人狼物語 ─幻夢─


28 Rainbow stone

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視点:


次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。


そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。

紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。


現在の生存者は、音楽家 エーリッヒ、画家の卵 ミリィ、少年 ティル、娼婦 イレーネ、召使い ユーディット、詩人 ハインリヒ、工房徒弟 ユリアン、医師 オトフリート、小説家 ブリジット、新妻 ノーラ、青年 アーベル の 11 名。


青年 アーベル

< 少年の挨拶に尾をピンと立てていた白猫は、
 耳をぴくりと動かして、トン、地に下り駆け出した >

(0) 2008/08/06(Wed) 00:04:35

画家の卵 ミリィ

良かった。

[イレーネの言葉に、ゆっくりとミリィが微笑んだ]

うん。私は人間よ。貴方のような力は何も持ってないけどね。

……だけど、これで見分ける力を使う対象が1人減らせる。

イレーネ。信用できる人は最後まで信用する覚悟で。
少しでも信じられなくなった人は、疑って。
見分けようとするなら……それが一番大事だと思う。

誰が人狼で、誰が人間か。
それは、私にも分からないから、すごい怖いんだけどね。

(1) 2008/08/06(Wed) 00:05:12

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:07:50

召使い ユーディット

ありがと。まあ今は、そうやってお喋りする相手もそんなにいないから……ああ、違うか。
ティルがいたね。

[微笑む。呟きには、んー、と高い空を見上げ。
ふっと顔を戻し、首を振った。]

それはない。大丈夫。
昨日、イレーネさんが、人狼を見つける力がある、って言ってたでしょう。それに、私たちだって何もできないわけじゃない。誰が狼なのか人間なのか、一生懸命考えることはできる。戦うことはできる。

……この村には、人狼の御伽噺があるんだってね。
でも、それって、御伽噺を語り教える人間がいないと、私たちが知ることもできなかったはずでしょう。
つまり。人狼が出てきても、人間はちゃんと生き残って、そのお話を後に伝えられたってこと。
だから、大丈夫。

[ティルの頭に手を置き、撫でる。]

きっと元通りの、いつもの村になるから。

[言い終えたところで、膝から猫が飛び降り、駆け出した。
それを、何気なく見送る。]

(2) 2008/08/06(Wed) 00:08:04

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:08:10

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:11:22

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:12:53

小説家 ブリジット

[広場の入り口までくると立ち止まり、空いている方の手をひらひらと振ってまばらな――ごくまばらな人影が存在する広場を一望し]

やあ、諸君。今日は、調子はどうだい。
地に穴が開いてはいないかね。
蓋が解れてはいないかい。いないなら、それは僥倖。

[大きな声で挨拶をする足元を猫が駆け抜ける。それを視線で追い――ぴたりと。自身の足の横、猫が通り去った後のそこを見つめて、停止した。数秒、微塵も動かずに]

(3) 2008/08/06(Wed) 00:13:00

音楽家 エーリッヒ

[特に、行く宛もなく適当に道を選んで進む。
それは、音のイメージを固めるときの癖で。

気づけば、どこをどう通ったのか、村の門の近くまで来ていた]

……っと。
こっちに来ても、意味、ないだろうに。

[今は出れないんだから、と独りごち。
閉ざされた門を睨むように見てから、踵を返そうとして──]

……?

[ふ、と。
感じたのは微かな違和感]

(4) 2008/08/06(Wed) 00:13:36

医師 オトフリート

―診療所―

[アーベルの言葉には何も答えられなかった。
ただ、その言葉の重さだけを受け止めて翠を翳らせた]

探さなければいけないのは。
私だって分かっていますよ。

[椅子には座らず、床に座り込むようにして壁に背を預ける]

でも、どうしても疑いたくない相手だって。
いるじゃないですか…。

[喉元に手を当てて、目を瞑る]

(5) 2008/08/06(Wed) 00:14:27

青年 アーベル

< 白猫はそのまま通り過ぎようとして、
 止まった女性に気付くと、
 幾分か離れたところで同じ様に脚を留め振り返る。

 静止、数秒 >

(6) 2008/08/06(Wed) 00:15:01

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:15:13

召使い ユーディット

[猫を見送った視線の先に、なにやら大声で挨拶をしたブリジットが立ち尽くしているのを見て取る。]

こんにちは、ブリジットさん。
……大丈夫?

[「大丈夫?」には昨日の血が滲んでいた手の具合だとか、そもそも体調だとか、固まっているけど動物嫌いなのかな、とか、色んなことが含まれていたが。]

(7) 2008/08/06(Wed) 00:18:53

音楽家 エーリッヒ

……なん、だ?

[空気が、どこか、違う。
感じたのは、それ。
感覚的にどうの、というのではなく。それはわりと、物理的な違和感で]

……血の臭い……か?

[口にしてから、後悔した。
言葉にしたら、現実になる、というのはどこか異国の信仰だったか、などと考えつつ。

それでも、足はそれを感じる方へと、向いて]

(8) 2008/08/06(Wed) 00:19:28

娼婦 イレーネ

信用できる人は最後まで信じて、信じられなくなったら疑う…。

[ミリィの言葉に、一つ一つゆっくりと頷いてゆく。]

…うん、私も、怖い。

[両手を胸の上に乗せて、微かに肩を震わせた。
手の中には二つの蛋白石が握られたまま。]

(9) 2008/08/06(Wed) 00:20:02

娼婦 イレーネ

そういえば、ハインリヒさんが女子供は先に調べた方がとか、言ってたんだっけ…。

調べた方が、皆が安心するから?
安心する為に占ってもいいのかな…。

[それは先ほどのミリィの言葉とは少し矛盾しており。
うぅんと、難しい、困ったような顔をした。]

(10) 2008/08/06(Wed) 00:20:10

少年 ティル

…ごめんね…ありがとう、姉ちゃん。

[頭に乗せられた手がうれしくて。思わずそっと手を伸ばす]

そうだね。姉ちゃんの言うとおりだよね。
イレーネ姉ちゃんが狼みつけたり、俺たちが考えたり。できることはあったよな。

俺も気弱になってたのかな…
[ちょっと苦笑いをして、いつものように笑顔を作ろうとする。]
ありがと、ユーディ姉ちゃん。話聞いてもらえて、少し落ち着いた。
一緒に、がんばろう。

[そういってひょこりと立ち上がれば、かけていく白猫と、その先にいたブリジットの姿が目に入る]

(11) 2008/08/06(Wed) 00:22:03

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:25:16

音楽家 エーリッヒ

[しばし歩き、足を止める。
感じた臭いは、だいぶきつくなり、それが嫌な予感を助長していた]

…………。

[無意識、右手が左の腕を掴む。
村の門と、近くの民家の間の空間。
子供がかくれんぼに使うような、そんな物陰。

見るなという思いと、確かめなくては、という思いの攻防を経て、覗き込んだ先には]

…………爺さま?

[見知った者のの、見知らぬ姿]

(12) 2008/08/06(Wed) 00:25:27

小説家 ブリジット

……っ、……

[短く、詰まったような声。正面、猫がいる方とは逆に向き直る。僅かに見開いたような双眸。次の瞬間、空いている手と荷物を持った手、両方でそれぞれ耳を押さえて俯き]

――あああ!!

[広場に響き渡るような叫び声をあげた]

(13) 2008/08/06(Wed) 00:26:00

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:27:04

青年 アーベル

< 叫び声があがる前か、後か。
 ともかく、白猫は再び駆け出す。
 今度は止まる事もなく >

(14) 2008/08/06(Wed) 00:27:38

青年 アーベル

[未だ、齎された死も広場での出来事も、遠い場所。
暫くの後、呼ばれたように遣って来た白猫を肩上に迎える。
白い毛並みを撫ぜて、青の眼を眇めた。

*やがて緩やかに歩み出した先に見るものは、何か*]

(15) 2008/08/06(Wed) 00:29:47

音楽家 エーリッヒ

[瞬き、一つ。

首と、腹部と。
紅を零すのは、その二箇所。

首は噛み痕、腹部には爪痕。

腹部は荒らされているようにも見え]

……これ……は……。

[人の仕業じゃない。
直感が告げ、そして──]

冗談……じゃ。
冗談じゃねぇよ!

[自然、声が上がった。
風に乗って、声はどこまで響くか]

(16) 2008/08/06(Wed) 00:30:41

画家の卵 ミリィ

[イレーネの言葉に、はっとしたようにミリィが首を振った]

ううん。
安心の為に力を使うのは良くない。
基本的に、安全策と思うことは大体悪手になるわ。

安心するから、じゃなく、信じられないから、で力を使うの。
そう。とっても、これは怖いこと。
当たっていたとしても、外れたとしても、その人のことを名指しで疑うんだから。色んな人の悪意を背負わなければいけないのだから。

[真剣な顔つきで、イレーネを見据える]

だけど。
貴方は、私を信じてくれるって言ってくれた。
だから、その重い荷物。私も一緒に持ってあげる。
大丈夫よ。貴方は、一人じゃないんだから。ちゃんと最後まで一緒にいてあげるわ。

もし、死が二人を別つとしてもね。

[ウィンクしながら、イレーネの体を優しく抱きしめた]

(17) 2008/08/06(Wed) 00:31:11

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:31:44

召使い ユーディット

[笑顔をつくろうとする少年の様子に、痛ましいものを覚える。
今さっき口にしたことは、ただ希望論に過ぎない。
イレーネは狼を見つけるかもしれないが、そのイレーネは偽なのかもしれない。
自分たちは考えることはできるが、答えに辿り着けるとは限らない。
語り伝えられた御伽噺はあるが、語り伝えることのできなかった御伽噺もまた、あるだろう。
けれど。]

うん、一緒にがんばろう。

[微笑み返す。
ひょっとしたらこの少年が人狼かもしれない、そんな可能性もある。
そう諌める頭の中の声は、ひとまず無視することにした。]

きっと皆、不安に思ってる。
だけど……不安に負けて、諦めたらおしまいだから。

(18) 2008/08/06(Wed) 00:32:43

召使い ユーディット

[言い終えて、
目の前のブリジットの様子がおかしいことに気付き――
――悲鳴に戦慄する。]

ちょっと、待ってね。

[ティルに声をかけてから、ブリジットの元に急ぐ。]

どうしたんですか、ブリジットさん。
ブリジットさん!

[落ち着かせるように肩を抱く。]

(19) 2008/08/06(Wed) 00:35:28

音楽家 エーリッヒ

[思わず上げた声。それと、そう遠くない場所で上がった叫びは重なったか。

声を聞きつけた自衛団が集まる怒号を聞きつつ、その場に膝を突く。
何があったかと、問いただす声は今は遠く]

……始まる……始まった。

[ただ、ぽつり、と。
そんな呟きが零れるのみ。

一方、自衛団の隊員の一部は診療所へと向かうか。
それは治療よりも、検死を求めているのだろうけれど]

(20) 2008/08/06(Wed) 00:37:03

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:38:23

少年 ティル

うん。がんばろう。
諦めたらお仕舞い、だよね。
[ユーディッドの不安には気がつかずに、笑顔を向けていれば。
そこへブリジットの大きな叫び声が響き渡る]

ブリジット姉ちゃん!どうかしたの?大丈夫?!
[ユーディッドが駆け出すのについて、思わずそちらに向かい駆け出していた]

(21) 2008/08/06(Wed) 00:39:22

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:40:31

医師 オトフリート

[やがて立ち上がり奥の部屋へ。
水音が響き、暫くすると戻ってきて薬の確認を始めた]

イザとなれば、誰か他の人にやってもらうしかありません。
とりあえず普通に使えば大丈夫そうなものを一覧にして…。

[カリカリとペンの音が響く]

(22) 2008/08/06(Wed) 00:40:40

召使い ユーディット

[と、どこかでもうひとつ、叫ぶような声が聞こえた気がした。
それと共に、何かざわめきが、村の中を駆け抜けていくような。]

(23) 2008/08/06(Wed) 00:44:06

娼婦 イレーネ

[ミリィの言葉には微かな困惑。
納得していないというよりは、どうしていいか分からず困っているという様子がみられたろうか。

悪意を背負うに事を思えば再び心は怯えを呼んだが。共にと言われた言葉に、抱きしめてくれた腕に、まずは戸惑い、だがすぐに嬉しそうに微笑んだ。]

うん、ありがとう、ミリィ。
…ありがとう。

[こちらからも手を背に回す。
常に熱は固く厚いものからしか与えられず。それを不満に思ったわけではなかったが。
親友の柔らかい体から伝わってくる、心地よい温かさが嬉しかった。]

…死ななければいいね、ううん、死なないように、頑張らないといけないんだね。

(24) 2008/08/06(Wed) 00:45:58

医師 オトフリート

[ドンドンドンドン!
いきなり叩かれた扉にハッとして立ち上がる]

どうしました。
急変でも……

[扉を開けた向こうにいたのは、鉱夫達ではなく複数の自衛団員。
強張った表情と、有無を言わさぬ口調に顔が青褪める]

…分かりました。
鞄を取らせて下さい。

[睨みつける視線を背に受けながら、往診に使う鞄と上着を手に取った。急いで羽織ると、周囲を囲まれ促されるままに走る]

――!

[そこにあったのは、診断を下すまでもないであろう姿]

(25) 2008/08/06(Wed) 00:45:59

新妻 ノーラ

[叫び声が聞こえた気がした。

外がやけに騒がしい。]

…なにかあったのかしら?
ちょっと様子、みてくるね。

[止める姉に小さく首を振って、外へと。

風に乗ってくる微かな赤い薫りに、咽喉の奥が苦い。]

…や。
[足が竦むのは本能的なものだろうか。
口元を押さえた手も、身体を支える膝も震えていて。

それでも、何が起こったのかを見極めたいと路地へ。]

(26) 2008/08/06(Wed) 00:46:10

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:46:59

小説家 ブリジット

……どうして、だ。どうして。
ずっと……は。……なかった、のに。 また!
どうして。何故。滅亡、――黒き影!

[呻きのような呟きのような言葉に、時折叫びが混じる。幾分荒い呼吸をしながら肩を抱くユーディットと、奥のティルとを見、一時沈黙し]

……。
駄目だ。行かないと。祈らねば。
折れた塔を。落ちた星を。蓋は崩れ、……

行かねば。呼ぶだろう。何故か。
聞こえるからだ。

[断片的に言ってゆらと耳元から手を離し、腕で払うようにしてユーディットから離れる。おぼつかない足取りで歩き始め、数歩行ったところで走り出す。
 広場と離れた場所――本来村の出入り口である、その付近へと]

(27) 2008/08/06(Wed) 00:49:35

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:50:10

音楽家 エーリッヒ

[呆然としていた時間はどれほどのものか。
立ち上がり、場所を開ける──というか、開けさせられた。

まだどこか、ふらつくような感覚があるのは、立ち込める臭いと熱気のせいだろうか、などと考えつつ、脇に退いて]

……は。
冗談じゃ、ねぇ、よ。

[零れ落ちたのは、掠れた声]

(28) 2008/08/06(Wed) 00:50:36

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:52:08

新妻 ノーラ

…ねぇ、もしかして…

[慌しく駆け回る自警団の人々の中、膝を付いて座り込む幼馴染の姿。]

死んで…るの?

[狐に荒らされた鶏小屋を思わず思い浮かべた。
アレはまだ幼い頃のことだろうか。

けれど、そこでずたずたに引き裂かれた残骸は、鶏なんかじゃなく…人間。
人狼への危機を最も危惧していた人物。]

…ぅっ。
[こみ上げてくるものを押さえたって、ろくに何も口に出来ていないんじゃ出るものも無いのだけど。
震える膝は、何とか立っているのがやっとで。]

…あんな風に、されちゃうなんて……
[死を認識していくうちに、込み上げてくるのは恐怖。]

(29) 2008/08/06(Wed) 00:54:06

医師 オトフリート

これ、は。

[息を飲み、だがすぐに頭を振って近くへと寄る。
自衛団員に促されて脇へと避けるエーリッヒをチラリと見てから]

…最初に脇から。
ついで首を。最後に改めて腹を、というところですか。

[傷口や出血の仕方を確かめながら、低く呟く。
翠は冷たく一つ一つを見つめ、手を紅に染めて確認してゆく]

首の傷など。どう見ても「食われて」いますね。

[酷く乾いた冷たい声で断じる]

(30) 2008/08/06(Wed) 00:54:11

召使い ユーディット

ブリジットさん、落ち着いてください。
一体何が……

[間近で聞いている筈なのに、その口から発される言葉は、内容はまるで聞き取れず。困惑して聞き返そうとしたところで、腕を払われた。]

行く、って、どこへ。

[呆然と。置いていかれた形になって、その背中を見送る。
そこに、宿から出てきたノーラがふらふらと同じ方向――村の入り口――に向かう姿が見え。]

……ノーラ?

……どうしたんだろう。

[首をその方角に向ける。騒がしい。ざわめきが聞こえる。
ややして、後ろにいたティルを振り返った。]

ティル。私たちも、行こう。

[決然とした表情。声をかけて、二人の後を追う。]

(31) 2008/08/06(Wed) 00:57:20

少年 ティル

ブリジット姉ちゃん、どうしたのさ。

[様子のおかしいブリジットに困惑しながらも。
駆け出していく姿を、追いかけて駆けていく。

程なくして、凄惨な光景を見ることに*なるのだろう*]

(32) 2008/08/06(Wed) 00:57:24

音楽家 エーリッヒ

[耳に届く、聞きなれた声には、とそちらを振り返る]

……って、ノーラ!
大丈夫かよ、おい!

[大丈夫なはずはない、とわかっていても。
そう、声をかけずにはおれず。
近づいて、震える身体を支えようと手を伸ばし]

(33) 2008/08/06(Wed) 00:57:43

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 00:57:54

画家の卵 ミリィ

[イレーネの体を抱きしめながら、小さくイレーネに言葉を返す]

大丈夫……きっと、大丈夫だよ。
いつかまた、今までと同じ様に、何もなかった頃へ戻れるよ。

だって、私達は、幸せになれるんだから。

[思いを馳せるのは、あの日見た緑色の空。
幸せを呼ぶという空]

あの空に負けないようなすっごいの描くの。
ちゃんと、完成したら、真っ先に知らせてあげる。
だから、待ってて。
私の最初の作品パワーで、事件なんか解決するに決まってるわ。

[少しだけ涙をにじませながら、*幸せそうにミリィは笑った*]

(34) 2008/08/06(Wed) 00:58:49

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 01:00:08

医師 オトフリート

っ。

[声に振り向けばそこには、震えるノーラの姿]

早く彼女を向こうへ!
この場を長く見せるんじゃない!!

[叱咤の声は自衛団員やエーリッヒに向けたもの]

(35) 2008/08/06(Wed) 01:01:36

小説家 ブリジット

[そのうちにそこへと辿り着いた。自衛団員を含む人物らが集まり、小さな人垣を作り出している。場を満たすのは、様々な種類の負の気配と、血液の臭い]

……。

[ふらふらと。その中心へと近付いていく。制止の声があったとしても反応すらせずに。自衛団員を幾人か押し切るようにして]

(36) 2008/08/06(Wed) 01:06:10

小説家 ブリジット、「残骸」を、見た。

2008/08/06(Wed) 01:06:34

召使い ユーディット

[ティルを連れて、騒々しさの中心地に辿り着く。
自警団員たちが立ち塞がり、右往左往している中を、すみません、と声をかけ、ティルの手を繋いで抜けていく。近づくにつれ、かつて嗅ぎ慣れた匂いが鼻をついた。
だから、そこに何があるのか、予想できていなかったわけではない。

けれど実際それを目にした瞬間は、さすがに顔が蒼褪めた。]

ティル、見ちゃ駄目。

[首を伸ばす少年の目を手で覆い隠す。]

(37) 2008/08/06(Wed) 01:06:41

医師 オトフリート

ブリジ……

[近寄ってきたブリジットにも声を掛けようとした。
だが何故か気押されて、静止することまでは叶わない]

(38) 2008/08/06(Wed) 01:09:12

召使い ユーディット

[叱咤の声に、知らずそれを見つめ続けていた視線をあげる。]

……先生。

[次いで、ノーラと、それを支えるエーリッヒの姿も目に入った。
そして、中心へ向かうブリジットの背中も。]

(39) 2008/08/06(Wed) 01:10:20

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 01:11:37

音楽家 エーリッヒ

……言われなくたって、わかってるっての……!

[自身の受けた衝撃は、いつしか薄れて。
オトフリートの言葉に返しつつ、ノーラの視界を遮るように立ち位置を定め]

……長居するような場所じゃない。
送ってくから、戻れ。な?

[諭すように、宥めるように声をかける。
幼馴染に対し、自分ができるのはその程度の事と*理解しているから*]

(40) 2008/08/06(Wed) 01:14:38

小説家 ブリジット

塔は折れる。星は落ちる。蓋は崩れる。
黒き影とは何か? 御伽だ。御伽の成立だ。
伝えられしは異形。狂えし者に……
視えし者。守りし者。聞こえし者。

[赤く浸されたそれを見下ろしながら、ぽつりぽつりと喋り出す。語る調子で、しかし誰に宛てたようでもなく]

聞こえし者とは何か? 呼ばれたる者だ。
腐れ落ちる四肢は呼ぶだろう。
叫ぶだろう。そう、――調和!

[単語を口にすると同時に先程のよう両耳を押さえ]

(41) 2008/08/06(Wed) 01:14:58

医師 オトフリート、召使い ユーディットの声にそちらを振り仰ぎ、ティルに気付き、首を振る。

2008/08/06(Wed) 01:15:07

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 01:17:40

娼婦 イレーネ

[ミリィに抱きしめられながら、それを嬉しく、心から嬉しく思うも。
幸せの空を見たときには家族が居た。
優しい父、憎まれてはいたが母も。

けれど、今は?

