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[ユーディットの大声に、少し笑みを漏らしつつ。
タバコを吸うハインリヒの様子を伺いながら、話しかける]
うん。おっちゃんの後ろあたりにいたよー。声かけようと思ったら、宿ついちゃったし。
[こっそり尾行してた事は、あいまいに隠して]
ん?俺は大丈夫だよ、おっちゃんも心配してくれてあんがと。
[タバコの煙に軽く顔をしかめるが、何事もなかったように話し続ける]
そーいえばおっちゃん、しばらく顔みなかったけど、どーしてたの?村の入り口の騒ぎとか、気にならなかった?
表裏一体…かしらね。
塔は聳え立つが故に塔であり、いつか崩れる事で塔で居られる。
けれど、崩れてしまえばそれは…塔ではないということかしら。
[少女めいた容姿を残した小説家の、緑色の瞳を覗き込んで。
相変わらず一貫したものを、彼女は持っているような気がした。
それは少し、周りからはズレてはいるけれど。]
すまなかったで済んだらいいんです。
いいんですよ、本当に。それで何事もないならば。
[早口で捲くし立てる。]
でも何かあるかもって思うじゃないですか!
今日何があったか……状況が判ってないわけじゃないでしょう!
私がどれだけ……。
[はぁ、とため息をついて。]
ちっちゃい子供じゃないんです。考えてください。ちゃんと。
[ゆっくりと、それこそ幼い子供に言い聞かせるように言った。]
自衛団の方は……大丈夫だったんですか。
何もされませんでしたか。
[努めて感情を抑えて、冷静に聞こえるように声のトーンを調節して尋ねる。
が、それが逆に怖いことには気付いていない。]
…怖い、ですね。
日常が壊されて非日常を強要されるのは。
[ミリィの左手に手を伸ばす。
傷の治り具合を確かめようとするように]
しかし私は人狼よりも。
人間の方が怖いと言ったら…笑いますか?
[なるべく人通りの多い道を、と思って選んだ道だったが、殆ど人の気配がしない。
あんな事件が起こった後だから、皆家に篭っているんだろうとは今更だった。
窓の隙間から感じる冷たい視線だけは、時折感じる事ができた。
7年前から日常的に晒され感じてきた視線は、今が一番きついように思えた。
変わらないでいてくれたのは極一部。
もしくは、昔の自分を知らない人達。]
小さく、溜息をついて。
いつもより早く、歩き出した。]
[足早に前かがみに、歩いていたらドンと誰かにぶつかった。
軽くよろめいたが、辛うじて倒れずにすんだ。]
ご、ごめんなさ…。
あ、っ、ユリアン。
[申し訳なさそうな顔が一変して、嬉しそうなものへと変わっていったが。
彼から感じる穏やかでない雰囲気に、心配そうに見上げる。]
…どうしたの?何かあった…?
[ユーディットの大声にそちらに顔を向けた後、二人のやり取りに笑みを浮かべ]
まあ、場合によっちゃあんな風に怒鳴られる事もあるかもだしよ?
[冗談めかした後で、ティルの問いに小首をかしげ、数秒後に何か勘付いたらしく]
…どうした探偵ごっこか?
まあ、別にかまわねーけどな。
俺はこの宿に居るとき以外は大抵は家で寝てるぜ。
酒かっくらって帰るから、何かで目が覚めるまではぐっすりって奴だ。
…もっとも証明してくれる奴も居ないけどな。
お袋もどっかに連れていかれちまったしな。
[そう答えてから、少しだけ視線を外しティルを避けるように煙を吐きだした]
[笑う幼馴染姉弟には、一瞬だけジト目を向けたかも]
……状況はわかってるよ、嫌というほどね。
本当にすまない……迂闊だった。
[捲くし立てられる言葉に、静かに返し。
諭すような言葉には、頷いて。
最後の、抑えた問いに思わず右手を後ろに回したのは、多分無意識]
ああ、まあ。
丁寧な扱いは受けられなかったけど、大事はないよ。
[空腹と先程の自警団の言葉に不機嫌さを撒き散らしながら─と言ってもいつものように無表情なのだが─、広場を横切り宿屋へ向かおうとする。
と、横からの衝撃に少したたらを踏んで、ぶつかって来た人物に視線を向ける。
それは半ば睨むようなものになりかけたが、ぶつかって来た人物が誰なのかに気付くと、直ぐに掻き消えた]
…イレーネ。
……いや、さっき自警団の奴に捕まって。
[何か、と聞かれて不機嫌である原因を簡潔に話す。
その中には襲われたギュンターのことや、技師が戻ってこないことも含まれていただろう]
この世は何から成った塔か?
