れていく男へと告げる声は普段通りの温度]

――試してみたいんですかね。

[心中に抱いた想いは、言葉にはしない。
嗚呼。己も大概、“まとも”ではないと思った。
何を言うでもなく、他者に声をかけるオトフリートを見やる。
*青に隠れた石は、何色を宿すか*]

(83) 2008/08/06(Wed) 13:04:32

娼婦 イレーネ

犠牲…誰が?
あの、まさか…

[怯えた顔で、同じ高さに合わせてくれた視線の人を見返して、もう一人、今日はまだ会ってなかった大切な人の顔を思い浮かべ尋ねた。
否定の言葉が返ってくれば、心底ほっとしたような、そんな顔をみせるだろう。
その後で、そう思ってしまったこと−死者に優劣をつけつしまったこと−を恥じるように俯くか。]

(84) 2008/08/06(Wed) 13:25:00

娼婦 イレーネ

[諭すように告げられた言葉を、噛み締めるように、俯きはさらに深くなる。]

わかり、ました。
なるべく誰かの側にいます。

[とはいえ誰の側にいればいいのか。
娼館にもどればあそこはなまじ隔離された場所で、誰と過ごすことも今は出来ず。
何より容疑者の一人である自分と一緒に居てくれる人など−−同じ容疑者からしか思い浮かばない。
二人を信じている。けれども。

強く、腕の中にあるものの存在を忘れてたように体を抱きしめたら、カインはむっとした様子で逃げ出したようだった。**]

(85) 2008/08/06(Wed) 13:25:29

召使い ユーディット

ん。

[アーベルの声には、こちらも短い挨拶で返し。
アーベルとイレーネ、ああ、この二人がいるのか、と改めて意識する。何気なくイレーネの方を見遣り――
彼女が抱いたカインの瞳が刹那、万華鏡のように瞬いたように見えて。]

え。

[ぱちんとまばたきひとつ。
目を開けたときには、カインはいつもと同じ瞳の色に。
オトフリートに声をかけられることで、我に返る。]

あ、ええ。たぶん、大丈夫だと思います。

[ティルを残してきた背後をちらと気にしながら答える。]

あの、ブリジットさんはどうしたんでしょう。
さっき広場で急に叫び始めて――。

(86) 2008/08/06(Wed) 13:38:37

医師 オトフリート

遠ざけてくださって、ありがとうございました。
一端の働きをしておりますが、あの子はまだ幼い。
それに、お父上を失ってからもまだ時が浅い。
癒えぬ傷に塩を塗るような真似はしたくありませんでしたから。

[背後を気にするユーディットにそちらへ視線を向けて。
少し声を潜めながら小さく息を吐いた]

…何かが『聴こえる』のだそうです。
それが何であるのかまでは教えていただけなかった、いや、私では理解できませんでしたが。

(87) 2008/08/06(Wed) 13:44:26

召使い ユーディット

いえ。
そうですね……まだ子供なのに。
こんなことに巻き込まれてるだけでも災難なのに。
できるだけ、そういうものは見せたくないものですね。

[端的な単語は口には出さず。
潜められた声に、首を傾げた。]

聴こえる。
それは、いつもの……塔が何とか、というのとは違うんでしょうか。
それとも本当に何か聴こえて……?

(88) 2008/08/06(Wed) 13:52:57

医師 オトフリート

[見せたくない、にはコクリと頷いて。
続いた言葉には首を振る]

意思だか、呼び声だか。そういうものが聴こえるのだと。
いつもと同じものなのかもしれません。

ですが、御伽に伝わるのが自分なのだと、主張されておりました。新しい声が増えたら教えるとも。この状況下で無意味であるとは、流石に考え難くありませんか。
ただ。

[言葉を切る。僅か曇った表情で言うのは先と同じ懸念]

私の知る伝承では。
聞こえる者というのに二種類あったものですから…。

(89) 2008/08/06(Wed) 14:04:28

医師 オトフリート

[近くへと来た自衛団員に肩を叩かれ振り返る。
そのまま乱暴に肩を掴まれて、眉を寄せる]