母の代わりにミリィが居て、父の代わりに―――。

でも家族じゃない。

何もなかった頃には決して戻れない。
それは空気の揺らぎが、何かが始まったと震え光る黒いオパールが、じわりと伝えてくれていた。]

(42) 2008/08/06(Wed) 01:19:23

召使い ユーディット

[首を振るオトフリートに、頷き。ティルを連れて下がろうとする。
その背に響くブリジットの声が、今度はやけに鮮明に聞こえた。]

……視えし者、守りし者、聞こえし者……。

[復唱する。]

異形、狂えし者……。

そんなものには負けやしない。

(43) 2008/08/06(Wed) 01:21:29

娼婦 イレーネ

[嬉しさと翳りと、そんな二つが内に去来する中で。
いつまでたっても変わらないミリィの軽口に、小さく声を立てて笑った。]

…うん、楽しみにしてる。
約束、だよ。

[お互いに顔を見合わせて、子供の頃のように*笑いあった。*]

(44) 2008/08/06(Wed) 01:21:30

小説家 ブリジット

……

もう、消えたと、思ったのに。
なんで。どうして。よぶの?
おじいちゃんも…… どうして?

きらい。
みんな、きらい。
また、きえちゃえ。

[俯いたまま、泣きそうな表情をして呟く。その表情と話し方は、まるで幼い少女のようで]


……調和。

そうだ、これは調和だ。そして滅亡だ。
黒き影は何をもたらしたるか?
変容とは?

[しかし次の瞬間には、はっとしたように首を振り、言葉を連ねる。いつもの彼女のように。ニ、三歩後ろに下がり]

(45) 2008/08/06(Wed) 01:21:49

医師 オトフリート

お願いします。

[僅かに冷静さを取り戻した声でエーリッヒに頷く]

他の人も集まってきてしまう前に、この場から人払いして下さい。
こんな状態、晒しておくものじゃありません。

[言いながら自分の上着をギュンターの上に掛ける]

誰か、診療所の入り口に立てかけてある担架を。
ここからなら詰め所の方が近いですね。
安置できる場所があればそこへ。

[淡々と指示を出すも、その肩は僅かに震えている]

(46) 2008/08/06(Wed) 01:21:49

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 01:22:10

医師 オトフリート

ブリジット。
どうしました。大丈夫ですか。

[どこか幼く呟く声に気付けば、そちらに手を伸ばそうとして。
赤く染まったその手をハッと引きこめた]

(47) 2008/08/06(Wed) 01:24:25

小説家 ブリジット

……何でもない。
ただ……
そう、ただ。騒がしい。それだけだ。
そして更なる変容は訪れた。

祈らねばならない。
探さねばならない。
黒き影から逃れる為には。

[オトフリートの声に耳から手を離しながらそちらを見。どこかぼんやりとしながらも応え、周囲の人物らを一望した]

(48) 2008/08/06(Wed) 01:34:55

医師 オトフリート

[ユーディットにはもう一度頷き返して]

騒がしい…。

[自らの手は後ろに回しつつ、ブリジットを見る。
そのまま少し考え込むように首を傾け]

ブリジット。
貴女はなにか「聴こえて」いるのですか?

[半信半疑、悩むような声で尋ねる]

(49) 2008/08/06(Wed) 01:40:29

小説家 ブリジット

[オトフリートの問いに、少しく間を置いてから]

――ああ。
聞こえている。ざわめきが。
意思が。呼び声が。

聞こえし者とは、呼ばれたる者。
御伽に伝えられるその者は……
私、だ。

[視線は落としがちに答え]

(50) 2008/08/06(Wed) 01:49:33

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 01:53:43

医師 オトフリート

意志に呼ばれている?
御伽に伝えられる者。

[記憶の中を手繰る。最前の会話と欠落のある記憶と、そこから導き出されるのは二つの答え]

貴女のそれは天からの啓示ですか。
…信じても良いのですか。

[そう言うものの、首を振って]

私にはその真偽を断じることが出来ない。
ただ、希望となってくれればいい、と思います。

[担架が運ばれてくる。こちらを睨む自衛団員に首を縦に振る]

(51) 2008/08/06(Wed) 01:59:05

新妻 ノーラ

[あたりの声もあまりに遠く感じて。
視界が暗くなっていくのが判る。]

ぁ。
[揺らいだ肩を支えた手に、引き戻されるように瞬いて。]

…ごめんなさい。
そうね、戻った方がいいよね。

[彼も、そうかもしれない。
そういう思考が無かった訳ではない。

けれど今は、その手が支えてくれなくては崩れ落ちてしまいそうで。
…本当は、この役目は彼のものでは無いはずなのに。]

[小さく頷いて、大人しく帰路へと。]

(52) 2008/08/06(Wed) 02:06:19

小説家 ブリジット

天からの啓示。どうだろうか。
地からの罪責かも知れない。

信じたい者は信じればよい。
信じたくない者は信じなければよい。
ただ、新たな声が増えし時には。
私はその結果を皆に伝えよう。

[普段よりも静かに、整然と伝え。担架や自衛団員達の動向を眺める。そしてそのうちに場を*離れ*]

(53) 2008/08/06(Wed) 02:15:01

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 02:16:07

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 02:16:32

新妻 ノーラ

[支えられるように寄り添って歩きながら、自分の腕をぎゅっと抱き締めて。]

…わたしには、特別な力なんか無いわ。
御伽噺みたいに、悪い奴を見つける力も…ましてや誰かの危機を救う力なんか持ってない。

けれどね、ひとつだけ…わたしにもできることがあると思うの。

ほら、わたし…酒場で働いて、いろんな人と話す機会が多いでしょ?
だから…

みんなの話を聞いて…変わってしまった人や、隠し事をしている人。
そういう人たちの違和感を、探せないかな…って。

あの、団長さん。
話し合いを…って言ってたよね。
団長さんはきっと、そうやって見つけてほしかったんじゃないかしら。
見つけられれば、他の人は助けられる。
だから…全員処刑して終わらせるなんて簡単な手段を選ばなかったんだと思うの。

[沈黙が怖くて、埋めるように言葉を紡ぐ。]

(54) 2008/08/06(Wed) 02:16:56

医師 オトフリート

信じるも信じぬも己次第ですか。
貴女の言葉は含みが多くて…迷う。

[去ってゆくブリジットの背を見つめていると、自衛団の一人に強く手首を掴まれた]

っつ、逃げたりはしませんから。
手が使えなくなってはそれこそ仕事にも差し支えるのですよ。

[離された場所を眉を寄せて擦りながら]

分かり易いのもいいですが。
これは気分の良いものではありませんね。

[呟いた言葉は誰に*届いたか*]

(55) 2008/08/06(Wed) 02:27:17

新妻 ノーラ

ねぇ、エーリィ。
…あなたは誰がそうだと思う?

難しかったら、そうじゃないって思う人でもいい。
[並んで歩き、視線は合わせぬまま。]

エーリィは変わらないねって、そう思ったの。
なんかさ、こうして気を使ってくれるのって…いつもどおりみたいって。

そんなだから、いいひとでおわっちゃうのかもね。

(56) 2008/08/06(Wed) 02:28:15

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 02:30:17

新妻 ノーラ

[宿の前、不安そうに立っている姉。]

ただいま、姉さん。
…ギュンターさんが……
[表情になにかを読み取ったのか、皆まで言わぬ前に姉は手を差し伸べてくれて。
宿の中へと連れ込まれたところで、ぺたんと膝が抜けてしまって。]

…姉さん。
怖かった、怖かったの…!
[しがみつき、堰を切ったように泣きじゃくる。
本当は、姉さんよりもあの人に泣きつきたかったけれど。
幼子にするように頭を撫でる姉の手。

小さな頃から姉の手首にある青い星型の痣が、加護を受けた印だとは知らされていなかった。]

(57) 2008/08/06(Wed) 02:32:53

青年 アーベル

[次第に広がる、漣のようなざわめきの源へと足を向け、辿り着いた先に在ったのは死の臭い。
声こそ出さなかったものの、口には手を当てて僅かばかり眉を寄せた。滅多な事では動じないとは言え、慣れた光景ではない。
途中、姉と、それを支える、彼女の幼馴染みの姿が見えた]

ノーラ姉――
……、エーリ兄、ごめん、よろしく。

[自分にはその役目はないのだと、踏み出しかけた歩が止まる。それは、エーリッヒの役目でもないけれど。
幾許かの距離を空け、背中に向けて呟いた台詞は、姉に届く事はなかったようだった]

(58) 2008/08/06(Wed) 07:31:12

青年 アーベル

[入れ違いの形で、民家の隙間のような場所に立ち塞がる自衛団員のもとに辿り着く。男の制止の声は相手が“容疑者”であったが故に途切れ、静かではあれど、よく通る女性の声が聞こえた]

信じたい者は、か。
流石――フレーゲ先生。
解っていらっしゃる。

[肩に乗った猫の鳴き声は、同意か。
男の横をすり抜け、中心へと向かう。“原因”は既に覆われて直に見ることは出来なかったが、染める赤は見て取れた]

(59) 2008/08/06(Wed) 07:44:25

青年 アーベル

[視線を周囲に巡らせると、医師の男の姿があった。自衛団員が、彼の手を捕らえる。一連のやり取りを眺め、団員が距離を取ってから近付くと、丁度、落とされた呟きが耳に入った]

そりゃ、気持ち良かったら、
まともな人間とは言えないでしょう。

[そう返すアーベルは何方に感じているのか、傍目には読み取り難い。
何があったのかを問い、返る答えを、腕を組んで聞く]

(60) 2008/08/06(Wed) 07:51:10

青年 アーベル

[犠牲者の件、ブリジットの言葉の真意、他の被害について――幾らか質問を投げ、話を聞きながら俯き加減になり思考に耽る。
ややあって、ゆるりと顔をあげた]

……ねえ、先生。

敵が明白になったら、貴方なら如何しますか。
或いは明白にならず、それでも、
行動を起こさねばならないとしたら。

己がそうせねば、愛しいもの身が、危ういとしたら。

[脳裏に過るのは、語り継がれる伝承。
人の醜い部分など御伽噺には語られないが、綺麗なものではなかったのは、容易に想像がつく。
起こさなければいけない行動とは、何か。

*答えを待つ間、白猫は、白金の眸で見詰めていた*]

(61) 2008/08/06(Wed) 08:01:19

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 08:04:54

音楽家 エーリッヒ

[歩き出す間際、微か、声が聞こえたような気がして、ふとそちらへ視線を向け。
一つ、頷いてから歩き出す]

話し合い、か。
……確かに、爺さまの性格からすると、そうだよな。

[自分にも他者にも厳しく、常に公正であろうとした自衛団長。
その根底にあるのが村を、皆を守ろうとする気持ちなのは知っていた]

話す事で違和感探し、か。それも一つの手だろ。
実際、こういう事になって……自分は違う、って言葉の内、幾つかは、嘘になってるわけだし。

……まあ、こう言ってる俺も、疑いの対称な訳だけどさ。

[ふ、と掠めるのは苦笑。
小さな村だけに、噂が広まるのは早いのか。
ざわめきと共に向けられる視線は冷たい]

(62) 2008/08/06(Wed) 08:11:55

音楽家 エーリッヒ

誰が……か。
具体的に上げろって言われても、色々と難しいな。
感情だけなら、誰も違うと言いたい所だし。

[勿論、『現実』を文字通り目の当たりにした今は、それは感傷に過ぎぬとわかっていて。
ふ、と緑の瞳を伏せる]

……心情的に、幼馴染殿は疑いたくありませんが。
他に、違うな、と思ったのは先生かな。

あの人は……真剣に、状況をどうにかしたいと思ってるみたいだったし。

[墓地で交わした言葉と、その様子を思いつつ、問いに答える。
自分への評は黙って聞いていたものの、最後の『いいひと』の部分にだけは、大きなお世話、と反論しておいた]

(63) 2008/08/06(Wed) 08:12:59

音楽家 エーリッヒ

[宿の前で待っていた女将に、ノーラの事を任せ。
自分は、さてどうするか、とため息をつく]

……ん。

[ふと気づけば、背後には自衛団員の姿。険しい表情にもう一つ、今度はやや大げさに息を吐く]

詰め所で、話……?
ああ……あれですか、第一発見者は疑っとけ、ってヤツ。
はいはい、御同道しますよ。

[口調は軽いが、緑に宿る光はどこか静かに自衛団員を*見つめていた*]

(64) 2008/08/06(Wed) 08:14:02

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 08:16:46

医師 オトフリート

[アーベルに問われるまま、自分の把握した状況を説明する。
エーリッヒが最初に発見したらしいこと、その傷が獣に食い荒らされたと思しきものであること、あまりにも的確に急所をついていることなど。流石に遺体の詳細を詳しく語ることはしなかったが]

…既にまともでは無いのでしょうね。

[低い声で答える。
暗さを増した翠で見つめても青年の心中を測ることはできず]

(65) 2008/08/06(Wed) 08:45:28

医師 オトフリート

[ブリジットが去ったあと問われれば]

不安なのは、『聴こえる』というのは必ずしも良いこととは限らないことですか。私の知る伝承であれば、ですがね。
もっとも、それをここで告げる以上『そちら』ではないと信じたくもなりますが。あの方は分からない所が多すぎる。

[溜息と共にそう評して]

……。
それが必要とされるのならば否やは言いませんよ。
“敵”と定めたら、容赦をする気はありません。

[口端に浮かんだ笑みは、医師という職に似合わぬ歪んだもの]

守りたいものを害する者があるのならば。
この手で退けましょう。

[白金に映るのは、昏い色をした*双つの翠*]

(66) 2008/08/06(Wed) 09:03:32

娼婦 イレーネ

[ミリィの家を、あの後出た。
痛み留めの薬をミリィの分も用意しておこうかと思いながら、家路へと着くその途中、村にざわつきがあった。

何事だろうと、普段はやらない、人の多い方へと分け入っていく。
村人が自分だと気付いたら、自然と道は開けていくだろう。
その先にあるものは。]

……ぁ、っ……!

[赤い残滓。
それに息をのみ、青ざめた。
血の色と臭いは、嫌な事を思い出させる。
だが同時に、時が来たのだとも、これが始まりなのだとも感じていた。
無意識に、二つのオパールを握り締めた。]

(67) 2008/08/06(Wed) 09:21:52

娼婦 イレーネ

[アーベルと、オトフリートの姿が見えたので近づいて。]

……お医者先生。

[青い顔のまま、自分がより信を置く人の側に立ち、何事があったのかを小さな声で問い掛けるだろう**]

(68) 2008/08/06(Wed) 09:22:14

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 09:24:50

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 09:29:17

青年 アーベル

そうですか。
……真に恐ろしいのは、
獣などではないのでしょうね。

[続けようとした言葉は、今はその時ではないかと、一旦収め。医師の返答に口にしたのは、そんな台詞。
白猫は昏い色を宿しはせず、蒼い顔をした少女がやって来るのを認め、青年の肩から下りた]

あぁ、イレーネ。
あまり近寄らない方がいいよ。

(69) 2008/08/06(Wed) 09:41:03

青年 アーベル

< 白猫は少女を心配しているのか、
 その足にすり寄り、軽く叩いた。

 ぱちり、ぱちりと、
 何処か機械的に瞬く眸が、
* 少女の様子を窺うように見ていた *>

(70) 2008/08/06(Wed) 09:41:16

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 09:48:32

娼婦 イレーネ

[アーベルの言葉に無言のまま、こくり頷き。
オトフリートから事の経緯を聞けばほんの微か震えが生じた。

足元に温かな気配を感じ、白猫をそっと抱き上げた。カインの伺うような様子にははたして気がついているのやら。

小さな獣から伝わる温もりは、ミリィのように心を*包む*]

(71) 2008/08/06(Wed) 10:42:33

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 10:45:31

召使い ユーディット

[ティルを連れて人の輪から離れ、一息つく。
俯いた視線は地面へと注がれ、その瞳の色は窺えない。]

……ねえ、ティル。

[暫く黙っていたが、ようやく口を開いた。]

あれは、ギュンターさんだったよね。
今回の原因を……人狼を排除する、って言ってた、ギュンターさん。

……あれは、じゃあ。人狼からの……。

[宣戦布告、という言葉は、半分呑み込まれた。]

……でも、負けちゃいけないんだから。
私たちも……なんとかしなきゃ。

[ぎゅ、と、ティルと繋げた手に力が込められた。]

(72) 2008/08/06(Wed) 10:47:45

召使い ユーディット

ティル、ごめんね。私、行かないと。
一人で大丈夫?

[確認がとれれば、踵を返して人の輪の中に戻っていくだろう。
先ほど離れるときに、ちらと見えた蒼い人影が気になっていた。
途中、その場を離れていくブリジットとすれ違う。
思ったよりも確りとした足取りをしていたので、少し安心した。]

[再び輪の中に戻れば、まず自警団員たちに詳しい状況を聞きだす。怯えるように、避けるように、若干身を引いて話す団員の様子には、気付いたものの特に思うこともなく。]

そうですか、エーリッヒ様が第一発見者。
…………。

[顎に軽く手をあてて、少しく考え込む素振りを見せ。
次に顔を上げたときには、その表情には微笑みが浮かんでいた。
内心で気味悪がる団員に、そうとは知らず礼を言い、アーベル、オトフリートらしき頭が見える方へ向かう。
近づくと、オトフリートの横にイレーネが立っているのが見えた。]

(73) 2008/08/06(Wed) 11:28:35

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 11:46:48

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 12:02:40

青年 アーベル

[イレーネの様子を眺めていたが、またひとり、近付く気配に目線を流した。持ち上げた右手は挨拶の為ではなかったようで、肩より若干上の位置、己の耳許に触れるに留まった]

や。

[短い声が出た辺り、誰だか気付いていない訳ではないらしい]

(74) 2008/08/06(Wed) 12:12:21

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 12:28:28

青年 アーベル

< 少女が抱き上げ、視線が交わったその時に、
 透明な輝きを持った猫の眸は色を変える。

 何も無い白から澄んだ青へ、
 其処に淡い黄が加えられ、
 次第に朱を帯びて橙に。
 異なる色は混ざり合い、
 夕暮れの如く深い藍と紅になる。
 そのまま紫へ、
 やがては黒に至るかと思えば、
 不意に――ほんの一瞬、緑に染まった。

 少女の記憶に残る空を映し出したかの如く >

(75) 2008/08/06(Wed) 12:31:25

青年 アーベル

< ――うなぁ。

 白猫が、眸を細め、鳴き声をあげる。
 その眼が再び開かれた時、
 先程の色彩は泡沫の夢のように失せていた。

* 白金の眸は変わらず、少女を見詰めている *>

(76) 2008/08/06(Wed) 12:31:35

医師 オトフリート

ええ、恐ろしいものですね。

[続かなかった言葉に口端が上がる。
けれどそれは呼ばれたことによってスッと消え]

イレーネ、来てはいけません。
見て楽しいものではありませんからね。

[諭すように返して、アーベルの言葉に頷く。
イレーネが白猫を抱き上げるのに目を細め、立ち上がりながらアーベルに一歩近寄り極々小さく囁いた]

(77) 2008/08/06(Wed) 12:34:41

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 12:34:48

医師 オトフリート

貴方も本当に大切な人が、となれば。
本気を見せてくれるのでしょうかね。

(78) 2008/08/06(Wed) 12:36:19

医師 オトフリート

[淡々とした声は、青年にのみ届くかどうか。
懐から取り出した布で手に付いたままの赤を拭った。
白猫の鳴き声に更に目を細め、アーベルの隣から離れる]

当事者に話さないわけにもいかないでしょう。
貴方達が話すよりは穏便に済みます。

[落ち着いた声で自衛団員に言うと、イレーネの方へと歩み寄る。白猫を一瞬注視してから、少女の視線に合わせてかがみ]

気をしっかりと持ってくださいね。
…犠牲者が出てしまったのです。
ですから、この先はより一層気をつけていかなければなりません。

[じっとその目を見て、事実だけを端的に話す]

(79) 2008/08/06(Wed) 12:48:33

医師 オトフリート

貴女には見分ける目があるという。
それはより狙われやすくなるということでもあるのです。
ですから、出来るだけ一人にはならないように。
何よりも自分の身は自分でもしっかりと守れるように。
…分かりますね?

[患者に説明する時のように、ゆっくりと諭すように]

(80) 2008/08/06(Wed) 12:52:21

医師 オトフリート

[軽くイレーネの肩を叩いて姿勢を戻す。
目を上げればまた一人こちらに来る所で]

ユーディット。
ティルは戻りましたか?