怒りだよ。
怒りは出来るものではなく溢れるものだ。
全てに内在しているものだ。
だからこそ鎮めるためには祈らねばならない。
祈りは流出を止める。
止めなければ……影は満ちる。
[アーベルに向けても返しつつ、持ってこられた酒瓶とグラスを見]
「このパンは私の体であり、このワインは私の血である」
[食せよ! とは宣言するよう高らかに言い]
聖餐。
神を食すのもまた、祈りでありしか。
そうかー。
やっぱり、先生でも怖いのかー。
[なにやら、うんうんと見当違いに頷いている。
後半の言葉には、些か神妙な面持ちで答える]
……笑わない、かな。
先生の言いたいことも、分かるつもりだから。
だけど、先生。
きっと、私の言葉のほうが、笑われる、かも。
[少しだけ、恥ずかしそうに目を伏せる]
人間でも、人狼でもさ。
人を殺す手段はあるんだよ。それは怖い。とても怖い。
―――けど、それでも私はやっぱり、人間も、人狼も、仲良く暮らせないのかなあって思うんだ。
だって、もし、ギュンターのおじいさんの言う私達11人の中に人狼がいるとしたらさ。
それは、今までずっと一緒に仲良く出来ていた人達なんだから。
……私、変かな?
[そこまで言って、ようやくオトフリートが自分の左手に触っているのに気づいた。
嗚呼。痛みは続いているのに。感触は、もう、無い]
[ジト目を受けても、にっこりと笑みを返した。
眺める眼差しは、何時もの面白がる様子より、若干ながら微笑ましげだった。
それも、ブリジットの高らかな声を聞きとめ、潜められたが]
先生の言う祈りとは、如何にも難しい。
祈りとは即ち、願い、望む事か。
それだけで良いのか。
そうだね。ユーディ姉ちゃんに怒られるのは、俺も怖いや。
[エーリッヒとユーディットの様子をみて、またくすりと笑って。
少しだけまじめな顔になって、ハインリヒの方を向く]
そっか。おっちゃんは家で寝てたんだ。そして証明する人はいない、かー。
[連れていかれたという老母の話を聞けば、少しだけ顔はゆがむが、すぐに戻し。
左手でぼさぼさの頭を軽く掻いて、頬を膨らませ口を尖らせる]
探偵ごっこって言われるとアレなんだけどなー。
だってさ。狼みつけないと、俺たちみんな…ギュンターのおっちゃんみたいに、喰われちゃうんじゃないの?
だから、気になる人からは、色々話を聞いてみたいんだってば。
おっちゃん自身は、そーいう気持ち、ないの?
団長さんの事は見たけど…工房の人も…?
[戻ってこない人は何処に行ったのか。
思いつくものは、あの赤を見た後の今は一つだけで。]
…そのうち、帰ってきてくれるよね。
ユリアン修行、まだ途中なんだし。
[目を伏せると、視線の先には小瓶の中で揺れるオパールがあった。]
あ、ごめん。宿に行く途中なんだよね。
私も行こうと思ってたから、一緒に行こ?
さっきユーディットさんに、一人で居ないほうがいいって言われたし…。
[そう言いながら、宿へと歩いてゆく。]
[アーベルの声や、周囲からの微笑ましいものを見る視線には頓着せず。エーリッヒが再び素直に謝る様子を確認すれば、ようやく表情を緩めた。]
判ったなら、良いんです。
私も怒鳴ったりしてすみませんでした。
[立ったまま、深々と礼をする。その視界の隅に、エーリッヒが手を後ろに回したのをちらりと見て取って]
……そうですか。
[問いに対する返答にはそう返し、納得した様子
を見せるも、さっ、とエーリッヒの右手首を掴んで前に出させた。案の定そこにあった痣に、眉をしかめる。]
……本気で実力行使に至るのも、時間の問題でしょうか。
[聞き取れないぐらい小さな声で呟いて。]
あとで、きちんと手当てしましょう。
[エーリッヒにはそれだけ言った。]
崩れてしまった塔は塔ではない。
ならばそれはどう呼ばれるべきか。
それは何であるべきか。
――恐怖だよ!