はい、お待たせしました。
事情の説明はアーベルに任せても大丈夫でしょう。
…痛ぅ。
ですから、苛立つのは分かりますが、やめてください。
こちらとて気が立っていない訳ではないのですから。

[いささか乱暴に振り払う。
置きっ放しだった鞄を取り上げて]

ユーディット、アーベル。後のことはお任せします。
どうか…まだ知らぬ者が尋ねて来ても、穏便に。

[チラリと視線を投げるのはミリィの家の方角。
軽く頭を下げ、担架と自衛団員達に*ついていった*]

(90) 2008/08/06(Wed) 14:09:23

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 14:11:07

召使い ユーディット

御伽に伝わる、って、人狼の御伽噺に伝わる?
呼び声……。

ええ、そう、ですね。
いつものブリジットさんの言ってるお話とは、少し、違うような。
もしかして、ブリジットさんもイレーネさんのような、

[ちらと隣のイレーネに視線を走らせる。
そして、アーベルの姿を意識する。]

力を持っていると。そういうことでしょうか。
でもそれにしては、新しい声が増えるというのはよく……判りませんけど。

[緩く、思考を払うように首を振る。]

……二種類?

(91) 2008/08/06(Wed) 14:15:03

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 14:16:07

召使い ユーディット

[オトフリートの浮かぬ表情が気になり問い返したものの、
それが答えられることはなく、オトフリートは団員たちに連れていかれそうになる。]

あまり、乱暴なことはしないでください。
容疑者だからというのは判りますけど、貴方たちは先生にお仕事を「頼んでいる」のでしょう?

[周りに残る団員を睨んだ。
オトフリートの声には、はい、と返事をして後姿を見送る。]

……二種類。聴こえる。
後で詳しく聞いてみないと。

[呟いた。]

(92) 2008/08/06(Wed) 14:26:49

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 14:29:37

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 15:42:03

青年 アーベル

[会話を黙して聞いていたが、去るオトフリートに軽く手を挙げ、逃げ出して来た白猫を定位置に戻す]

二種類、ねえ。
聞いたことないな。

[そもそも、さして伝承に関心がある訳でもないし、などと言いつつ、自衛団員の行動に眼を眇めた]

あんなに乱暴に扱って。
本当に人狼だったら、どうする気ですかね。
貴方がたも、同じ目に遭いたいんですか。

[後半は、惨劇の痕に視線を転じて。
団員達は言葉に詰まりながらも、憤怒と恐怖の混ざった眼差しをくれた。警戒心を露にした侭に、幾つかの問いを投げ、アーベルがそれに答える。又聞き故に、あやふやなところもあったが。
やがて気が済んだのか、男達は頷き、“容疑者”から距離を取った]

(93) 2008/08/06(Wed) 17:57:27

青年 アーベル

さて――と。
俺は戻るけど、如何する?

あぁ、そうだ。
エーリ兄ならノーラ姉を送ってったから、
うちの店に居るかも知れない。

[他の者が来るのか、幾らか気にしつつもそう問いかけ、答えを待ってから*歩みだす*]

(94) 2008/08/06(Wed) 18:04:25

召使い ユーディット

あ、アーベル。貴方の――

[力のことなんだけど、と言いかけ、
イレーネの視線に気付いて思いとどまる。
そうだ、どのみち他者の目が多すぎるこの場所では、
そういった話はできないだろう。]

――そうね、じゃあ私も行く。
イレーネさんは、どうしますか?
一人で居るのはやっぱり危ないと思いますけど……。

[振り向いて、心細げに立つイレーネに問いかける。
彼女が狼かもしれない、という警戒心はあったが、さりとてオトフリートの言葉をまるで無視してイレーネを放っておくわけにもいかない。それに、こうして見ていると、イレーネは人狼に怯える普通の少女のようにも思えた。

――外見で本質を見極めるのは非常に難しいことだ、とは、身を持って知っていることではあったが。]

ティルも……どうしよう。まださっきの場所にいるかな。

[背伸びして、ティルを置いてきた場所を見遣る。
もしそこに少年の姿があればまた、一緒に来る? と誘いの言葉をかけようと思って。]

(95) 2008/08/06(Wed) 20:42:43

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:44:28

画家の卵 ミリィ

―――。

[イレーネと別れて、しばらく時間が立った後、扉を乱暴にノックする音]

およ?
今日はお客さん満載だね、こりゃ。

[軽口を叩きながらも、その乱暴なノックの音に少しだけ不安になった。
いつもなら、母か父が応対しているのだけど、今はどちらもいない]

……。

[ミリィが顔を引き締めて、玄関の扉を開いた]

はい?
どちら様……?