[翠に浮かんでいるのは、少年を案じる色]

(81) 2008/08/06(Wed) 12:56:01

娼婦 イレーネ

[カインと目があって、何時ものように喉をかこうと空いていた手を伸ばして−気付く、違和感。
その瞳、ゆるりと光に煌めく宝石のようなそれは、さながらホワイトオパールのようで。
見とれるように見つめていれば、最後は見覚えのある色に変わった。
緑、いつかみた幸せの色。

うなぁと、猫の声にはっとした時には、もういつものカインのままだった。
幻にも見えたそれに、困惑しているようにカインを、そしてアーベルを見た。

少しだけ、喉が渇いた気がした。]

(82) 2008/08/06(Wed) 13:01:42

青年 アーベル

[囁きは、数秒の変化の間。
耳許に添えていた手を下ろす。
口唇が柔く、弧を描いた]

さあ。
僕は何時でも本気の心算ですが。
何を以て、本気とするのやら。

[離れていく男へと告げる声は普段通りの温度]

――試してみたいんですかね。

[心中に抱いた想いは、言葉にはしない。
嗚呼。己も大概、“まとも”ではないと思った。
何を言うでもなく、他者に声をかけるオトフリートを見やる。
*青に隠れた石は、何色を宿すか*]

(83) 2008/08/06(Wed) 13:04:32

娼婦 イレーネ

犠牲…誰が?
あの、まさか…

[怯えた顔で、同じ高さに合わせてくれた視線の人を見返して、もう一人、今日はまだ会ってなかった大切な人の顔を思い浮かべ尋ねた。
否定の言葉が返ってくれば、心底ほっとしたような、そんな顔をみせるだろう。
その後で、そう思ってしまったこと−死者に優劣をつけつしまったこと−を恥じるように俯くか。]

(84) 2008/08/06(Wed) 13:25:00

娼婦 イレーネ

[諭すように告げられた言葉を、噛み締めるように、俯きはさらに深くなる。]

わかり、ました。
なるべく誰かの側にいます。

[とはいえ誰の側にいればいいのか。
娼館にもどればあそこはなまじ隔離された場所で、誰と過ごすことも今は出来ず。
何より容疑者の一人である自分と一緒に居てくれる人など−−同じ容疑者からしか思い浮かばない。
二人を信じている。けれども。

強く、腕の中にあるものの存在を忘れてたように体を抱きしめたら、カインはむっとした様子で逃げ出したようだった。**]

(85) 2008/08/06(Wed) 13:25:29

召使い ユーディット

ん。

[アーベルの声には、こちらも短い挨拶で返し。
アーベルとイレーネ、ああ、この二人がいるのか、と改めて意識する。何気なくイレーネの方を見遣り――
彼女が抱いたカインの瞳が刹那、万華鏡のように瞬いたように見えて。]

え。

[ぱちんとまばたきひとつ。
目を開けたときには、カインはいつもと同じ瞳の色に。
オトフリートに声をかけられることで、我に返る。]

あ、ええ。たぶん、大丈夫だと思います。

[ティルを残してきた背後をちらと気にしながら答える。]

あの、ブリジットさんはどうしたんでしょう。
さっき広場で急に叫び始めて――。

(86) 2008/08/06(Wed) 13:38:37

医師 オトフリート

遠ざけてくださって、ありがとうございました。
一端の働きをしておりますが、あの子はまだ幼い。
それに、お父上を失ってからもまだ時が浅い。
癒えぬ傷に塩を塗るような真似はしたくありませんでしたから。

[背後を気にするユーディットにそちらへ視線を向けて。
少し声を潜めながら小さく息を吐いた]

…何かが『聴こえる』のだそうです。
それが何であるのかまでは教えていただけなかった、いや、私では理解できませんでしたが。

(87) 2008/08/06(Wed) 13:44:26

召使い ユーディット

いえ。
そうですね……まだ子供なのに。
こんなことに巻き込まれてるだけでも災難なのに。
できるだけ、そういうものは見せたくないものですね。

[端的な単語は口には出さず。
潜められた声に、首を傾げた。]

聴こえる。
それは、いつもの……塔が何とか、というのとは違うんでしょうか。
それとも本当に何か聴こえて……?

(88) 2008/08/06(Wed) 13:52:57

医師 オトフリート

[見せたくない、にはコクリと頷いて。
続いた言葉には首を振る]

意思だか、呼び声だか。そういうものが聴こえるのだと。
いつもと同じものなのかもしれません。

ですが、御伽に伝わるのが自分なのだと、主張されておりました。新しい声が増えたら教えるとも。この状況下で無意味であるとは、流石に考え難くありませんか。
ただ。

[言葉を切る。僅か曇った表情で言うのは先と同じ懸念]

私の知る伝承では。
聞こえる者というのに二種類あったものですから…。

(89) 2008/08/06(Wed) 14:04:28

医師 オトフリート

[近くへと来た自衛団員に肩を叩かれ振り返る。
そのまま乱暴に肩を掴まれて、眉を寄せる]

はい、お待たせしました。
事情の説明はアーベルに任せても大丈夫でしょう。
…痛ぅ。
ですから、苛立つのは分かりますが、やめてください。
こちらとて気が立っていない訳ではないのですから。

[いささか乱暴に振り払う。
置きっ放しだった鞄を取り上げて]

ユーディット、アーベル。後のことはお任せします。
どうか…まだ知らぬ者が尋ねて来ても、穏便に。

[チラリと視線を投げるのはミリィの家の方角。
軽く頭を下げ、担架と自衛団員達に*ついていった*]

(90) 2008/08/06(Wed) 14:09:23

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 14:11:07

召使い ユーディット

御伽に伝わる、って、人狼の御伽噺に伝わる?
呼び声……。

ええ、そう、ですね。
いつものブリジットさんの言ってるお話とは、少し、違うような。
もしかして、ブリジットさんもイレーネさんのような、

[ちらと隣のイレーネに視線を走らせる。
そして、アーベルの姿を意識する。]

力を持っていると。そういうことでしょうか。
でもそれにしては、新しい声が増えるというのはよく……判りませんけど。

[緩く、思考を払うように首を振る。]

……二種類?

(91) 2008/08/06(Wed) 14:15:03

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 14:16:07

召使い ユーディット

[オトフリートの浮かぬ表情が気になり問い返したものの、
それが答えられることはなく、オトフリートは団員たちに連れていかれそうになる。]

あまり、乱暴なことはしないでください。
容疑者だからというのは判りますけど、貴方たちは先生にお仕事を「頼んでいる」のでしょう?

[周りに残る団員を睨んだ。
オトフリートの声には、はい、と返事をして後姿を見送る。]

……二種類。聴こえる。
後で詳しく聞いてみないと。

[呟いた。]

(92) 2008/08/06(Wed) 14:26:49

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 14:29:37

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 15:42:03

青年 アーベル

[会話を黙して聞いていたが、去るオトフリートに軽く手を挙げ、逃げ出して来た白猫を定位置に戻す]

二種類、ねえ。
聞いたことないな。

[そもそも、さして伝承に関心がある訳でもないし、などと言いつつ、自衛団員の行動に眼を眇めた]

あんなに乱暴に扱って。
本当に人狼だったら、どうする気ですかね。
貴方がたも、同じ目に遭いたいんですか。

[後半は、惨劇の痕に視線を転じて。
団員達は言葉に詰まりながらも、憤怒と恐怖の混ざった眼差しをくれた。警戒心を露にした侭に、幾つかの問いを投げ、アーベルがそれに答える。又聞き故に、あやふやなところもあったが。
やがて気が済んだのか、男達は頷き、“容疑者”から距離を取った]

(93) 2008/08/06(Wed) 17:57:27

青年 アーベル

さて――と。
俺は戻るけど、如何する?

あぁ、そうだ。
エーリ兄ならノーラ姉を送ってったから、
うちの店に居るかも知れない。

[他の者が来るのか、幾らか気にしつつもそう問いかけ、答えを待ってから*歩みだす*]

(94) 2008/08/06(Wed) 18:04:25

召使い ユーディット

あ、アーベル。貴方の――

[力のことなんだけど、と言いかけ、
イレーネの視線に気付いて思いとどまる。
そうだ、どのみち他者の目が多すぎるこの場所では、
そういった話はできないだろう。]

――そうね、じゃあ私も行く。
イレーネさんは、どうしますか?
一人で居るのはやっぱり危ないと思いますけど……。

[振り向いて、心細げに立つイレーネに問いかける。
彼女が狼かもしれない、という警戒心はあったが、さりとてオトフリートの言葉をまるで無視してイレーネを放っておくわけにもいかない。それに、こうして見ていると、イレーネは人狼に怯える普通の少女のようにも思えた。

――外見で本質を見極めるのは非常に難しいことだ、とは、身を持って知っていることではあったが。]

ティルも……どうしよう。まださっきの場所にいるかな。

[背伸びして、ティルを置いてきた場所を見遣る。
もしそこに少年の姿があればまた、一緒に来る? と誘いの言葉をかけようと思って。]

(95) 2008/08/06(Wed) 20:42:43

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:44:28

画家の卵 ミリィ

―――。

[イレーネと別れて、しばらく時間が立った後、扉を乱暴にノックする音]

およ?
今日はお客さん満載だね、こりゃ。

[軽口を叩きながらも、その乱暴なノックの音に少しだけ不安になった。
いつもなら、母か父が応対しているのだけど、今はどちらもいない]

……。

[ミリィが顔を引き締めて、玄関の扉を開いた]

はい?
どちら様……?

[そこにいたのは、険しい顔をした自衛団の面々]

(96) 2008/08/06(Wed) 20:52:13

画家の卵 ミリィ

何、の―――

[御用でしょうか?と言い切る前に自衛団の一人が口を開く]

『ギュンター殿が、亡くなられた。
それも、おおよそ人の殺せる殺し方ではない。あの方が言っておられた、人狼の仕業に間違い無いだろう』

……へ?

[頭が、一瞬思考を放棄した]

『理解できないのならば、詳細に言ってやろうか?
首を噛み切られ、腹部を引き裂かれ、内臓を食い荒らされて、我らが敬愛すべき、ギュンター殿が死んだんだ!』

[荒々しく、強い語調で、自衛団が事細かに言い放った]

……えう?
何を、言ってるの?ギュンターのおじいさんは、強いんだよ?
昔、その腕にぶらさがって、遊んだこともあるんだよ?そんな人が……

(97) 2008/08/06(Wed) 20:53:36

画家の卵 ミリィ

『だが、死んだ!これは事実だ!!』

[理解しようとしないミリィにイライラとした様子で、自衛団が叫ぶ。
その様子に思わず、「ひっ」を首をすくめた]

『……まあ、いい。
貴様が理解しようとしまいと、それが本題ではない。
―――昨日、酒場から帰って、今までにかけて、何をしていたのか教えてもらおうか』

き、のうから……?

(98) 2008/08/06(Wed) 20:54:13

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:54:28

画家の卵 ミリィ

[霧散していきそうな思考をどうにか留め、ミリィが自分の行動を思い出す]

私は、酒場から帰って来た後、ずっと、ここで絵を描いてました。

『絵を?こんな状況なのにか』

……はい。

[小さく、消え入りそうな声]

『それを証明する者は?』

……ずっと、絵を描いていたことを証明する手段は、絵を、見てもらうことでしょうか。

『ほう?
見せてもらおうか』

[皮肉気に微笑み、自衛団のうちの何人かが、家へ上がりこみ、ミリィの部屋へと向かった]

『ふん……』

(99) 2008/08/06(Wed) 20:55:02

画家の卵 ミリィ

[じろじろと、未完成である絵を、不満げに見つめる]

……。

[ミリィが不安気にその様子を見つめる。
ミリィは知らない。容疑者の中で、自分が一番姿を現していない時間が多いこと。それにより、自衛団は、一番不審に思っていることを]

『―――!』

[だが、その絵を眺めていた自衛団の一人が、絵の一部分を見つめて、はっと息を呑んだ]

『おい……。
この絵に描かれているのは、俺達。それと、村の連中か?』

……はい。
1年ほど前に、父がみんなの絵を描く、ということで集まって、その時に、無理言って、私が描かせてもらったものです。

『……ああ。
そうか。あの時の……』

(100) 2008/08/06(Wed) 20:55:27

画家の卵 ミリィ

[男は急に居心地悪そうに、頭をぼりぼりとかくと]

『帰るぞ。
今は、異常は無い。もし、嘘をついてても、外で誰か見かけたということが分かれば、すぐに分かることだしな』

『は?
はあ……』

[そうして、乱暴な侵入者は、大人しく帰っていった。
一人に戻ったミリィが、誰もいなくなってしばらくたってからようやく、安堵の息をついた]

……あー、怖かった……。
でも、なんだったんだろう……?

[涙目になりながら、考えてみたが、答えは出なかった]

(101) 2008/08/06(Wed) 20:55:45

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:56:40

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:58:22

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 20:58:40

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:00:33

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:02:41

青年 アーベル

[ユーディットの言いかけた内容は察するも、立ち話は何だから、と押し留めて、宿への帰途に着いた。
扉を開け、中に入る。室内は、昨日以上に静かだった。
エルザが奥から顔を覗かせ、不安を孕んだ声をかけてきた。けれどその間にも、後ろを幾度か気にする様子を見せる]

ん、俺は平気。
店の事はやっとくからさ、エルザ姉はノーラ姉をお願い。
心細い思いしてるだろうから。
何かあったら、呼ぶよ。

[そう端的に告げると、上の姉はそれに従い、弟に構ってやれないことに謝罪を告げて、戻っていった]

(102) 2008/08/06(Wed) 21:09:40

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:10:35

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:25:04

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:25:50

音楽家 エーリッヒ

[『事情聴取』は、短時間で終わった。
問われたとて、答えられることなど限られているのだから、それも已む無しと言うべきか]

……は。
やれ、やれ、だ。

[詰め所から出るなり、ぽつり、呟く。
反撃される可能性を恐れてか、直接的な力は振るわれこそしなかったものの。
『聴取』の間の扱い自体は決して穏やかなものではなく、それ故の疲労は深かった]

それにしても……。

[思い返すのは、紅に染まった姿。
武に関しても決して凡庸ではなかったはずの自衛団長の死に様に、冷たいものが走る]

……一対一では、退けるのも難しい……か。

(103) 2008/08/06(Wed) 21:39:46

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 21:41:34

医師 オトフリート

[疲れきった顔でそこを出る。
昼間の怪我人、夜の遺体。武器を構えた男達に囲まれての作業。
肉体的にも精神的にも堪えるものがある]

………。

[広場の前で足を止めた。
一度酒場を眺め、別の方向に歩き出す。
あの現場で姿を見なかったのは良いことだったが、姿が見えなかったことそのものは不安を呼び起こす]

(104) 2008/08/06(Wed) 21:42:08

医師 オトフリート、画家の卵 ミリィの家の前でぼんやりと様子を窺った。

2008/08/06(Wed) 21:43:24

青年 アーベル

[それから、時の移ろいは如何程だったか。
夜天に月が煌く頃、足下で白猫が鳴き声をあげた]

……っと。
悪い、ちょっと外す。

[誰にともなくそう告げて、厨房でグラスに水を汲んでから、自室に向かった]

(105) 2008/08/06(Wed) 21:45:41

音楽家 エーリッヒ

……っとに。
やってらんねぇ……。

[愚痴るように呟きつつ、人気のない通りを歩いていく。
自衛団長の死の報は恐怖感を煽ったか。

閉じたカーテンの向こうから、こちらを伺う視線は更に険しさを増していた。

それに、また大げさなため息を一つ、落として。
ふらり、酒場の方へと足を向ける。

今は家族が側にいるから大丈夫だろう、とは思うものの。
やはり、幼馴染の別れ際の様子は気がかりで]

まったく……俺が気にする所じゃないだろうに……。

[ふと零れるのは、愚痴めいた呟き]

(106) 2008/08/06(Wed) 21:50:26

音楽家 エーリッヒ

[酒場にたどり着き、扉を開ける。
やはりと言うか、人気はなく、がらん、とした印象で。

場にいる者と、奥から出てきた女将に軽く手を振って挨拶すると、水を一杯だけもらって、カウンターに落ち着いた。

そのついでに、幼馴染の様子を尋ね。
言葉を濁す様子に苦笑しつつ、こちらは気にせず、安心させてくれ、と笑って見せた]

(107) 2008/08/06(Wed) 21:58:48

画家の卵 ミリィ

[自衛団の連中が去って言った後、やることと言えば、やはり絵を描くことで。
ただ、ひたすら絵を描き続けた]

……うう。

[だが、そのことで無心になるよりも早く、左手が痛む。
浅いはずの、何も無いはずの傷が、痛む]

……なんで、こんなに痛いんだろ。

[もう一度よく、傷口を確かめるように、左手を持ち上げて見つめる]

―――っ!?

[その傷から漏れ出ていたのは透明な何か。
それは気体のように、空気に触れるとすぐに消えた]

何……これ?

[それは、ミリィの見ている中、何度も、何度も漏れ出て、その度に、痛みが激しくなっていった]

(108) 2008/08/06(Wed) 22:00:46

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:00:49

少年 ティル

[ユーディットと共に、村の入り口近くにたどり着く。
手を引かれ人ごみの中に入ると、何か赤い物が見えた。

それが「何」かを理解する前に、『見ちゃ駄目』という声と共に、視線が隠される。
赤い色。鼻につく臭い。

『誰』かはわからなかったけど。
それが狼に喰われた人というのは、朧ながらも、理解してしまった]

(109) 2008/08/06(Wed) 22:01:45

青年 アーベル

< 開けた扉の隙間から白猫が中に滑り込み、
 窓際に配置された机に軽々と跳び乗る。
 白金の眸は月光を浴びて、ますます鮮やかに輝いた >

[その様子を眺めつつ、アーベルは机の傍の棚に寄る。
其処から紋様の描かれた青白磁を取り出して机の中央に置くと、水を注いだ。
空のカップは棚上に追いやって、耳許に手をやり、丸石のピアスを外す。白金の筈のそれは、翡翠にも似た緑に染まっていた。
緑の空――その伝承は、果たして聞いたことがあったか。
掌に乗せてその色を暫し眺めた後、二つ共を、水に浸す]

少し、お休み、カイン。

[名を呼ばれた白猫は瞬いて、青年を見た。
青と白金が交わり、一拍の間]

< 了承の一声を返すと、器に顔を近付ける。
 水面に鼻先が触れた瞬間、
 白の獣の姿は揺らぎ、大気に溶け込むように消え失せた >

(110) 2008/08/06(Wed) 22:02:04

少年 ティル

[程なくして、ユーディットに連れられて、その場を離れる。
何か言おうとしたけれど、何も言えなくて。繋いだ手をただ握り締めていれば。
『誰』かがギュンターだと言うことを聞かされる]

…そっか…おっちゃん…

[強く握られた手を、やさしく握り返した]

(111) 2008/08/06(Wed) 22:02:06

少年 ティル

[『一人で大丈夫?』との声を残して、ユーディットは人ごみの中に戻っていった。
ついて行きたいと思ったが、暗に『子供は来ちゃ駄目』と言われたようで]

…俺、何の役にも立ててないよなぁ…

[ふらりあたりを見渡してみれば、忙しそうなオトフリートの姿も見える]

先生も忙しそうだし…アーベル兄ちゃんにイレーネ姉ちゃん…
姉ちゃんは、狼見つける事ができるって、言ってたよなあ。
[下を向いてうつむく]

俺には、何ができるんだろう。
[こぶしを握り締めて、何か考えると、その場を立ち去った]

(112) 2008/08/06(Wed) 22:02:20

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:03:52

青年 アーベル

さて。
どれだけ、かかるか。

[独り言ちて、空のグラスを手に店へと戻る。
先程は姿が増えているのに、あれ、と小さく声をあげた]

エーリ兄。帰ったんだとばかり思ってた。

(113) 2008/08/06(Wed) 22:04:10

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:04:40

詩人 ハインリヒ

[ふぃに耳に響くのは閉められた雨戸に何かがぶつけられる音。無論、自分の眠りから引きずり起こした音の正体が其れと判るには暫く時間がかかったが]

…なんだってんだよ。一体。

[別の雨戸の隙間から覗き込めば家の窓に向けて石を投げる数人の村人の姿。危険なのも忘れ思わず窓を開けて大声を出す]

何しやがんだ!てめえらっ!

[その声に驚いたのか、慌てて立ち去っていく村人達。その中の一人が逃げながら振り返りこう叫ぶ]

『うるせぇ!人殺しめ!』

(114) 2008/08/06(Wed) 22:07:26

医師 オトフリート

[直接様子を確かめるべきか否か。
自分が冷静でないことは自覚しているために、躊躇い、ただ明かりの点いた窓を見上げたまま]

誰か女性に頼んだ方が良いのでしょうか。
しかし…。

(115) 2008/08/06(Wed) 22:08:30

音楽家 エーリッヒ

[呼びかける声に、ふ、とそちらに視線を向けて]

ああ……帰ろうとしたら、お呼び出しをくらってね。
第一発見者のお話を伺いたいって事で、さっきまで詰め所にいたんだよ。

終わった所で、まっすぐ帰るかと思ったんだが……みんな、どうしてるかと思ってな。ちょっと寄ってみた。

(116) 2008/08/06(Wed) 22:08:34

画家の卵 ミリィ

―――。

[不意に、ミリィがその透明な何かの正体に気づく]

―――ああ。
もしかして、これが―――。

[だからなのだろう。
自分が、今、絵を描いているのは]

そっか……全部、納得いっちゃった。

……そっか。

[小さく、もう一度繰り返す。
しばらく、それを見つめていたが、やがて、絵に視線を戻し、続きを描き始める]

……絵。描かなきゃ。

(117) 2008/08/06(Wed) 22:09:05

召使い ユーディット

[思いに反して、少年の姿は既にそこにはなかった。
その行方が気にかかったものの、多分家に帰ったのだろう、と予測をつけ、アーベルの後をついていくことにした。
酒場へと入ると、エーリッヒが自衛団員たちに連れていかれた、と聞かされる。]

……どうしよう。エーリッヒ様、酷いことされてたら。

[団員たちのオトフリートへの態度を思い出し、さっと表情が翳る。
すぐその場に行きたい気持ちに駆られたが、理性がそれを押しとどめる。
行ったってどうせ何にもならない。]

ごめんね、私、いったん家帰る!