崩れた塔は恐怖の象徴であり、証明であり。
そしてそれ自体でもある。
だから人々は塔を造り直さすにいられなかった。
塔が恐怖を含有しうると知りながら。
故にこの世も塔であるのかもしれない。
恐ろしい事だ。
[フルーツで積み上げた塔を突付くとそれはいともたやすく崩れ。崩れたそれを積み直しながら、ノーラからアーベルに視線を移し]
祈りとは願う事だ。望む事だ。
加えて、頂に登る事だ。星を仰ぎ、薪をくべる事だ。
[やはりどこか抽象的な調子で。アーベルがノーラに話しかけるのを見、そのまま宿の中を一望した]
[虚をつかれた。
呆然と、ミリィの顔を見つめる]
ああ、それが出来るのなら。
[ようやく絞り出すように出した声は掠れて]
変などではありません。
それが成せるなら、どれほど良いことでしょう。
貴女も私も、恐怖に震えなくて済む。
誰かの死を願わずに済む。
[ゆるりと浮かべた笑みは、どこか泣きそうだったけれど]
…ミリィ?
……貴女、この手。
[す、と翠が真剣な色になる。
感じた違和感に手を掴む力が増した]
まあ、怒鳴られて文句を言える立場でもなし……。
[どうにか場がまとまった事に、ほっとしたのも束の間。
結局右手は隠し通せず、やれやれ、とため息をつく。
ごく小さな呟きははっきりとは聞き取れなかったものの、似たような予感は恐らく抱えていて]
……ああ、戻ったら、頼む。
[短い言葉には短く、返すに止めた]
ん……。
工房をずっと空ける人じゃなかったから、戻ってくるとは思う。
ご丁寧に俺の作業場に原石山積だったし。
その加工のために戻ってくるはずだよ。
[イレーネとの会話で不機嫌さも粗方払拭される。
幾分穏やかな心持ちで、宿屋に行くと言う言葉に頷いた]
一人で……そうだな。
何があるか分からないし。
[返しながら、共に宿屋へと向かった]
[ちょっとだけ目を細めてボサボサ頭を軽く撫で]
…茶化して悪かったな。
俺よりお前のがよっぽど立派っだぜ?うん。
俺は…犯人…ていうべきか?これは。
まあ、人狼でもなんでもいいんだが。それを探すってのはどうすりゃいいのかわかんねーからなあ。
…なるべくひでー目にあわずにこの騒ぎを終わらせる方法を考えちゃいるがな。俺だけじゃなく。
怒りにより造られた塔は、崩れれば恐怖と成る……ね。
[ブリジットにより語られる言葉は、矢張り意味が掴み難い。
頂とは何処か。星を仰ぐ事に意味は在るのか。薪とは――何か。
幾つもの疑問にははっきりと答えは出されない侭、けれど、それ以上、問いを重ねる事はしなかった]
私はね。
誰かを殺すための話し合いはしたくない。
仲良くするための話し合いがしたい。
やっと。それに気づけた。
きっと、人狼の人達も怖いんだよ。このままじゃ、また罪を重ねる。
だから、もしイレーネに人狼を見つけてもらったなら、なんとかしてあげたいって、そう、思うんだ。
苦しいことは、一緒に背負って、
楽しいことは、共有していく。
それが、みんな仲良くするってこと。そうだと思う。
[言い終えると、オトフリートが真剣な顔で、ミリィの左手を掴んでいる姿が見えた。
思わず、ちょっと罰の悪い顔で茶化してみる]
あやや。先生。痛いよ。
乙女を扱うときは、もっと慎重にってね。
無理はしてないよ。
心配事っていうのなら、ノーラ姉の事になるかな。
ただ、伝えておきたい事があって。
[ノーラへと意識を戻した時には、浮かぶのは薄い笑み。
他者に向けるものよりは、柔らかいものではあったが]
俺がいなくなったら、
ユーディットか――もしかすると、ゼーナッシェさんを疑って。
今の段階では、ね。
イレーネは少なくとも、人狼じゃない。
力を本当に持っているのかは、分からないけれど。
[表情は変わらぬまま、声だけを潜め、ノーラに囁くように言う]
[エーリッヒの言葉に微かに頷き返す。
そこでようやく、酒場に集まっている人々の様子を見渡す余裕ができた。
昼間、置いていくような形で別れたティルがその場にいることにまずほっとし、次にフルーツタワーを積み直している(一度崩したのだろうか?)ブリジットの様子に目が留まる。
その表情は常と変わらないものに見えたが、昼間オトフリートが言っていた『聴こえる』という現象についてはやはり気になった。
この場にオトフリートが居ない以上、本人に聞き質すのが筋なのだろうかと若干思い悩む。]
…本当に、貴女は強い。
[言われた言葉に小さく呟く。
けれどその顔は笑みを浮かべずに]
ああ、失礼をしました。
けれど本当に痛いですか?
痛かったら反射的に手を引くと思うのですけれどね。
[力は殆ど緩めない。医師としても見逃せないというところか]
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