[そこにいたのは、険しい顔をした自衛団の面々]

(96) 2008/08/06(Wed) 20:52:13

画家の卵 ミリィ

何、の―――

[御用でしょうか?と言い切る前に自衛団の一人が口を開く]

『ギュンター殿が、亡くなられた。
それも、おおよそ人の殺せる殺し方ではない。あの方が言っておられた、人狼の仕業に間違い無いだろう』

……へ?

[頭が、一瞬思考を放棄した]

『理解できないのならば、詳細に言ってやろうか?
首を噛み切られ、腹部を引き裂かれ、内臓を食い荒らされて、我らが敬愛すべき、ギュンター殿が死んだんだ!』

[荒々しく、強い語調で、自衛団が事細かに言い放った]

……えう?
何を、言ってるの?ギュンターのおじいさんは、強いんだよ?
昔、その腕にぶらさがって、遊んだこともあるんだよ?そんな人が……

(97) 2008/08/06(Wed) 20:53:36

画家の卵 ミリィ

『だが、死んだ!これは事実だ!!』

[理解しようとしないミリィにイライラとした様子で、自衛団が叫ぶ。
その様子に思わず、「ひっ」を首をすくめた]

『……まあ、いい。
貴様が理解しようとしまいと、それが本題ではない。
―――昨日、酒場から帰って、今までにかけて、何をしていたのか教えてもらおうか』

き、のうから……?

(98) 2008/08/06(Wed) 20:54:13

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:54:28

画家の卵 ミリィ

[霧散していきそうな思考をどうにか留め、ミリィが自分の行動を思い出す]

私は、酒場から帰って来た後、ずっと、ここで絵を描いてました。

『絵を?こんな状況なのにか』

……はい。

[小さく、消え入りそうな声]

『それを証明する者は?』

……ずっと、絵を描いていたことを証明する手段は、絵を、見てもらうことでしょうか。

『ほう?
見せてもらおうか』

[皮肉気に微笑み、自衛団のうちの何人かが、家へ上がりこみ、ミリィの部屋へと向かった]

『ふん……』

(99) 2008/08/06(Wed) 20:55:02

画家の卵 ミリィ

[じろじろと、未完成である絵を、不満げに見つめる]

……。

[ミリィが不安気にその様子を見つめる。
ミリィは知らない。容疑者の中で、自分が一番姿を現していない時間が多いこと。それにより、自衛団は、一番不審に思っていることを]

『―――!』

[だが、その絵を眺めていた自衛団の一人が、絵の一部分を見つめて、はっと息を呑んだ]

『おい……。
この絵に描かれているのは、俺達。それと、村の連中か?』

……はい。
1年ほど前に、父がみんなの絵を描く、ということで集まって、その時に、無理言って、私が描かせてもらったものです。

『……ああ。
そうか。あの時の……』

(100) 2008/08/06(Wed) 20:55:27

画家の卵 ミリィ

[男は急に居心地悪そうに、頭をぼりぼりとかくと]

『帰るぞ。
今は、異常は無い。もし、嘘をついてても、外で誰か見かけたということが分かれば、すぐに分かることだしな』

『は?
はあ……』

[そうして、乱暴な侵入者は、大人しく帰っていった。
一人に戻ったミリィが、誰もいなくなってしばらくたってからようやく、安堵の息をついた]

……あー、怖かった……。
でも、なんだったんだろう……?

[涙目になりながら、考えてみたが、答えは出なかった]

(101) 2008/08/06(Wed) 20:55:45

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:56:40

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:58:22

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:58:40

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:00:33

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:02:41

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