[とりあえず、家でエーリッヒを待とう、と決め。酒場を出た。
それが数時間前。
家にエーリッヒが戻る気配はなかった。]

(118) 2008/08/06(Wed) 22:14:21

画家の卵 ミリィ

……一緒に荷物を背負ってあげるって約束。
守れるかな。

[小さな独り言]

(119) 2008/08/06(Wed) 22:14:37

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:15:45

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:15:58

詩人 ハインリヒ

[人気が去ったのを確認してから家の外に出てみれば。壁や入り口などに『人殺し』『嘘つき野郎』『狼は死ね』などと落書きがされていた]

なんだってんだ…。
お袋が戻ってくるまでに消しとかねえとな…。
しかし、まあ、あれか。
「嘘つき野郎」これは当たってるかもしれねえな。
次「狼は死ね」これは俺も同意だ。
問題は…これだな。

[自分が村の皆から余り良く思われていない事は知っている。露骨な嫌悪が向けられなかったのは、寝たきりに近い母の存在が歯止めになっていたのだろう。それにしても、それにしてもだ。]

…人殺しってのは言いすぎだろ。
まだ、居るかもどうかもわからねえ、人狼って奴かもしれない容疑者ってだけで…。

(120) 2008/08/06(Wed) 22:16:17

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:17:16

青年 アーベル

成る程、ねえ。
エーリ兄が見つけたんだ。
……そりゃ、御愁傷様。

[空のグラスを放り投げ、受け取る]

流石に、皆で話し合いって雰囲気でもないね。

(121) 2008/08/06(Wed) 22:17:57

工房徒弟 ユリアン

─騒動が起こる日の朝─

[起きて作業場に向かうと、そこには技師の姿は無かった。
何か用事を済ませに行ったのか、はたまた自警団に言われて避難したのか。
書置きらしきものは無かったために、どこへ行ったのかまでは分からなかった]

……作業しとけってか。

[自分の作業場の机には、前日仕入れたらしい原石の山。
仕事を与えておけばその場からしばらくは離れないユリアンの性格を利用しているのだろう。
その日一日かけなければならない量はある。
小さく息を吐いてから研磨に取り掛かった]

(122) 2008/08/06(Wed) 22:18:02

詩人 ハインリヒ

[ここまで呟き、ある可能性が頭に浮かぶ]

あやふやなもんが…現実になった…てことか?
もしそうなら…。

[上着を羽織り、とりあえず宿へと向かう。他の容疑者と呼ばれた者達が気になるのと、自分の想像が当たっているのか確かめる為に]

(123) 2008/08/06(Wed) 22:19:18

工房徒弟 ユリアン

[陽が暮れるまで作業に没頭し。
その間技師が帰って来ることは無かった]

……まぁ、俺が居るんじゃ、な。

[”容疑者”として名が挙がっている以上、警戒されてもおかしくはない。
おそらくは別の場所に避難したのであろう。
流石にずっと作業していたために、腹の虫が鳴って。
仕方なしに工房を空け、飯を食いに行こうとする。
そんな時、工房の扉が荒々しく叩かれた。
開けると、そこには数人の自警団の姿]

…何。
………親方?
朝から居ないけど。
…俺はずっとここで作業してた。
証拠が見たけりゃ作業場の石見ろよ。

(124) 2008/08/06(Wed) 22:19:25

工房徒弟 ユリアン

[向けられる視線はどこか探るようなもの。
技師の行方と、今まで何をしていたのかと。
様々聞かれその都度答えていく]

……だから。
親方がどこ行ったかなんてしらねーってば。
書置き一つねぇんだからよ。
大方アンタらに言われてここから避難したんじゃねぇの?
俺がここに居続けてるんだからな。
…ああ、俺が居るうちは別のところに居て、居ない時に戻って来る可能性はあるかもよ。
長期間工房空けたがる人じゃ無かったからな。

………もう行って良いか?
朝昼食わないで腹減ってんだ。

[自警団を押し退けて工房から出る。
彼らもまだ何も起きていないのだから、とそれ以上のことは言わず、その場を離れて行った。
それは騒ぎが起きる直前のこと]

(125) 2008/08/06(Wed) 22:19:33

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:21:01

小説家 ブリジット

[現場を確認した後。訪れた宿屋の一角に席を取り、暫しの間ぼんやりとしていた。腕を組み、机上に置いたノートなどの束と頼んだフルーツとに視線を向けているが、別段それを注視しているというようでもなく。人の出入りがあっても一瞥だけして挨拶はせずに]

……。
塔とは作ったからこそあるのだよ。

[それでもそのうちに呟いて、フルーツを積み上げ始め。一つ一つと、赤や黄や黄緑の塔が出来ていく]

(126) 2008/08/06(Wed) 22:22:23

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:22:43

音楽家 エーリッヒ

[ご愁傷様、という言葉に、浮かべるのは苦笑]

……まったくだ。
ついてないったらありゃしない。

あれを見ちまったら、話し合いがどうの、って気にもならんよ、さすがに。

(127) 2008/08/06(Wed) 22:23:36

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:29:23

工房徒弟 ユリアン

[歩みはゆらりとして遅く。
空腹に負けて数分もかからない道程を倍くらいの時間をかけて進んだ]

…あー、くそ。
休憩すら忘れる癖もどうにかしないとな。

[空腹の原因である自分の癖。
それに悪態をつきながら広場へと足を踏み入れる。
何故だか騒がしい。
先程工房を訪ねて来た自警団の面々も駆け回っていた]

……何だ……?

[流石に訝しみ、その歩みを止める]

(128) 2008/08/06(Wed) 22:30:02

娼婦 イレーネ

[ユーディットに声をかけられたのは、カインに逃げられた直後あたりか。
白猫の背に、ごめんねと小さく呟いてから。]

あ、はい…

[一旦頷いて、ふと何か思い出したように首をふりなおす。]

…いえ、一旦戻ります。
ちょっと薬、取ってこないといけないし。

[ミリィに一つ渡してしまった分の補充と。
もうひとつ、取りに行きたい物があった。]

大丈夫、人の多い道を歩いていきますから。

[心配してくれているのか、それとも他の意図があるのか。
ユーディットの胸中はちらと思うだけに留めて、平気ですという風に微笑んでから娼館へと戻っていく。]

(129) 2008/08/06(Wed) 22:30:58

青年 アーベル

話し合う気にならない、だけなら未だしも、
物騒な方向に向かい兼ねないねえ。
自衛団の連中も、大分殺気だってたし。

……ま。
もしもの報復恐れて、早々手出しはしてこなさそうだけれど。

[カウンターにグラスを置いて、肩を竦めた]

ん。ってことは、ユーディットとはすれ違い?

(130) 2008/08/06(Wed) 22:34:20

召使い ユーディット

[日は暮れて、夜の帳が落ち始める。]

……事情聴取ってこんなに時間がかかるものなの?

[広い家で独り待つ。いつものことなのに、不安が波のように押し寄せてくる。
耐えられなくなって、家を出た――

――ところで、近所の住民と鉢合わせた。
相手の表情が強張り、手に持っていた買い物袋が、とさり、と音をたてて落ちる。]

あ、っ、ええと。

[声をかける間もなく、相手の喉から、ひぃ、と悲鳴が漏れて。
まともに話しかけることもできないまま、一目散に逃げられてしまった。]

……背中見せて逃げたら、危ないですよ?

[ぽかんとそれを見送った後、出てきたのはそんな一言だった。]

(131) 2008/08/06(Wed) 22:35:18

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:36:00

音楽家 エーリッヒ

……ああ、かなり殺気だってたな。
っとに、手は商売道具なんだと、何度説明した事か……。

[ため息と共に撫でる右の手首には薄らと浮かぶ、痣]

まあ、多少手荒な扱いは受けたが、さすがに一気に何かする気はないようだったな。

[切欠があればわからんが、とこちらも肩を竦め。
ユーディットの名に一つ、瞬く]

すれ違い……って?
あー……そう、なるのかも。

(132) 2008/08/06(Wed) 22:39:19

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:39:32

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:40:06

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:41:16

少年 ティル

[歩きながら、ぽつぽつとつぶやく]

ユーディ姉ちゃんが言ってた。何もなくても、誰が狼なのか、考えることができる、と。
考えるには何が必要…誰が怪しいかとか、そういう情報がないと、考えられないなあ…

[現場でちらちら見た顔を思い出す]
…誰か、見なかった人居なかったっけ?
[数人の顔を思い出していれば、前にハインリヒが歩いているのが目にはいる]

ハインリヒのおっちゃん、そういやいなかったよな。

[子供なりの浅知恵ではあるが。気になって、こっそりと後をつけてみることにした]

(133) 2008/08/06(Wed) 22:41:29

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:41:42

医師 オトフリート

[どれだけそうして見上げていたのか。
大きく深呼吸をした後、いつものリズムで扉を叩いた]

ミリィ、家に居ますか?
無事かどうかだけでも良いので確認させてください。

(134) 2008/08/06(Wed) 22:44:34

青年 アーベル

軽く脅してやれば引っ込むよ、ああいう手合いは。
まあ、程度を弁えとかないと、逆上するけどね。

[村の仲間相手とは思えない言葉を、平然と発する。最も、自衛団側の対応も手荒いのだから、対抗するには丁度いいとも言えるが]

そりゃ、心配してそうだねえ。

[ユーディットの事については、どうする?と言外に問いを投げる]

(135) 2008/08/06(Wed) 22:45:46

召使い ユーディット

[その後も騒がしい村の中を歩いていく間に似たようなことが何度か起こったが、いちいち気にしてはいられない。
自衛団の詰め所に辿り着くと、どんどんどん、と乱暴にドアを
ノックする。出てきた団員(負の感情が多大に含まれた表情をしていたが、やっぱりそれも気にしないことにした)に、エーリッヒの所在を尋ねる。]

え、……とっくに帰った、んですか?

[かえってきた意外な返答を、オウム返しに口にした。]

えっ、じゃあどうして……
あの、エーリッヒ様、まだ家に戻ってないんです。
どこに行ったかわかりま……

[必死で団員を問い詰める、前に、自分で答えが判ってしまった。]

……した。
いえ、はい。……すみませんでした。

[はぁーっとため息をつく。
自衛団員に頭をひとつ下げると、一路、エーリッヒのいるであろう酒場へ向かった。]

(136) 2008/08/06(Wed) 22:45:51

詩人 ハインリヒ

[多少急ぎ足だったせいか、宿に着く頃には息が上がり。入り口付近にいた自警団が明らかに殺気だった目で睨みつけてくる。そのうちの一人が尋問めいた事をしてくるが、それに合わせて状況を確認する]

…死んだのは団長のじーさまかよ。
…どーりでなぁ。

[事情を聞きだしながらメモを取っていたペンで額をコツコツと叩く。その様が気に入らなかったのか、自警団の一人が詰め寄ってくるが]

っせえよ。馬鹿。
それより俺の家に投石してくる馬鹿と落書きした馬鹿がいるぞ。そーいうのも取り締まってはもらえねーのか?自警団さんよ。
お前らからすりゃ胡散臭え容疑者が何されよーが知ったこっちゃねーかもしれねえが。このままほっときゃパニックになるぞ。狼の野郎よりもそっちのがよっぽど厄介かもな?

(137) 2008/08/06(Wed) 22:45:56

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:47:21

青年 アーベル

[それから振り返り、己の思考に没頭しているようなブリジットを見る]

フレーゲ先生、
果物は食べてやらないと可哀想ですよ。
何か、お飲みになりますか。

[色取り取りの、何処か不安定な“塔”を見て、眼を眇めた]

(138) 2008/08/06(Wed) 22:47:37

娼婦 イレーネ

-娼館-

[戻ると顔色の悪い女将が中に入れてくれた。御伽噺が現実になって、流石に女将も自分を見る目に翳りが出たように思えた。
視線を知らぬまま、気づかぬままにやりすごす。
女将からそれを感じるのは初めてだったけれど。
何時もの事だった。

二階の自室へと戻り、テーブルの隅に置かれた小箱をあけて、その中に置いていた痛み止めをいくつかをポケットに入れ。
そして古い小瓶を取り出した。

中には無色透明な液体。
それを確認してから、胸の合間にしまった。
落とさないように、必要な時にすぐに使えるように。

そうしてすぐに、外へでて宿の方へと向かっていった。]

(139) 2008/08/06(Wed) 22:51:08

画家の卵 ミリィ

[―――左手の鈍痛に耐えながらも、更に絵を描き続けると、またしてもノックの音]

およよ。
今日は、本当によく人が来る日だね。

[言いながらも、その顔は笑顔。
いつか聞いたノックのリズム。それはオトフリートが来たという合図の音だから。
玄関までつってけと歩き、扉を開く]

やっほ。せんせ。
元気してます?
まま、とりあえず、立ち話もなんだから、ずずいと中へどうぞ。

[言うが早いか、ミリィがオトフリートの手を引き、部屋に連れて行こうとする]

(140) 2008/08/06(Wed) 22:51:27

音楽家 エーリッヒ

わかっちゃいるが、それも面倒でな。
下手につついて、状況悪化させるのも厄介だし。

[物騒な言葉には、さらり、と返して]

……まあ、そうだろう、な。
早めに、帰るのが吉、かな。

[心配、という言葉に苦笑しつつ、立ち上がる。
当人がこちらに向かっているとは、思いも寄らずに]

(141) 2008/08/06(Wed) 22:51:28

工房徒弟 ユリアン

[立ち止まっている姿を自警団に見つかる。
それは先程工房に来た一人で。
今までどこに居たかを語気強く聞かれた]

…てめぇの脳味噌はついさっきのことすら覚えてないのか?
工房からの一本道歩いてたよ。
……そもそも何があったってんだ。

[騒ぎの原因が分からず、逆に自警団に訊ね返した。
返って来た答えは、ギュンターが何者か──明らかに人とは思えない相手に殺されたと言う事。
その話を聞いてあからさまに眉を顰めた]

(142) 2008/08/06(Wed) 22:52:22

工房徒弟 ユリアン

…ふん、それで俺を疑ったってことか。
アンタ頭に血が上って忘れてるかもしれないが、俺はさっきまで工房に居た。
そこからアンタらを抜いて村の入り口まで行くのはちぃと難しく無いか?

[そう言い返したのに返って来たのは、人狼ならばありうる、と言う言葉。
それには苦々しく表情が歪んだ]

…容疑者に変わりは無いってことか。
ともかく、俺はやってねぇ。
……いい加減飯食わせてくれよ。

[盛大に溜息をつくと、何か叫ぶ自警団を無視して歩き始めた]

(143) 2008/08/06(Wed) 22:52:28

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:52:55

詩人 ハインリヒ

[自警団にまくしたて、その隙に宿の中へと入る。自分の後をつけていたティルには気づかないまま]

よぅ。

[口から出たのはいつもと変わらぬ挨拶で]

(144) 2008/08/06(Wed) 22:53:00

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 22:53:49

召使い ユーディット

[闇の中に浮かび上がる、酒場の明かり。
きい、と音をたててそのドアを開ける。

見慣れた背中が立ち上がりかけるのが見えた。]

……エーリッヒ様。

[ドアに手をかけたまま、安堵の息とともに、彼の名を呼ぶ。]

(145) 2008/08/06(Wed) 22:55:44

医師 オトフリート

え、わっ!?

[扉が開いてミリィの顔が見える。
ホッと安堵の息をついたら途端に手を引っ張られ、数歩もつれかかりながらも中へ。掴まれた手首に痛みを感じたがそれは隠して、ただ促されるままに部屋へと通される]

無事だったのなら何よりです。
ああ、絵を描く邪魔をしてしまいましたか。

[どこか力なくも、笑みと取れるものを浮かべて。
さてどこまで伝わっているのだろうかと悩む]

(146) 2008/08/06(Wed) 22:56:56

青年 アーベル

なら、痣くらい我慢するといい。

[エーリッヒに返す言葉も、また軽い。
その間に外から話し声が聞こえて、顔を動かした。内容までは掴み取れないが、自衛団員同士の会話にしては、少々、荒い]

誰か、来たかな。

[呟きと同時に、扉が開かれる]

ああ、バウムさんか。

(147) 2008/08/06(Wed) 22:57:25

少年 ティル

[追いかけてはみたものの。何事もなく宿にたどり着いた]

…あー…狼だとしても、そう簡単には尻尾ださないよなぁ…
[自分で自分の浅知恵にあきれはしたものの。

自警団員と話して中に入っていくハインリヒを追いかけて、宿に向かう。
気がついた自警団員が何か言っているが、無視して素早く中に入った]

こんちはー。
[女将さんや中の人に挨拶をしつつ、中を見る。
ブリジットの作っている果物の塔に驚きつつも、お目当てのハインリヒの近くの席に座る]

ハインリヒのおっちゃんもこんにちはー。
[笑顔を作って、挨拶をした]

(148) 2008/08/06(Wed) 23:00:34

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 23:00:56

新妻 ノーラ

…大丈夫よ、姉さん。
何もしないで居ると、色々嫌な事ばかり考えるのだもの。

[大人しく休んでいるよりも、動いた方が気がまぎれると思い、
それに…あの自警団長をあんなふうにしたバケモノが隠れているのならば、見つけなければならない。

そう思って客席へ出ると、テーブルを拭き始めてみたり。]

あら、ブリスせんせ。
…塔は、天目指し積み上げるほどに揺らぎ、
倒れる事を恐れて地へと並べれば、それは塔にはならず。

…そういうの、でしたっけ?

(149) 2008/08/06(Wed) 23:00:56

音楽家 エーリッヒ

……我慢するにしても、手首を痛めたら、ピアノが弾けんだろうが。

[アーベルの軽い言葉に、真顔で返し。

それから、呼びかける声を捉えてそちらを振り返る]

ああ、ユーディ。

[刹那、掠めたのは安堵の色か]

……騒ぎが起きたから……どうしたかと思ったけど。
そっちは、何事もないみたいだね。

(150) 2008/08/06(Wed) 23:01:42

音楽家 エーリッヒ、詩人 ハインリヒとティルにや、と言いつつ手を振り、軽い挨拶を。

2008/08/06(Wed) 23:02:55

小説家 ブリジット

ん、ああ。
しかし塔は容易に崩してしまってはいけない。
木の棒で成った塔ならともかくもだ。
そう、ともかくも!

[アーベルに話しかけられると、そんな事を言いつつも]

そうだな。そういえば喉が渇いた気もする。
何でもよい、貰おう。

[頷いて答え、ざわめきに続く戸の開く音にそちらを見る。ハインリヒの姿に]

やあ、今晩は。好調かい。不調かね。それも事実。
ブリジット=フレーゲがお邪魔しているよ。

[次に入ってきたティルやユーディットに向けても手を振った]

(151) 2008/08/06(Wed) 23:03:02

青年 アーベル

で、噂をすれば――ってところかな。
随分、賑やかになったね。

[次々に入って来る面々に、そんな事を言いつつ]

厭なら面倒臭がらずに防衛手段を講じろ、
しなかったなら報いと思って我慢しろ、って、
言ってるだけですけど?

[真顔で返される場違いな言葉にも、口が減る事は無い]

(152) 2008/08/06(Wed) 23:04:35

画家の卵 ミリィ

[にこにことしたまま、オトフリートの正面に座る]

―――無事?
それは、私が人狼に襲われなかったってこと?
それとも、私が人狼だと思って、誰かに殺されていないかってこと?

[笑顔のまま、すらすらとそう告げた]

(153) 2008/08/06(Wed) 23:04:54

召使い ユーディット

[つかつかつか、とエーリッヒの元まで歩いていく。
周りの客のことは見えていない様子。]

ああ、ユーディ。


じゃ、ないでしょうこの馬鹿ご主人様っ!!

[一気に声のボリュームをマックスにして怒鳴る。]

人がどれだけ心配したと思ってるんですか!?

(154) 2008/08/06(Wed) 23:07:27

詩人 ハインリヒ

[既に宿にいた数人から挨拶があり。一人一人、誰がいるのか確認をしながら挨拶を返し席に着く。後から入ってきたティルが珍しく自分の席の傍に座るを見て]

よー。ティル。俺のすぐ後に来たって事は…結構近く歩いてたのか?全く気づかなかったが。

[それとなく様子を見て]

村の奴らにひでーこととかされては無いみたいだな。…しばらくは一人では出歩かねーほうがいいぞ。めんどくせー話だけどな。
あ、わりーが煙草吸わせてもらうぜ。

[OKかどうかの返事は待たず、煙草を咥えて火をつける]

(155) 2008/08/06(Wed) 23:08:43

青年 アーベル

ならば、此の世は何より成った塔でしょう。

[ブリジットに目を向けると、彼女に話しかける姉の姿が見えたが、敢えて声をかける事は無く、頷きに了解の意を返して、奥から酒瓶を手にして戻って来る]

ワインは神の血、とも言われるんでしたか。

[卓上にグラスと共に、それを置いた]

(156) 2008/08/06(Wed) 23:09:37

音楽家 エーリッヒ

[奥から出てきてブリジットに話しかけるノーラの姿を視界の隅に止め。
多少なりとも落ち着いて見える様子に、微かに安堵の息を漏らしつつ]

……はい、そこで理屈をごねない。
ま、今後度が過ぎるようなら、それなりに対処する、って事で。

[アーベルにむけて、こう返しておいた]

(157) 2008/08/06(Wed) 23:09:50

詩人 ハインリヒ、小説家 ブリジットに「ハインリヒ=バウムは歓迎するぜ」と笑顔。

2008/08/06(Wed) 23:10:10

青年 アーベル、怒鳴り声にはちらりと視線を向け、軽く笑った。

2008/08/06(Wed) 23:10:15

医師 オトフリート

[あまりにもさらりと告げられた言葉にこちらが息を飲む]

ああ、ええ。
どちらも、でしょうか。

[しどろもどろな答え方]

私も冷静とは言い難いですが。
自衛団員を始めとして、皆殺気立ってきましたからね。
まぁ、無理もありませんが。

一人で居るのは危険です。

(158) 2008/08/06(Wed) 23:10:19

小説家 ブリジット

塔は希望の象徴であり絶望の象徴である。
力の証明であり無力の証明である。
崩れないからこそ塔であり、崩れるからこそ塔なのだ。

それ故に!
存在する限りは、祈る事だよ。

[テーブルを拭くノーラを眺めながら、その問いに語るよう返し。空いている方の手を広げ掲げてみせ]

(159) 2008/08/06(Wed) 23:11:40

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 23:11:47

音楽家 エーリッヒ

[向けられた怒鳴り声に。
思考停止、数秒。
緑の瞳は、どこかきょとり、として]

あ……ああ。
……すまなかった。

[間を置いて零れたのは、こんな言葉]

(160) 2008/08/06(Wed) 23:12:29

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 23:14:54

新妻 ノーラ、エーリッヒとユーディットの様子を見てクスクス微笑む。

2008/08/06(Wed) 23:16:37

画家の卵 ミリィ

そだね。
ギュンターのおじいさんが殺されちゃったんだもんね。
みんなが信頼していた人が……いなくなっちゃったんだ。
みんな……怖いんだよ。人狼が。

……私も、怖いよ。
あの強かったおじいさんでさえやられちゃったんだもん。

……先生も、怖い?

(161) 2008/08/06(Wed) 23:16:44

青年 アーベル

如何こう言う前に、他人に叱られないようにしたら?

[眼差しにも声にも、笑みを含んで言う]

言われても言われなくても解らないんだから、
たっぷり言ってやるといいよ。

(162) 2008/08/06(Wed) 23:17:48

少年 ティル

[ユーディットの大声に、少し笑みを漏らしつつ。

タバコを吸うハインリヒの様子を伺いながら、話しかける]

うん。おっちゃんの後ろあたりにいたよー。声かけようと思ったら、宿ついちゃったし。
[こっそり尾行してた事は、あいまいに隠して]
ん?俺は大丈夫だよ、おっちゃんも心配してくれてあんがと。

[タバコの煙に軽く顔をしかめるが、何事もなかったように話し続ける]
そーいえばおっちゃん、しばらく顔みなかったけど、どーしてたの?村の入り口の騒ぎとか、気にならなかった?

(163) 2008/08/06(Wed) 23:18:10

新妻 ノーラ

表裏一体…かしらね。
塔は聳え立つが故に塔であり、いつか崩れる事で塔で居られる。

けれど、崩れてしまえばそれは…塔ではないということかしら。

[少女めいた容姿を残した小説家の、緑色の瞳を覗き込んで。
相変わらず一貫したものを、彼女は持っているような気がした。
それは少し、周りからはズレてはいるけれど。]

(164) 2008/08/06(Wed) 23:19:57

召使い ユーディット

すまなかったで済んだらいいんです。
いいんですよ、本当に。それで何事もないならば。

[早口で捲くし立てる。]

でも何かあるかもって思うじゃないですか!
今日何があったか……状況が判ってないわけじゃないでしょう!
私がどれだけ……。

[はぁ、とため息をついて。]

ちっちゃい子供じゃないんです。考えてください。ちゃんと。

[ゆっくりと、それこそ幼い子供に言い聞かせるように言った。]

自衛団の方は……大丈夫だったんですか。
何もされませんでしたか。

[努めて感情を抑えて、冷静に聞こえるように声のトーンを調節して尋ねる。
が、それが逆に怖いことには気付いていない。]

(165) 2008/08/06(Wed) 23:20:25

医師 オトフリート

…怖い、ですね。
日常が壊されて非日常を強要されるのは。

[ミリィの左手に手を伸ばす。
傷の治り具合を確かめようとするように]

しかし私は人狼よりも。
人間の方が怖いと言ったら…笑いますか?

(166) 2008/08/06(Wed) 23:21:30

娼婦 イレーネ

[なるべく人通りの多い道を、と思って選んだ道だったが、殆ど人の気配がしない。
あんな事件が起こった後だから、皆家に篭っているんだろうとは今更だった。
窓の隙間から感じる冷たい視線だけは、時折感じる事ができた。

7年前から日常的に晒され感じてきた視線は、今が一番きついように思えた。

変わらないでいてくれたのは極一部。
もしくは、昔の自分を知らない人達。]

小さく、溜息をついて。
いつもより早く、歩き出した。]

(167) 2008/08/06(Wed) 23:21:46

娼婦 イレーネ

[足早に前かがみに、歩いていたらドンと誰かにぶつかった。
軽くよろめいたが、辛うじて倒れずにすんだ。]

ご、ごめんなさ…。
あ、っ、ユリアン。

[申し訳なさそうな顔が一変して、嬉しそうなものへと変わっていったが。
彼から感じる穏やかでない雰囲気に、心配そうに見上げる。]

…どうしたの?何かあった…?

(168) 2008/08/06(Wed) 23:21:53

詩人 ハインリヒ

[ユーディットの大声にそちらに顔を向けた後、二人のやり取りに笑みを浮かべ]

まあ、場合によっちゃあんな風に怒鳴られる事もあるかもだしよ?

[冗談めかした後で、ティルの問いに小首をかしげ、数秒後に何か勘付いたらしく]

…どうした探偵ごっこか?
まあ、別にかまわねーけどな。
俺はこの宿に居るとき以外は大抵は家で寝てるぜ。
酒かっくらって帰るから、何かで目が覚めるまではぐっすりって奴だ。
…もっとも証明してくれる奴も居ないけどな。
お袋もどっかに連れていかれちまったしな。

[そう答えてから、少しだけ視線を外しティルを避けるように煙を吐きだした]

(169) 2008/08/06(Wed) 23:25:44

音楽家 エーリッヒ

[笑う幼馴染姉弟には、一瞬だけジト目を向けたかも]

……状況はわかってるよ、嫌というほどね。
本当にすまない……迂闊だった。

[捲くし立てられる言葉に、静かに返し。
諭すような言葉には、頷いて。

最後の、抑えた問いに思わず右手を後ろに回したのは、多分無意識]

ああ、まあ。
丁寧な扱いは受けられなかったけど、大事はないよ。

(170) 2008/08/06(Wed) 23:26:59

工房徒弟 ユリアン

[空腹と先程の自警団の言葉に不機嫌さを撒き散らしながら─と言ってもいつものように無表情なのだが─、広場を横切り宿屋へ向かおうとする。
と、横からの衝撃に少したたらを踏んで、ぶつかって来た人物に視線を向ける。
それは半ば睨むようなものになりかけたが、ぶつかって来た人物が誰なのかに気付くと、直ぐに掻き消えた]

…イレーネ。

……いや、さっき自警団の奴に捕まって。

[何か、と聞かれて不機嫌である原因を簡潔に話す。
その中には襲われたギュンターのことや、技師が戻ってこないことも含まれていただろう]

(171) 2008/08/06(Wed) 23:27:37

小説家 ブリジット

この世は何から成った塔か?
怒りだよ。
怒りは出来るものではなく溢れるものだ。
全てに内在しているものだ。

だからこそ鎮めるためには祈らねばならない。
祈りは流出を止める。
止めなければ……影は満ちる。

[アーベルに向けても返しつつ、持ってこられた酒瓶とグラスを見]

「このパンは私の体であり、このワインは私の血である」

[食せよ! とは宣言するよう高らかに言い]

聖餐。
神を食すのもまた、祈りでありしか。

(172) 2008/08/06(Wed) 23:29:13

画家の卵 ミリィ

そうかー。
やっぱり、先生でも怖いのかー。

[なにやら、うんうんと見当違いに頷いている。
後半の言葉には、些か神妙な面持ちで答える]

……笑わない、かな。
先生の言いたいことも、分かるつもりだから。

だけど、先生。
きっと、私の言葉のほうが、笑われる、かも。

[少しだけ、恥ずかしそうに目を伏せる]

(173) 2008/08/06(Wed) 23:30:06

画家の卵 ミリィ

人間でも、人狼でもさ。
人を殺す手段はあるんだよ。それは怖い。とても怖い。
―――けど、それでも私はやっぱり、人間も、人狼も、仲良く暮らせないのかなあって思うんだ。

だって、もし、ギュンターのおじいさんの言う私達11人の中に人狼がいるとしたらさ。
それは、今までずっと一緒に仲良く出来ていた人達なんだから。

……私、変かな?

[そこまで言って、ようやくオトフリートが自分の左手に触っているのに気づいた。
嗚呼。痛みは続いているのに。感触は、もう、無い]

(174) 2008/08/06(Wed) 23:30:29

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/06(Wed) 23:30:49

青年 アーベル

[ジト目を受けても、にっこりと笑みを返した。
眺める眼差しは、何時もの面白がる様子より、若干ながら微笑ましげだった。
それも、ブリジットの高らかな声を聞きとめ、潜められたが]

先生の言う祈りとは、如何にも難しい。
祈りとは即ち、願い、望む事か。
それだけで良いのか。

(175) 2008/08/06(Wed) 23:32:48

青年 アーベル

[視線は少しずれて、姉へと向けられる]

ノーラ姉。
少しだけ、良いかな?

(176) 2008/08/06(Wed) 23:33:11

少年 ティル

そうだね。ユーディ姉ちゃんに怒られるのは、俺も怖いや。
[エーリッヒとユーディットの様子をみて、またくすりと笑って。
少しだけまじめな顔になって、ハインリヒの方を向く]

そっか。おっちゃんは家で寝てたんだ。そして証明する人はいない、かー。
[連れていかれたという老母の話を聞けば、少しだけ顔はゆがむが、すぐに戻し。
左手でぼさぼさの頭を軽く掻いて、頬を膨らませ口を尖らせる]

探偵ごっこって言われるとアレなんだけどなー。
だってさ。狼みつけないと、俺たちみんな…ギュンターのおっちゃんみたいに、喰われちゃうんじゃないの?
だから、気になる人からは、色々話を聞いてみたいんだってば。
おっちゃん自身は、そーいう気持ち、ないの?

(177) 2008/08/06(Wed) 23:37:22

娼婦 イレーネ

団長さんの事は見たけど…工房の人も…?

[戻ってこない人は何処に行ったのか。
思いつくものは、あの赤を見た後の今は一つだけで。]

…そのうち、帰ってきてくれるよね。
ユリアン修行、まだ途中なんだし。

[目を伏せると、視線の先には小瓶の中で揺れるオパールがあった。]

あ、ごめん。宿に行く途中なんだよね。
私も行こうと思ってたから、一緒に行こ?
さっきユーディットさんに、一人で居ないほうがいいって言われたし…。

[そう言いながら、宿へと歩いてゆく。]

(178) 2008/08/06(Wed) 23:37:33

召使い ユーディット

[アーベルの声や、周囲からの微笑ましいものを見る視線には頓着せず。エーリッヒが再び素直に謝る様子を確認すれば、ようやく表情を緩めた。]

判ったなら、良いんです。
私も怒鳴ったりしてすみませんでした。

[立ったまま、深々と礼をする。その視界の隅に、エーリッヒが手を後ろに回したのをちらりと見て取って]

……そうですか。

[問いに対する返答にはそう返し、納得した様子

を見せるも、さっ、とエーリッヒの右手首を掴んで前に出させた。案の定そこにあった痣に、眉をしかめる。]

……本気で実力行使に至るのも、時間の問題でしょうか。

[聞き取れないぐらい小さな声で呟いて。]

あとで、きちんと手当てしましょう。

[エーリッヒにはそれだけ言った。]

(179) 2008/08/06(Wed) 23:40:25

小説家 ブリジット

崩れてしまった塔は塔ではない。
ならばそれはどう呼ばれるべきか。
それは何であるべきか。

――恐怖だよ!

崩れた塔は恐怖の象徴であり、証明であり。
そしてそれ自体でもある。

だから人々は塔を造り直さすにいられなかった。
塔が恐怖を含有しうると知りながら。
故にこの世も塔であるのかもしれない。

恐ろしい事だ。

[フルーツで積み上げた塔を突付くとそれはいともたやすく崩れ。崩れたそれを積み直しながら、ノーラからアーベルに視線を移し]

(180) 2008/08/06(Wed) 23:40:54

小説家 ブリジット

祈りとは願う事だ。望む事だ。
加えて、頂に登る事だ。星を仰ぎ、薪をくべる事だ。

[やはりどこか抽象的な調子で。アーベルがノーラに話しかけるのを見、そのまま宿の中を一望した]

(181) 2008/08/06(Wed) 23:41:06

新妻 ノーラ

…なぁに?
[呼ぶ弟に首を傾げて。]

どうしたの?心配ごとがあるなら、無理しないで言ってね。

(182) 2008/08/06(Wed) 23:41:24

医師 オトフリート

[虚をつかれた。
呆然と、ミリィの顔を見つめる]

ああ、それが出来るのなら。

[ようやく絞り出すように出した声は掠れて]

変などではありません。
それが成せるなら、どれほど良いことでしょう。
貴女も私も、恐怖に震えなくて済む。
誰かの死を願わずに済む。

[ゆるりと浮かべた笑みは、どこか泣きそうだったけれど]

…ミリィ?
……貴女、この手。

[す、と翠が真剣な色になる。
感じた違和感に手を掴む力が増した]

(183) 2008/08/06(Wed) 23:41:40

音楽家 エーリッヒ

まあ、怒鳴られて文句を言える立場でもなし……。

[どうにか場がまとまった事に、ほっとしたのも束の間。
結局右手は隠し通せず、やれやれ、とため息をつく。

ごく小さな呟きははっきりとは聞き取れなかったものの、似たような予感は恐らく抱えていて]

……ああ、戻ったら、頼む。

[短い言葉には短く、返すに止めた]

(184) 2008/08/06(Wed) 23:45:34

工房徒弟 ユリアン

ん……。
工房をずっと空ける人じゃなかったから、戻ってくるとは思う。
ご丁寧に俺の作業場に原石山積だったし。
その加工のために戻ってくるはずだよ。

[イレーネとの会話で不機嫌さも粗方払拭される。
幾分穏やかな心持ちで、宿屋に行くと言う言葉に頷いた]

一人で……そうだな。
何があるか分からないし。

[返しながら、共に宿屋へと向かった]

(185) 2008/08/06(Wed) 23:46:44

詩人 ハインリヒ

[ちょっとだけ目を細めてボサボサ頭を軽く撫で]

…茶化して悪かったな。
俺よりお前のがよっぽど立派っだぜ?うん。
俺は…犯人…ていうべきか?これは。
まあ、人狼でもなんでもいいんだが。それを探すってのはどうすりゃいいのかわかんねーからなあ。
…なるべくひでー目にあわずにこの騒ぎを終わらせる方法を考えちゃいるがな。俺だけじゃなく。

(186) 2008/08/06(Wed) 23:47:23

青年 アーベル

怒りにより造られた塔は、崩れれば恐怖と成る……ね。

[ブリジットにより語られる言葉は、矢張り意味が掴み難い。
頂とは何処か。星を仰ぐ事に意味は在るのか。薪とは――何か。
幾つもの疑問にははっきりと答えは出されない侭、けれど、それ以上、問いを重ねる事はしなかった]

(187) 2008/08/06(Wed) 23:47:50

画家の卵 ミリィ

私はね。
誰かを殺すための話し合いはしたくない。
仲良くするための話し合いがしたい。

やっと。それに気づけた。

きっと、人狼の人達も怖いんだよ。このままじゃ、また罪を重ねる。
だから、もしイレーネに人狼を見つけてもらったなら、なんとかしてあげたいって、そう、思うんだ。

苦しいことは、一緒に背負って、
楽しいことは、共有していく。
それが、みんな仲良くするってこと。そうだと思う。

[言い終えると、オトフリートが真剣な顔で、ミリィの左手を掴んでいる姿が見えた。
思わず、ちょっと罰の悪い顔で茶化してみる]

あやや。先生。痛いよ。
乙女を扱うときは、もっと慎重にってね。

(188) 2008/08/06(Wed) 23:54:09

青年 アーベル

無理はしてないよ。
心配事っていうのなら、ノーラ姉の事になるかな。
ただ、伝えておきたい事があって。

[ノーラへと意識を戻した時には、浮かぶのは薄い笑み。
他者に向けるものよりは、柔らかいものではあったが]

俺がいなくなったら、
ユーディットか――もしかすると、ゼーナッシェさんを疑って。
今の段階では、ね。
イレーネは少なくとも、人狼じゃない。
力を本当に持っているのかは、分からないけれど。

[表情は変わらぬまま、声だけを潜め、ノーラに囁くように言う]

(189) 2008/08/06(Wed) 23:54:21

召使い ユーディット

[エーリッヒの言葉に微かに頷き返す。
そこでようやく、酒場に集まっている人々の様子を見渡す余裕ができた。

昼間、置いていくような形で別れたティルがその場にいることにまずほっとし、次にフルーツタワーを積み直している(一度崩したのだろうか?)ブリジットの様子に目が留まる。

その表情は常と変わらないものに見えたが、昼間オトフリートが言っていた『聴こえる』という現象についてはやはり気になった。
この場にオトフリートが居ない以上、本人に聞き質すのが筋なのだろうかと若干思い悩む。]

(190) 2008/08/06(Wed) 23:55:51

医師 オトフリート

…本当に、貴女は強い。

[言われた言葉に小さく呟く。
けれどその顔は笑みを浮かべずに]

ああ、失礼をしました。
けれど本当に痛いですか?
痛かったら反射的に手を引くと思うのですけれどね。

[力は殆ど緩めない。医師としても見逃せないというところか]

(191) 2008/08/06(Wed) 23:58:16

娼婦 イレーネ

…退屈しないように置いて行ってくれたのかな。

[そういいながら小さく笑って。
そうしていればお互いに容疑者であるという事も忘れてしまう。
会話と調子は、普段なされるそれと大差がなく。
表情は変わらないものの、ユリアンのささくれだった不機嫌が段々消えていくのがよくわかった。
変わらないものが、嬉しかった。]

…ね、ユリアン。

[もうすぐ宿屋という所で、少し手を取引止める。]

ユリアンは、誰が人狼だと思う?

[じぃっと、見上げて尋ねてみる。
瞳の奥は、何か確かめるようなものを含んでいるようで。]

(192) 2008/08/06(Wed) 23:58:19

青年 アーベル

それだけ。
俺が心配するどころか、
ノーラ姉に心配かけるような事言って、ゴメン。
でも、こんなときだから。言っておきたくて。

[脳裏を過ぎった、別の可能性。
されど言葉を重ねる事はせず、姉から離れ]

碌に食事してないし、何か作ってくる。

[何時も通りの調子で、*カウンターへと向かった*]

(193) 2008/08/06(Wed) 23:59:37

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 00:00:08

音楽家 エーリッヒ

[頷き返すユーディットの様子に、取りあえずほっとした様子になり。

こちらも、いつの間にか集まってきていた面々を見回す。
緑の瞳は、どこか静かに。

右の手は、ここの所癖のようになっている姿勢──左の腕を掴む、という形に自然、落ち着いて]

(194) 2008/08/07(Thu) 00:01:40

召使い ユーディット

ううん、考えるより聞いたほうが早い。

[しかし割合あっさりと結論は出て、エーリッヒに「すみません」と声をかけた後、ブリジットの席へと向かった。]

あの、ブリジットさん。
ちょっとお尋ねしたいことがあるんですが。
その……聴こえる、っていう話のことで。

(195) 2008/08/07(Thu) 00:03:19

新妻 ノーラ

…アーベル?
[弟の言葉に幾度か瞬いて、思い至るのはそのひとつ。]

そう、姉さんに加護があったように、あなたにも…。
[小さく頷く。]

イレーネちゃんは、偽者かもしれないけど、少なくとも狼じゃない…ってことね。
何故判ったのかまでは聞かないわ。
姉さんに聖なる痣があったように、あなたもなにかを与えられてるかもしれないもの。

…で、ユゥちゃんに…お医者先生?
[どうして?と小さく問う。]

(196) 2008/08/07(Thu) 00:03:26

新妻 ノーラ、青年 アーベルに頷いた。

2008/08/07(Thu) 00:04:00

少年 ティル

俺もどーしていいか、さっぱりわかんねーからなぁ。
とりあえず、何でも下手な鉄砲数打ちゃあたる、だっけ?何でもいいから、やってみようかなーって程度だけど。
…子供だからって、足手まといとか、言われたくないし。

[最後の一言はぽつりつぶやくように言って、改めてハインリヒの方を向く]

ひどい目にあわないように終わらせる、かぁ。…そうできたら、いいよね。
何かいい案思いついたら、教えてほしいな。
[笑いながら、そう伝えた]

(197) 2008/08/07(Thu) 00:04:52

工房徒弟 ユリアン

……お蔭で朝昼、飯食いっぱぐれたけどな。

[再び不機嫌な雰囲気を纏う。
しかしそれは先程のものとは少し違い、軽いもので。
普段時折愚痴を言う時のそれと同じものだった]

ん…何だ?

[手を取られ引かれると、歩みを止めてイレーネへと向き直る。
そして訊ねられる言葉にしばし考え込んでから]

……俺は、他の連中と普段深く話したりしないから、細かい変化とか分からない。
容疑者と呼ばれ始めてからも、専ら仕事してたから、他の連中ともあまり話してないし。
誰が、とははっきり分からない…。

けど。

少なくとも、イレーネが人狼だとは思ってない。

[最後の言葉は真剣に、イレーネの瞳を見つめて言葉を紡いだ]

(198) 2008/08/07(Thu) 00:06:26

画家の卵 ミリィ

……うん。痛い。
じんじんするよ。
手を引っ込めないのは……先生だから。

[嘘ではないが、本当でもない。
感覚は無く、ただ、痛覚のみが感じるのだが]

(199) 2008/08/07(Thu) 00:07:41

小説家 ブリジット

[宿の中を見渡した際、ユーディットの視線に気付いたようで。塔を積む手を一旦止めて歩いてくる様子を眺める。やがて傍に来て話しかけられれば、何だね、と言った後]

――ふむ。
聞こえる事について、かい。
何でもよい、聞きたければ聞きたまえ。

[頷いて片手で前の席を勧め]

(200) 2008/08/07(Thu) 00:10:12

詩人 ハインリヒ

[ティルの言葉に頷きながらも]

あー、なんか思いついた時はきっちり教えてやるから、情報料はらえよー?
ただ、まああれだ。鉄砲で撃ちまくった先に何がいるかもわかんねーのも確かだからな。
色々首突っ込むのはかまわねーが、引き際は心得とけよ。

(201) 2008/08/07(Thu) 00:11:30

音楽家 エーリッヒ

ん、ああ……。
俺は、気にしないでいいから。

[ブリジットの方へと向かうユーディットに、軽くこう返す。

現場を立ち去った後の様子は知らなかったから、何かあったのか、と首を傾げつつではあったけれど]

(202) 2008/08/07(Thu) 00:11:59

召使い ユーディット

[席を勧められれば、礼を言って腰を下ろす。]

何でも。それじゃ、えーと。

[机に転がっている林檎を何となく手にとって、包み込むようにしながら話し出す。]

……オトフリート先生から、貴女は何かが聴こえるのだ、と聞いたんですけれど。
何が、聴こえるんです?

[じっと、正面からブリジットを見つめる。]

イレーネさんと同じ力を持っている……ということでしょうか。

(203) 2008/08/07(Thu) 00:14:56

医師 オトフリート

…ミリィ。

[篭めていた力をゆっくりと抜く]

すみませんでした。
ですが、嫌かもしれませんが、やはり包帯をしておきましょう。
少しでも傷が隠れるように。空気に触れて痛まないように。

[言いながら手にしたままだった鞄を見る]

貴女が辛い思いをするのは、私が、嫌です。

(204) 2008/08/07(Thu) 00:16:00

娼婦 イレーネ

そっか。

[分からないというユリアンに、残念だとかそういう事もなく。ただユリアンらしいなと素直に思う。]

私も、分からない。
信じてる人は、…二人だけ。

[それが誰、とは言わなかったが。ユリアンの手を取るその手に微かな力が加わった。]

ユリアンにそう思ってもらえるのは嬉しい。
大丈夫、私は。

[きっと、ここに集まった誰もが同じ台詞を言うだろうけれど。]

私は、人狼じゃないから。

[そう、いつもの彼女らしい微笑みをみせてから、宿の中へと入っていった。]

(205) 2008/08/07(Thu) 00:19:20

画家の卵 ミリィ

包帯。

[思わず、復唱した。
それは、この傷が見えるたびに、ずっと、あのときのことを思い出すということ。
だけど―――それに、今更何の意味が無いことは知っていた。
だから]

うん。分かった。
痛みはあるけど、血は出てないからあまり意味無いかも知れないけどね。

[と、素直に頷いた]

……ん?

[そして、唐突に何かに気づく]

せんせ、せんせ。
私が辛い思いをするのが、嫌だってのは、どういう意味?

[ちょっとだけ期待を込めて、聞いてみた。少し、顔がにやけてる]

(206) 2008/08/07(Thu) 00:22:49

少年 ティル

うんうん。引き際ね。わかったよ。おっちゃんありがとー。
[本当にわかってるのかわからない、軽い返事を返す]

[情報料という言葉に、思わず懐の財布に手を触れ]
えー、お金とるんだ…お酒1杯くらいで、いいかな。

[ごまかすように*笑った*]

(207) 2008/08/07(Thu) 00:23:25

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 00:23:44

音楽家 エーリッヒ

[それぞれの会話をぼんやりと聞きつつ、考えを巡らせる。
忘れようにも忘れられそうにない、紅の痕。

あれをなしたものがこの中にいる可能性は、やはり信じ難くもあり。
しかし、目の当たりにした『現実』は、重くもあり]

……何れにせよ……か。

[零れ落ちる、小さな呟き。
無意識、右の手に力が篭り──痣の浮かぶ手首が、微かに痛んだ]

(208) 2008/08/07(Thu) 00:25:14

工房徒弟 ユリアン

[答えをあげられないことに済まなそうに頭が垂れる。
しかし続く言葉と加わる手への力に、ふ、と視線を上げた]

……ああ、信じるよ。

[イレーネからの笑みに、ほんの僅か笑みが浮かんだ。
彼女には信じる者が二人居ると言う。
己には誰が居るだろうか。
おそらくは己自身と、目の前の少女だけだろう。
他の者を無条件で信じられるほど、付き合いは深くなかった]

[イレーネが宿に入るのに続き、己も足を踏み入れる。
浮かんだ僅かな笑みは当の昔に消え去っていた]

(209) 2008/08/07(Thu) 00:25:15

青年 アーベル

[姉の問いには、明確には答えず。
ややして、店内に戻って来ると、ハインリヒとティルという、年の離れた組み合わせへと歩み寄る]

そっちは食事、何か要らないの?

[エーリッヒに訊かない理由は、言わずもがな]

(210) 2008/08/07(Thu) 00:26:42

小説家 ブリジット

何が。
呼び声が、意思が、聞こえるのだよ。
残骸の欠片が。

[ユーディットの瞳を見返しながら、曖昧に答えるが、イレーネの名が出ると少しく思案した風で。相手の掌に包まれた林檎を一瞥してから、ぽつりと]

……イレーネとは、違う。

私を呼ぶ声は地からの物だ。呼び声は、残骸の物だ。
残骸の……死者の、声だ。
私には死者達の声が聞こえる。

[常にはない具体的な言葉を紡ぐ。また相手と合わせる視線は、真っ直ぐながら虚ろな物。およそ普段通りにも見えるだろうが]

常態であった。それでも常態ではなかった筈なのだ。
だが…… 塔は崩れてしまった。

(211) 2008/08/07(Thu) 00:27:31

青年 アーベル

いらっしゃい。

[訪れた二人へと、視線と共に声を投げる]

大分、揃って来たかな。
ゼーナッシェさんは診療所として……
ミリエッタの姿、見てないけど。
知ってるのかね。

(212) 2008/08/07(Thu) 00:29:20

小説家 ブリジット

[新しく訪れた人物らを見遣り、やあ、と短く届くかわからない挨拶をする。瓶からグラスにワインを注ぎつつ]

(213) 2008/08/07(Thu) 00:31:03

音楽家 エーリッヒ

[食事について問われない事には、気づいているのかいないのか。

それでも、新たにやって来た人の気配にそちらを見やり、や、と短く挨拶だけは投げて]

(214) 2008/08/07(Thu) 00:31:58

詩人 ハインリヒ

[新たに入ってきた二人に挨拶をしつつ、歩みよってきたアーベルの問いに答える]

あー、俺はとりあえず鶏肉のサンド。野菜抜きで。
後、ビールな。ビール。
しっかし、商売熱心な野郎だな、お前もよ。

[テーブルの上に代金に見合った金額を置きながら苦笑する]

(215) 2008/08/07(Thu) 00:32:27

医師 オトフリート

はい、それでは。

[鞄を開ける。
取り出していた道具を、つい落とした]

失礼。
…それは、その。

[目が泳ぐ]

貴女は命の恩人でもありますし。
大切なお嬢様ですからね。

[僅かに弾む声には軽く口元に手を当てて。
誤魔化すようにそう言うと、手際よく包帯を巻いてゆく]

(216) 2008/08/07(Thu) 00:33:23

娼婦 イレーネ

[宿に入ると、人がいることにほっとした。
全員容疑者という括りではあったが、それでも誰も居ないよりは良いように思えた。]

ミリィは…少し前まで家にいたよ。一緒だったから。
…お医者先生、様子見に行ったのかな。

[アーベルには、そんな事を応えた。]

[そして一度、宿の中を見回して、いる人の顔を確認する。]

(217) 2008/08/07(Thu) 00:36:39

工房徒弟 ユリアン

[宿屋に入れば居る面々に会釈を返し。
空いているテーブル席へと腰掛ける]

…先生もミリィも俺は見てない。
工房に籠りっきりだったし。

[アーベルに返しながら、いつもの、と料理の注文]

(218) 2008/08/07(Thu) 00:37:28

召使い ユーディット

残骸?

[顔を顰める。
ブリジットの話は難しい……酷く難しい。
だからいつも、半ば理解は諦めて聞いている。
けれど、これは大切なことなのだろう、そう思ったから。
身を乗り出すようにして、紡がれる言葉を懸命に聞き取った。]

イレーネとは、違う? 残骸?

[そのうち、具体的な、判りやすい言葉がその耳に届く。]

死者の声。死んだ人の声。

[それはまた何かの喩えなんですか、と尋ね返そうとして、
昼間のブリジットの叫びを思い出す。
そう、あのとき丁度、ギュンターの死亡が確認されたのではなかったか。]

もしかして、ギュンターさんの声も聞こえていたんですか?

(219) 2008/08/07(Thu) 00:37:35

青年 アーベル

嫌だな、
食わなきゃ生きていけないんだから、心配してるんですよ。
[ハインリヒの苦笑に対して、嘯いてみせる]

人を喰った後だって言うんなら、話は別ですが――

[笑えない冗談、とも本気とも取れる台詞。
注文に了解の意を示して、置かれた代金を受け取った]

まあ、熱心なのは認めますが。
生きる為には金が必要ですからね、売上ガタ落ちですし。
野菜も食わないと、肉食動物と間違われますよ。

[女将へと注文を伝え、先にビールを置いた。ティルにはジュースを]

(220) 2008/08/07(Thu) 00:38:11

召使い ユーディット

[虚ろな瞳には気付かずに]

塔が崩れた……。人狼が動いたから、という意味ですか。

[呟くように尋ねたところで、ブリジットの挨拶にふっと扉に目を向ける。こんばんは、と入ってきた二人に挨拶をした。
再びブリジットに向き直る。]

人狼の御伽話に、そういう力を持つ人が出るんですね?
死んだ人の声は……。何を齎してくれるんでしょうか。

(221) 2008/08/07(Thu) 00:40:10

青年 アーベル

ああ、そうなんだ。
篭りっきりだったりするのかな。

[注文を伝えに行く間に返ってきた答え。
ユリアンを見て、其方さんみたいに、などと言いつつ]

まあ、その方が――
被害者なら、安全なのかもしれないけど。

[注文には、はいはい、と二度の返事]

イレーネは?
また、ユリアンと同じ?

(222) 2008/08/07(Thu) 00:41:17

画家の卵 ミリィ

ありゃ。
それは残念。

[言葉とは裏腹に、あまり落胆した様子は無い。
包帯は、そんなことを言っている間に、見事に巻かれていった。
綺麗に巻かれた左手を見て、ほー、と唸る]

さっすが。たいしたもんだね。
わたしゃ、嬉しいよ。

……思えば、昔から先生には色々とお世話になってるなあ。

―――そうだ、せんせ。
お返しに、私から先生に幸せのおまじないかけてあげる。

その準備、見られると効果無いから、ちょっとだけ目を閉じてもらってもいい?

(223) 2008/08/07(Thu) 00:41:38

娼婦 イレーネ、工房徒弟 ユリアンの隣に座って手を握った。

2008/08/07(Thu) 00:41:45

娼婦 イレーネ

[アーベルにこくと頷いた。少なめにと一言付け加えて。]

あ、でも。その前に…。

[注文を取って去ろうとするアーベルに、というよりは近くに居る人らに向けて。]

…一人、視てきたの。

[何をと、誰をは、まだ言わない。]

(224) 2008/08/07(Thu) 00:46:30

医師 オトフリート

これが仕事ですからね。
…昔から?

[使った道具を片付けながら軽く首を傾ける。
だがすぐに笑って頷いた。この年頃の少女にとってはこの半年だって短くは無い時間だったのかもしれないと]

なんでしょうか。
ええ、分かりました。

[鞄を閉じ、言われるままに目を瞑る]

(225) 2008/08/07(Thu) 00:47:05

詩人 ハインリヒ

[アーベルの冗談?笑いながら受け流す]

どーだろなあ。少なくともお前みたいな奴を「人を喰ったような性格」とは言ったりするぜ?
野菜ばっか喰って羊と間違われるよりはマシだろ?
なにせ狼が居るらしいからな、今この村にはよ。

[ビールを半分程一気に飲み干しゲップ交じりにそう語る]

(226) 2008/08/07(Thu) 00:49:48

画家の卵 ミリィ

先生?
絶対、目を開けちゃ駄目だからね?

[オトフリートが完全に目を閉じたのを確認すると、ミリィがほんの一瞬だけ、その唇に、自分の唇を重ねた。
そして、照れくさそうに笑う]

―――えっへっへ。
乙女が、一生に一度だけ使える、特別なおまじない。

これで、先生は何があっても、絶対大丈夫だよ。

(227) 2008/08/07(Thu) 00:49:55

小説家 ブリジット

そう、聞こえていた。
自衛団長殿の声がはっきりと聞こえた。
はっきりとは語弊かもしれないが。
モザイク状の……赤いモザイクだ。モザイクの中の赤だ。

[ユーディットの問いにはその度頷いて]

塔が崩れたから。そうだ。
突然で取り乱してしまったが。
かつての形態……

嗚呼、聞こえていたよ。声が。
……聞こえている。

[訂正するような言葉は小声で。何を齎すかと言うのに]

(228) 2008/08/07(Thu) 00:51:50

小説家 ブリジット

何を齎すか。意義は。証明か、視界か。
意味は。救済か、罪責か。
力とは。神の子のワインかペルセポネーのザクロか?

[聞く形でありながら、真に答えを求めているようでもない様子で。グラスの中、血のような色をした液体を揺らした]

(229) 2008/08/07(Thu) 00:51:58

工房徒弟 ユリアン

……ミリィなら、籠ってる可能性あるんじゃないかな。
絵、描いてるとしたら、だけど。

[可能性だけをアーベルへ返し。
隣でイレーネが紡ぐ言葉に視線をそちらに向けた。
視てきた、と聞き、何を言うでもなく静かに見つめる]

(230) 2008/08/07(Thu) 00:52:09

青年 アーベル

了解。

[ユリアンの示した可能性には、頷きのみを返して、席に着いた二人から数歩離れ、奥へと声を投げかけた後に、イレーネの言葉を聞く]

へえ。

[自ら結果を問う事はせず、周囲の反応を待った]

(231) 2008/08/07(Thu) 00:53:43

医師 オトフリート

約束は破りませ……

――!!??

[唇に柔らかいものが触れる感触。
目を見開いて絶句したまま、息をするのも忘れて硬直する]

(232) 2008/08/07(Thu) 00:54:31

音楽家 エーリッヒ

[視てきた、というイレーネの言葉に、視線をそちらへ向ける。

見極めるものと名乗りを上げた少女。
向けられる緑は、静かな光を湛えて。

それと共に、左腕を掴む右手にほんの僅かに力がこもったのは、近くにいたなら見て取れるだろうが]

(233) 2008/08/07(Thu) 00:57:35

青年 アーベル

人だなんて。
そんな美味くなさそうなものより、獣を喰いますね。

[ハインリヒの指摘を受けても、浮かべた笑みは絶やさない]

羊と間違われて狼に喰われるのと、
狼と間違われて人に殺されるのと、
何方がマシでしょうね。

間違いでない可能性だって、ありますが。
俺も、飲もうかな。

[やがて出来た食事と、ついでに酒――ワインを持ってきて、器に注ぐ。仕事中だという自覚は、この状況に置いてはあまりなさそうだった。
周囲の会話を聞きながら傾けたグラスの中、琥珀色の液体は、*仄かに煌めく*]

(234) 2008/08/07(Thu) 00:58:50

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 00:59:17

画家の卵 ミリィ

……やだ、もう、せんせ、そんな顔されたら照れるじゃない。
ただの、おまじないよ、お・ま・じ・な・い。

[言いながらも、嬉しそうに赤面する]

……わー!もー!
顔見てると、こっちまでドキドキして止まらないよ!

さ、さあさ!
私は、絵の続き描かなきゃいけないから、せんせは患者さんの様子でも見に行かなきゃ。

大丈夫。
もうちょいしたら、終わるから。
その後は、みんなのところに篭ることにするよ。

(235) 2008/08/07(Thu) 00:59:52

召使い ユーディット

そう、なのですか。
死んだ人の声が聞こえている……。

[いつもの戯言のような内容。
いつだったか、預言についてひとしきりブリジットが叫んでいたことを思い出す。
しかしあの時とは様子が若干異なっている。
それははっきり感じられた。]

[手の中の紅い林檎を弄ぶ。
それと同時に、ブリジットの紅いワインが揺れる。]

死んだ人が何かを教えてくれるなら……。
もし、死んだ人が何か言っているならば……。
そのときは、教えてください。

[続いていたブリジットの問いには首を傾げる。]

難しいことはわかりません。
でも、それが私たちの助けになってくれればいい。
そう思います。

(236) 2008/08/07(Thu) 01:01:46

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:04:06

医師 オトフリート

あ、はい。
おまじない、ですね。

[頭の中はまだ混乱している。
自分の顔が赤くなっていること位は自覚もしているが]

その、ありがとうございます。
いやでも、一人では危ないですから。
誰か頼んで来てもらえるように言っておきますよ。

[早口で喋りながらギクシャクと立ち上がる]

私は…頭を冷やしてきます。
それでは。

[パタンという音を立てて、扉の向こうに消えた]

(237) 2008/08/07(Thu) 01:08:24

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:09:56

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:14:23

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:15:31

娼婦 イレーネ

[自分の中で信じられる人二人。
それ以外の人の中から、自身の中の信頼の優劣と、ハインリヒの言葉、ミリィの言葉と、その他の何かを自分の中で昇華して出し、導かれた結論。]

…ティル。

[座ったまま、金髪の少年の、翠色の目を見上げた。]

ティルは、人間だったよ。

[そう告げる顔は少し複雑で。
良かったと言うべきかも、悪かったと言うべきかも分からなかった。]

(238) 2008/08/07(Thu) 01:16:18

画家の卵 ミリィ

……。

[にやけ面のまま、しばらくぼーっとしていたが、やがて]

いやーん!
ついにやっちゃったー!!
せんせの唇柔らかいー!!

[ごろごろと転げまわる。
が。
不意に、包帯の巻かれた左手が目に入ると、途端、その熱は冷めていく]

―――ああ。
やっぱり。
包帯じゃ、拘束できなかったのね。

[包帯の下から、何も障害がないかのように立ち上る透明な何か。
人はそれを―――魂と呼ぶ]

(239) 2008/08/07(Thu) 01:16:45

小説家 ブリジット

ああ。変容が訪れし時には。
私は結果を伝えよう。
その上で信じたい者は信じればよい。
信じたくない者は信じなければよい。

光明であれば。望ましい事だ。
塔に何が含まれていたか。
詳しいところは瓦礫を調べなければわからない。

――怒りの半身が影でない事を祈って!

[宣誓のように言った後、ユーディットの持つ林檎を再び見て]

刑となりたる善、かね。

[呟く。それから、く、とワインを飲み下した]

(240) 2008/08/07(Thu) 01:17:07

娼婦 イレーネ、言い終えると深く椅子に座りなおした。

2008/08/07(Thu) 01:17:27

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:18:12

画家の卵 ミリィ

―――。

[小さくため息]

……さ。
せめて、終わる前に、完成させなきゃな。
あの絵。

[少しだけ、唇に残っている感触を反芻させながら、ミリィが絵の続きに*取り掛かった*]

(241) 2008/08/07(Thu) 01:19:19

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:21:40

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:21:44

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:22:17

医師 オトフリート

[完全に上の空のまま、宿の扉を開ける。
そこに居るのが誰なのかも分かっていない様子で]

…何でも良いので、飲み物をください。

[滅多に座らないカウンターの端に腰掛けた。
先日、ギュンターが座っていたのは逆側だったが]

(242) 2008/08/07(Thu) 01:23:57

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:24:50

詩人 ハインリヒ

[アーベルの返答には全くの真顔でさらりと応える]

ど っ ち も お 断 り だ な。

重ねて言えば。
…狼と間違えて人を殺すのも…な。

[最後の一言はぽつりと呟いて]

おお。お前も飲め飲め。
なんかが口に入ってりゃそのへらず口も暫く休みにゃなるんだろしよ。

(243) 2008/08/07(Thu) 01:26:28

音楽家 エーリッヒ

[イレーネの告げた言葉に、少年と、少女とを見比べる。

しばしの瞑目。その表情は読めず。
ただ、開かれた緑の瞳は静かなまま。

ブリジットとユーディットの会話が一区切りするなら、一度戻る、と声をかけて]

…………。

[ふ、と零れ落ちるのは、何故かため息。

それは、予想される未来に向いたもの。
帰ったらやろうと思い立った事が、彼女の逆鱗に触れるであろう事が、*容易に察せられるから*]

(244) 2008/08/07(Thu) 01:27:24

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:28:02

召使い ユーディット

ええ。お願いしますね。
信じるかどうかは……。

[やや沈黙し]

……まだ判りませんが。
貴女が本気で言っているってことは、判りましたから。

[頷いた。林檎への視線には疑問符だけが浮かぶ。
ふっと、背後で走った緊張感のようなものを感じ取り、そちらへ――イレーネの方を向く。]

(245) 2008/08/07(Thu) 01:28:03

工房徒弟 ユリアン

[イレーネから紡がれた名前。
それは己にも馴染みのあるもので]

……そっか、ティルは、違うんだな。

[言いながら、視線がティルへと向かう。
安堵が胸に広がったが、常の無表情で表には出ず。
その直後に頼んだ料理が運ばれてきて。
しっかり空腹に負けて意識がそちらに*向かった*]

(246) 2008/08/07(Thu) 01:28:17

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:29:37

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:30:45

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:32:19

医師 オトフリート

気付けになる方がいいです。
どうも。

[結局、滅多に頼まぬ酒を注文する。
呷る飲み方ではないが、一気にそれを飲み干した]

……はあ。

[大きく息を吐いた。
じわりと痺れる感覚が、逆に思考を呼び戻す]

(247) 2008/08/07(Thu) 01:38:10

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:44:33

召使い ユーディット

[ことりと林檎をテーブルに置く。周りに耳を澄ますことで、イレーネがティルを視たらしい、ということを知る。]

ティルが人間、か。

[何故か溜息が出た。]

これでひとつ、情報が増えた。筈なのに。
どうしてだろう……。
全然、すっきりしない。

(248) 2008/08/07(Thu) 01:44:51

召使い ユーディット

[ちら、とグラスを傾けるアーベルに目を向ける。
アーベルも力を使えると言っていた。
じゃあもう誰かを視たんだろうか。
視るつもりなんだろうか。
それを聞きたくて仕方なかったのに、結局尋ねられていない。

ぼうっとしていると、エーリッヒの声が耳に入った。]

あっ、はい、私も戻ります!

[ばたばた、と慌しく立ち上がる。
やがてエーリッヒの背中を追いかけるようにして、夜気の中を飛び出していった。]

(249) 2008/08/07(Thu) 01:45:31

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:47:00

小説家 ブリジット

[戸が開く音にそちらを見遣り、やあ、と手を振った。届いたかどうかは怪しかったが。それからユーディットの視線を追うようにイレーネの方を見]

……ふむ。

[一度、ゆっくりと首を傾げ。空いたグラスに再びワインを注ぎつつ、宿を飛び出していくユーディットを見送った]

(250) 2008/08/07(Thu) 01:47:06

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:47:58

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 01:48:02

詩人 ハインリヒ

[立ち去る者にはジョッキを傾けて]

帰り道には気をつけろよー。

[と、言いつつ自分もそろそろ家に戻るかと考えて。家の惨状を思い出してため息をつく]

はぁ…ったく、なんでこんなめんどくせーことになったんだか。

[ジョッキを握ったままテーブルに*突っ伏した*]

(251) 2008/08/07(Thu) 01:51:55

召使い ユーディット

[夜道を二人、並んで歩いていく。
民家の窓から漏れる明かりは細く、さぞや戸締りを厳重にしているのだろうと察せられた。
その代わり、空には星明りがきらきらと瞬いている。]

そうだ、エーリッヒ様。
ご報告するのを忘れていました。

[暫く歩いたところで、唐突に明るい声でユーディットが切り出した。]

私、ユーディットは、大変なことがわかってしまったんです。

[手を背中の後ろで組んで、少女がスキップするように跳ねて、
エーリッヒの前に出る。
そしてくるりと振り向いた。]

エーリッヒ様は人狼じゃありませんね。
そうでしょう?

[にっこりと笑う。]

(252) 2008/08/07(Thu) 01:54:39

小説家 ブリジット

引き込めるかい。引きずられるかね。それも摂理。
そう。天秤とはそういう物だ。

[それから暫くは時折独りごちながら、フルーツを食べたりノートに何か書き込んだりしていた*だろう*]

(253) 2008/08/07(Thu) 02:09:22

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 02:10:28

召使い ユーディット

……考えてみたんです。
もし、エーリッヒ様が人狼だったら、って。

そうしたら……気付いたんです。

エーリッヒ様が人狼なら、ギュンターさんの遺体の第一発見者になっている筈がない。って。

そもそも、
[と、人差し指を高々と突き立てて。]

第一発見者というのは、疑われるものです。
疑惑の対象になりやすいものです。
そんなことはちょっと考えればすぐわかります。
そこらへんの推理小説にもよく書いてあります。

ですから。
もしエーリッヒ様が人狼なら、相当肝が据わった狼なんですね。

(254) 2008/08/07(Thu) 02:11:07

召使い ユーディット

ですけれど、実際は。
考えてもみてください、エーリッヒ様ですよ?
大人しくて、お手伝いさんに怒鳴られただけで素直に謝ってしまうエーリッヒ様です。
朝早くに家を抜け出すときにも、こっそり、あくまでこっそり抜け出して、堂々と出ていったりはしないエーリッヒ様です。……主なんですから、本当はそんなの気にしなくてもいいんですけどね。

[ちょっとだけ、肩を竦めてみせた。]

そんなエーリッヒ様が、ギュンターさんを殺しておいて、とっとと逃げずにわざわざ大声を出して人を集めて自分が疑われるようにする、だなんて、そんな大それた真似できるわけないんです。

仮に、そう推理されると思ってやったことなら。
これはリスクが高すぎます。そもそも気付く人がいるかいないかわかりませんから。
ですから、それもないでしょう。

ここから、エーリッヒ様は人間である、と。
そう、ユーディットは推理してみたわけです。
……ご清聴ありがとうございました。

[微笑んで、スカートの端を摘んでお辞儀した。]

(255) 2008/08/07(Thu) 02:12:44

召使い ユーディット

[スカートを元に戻して、踵を返す。夜空を見上げた。]

もしプロの探偵がいたら、穴だらけの推理だって言って、笑うんでしょうね。……ええ、自覚はあります。

でも私は、……エーリッヒ様が人間だと確かに思ったんです。
それだけはきちんとお伝えしておきたくて。

……私は、エーリッヒ様を信じますよ。

[首だけ振り向く。
真面目な表情。それを崩して、また笑った。]

さ、急いで帰りましょう。
お腹が減ったんじゃありませんか?

[今日は何にしましょうか、と歌うように言いながら。
帰る道のりは*とても穏やかなものだった。*]

(256) 2008/08/07(Thu) 02:19:31

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 02:23:48

医師 オトフリート

[ミリィの家を出てからの記憶は曖昧だった。
酒に酔うことは無いのだが、頭はずっとクラクラしていた。
イレーネがティルを人間だと告げたことは聞いた。
ブリジットが何か言うのも聞いた気が、する。

だが、肝心のミリィのことはちゃんと頼めたのだろうか。
後になってその記憶が曖昧なことを深く後悔する*ことになる*]

(257) 2008/08/07(Thu) 02:29:31

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 02:30:33

青年 アーベル

−回想/宿兼酒場にて−

[ハインリヒの促しに従うように、酒を呻る。
ティルは人間だと告げるイレーネの言葉を聞いて、ゆっくりとグラスを卓上に置いた]

そう。
視られたんだ、ティル――
どうだった?

[少年に感想を問うてから、あぁ、と声を漏らす]

別に、本人が目の前にいなくてもいいのか。
つい、よくある占い小屋を思い浮かべてた。

(258) 2008/08/07(Thu) 07:20:23

青年 アーベル

子供を疑わなくてよくなったのは、僥幸かもね。
でも、ユリアンやミリエッタを占おうとは思わなかったんだ。

[女将が、二人のもとに食事を運んで来る]

イレーネがその人を信じられても、
他の人はどう思うかなんてわからないのに。
それとも――もしもの事を考えると、怖かった?

[弟の問いかけに、姉が諫めるような視線を向けるのが解る。占い師と名乗り出た少女の、精神的な疲労を考えての事か]

あぁ、悪いね、食事の邪魔はしないよ。
[手伝うように言われ、会話を続ける事は出来なかった]

(259) 2008/08/07(Thu) 07:20:33

青年 アーベル

[給仕に戻ったところで、酒を飲み干すオトフリートの姿を認めた。座る位置も注文内容も珍しく思えて、カウンターの内側から声をかける]

御医者様も今日みたいな日は、飲まないとやってられない?

[問いに返される言葉は、明らかに上の空と言った風で。
酒に酔っている所為だけとは思えず、かと言って、自衛団長の事が原因にしては、何処か奇妙で。しかし、その正体は掴めぬ侭に、その場を離れた]

(260) 2008/08/07(Thu) 07:20:43

青年 アーベル

[そうして、先の視線は感じていたらしく、エーリッヒと共に立ち去るユーディットへと顔を向け、笑みを作る]

またおいで。

[若干他の客に投げるのと異なる言葉には、「知りたければ」という意図が籠められていたに違いなかった。
扉が閉まると、突っ伏すハインリヒに向き直り]

帰るのが厭なら、泊まっていって構いませんよ。
一人で家にいるよりは安全かも。
――御安くしておきます。

[*にこやかに、言い放った*]

(261) 2008/08/07(Thu) 07:21:20

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 07:25:14

音楽家 エーリッヒ

報告……大変な事、って?

[唐突に切り出された言葉に、ごく何気なく問い返し。
その内容に、思わずきょとり、と瞬いた。

述べられる推理の一部には、思わず突っ込みを入れたくなった部分もあるのだけれど、それは抑えて]

……ん。
ありがとう。

[信じる、という言葉に、微かに笑みつつ、こう返す]

そうだな……静かで散歩するには悪くない夜だが。
一日ばたついてたし、帰ってのんびりしたいしね。

[もっとも、『のんびり』する前にやる事があるのだが]

(262) 2008/08/07(Thu) 07:52:33

音楽家 エーリッヒ

[自宅に帰り着くと、手首の手当ての事を言われるものの]

……ああ。
でも、急いで調べたい事があるんだ。
だから、後で構わないよ。

[その間に、食事の準備をしておいて、と軽く言って、足早に自室へと向かう。

……部屋に戻った所で、零れるのはため息一つ]

信じる……か。

[小さく呟き、ここ数日何度となく睨むような視線を向けていた机の上の箱を見やり。
軽く蓋の上の装飾撫でた後、そっと開く。

中に収まっているのは、一振りの短剣。
柄に鮮やかな紅の石をあしらった銀色のそれを、しばし、見つめて]

(263) 2008/08/07(Thu) 07:53:23

音楽家 エーリッヒ

別に、必要ないと思っていたんだが。
もう二度と、使う事もない、と。

……守りたいとか、亡くしたくないとか。
そこまで大事に思えるものなんて……俺には、ないし。

[けれど、と。
呟きながら、左の袖を捲り上げ、右手で短剣を手に取り、鞘から抜き出す]

それでも……死んでほしくない相手がいない訳じゃない。
それに、あんなもの見ずに、見せずに済むなら……その可能性ができるなら、やった方が多少はマシだ。

[呟き、見やるのはここ数日右手で抑えていた辺り。
そこには、翼か何かにも見える痣のような形が浮かび上がり。
その上には、刃物による傷痕らしきもの。

ふ、と、一度目を閉じ、それから、開く。
緑の瞳に宿るのは、いつになく、真剣な光]

(264) 2008/08/07(Thu) 07:54:22

音楽家 エーリッヒ

Ich bete.
Ich fordere es.
Macht, es zu schützen.
Treiben Sie an, um Sie nicht zu verlieren.
Deshalb werde ich eine Versiegelung lösen.
Durch Macht von eigenem Blut.

[言葉の最後と共に、左腕の翼の上に、短剣の刃を食いこませる。
走る激痛。
しかし、紅はすぐには零れず。
代わりに、短剣の柄の石が鮮やかな──燃えるような色彩を際立たせた]

(265) 2008/08/07(Thu) 07:56:00

音楽家 エーリッヒ

……ってぇ……。
これもあるから、やりたくないんだよ……!

[鮮やかな色彩を確かめると、ぶつぶつと文句を言いつつ、短剣を腕から離して机の上に。
近くにあったハンカチで左腕を押さえると、それは瞬く間に紅に染まった]

……さて。
また、怒鳴られるか、これは。

[ぽつりと呟く言葉が妙に現実的なのは、痛みを紛らわせるためか。
それとも、異端の力を解放した事への幾つかの感情を*誤魔化すためか*]

(266) 2008/08/07(Thu) 07:57:17

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 08:05:58

医師 オトフリート

ええ、酔いたいわけでもこれで酔えるわけでもないのですが。
気付けにはなるかと思って。

[カウンターの中へと顔を上げて頷いた。
二杯目を頼んだ濃い褐色の蒸留酒もまたたくまに消えてゆく]

あの後何か。
ああ、イレーネが視たと。
ティルは信じて良いのですね。それは良かった。

[ぼんやりと返す言葉には実感らしきものがない。
給仕のためにかホールへと戻るアーベルの背を見ながら]

後はブリジットの聴いているものが囁きでないとなれば、か。

[ポツリと呟いたのは誰にまで届くものだったか。
どこか怯えたところのあるエルザに溜息をついた]

…お代わりください。

(267) 2008/08/07(Thu) 08:30:34

医師 オトフリート

[三杯目の消える勢いも早い。
飲み終わると代金をカウンターに置き、立ち上がる]

やはり無理ですね。
大人しく戻ります。

[エルザのホッとした様子に気付いてしまうと、何を言う気も起きなくなった。
他から掛けられる声があっても反応は薄く、僅かに紅潮した顔で首を振りながら宿を*出て行った*]

(268) 2008/08/07(Thu) 08:51:17

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 08:56:52

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 09:17:04

少年 ティル

─酒場・回想─
[出されたジュースを飲みながら、入って来た人たちに挨拶をする。
程なく様子を眺めていれば、イレーネの口から自分の名前が出てきたのに気がつき、そちらを向いた]

ん?俺の名前?

[よくよく聞けば、イレーネが俺を『視た』という話で。周りにいた幾人かの視線が、こちらを向いた事に気がついた。そのうちの一人、アーベルに声をかけられては]

どうだった?っていわれても…俺自身まーったく気がつかなかったしさ。
俺としちゃ、ばーんと狼見つけて欲しかったし、もったいなかったって気もするんだけどなぁ…
[何か釈然としない表情で、ジュースのコップを弄ぶ]

(269) 2008/08/07(Thu) 10:39:53

少年 ティル

ま、しょーがねーなぁ。
[ひょこりと椅子から立ち上がる]

それじゃ、遅くなる前に、帰るとすっか。
[ジュースの御代をテーブルに置いて、酒場を出ようとする。

『一人で大丈夫かい?』という女将さんの声がするが]

だいじょーぶだって。大体、この前に自警団の連中がたむろしてるはずだしさ。
監視も兼ねてとか言って、送ってくれるだろ。
[高圧的な自警団員の表情を思い出せば少し憂鬱にはなるが。
手を振って、酒場から*出ていった*]

(270) 2008/08/07(Thu) 10:46:55

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 10:49:26

工房徒弟 ユリアン

[アーベルのイレーネを問い詰めるような言葉。
料理を口に運んでいた手を止め、言葉を発す]

……そう言うてめぇは。
同じ立場になったらそれが出来んのか?
そうやって簡単に言えるのは、同じ立場に居ないからだ。
そう言う台詞は同じ場所に上がってから言いやがれ。
…出来たらの話だがな。

[人と人狼を見極められるのはイレーネのみ。
そう信じているために出てきた言葉。
アーベルが同じ力を持つと言うことをユリアンはまだ*知らない*]

(271) 2008/08/07(Thu) 11:02:46

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 11:04:13

召使い ユーディット

[帰宅するとすぐ、痣になった手を診せるように言う。が、先に食事の準備を、との声に嬉しくなって、はい、と明るく返した。]

あんなことがあった後だし……。
今日は肉料理は避けたほうがいいかな。

[でも魚も特に買ってないし、今日はベジタリアン気分で。ジャガイモと野菜のオーブン焼きなんてどうかな、と、キッチンに立ってくるくる考える。先日家で作ったスープの残りがあるからそれも一緒に、などと、野菜を切りながらメニューを組み立てて。

誰かを信じられる――信じたい、ではなく、信じられる、ということが、これほど嬉しいことだとは、思ってもみなかった。]

こうやって、信じられる人が増えていけば。
皆で人狼を追い詰めることもできるかも。

[ふと、またおいで、と言っていたアーベルの顔を思い浮かべる。]

うん、エーリッヒ様は人狼ではなさそうだし……
話しても構わない、よね。

[確認するように呟いて。
そうこうしている間に、料理はできあがる。]

(272) 2008/08/07(Thu) 11:48:58

召使い ユーディット

[テーブルに料理を並べると、救急箱を取ってエーリッヒの部屋に向かいノックした。]

エーリッヒ様、お夕飯の支度が整いました。でもその前にさっきの手当てをここで済ませてしまいま――

[言いながら何気なくドアを開ける。
デスク横に立ち尽くすエーリッヒの姿が見えたのは、その腕を押さえる朱く染まった布から、ユーディットの視線が動いた後だった。]

……な。

[口がぽかんと開かれる。一瞬の空白。
すう、と息を吸い込んだ。]

何やってらっしゃるんですかっ!!

[慌ててエーリッヒの傍に駆けつけ、その傷の具合を診ようと手を伸ばす。机の上に置かれた奇妙な短剣に、ちらと視線が向かった。]

どうしたんですか、自分でやったんですか?
何を馬鹿なことを……まさか間違えて切っちゃった、なんて言い逃れする気はないですよね?

[じい、と睨むように*エーリッヒの顔を見上げた。*]

(273) 2008/08/07(Thu) 11:53:34

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 11:54:58

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 12:38:28

音楽家 エーリッヒ

[予感、的中。
聞こえた声に、考えたのはそれ。

とはいえ、やると決めたからにはこの流血は避けられず。
そしてそれにまつわる事情を知られたとしても差し支えない、と思える相手が限られる現状では、治療の事まで鑑みると自宅でやるしかない訳で。
こうなるのは、ある種の必然なのかも知れないが]

間違いです、と言って、信用してもらえるとはさすがに思ってないよ。
なんというか、ちょっとした、魔除けのおまじないをね。
……少し切りすぎたかも知れないけど。

[睨むような視線に対し、返す言葉は常にと変わらず、軽い。

『魔除けのおまじない』。
それが意味する所を説明するか否かは、*未だに迷いの内*]

(274) 2008/08/07(Thu) 12:48:40

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 12:53:06

青年 アーベル

先ず、力があるという前提で。

出来るかと言えば出来るだろうね。
するかと言えば、しない。俺なら、人狼を見つける事を第一に置くから。

昔から村に居るティルを対象に選んだのは、
己にとって信じられる者を増やしたいから、
人間と証明されれば傷付けずに済むから、
そういう思考かと思ったんだよね。

俺には無いから、その考え方。
そういう手法でいて、もし人狼だったら如何する気かなって。
違ったら違ったで、理由が聞きたくて。

(275) 2008/08/07(Thu) 12:58:50

青年 アーベル

力が無いなら無いなりに、
別のやり方で見つける事も考えなよ、若者。

俺は、自分に視えない部分は見る心算で、
こうして話しているに過ぎない。
喧嘩を吹っ掛けたい訳じゃないさ。

力が使えると名乗り出たからって、
はいそうですかと信じられない捻くれ者なんでね。

[それは、周囲の気配が幾らか少なくなって来た頃の事。
ユリアンの態度に怯む素振りも見せず、微かな笑みすら浮かべて、アーベルは*言った*]

(276) 2008/08/07(Thu) 12:59:01

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 13:03:03

娼婦 イレーネ

[自分が告げた事に対する様々な反応。それをなるべく、目に耳に入れる。露骨にならないようその動きはささやかな物だったが。

ユーディットのため息にそちらを見ると、一瞬投げられた視線。その先の人を心に留める。

ティルの声にはごめんねと、すまなそうに頭をさげた。
視られた方からしてみれば、何も変わらないのだから当然の反応。

アーベルの、問い掛けるような声にはゆっくりと首を振る。]

信じてるから。

[そう言い上げた顔には、微かに透明な笑みが浮かび。おそらく内情は読めないだろう。**]

(277) 2008/08/07(Thu) 14:25:30

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 14:26:56

娼婦 イレーネ

[ユリアンのアーベルの会話を聞いたあと、ユリアンが何か言い返す前に口を開く。]

…ティルを視たのは、アーベルさんが言った理由も、あります。
でも。

[一旦区切り、軽く唇を噛んで離し。]

…私が信じられる人以外は、みんな疑ってかかってるつもりです。
可能性は、捨てない。
だからそれ以外の、誰を視ても結果的には同じことです。…私にとって、ですが。

[皆疑っていると広言することへの怯えか、微か青ざめながら、ぽつりと呟く。
皿の中の料理には、まだほとんど手がつけられて*いなかった。*]

(278) 2008/08/07(Thu) 15:13:05

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 15:16:06

召使い ユーディット

おまじない、って。
何です、そんな物騒なおまじないがあるもんですか。

[軽い口調には厳しい表情で返し。
果たしてエーリッヒが呪いに頼るような性格だっただろうか、という疑問もふと過ぎったが、目の前の怪我を治すことが先決、と頭から追いやる。]

さあ、診せてください。ほらハンカチをどけて。

[やや乱暴に腕をとって、その傷の具合を見る。]

縫うほどではない……ようですね。
でも、痕になるかもしれませんよ。
まったく、傷は男の勲章だなんて言ったりしますけど、音楽家の腕に傷があっても何も良いことないんですからねっ。

(279) 2008/08/07(Thu) 15:23:52

召使い ユーディット

……ああ、ほら、もう痣ができてる。

[顔を顰めたのは、翼のような形の変わった痣に対して。
ひとまずエーリッヒを椅子に座らせて、救急箱から取り出した消毒薬を振りかけた。
手早く包帯を巻きながら、この騒動が始まってから何度目かのため息をつく。]

エーリッヒ様。
私はエーリッヒ様のこと信じていますけれど……
正直、エーリッヒ様が何を考えてるのかさっぱり判りません。

[もうちょっと、私がついていける速さで走ってくださると大変助かります、と冗談交じりに言って。
手の手当ても済ませれば、改めてエーリッヒをダイニングへ連れていくだろう。

*そうして夜は更けていく。*]

(280) 2008/08/07(Thu) 15:25:19

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 15:27:10

工房徒弟 ユリアン

[アーベルへ言い返そうとして、割り込むような形で発されるイレーネの言葉を静かに横で聞く。
皆を疑っていると言う言葉。
その言葉と共に青ざめる表情。
進まない食の様子にも気付き、イレーネの肩に手を回した]

…だったら、イレーネと同じだろ。
イレーネも人狼を見つけようとして対象を選んだ。
てめぇの考え方と何ら変わりはねぇよ。

……俺はてめぇみたいに他と話したりする機会が少ない。
てめぇと同じ方法じゃ探せない。
俺が出来る方法でやれば文句ねぇんだろ。
先は見えねぇが、やってやるさ。

…てめぇはそのつもりは無くても、喧嘩吹っかけてるように見えんだよ。
そのにやけた面とかな。

[この状況で笑みを湛える様子が気に食わないのだろう。
イレーネの肩に手を回したまま、半ば睨むようにしてアーベルに*言い放った*]

(281) 2008/08/07(Thu) 16:28:49

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 19:09:23

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 19:35:11

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 19:39:38

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:10:16

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:14:34

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:15:39

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:19:20

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:22:37

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:23:10

医師 オトフリート

―診療所―

[水桶を返す音。何度かそれが響いた]

迷うこと、ないでしょう。
一番大切なのが何かを思えば。

[独り言は力なく。俯いた視界に大きな筋が映った]

……大馬鹿者ですね。

[胸から腹に掛けて走る暗色の傷痕。
助かったのは奇跡だと言われた。一月で回復できたのは自分でも驚いた。今はそれがどうしてなのか分かっている]

(282) 2008/08/07(Thu) 20:23:39

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:26:10

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:29:25

医師 オトフリート

[迷うわけではなかった。
だが「終わらせる」ことは躊躇った。
前日の鉱夫が熱を出したりしたのもあり、余裕が出来たのはもう日も暮れようという時間だった]

避けているわけにもいきませんよね。

[溜息をついて立ち上がる。始めに向かった先は宿。
ミリィの所在を確かめて愕然とする。慌てて家へと向かい走る]

ミリィ。ミリィ?

[少し焦って扉を叩いた]

(283) 2008/08/07(Thu) 20:36:19

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:39:17

青年 アーベル

――それは失礼。
喧嘩をする心算はなくても、挑発したのは認めるよ。
そういう反応は人間らしいね、若者。

[イレーネの言葉に眼を眇め、相変わらず反省の無い色で、ユリアンに対して謝罪とも言えない謝罪を返した後、今度こそ上の姉に止められて、其の場から引き離された。
改めてエルザからの謝罪が二人に向けられて、代金をまけるなどという話もされたようだったが、遠巻きに見やるのみだった。

人が一人死のうとも、時の流れに変わりはない。
生けるものが何をしていたかなどという事は些細な事で、やがて、普段と同じに見える夜明けが訪れた]

(284) 2008/08/07(Thu) 20:39:21

画家の卵 ミリィ

[一心不乱に。
そうまさに、一心不乱にミリィは絵を描き続けていた。
眠ったと言えるのは、オトフリートに会えた安堵により気を失ったあの時以来、無い
食事と言えるのは、両親がいなくなった日、スープを一口飲んだことが最後。
眠りを体が必要としてなかった。眠ることが出来なかった。
食事を体が受け付けなかった。水さえ飲むことは許されていなかった。
いつか、イレーネから受け取った痛み止めを飲もうとして、即座に吐き出してしまったのを覚えている。

もしも、生きながら死んでいく、ということがありえるのならば、まさにその状態だった。
それを、誰にも気づかせなかったのは、あまり人と会わなかったせいか、
それとも、ミリィが、そのことを端にも見せることのない、強い少女だったからか。

―――そして。
そんな少女の全てを描けた絵が、
今まさに、
完成した]

……出来た。

[ミリィが満足げに微笑む]

(285) 2008/08/07(Thu) 20:40:41

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:41:13

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:42:43

画家の卵 ミリィ

半人前の私にしては、良く出来たほうだよね……?

[ミリィの眼前に出来上がった絵。
それは、村の人達全てが笑顔を浮かべながら一緒に立っている絵だった。
そこには、あの時いなかった人達。
オトフリートや、ハインリヒ、他にも仕事の都合で出れなかった村の人達なども違和感無く、溶け込むように付け加えられていた。

その上に描かれた―――空。
一見して、ただの青い空のようにしか見えない。
いや。その時点ですら、まさしく空の一部を切り取ったかのような鮮やかな青い空。
だが、それはそれだけでは終わらなかった。

角度を変えて見ると、真っ赤な夕焼け空。
更に角度を変えると、闇の帳に満ち、星が満天に降り注いでいる夜空。
また角度を変えると、夕焼けが終わる一瞬、誰にでも見れるわけではない、幸せをもたらすという緑色の空。

とかく、角度を変えるたびにその色を変えていく空は、まるでこの村の特色であるオパールのように虹色に光っていた。

ミリィは自分のことを半人前と称していたが、このような空を描ける人間は、世界を探しても、いるかどうか。
人の領域を超え、神の領域に踏み込んだものでしか描くことの出来ない絵だった]

(286) 2008/08/07(Thu) 20:43:09

画家の卵 ミリィ

この絵で、みんな幸せになってくれると嬉しいなあ。

[微笑みを見せる、ミリィの顔が青い。
精根尽き果てた。
確かに、このようなものを描いたのならば、その表現が一番だろう。
だが、そうではない。
この絵はまさにミリィの全て。魂を削り、描かれた絵。
神の領域に踏み込んだ対価は、支払わなければいけない。
対価―――それが、ミリィの魂だ。
左手の傷。そこから、ミリィの魂は少しずつ抜け落ちていっている。
あれから、長い時が立っている。
すでに、限界は迫っているのだ]

―――ああ。そだそだ。
最後にもうちょいメモって、覚えておきたいことがあったんだ。

[ゆっくりとした動作でミリィが立ち上がり、絵の裏に回ると、ペンで何か文字を書いていく]

(287) 2008/08/07(Thu) 20:44:17

画家の卵 ミリィ

【オトフリート先生
私の最愛の人。この人を好きになれて良かった!
私のおまじないで、ずっと幸せになってね】

【イレーネ
私の最高の親友。イレーネと出会えて良かった!
例え、私が見えなくなっても、いつも一緒にいるよ】

【ブリジットさん
言葉は難しいけど、いつも面白くて、とても優しい人!
いつか、理解できるようになって、色んな話をしてみたいなあ】

【―――】

[本当は。
村の人達全員分を書いておこうと思っていた。
だけど、ブリジットを書き、次の人物を書こうとした瞬間、全身から力がスーッと抜けて、横一直線の線を描いて、ミリィが倒れた。

もう……時間切れだった]

(288) 2008/08/07(Thu) 20:44:57

画家の卵 ミリィ

……あ…れ?

[視界が徐々に狭くなっていく。
意識が地球に呼ばれ、同化していく]

……怖いな。一人で死ぬのは。
うん……とっても怖い。

[言いながら、ミリィがそっと自分の唇に触れた。
感触はもうあまりない。けれども、思い出だけは残っている]

もし……もしも、もう一度、先生に会えたなら……最後に言葉……伝えたいな。

(289) 2008/08/07(Thu) 20:45:25

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 20:46:00

音楽家 エーリッヒ

[手当ての間の小言には反論せず、傷の痛みもあり、大人しくしていた]

……ああ、それは昔からよく言われるなぁ。
表情がかわらんから、何を考えているかわからない、ってね。

[何を考えているのかわからない、というユーディットに冗談めかした口調でこう返し。
続いた言葉には、気をつけましょう、と笑って見せた。

食事の後、部屋に戻り。
机の上に置いたままの短剣を改めて見る。
血を取り込んだファイヤーオパールは、闇の中で色彩鮮やか。
それを、しばし、見つめ]

……親父殿。
俺は、あなたのようにはできん。
けれど。

[やれる事はやるさ、と。
小さく呟いた後、疲れから眠りの底へと導かれる]

(290) 2008/08/07(Thu) 20:51:28

青年 アーベル

[今まで以上に、村は静かだった。
商店の集う場所ですら同じで、人狼の存在を恐れて、幾つかの店は閉まっていた。外との行き来が侭成らないのだから、仕方がないとも言えようが、開いている店も“容疑者”の姿を見れば、店仕舞いの素振りを見せる。
――あの、死の気配を思い起こす。
それに似たものが薄く村中を包み込んで、少しずつ蝕んでいくような気がした]

(291) 2008/08/07(Thu) 20:52:36

医師 オトフリート

[反応が無い。胸騒ぎがする。
それはあの夜と同じような、それ以上に不安を呼び起こす]

…ミリィ。

[扉に手を掛ける。鍵が掛かっている。当然といえば当然。
だから同じように裏へと回った。段々と外が暗くなってくる。それは何の障害にもならなかった]

ミリィ!!

[登った木の上、覘いた部屋の中、倒れている少女。
やはり同じように空いていた窓から中へと転がりこみ、その身体を抱き起こそうとした]

(292) 2008/08/07(Thu) 20:52:50

工房徒弟 ユリアン

[人間らしいね。
発された言葉に眉を顰める。
相手が誰に対しても疑ってかかると言うのは先程聞いた。
だからと言って、疑われるのは気分が良くない。
青褪めながら周りを疑うと言ったイレーネと対照的に、反省の色無く言うアーベル。
印象は最悪だった]

[アーベルが女将によって引き剥がされ、謝罪を向けられると「……お気になさらず」と形式的な言葉を述べて。
代金をまけると言う話も丁重に断った。
やや後に、イレーネの様子を案じながら宿屋を後にすることだろう]

(293) 2008/08/07(Thu) 20:55:03

音楽家 エーリッヒ

[明けて翌日は、前日の疲れが出たのか見事な寝過ごしで。
どことなく残る気だるさを持て余しつつ、まずは左腕を確かめる]

ん、動くな。

[それを確かめて、最初にやるのは、譜面を開く事。

仕事が仕事として成立する可能性は大分低いが。
書きかけの曲は、完成させたい、という思いは強かった。

譜面を辿り、右手で鍵盤を叩く。
それは、いつもと変わらぬ日常。

もっとも、村全体から見れば、異常な状態なのかもしれないが]

(294) 2008/08/07(Thu) 20:59:44

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:02:02

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:03:18

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:03:50

画家の卵 ミリィ

……?

[狭い視界の中に、何かが飛び込んできて、自分の体を抱きしめてくれた。
なんかもう、感触があまり無い。
食事とか取ってないから、すっごい軽くて、驚かせちゃうかもしれないなあ。
そんなことを思いながら、その目の焦点を合わせてみると、そこには、先程会いたいと望んでいた、オトフリートの姿。
嗚呼。神様は、もう一度だけ、願いを叶えてくれたんだね]

……やっほー、先生。
そこ、玄関じゃないんだけどなあ……てか、身軽だね、せんせ。

[いつものような調子で話しながらも、嬉しくて、笑みが止まらない]

あ。そうだ、せんせ……。
絵。完成したんだ。
イレーネに真っ先に知らせてあげるって…約束してたから……教えてあげてもらえるかなあ?

(295) 2008/08/07(Thu) 21:03:53

召使い ユーディット

[翌日。
いつも通りに起きて用をしているうちに、部屋からピアノの音が流れてきてエーリッヒが起きたのを知る。]

あら、思ったより早かったですね。

[呟いて、昼食寄りのブランチを持ってエーリッヒの部屋へ行く。
こんこん、といつものノック。]

おはようございます。食事をお持ちしました。

(296) 2008/08/07(Thu) 21:07:37

音楽家 エーリッヒ

[ノックの音と声。
それにも、手は止まることはなく。
弾むように連なる音を幾度か繰り返す]

ん……ああ。
鍵、かかってないから。

中に適当に、置いて行って。

[手が離せないから、というのは既にいつもの事と言えるので、言わず。
左手は、いつもよりはゆっくりとだが、音符を消したり書き足したり]

(297) 2008/08/07(Thu) 21:12:08

医師 オトフリート

ミリィ、どうしたんですか。

[一瞬、動かしてはいけないと思って手が止まった。
だがミリィが反応を示したのを見て改めて抱き起こした。
その身体はありえないほどに軽かった。
いつも元気な少女には似つかわしくない、儚さを感じさせる]

緊急事態ですから。

[固い口調で返しつつ、視線を画布の方へと向ける。
思わず息を飲んだ。その位に力強い絵だった]

凄い…。
ああ、イレーネにですね。分かりました。
でも今はとにかく。

[横抱きに抱えて、立ち上がろうとした]

(298) 2008/08/07(Thu) 21:15:18

召使い ユーディット

はい、わかりました。

[中に入れば机に食事の乗ったトレイを置き、そーっと音を忍ばせて、エーリッヒが向かうピアノの方へ。
書きかけの譜面に目をやった。]

前に見たときよりも進んでますね。

[それだけは見てとって、邪魔にならない程度の声で言った。
それから窓へ向かい、カーテンを綺麗に整えた後、もう一度エーリッヒの方へ向かう。
あまりに真面目な顔でピアノと向き合っているのでどう切り出したものか多少迷ったが、結局古典的に空咳をしてみることにした。]

……あの、お仕事中にすみません。

私、実はエーリッヒ様に教えてないことがありまして。

[と、言い出しかけて、本人もその場に居たほうが何かと都合が良いのではないか、と遅まきながらに思いつく。
だがもう話し始めてしまった、ええいもういいや、と腹を括る。]

アーベルのことなんですけれど。

(299) 2008/08/07(Thu) 21:23:35

娼婦 イレーネ

-娼館-

[あのあと、良く味の分からない食事を食べ終え、ユリアンに送られて娼館へと戻った。
夜いつも聞こえる声は、あまり聞こえない。
状況が状況だけに当然かとも思いながら、なかなか寝付けずにいた。

それでも翌日はいつもの時間通りに起きて、何時もと同じ仕事をこなす。
色々終わった頃には夕方も近く、窓辺の椅子に腰掛けてぼんやりと空を見ていた。
青から赤、そして黒へと変わりゆく空を。]

(300) 2008/08/07(Thu) 21:25:24

娼婦 イレーネ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:27:06

音楽家 エーリッヒ

[譜面に対する言葉には、多少だけどね、とだけ返して、また音の流れを確かめる。
そのまましばし、新しい連なりを確かめていたものの]

……教えていないこと?

[唐突な言葉に、一つ、瞬き。
手が止まり、緑の瞳がユーディットヘと向けられる]

アーベルが、どうかしたのか?

(301) 2008/08/07(Thu) 21:27:43

画家の卵 ミリィ

うん……お願い。

[視界が上昇する。
持ち上げられたのだろうか。
それすらも、よく分からない。
意識が混濁してくる。
光が、目の前を照らす。
まぶたが重い。
せっかく、最後にもう一度会えたのに、何を言えばいいのか、思いつかない]

先生。
先生は……この村が好き?
この村に来て、良かったと思ってくれてる?

[声が紡ぐのは、今まで思っていたこと。
拒絶されたら、怖いと思っていたこと]

……私は、大好き。
この村に生まれて、良かった。
イレーネや、ブリジットさん、エーリッヒさん、ユーディットさん、ハインリヒのおじさん、ユリアン、ノーラさん、ティル君、アーベルさん……他にも色んな人達に会えたから。

(302) 2008/08/07(Thu) 21:28:09

画家の卵 ミリィ

[一息入れて、最後の言葉を]

なにより、先生に会えたから。
先生は……先生は、どう?
私や、他の人に会えて……良かった?

(303) 2008/08/07(Thu) 21:28:19

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:32:08

工房徒弟 ユリアン

[イレーネを送り届けてからは工房へと戻る。
明かりのついていない作業場。
技師が戻って来た気配は無かった]

……結構、来るなぁ……。

[誰も居ない工房の中でぽつりと漏らした。
いつも工房には技師が居た。
それが当たり前だった。
その当たり前が、無くなった。
ただそれだけなのに、何だか少し苦しかった。
部屋へは向かわず、外に出たまま天を見上げる。
空の色の変化が、時の流れを物語っていた]

(304) 2008/08/07(Thu) 21:33:12

音楽家 エーリッヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:34:13

医師 オトフリート

[立ち上がり、まずは寝台へと移動させようとして。
視界に入った絵画に再び動きを止めた。
鮮やかに印象を変えてそこにある絵。目を奪われるというのはこういうことかと、無意識の中をかすめていった]

村の全員…。

[絵画を見つめて呟きを零し]

ええ。でなければ、残りませんでした。
おおらかな人々、余所者であるのに受け入れてくれた人々。
そうでなければ、どうして残れたでしょう。

残りたいと思った。それは、私自身の意志です。

(305) 2008/08/07(Thu) 21:36:54

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:37:18

召使い ユーディット

はい。

[頷く。]

実は、この間酒場のキッチンにお邪魔したときに、アーベルと少し話したんです。
そのときに、アーベルが……自分も、イレーネと同じに、人狼を見分ける力があるんだ、って。言ったんです。

黙っていてすみませんでした。
でも、もしそれが本当なら、迂闊に人に言えないと思って。
名乗り出たら人狼に襲われる危険があるから、アーベルは表には出ないようにしているみたいですし。

(306) 2008/08/07(Thu) 21:38:00

召使い ユーディット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:38:51

医師 オトフリート

あの時。回復しながらも、まだ動けなかったとき。
貴女の笑顔にどれだけ励まされたことでしょう。
まるで生命の象徴のようにも見えたのです。

…それを厭うことなど。
どうしてできるでしょう。

[どこか苦しさを滲ませて、それでも確かに]

貴女がいたから。
貴女の傍に居たいと思ったから…。

(307) 2008/08/07(Thu) 21:39:12

画家の卵 ミリィ

[オトフリートのその言葉に、ミリィが大きく、心から微笑んだ]

良かった……。
先生、みんなと仲良く…ね。

ありがとう―――大好きだよ、先生。

[最後にもう一度、微笑んで、そのまま、まぶたを閉じる。

そして、その紅玉色した瞳は二度と開くことは無い。

少女が静かに息を引き取り、17年という短い生涯に*幕を告げた*]

(308) 2008/08/07(Thu) 21:42:26

青年 アーベル

[訪れたのは、見計らったようなタイミング。
メルクーア宅の前――此処に来るのは何時振りだろうか、などと考えながら、数度、強く扉を叩く。
長めの青に隠れつつも、白金の煌きを放つ石が在った]

(309) 2008/08/07(Thu) 21:44:26

画家の卵 ミリィ

―――自衛団詰め所―――

[詰め所の中で、男が一人、ふさぎこむように座っている。
その男のことを不審に思った同僚が、話しかける]

『……よう。どうした?
昨日、あの家にいってから、ずっと考え事してるぜ、お前』

『……俺はよ。
人狼が憎い。ギュンター殿を殺した人狼がとても憎い。だから、あの11人の中にそれがいるなら、全員殺してしまってもいいんじゃないか。
そう思ってた。
―――お前。昨日ヘーベルクイン家のお嬢さんのあの絵、見たか?』

『いや……ちらっとしか』

『俺達、それこそ、村の連中全ての人達がよ。
笑顔で、並んでるんだ。
そして、その右下に小さく―――「みんな仲良く」―――そう書いてあったんだ』

『……っ』

(310) 2008/08/07(Thu) 21:44:48

画家の卵 ミリィ

『あんな17の少女が、そんなことを願ってたんだ。
それを本気で為そうとして、あの絵をずっと描いていたんだ。
それなのに俺達は……いがみ合い、疑いあい……殺そうとしたり。
そう思ったら、なんだかよう……とても、自分が情けなくなってきてよう……。
なあ。俺はどうすればいい?どうすることが、一番いいんだ?』

[男は、泣きそうな顔で、そう同僚に助けを求めた。
だが、同僚もまた、複雑な表情で、*首を振った……*]

(311) 2008/08/07(Thu) 21:45:06

音楽家 エーリッヒ

アーベルが……見極めるものだと?

[それは思わぬ言葉で。
緑の瞳にす、と険しさが宿る。

ふと、思い返すのは墓地でのやり取り]

ん、いや。
判断としては正しいよ。
力あるものは導き手である事を望まれるが、同時に、慎重さも求められるものだし、ね。

[最後の言葉と共に浮かぶのは、苦笑]

……しかし、そうなると。
同じ力を持つ者が同時に存在するのでない限り、どちらかは……。

(312) 2008/08/07(Thu) 21:45:20

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:46:36

音楽家 エーリッヒ

[言葉の続きを遮るように、玄関の方から聞こえた音に、視線をそちらへ向けて]

……来客?
今、家を訪ねてくるって……誰だ?

[訝るような口調で小さく呟く]

(313) 2008/08/07(Thu) 21:48:30

医師 オトフリート

ミリィ?

[腕の中の重みが増す。
それでも少女の身体はまだ軽い。人間と信じられない程に]

…ッ。

[それなのに酷く重たかった。
その場に膝を突く。少女の身体をしっかりと抱き締めたまま]

何故。なぜ私なんですか。
私は貴女にその言葉を貰う資格が無いと言うのに――!

(314) 2008/08/07(Thu) 21:49:05

召使い ユーディット

そういうことに、なりますね。

[紡がれなかったエーリッヒの言葉に、小さく頷く。
と、聞こえた、玄関から扉のノックされる音。]

あら、誰でしょう。
ちょっと見てきますね。

[失礼します、と頭を下げ、玄関先へ向かう。
人狼の容疑がかかっている自分たちに用があるのは自衛団員ぐらいだろうか、とすればまた何かあったんだろうか。
そんな不安を滲ませながら、扉を開ける。]

……アーベル。

[そこに居た者の名前を、驚いて呼ぶ。
その声は中へと届いただろうか。]

どうしたの、珍しい。
というか……うん、ナイスタイミング?

(315) 2008/08/07(Thu) 21:51:30

工房徒弟 ユリアン、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 21:53:58

青年 アーベル

や。
話すならこっちの方が都合良いし――
それに、何時までも、黙ってもいないかな、と。

[片手をひらりと挙げる。
ユーディットが何であれ、情報を己一人の内に収めておくとは思っていなかった、という口振り]

タイミングを計っていた心算は、なかったけれどね。

(316) 2008/08/07(Thu) 21:54:07

医師 オトフリート

Ist diese Bestrafung, O Gott?
Ist die Gebuehr davon nach verbotenem Wissenmeer, zu dort, zu suchen?

[低く低く流れる声。
震える腕は少女を放さぬままに]

それとも慈悲なのですか。
そんなもの、私はいらない……!

[血を吐くような、呪うようなコトバ]

(317) 2008/08/07(Thu) 21:56:04

音楽家 エーリッヒ

[頷きと共に返された言葉にだよな、と小さく呟いて。
玄関へと向かうユーディットを見送りつつ立ち上がり、本棚から伝承の書物を一冊抜き出し、またピアノの前へと戻る。

驚きを込めた声が紡ぐ名に、おや、と小さく呟きつつ、ぱらり、ページをめくって]

(318) 2008/08/07(Thu) 21:58:07

召使い ユーディット

[ぱちくりと大きく瞬いて。]

貴方、実は私の心ぜんぶ読めてるの?
今、丁度エーリッヒ様に貴方のことを話してたんだけど……

[と、自分たちが話している場所に思い至り]

ああ、ここじゃ何だし、ともかく中に入って。

[と、大きく扉を開ける。]

(319) 2008/08/07(Thu) 22:02:01

青年 アーベル

半分以上は偶然だよ。
事が起こり、イレーネの占いの結果が出た翌日――
何方か片方が人間なら、
何かしら話はしているんじゃないかなって、それくらいだから。

[促される侭に中へと入り、言われる前にある一室へと向かう。
幼い頃から幾度も訪れているがゆえに、迷う事もない]

や、エーリ兄。
腕は大丈夫? ちゃんと叱られた?

(320) 2008/08/07(Thu) 22:08:06

医師 オトフリート

[どれだけそうしていたのだろう。
やがてノロノロと立ち上がり、腕の中の少女を寝台へと運んだ。
瞼の下に隠れたままの紅玉。美しかったあの色はもう見えない]

本当にどうして、こんな酷い奴を好きになったりしたんですか。
貴女も、自分も騙し続けてきた男など。

[屈みこみ、唇を重ねる。
小さな痕が残るが、ただそれだけ。流れるものも既に殆ど無く]

私は、貴女のくれた最後の約束すら守れそうに無い。
そんな、最低なものなのに…。

[寝台の傍らに座り込む。そっと頭を撫でる。
答えが返ることは無いと、頭だけが理解していた]

(321) 2008/08/07(Thu) 22:09:36

音楽家 エーリッヒ

やあ、アーベル。

[やって来た青年に軽く言いつつ、眺めていた本を閉じる]

まあ、大丈夫だが……君は来るなり、何を言いますか。

[叱られた、という問いかけに、返すのは呆れを込めた言葉]

(322) 2008/08/07(Thu) 22:11:21

青年 アーベル

いや、だって、ねえ。
エーリ兄の大丈夫は、信用ならないし。

[きっぱりはっきりと言ってのける。
同意を求めるように、後に置いて来る形になったユーディットを見やり、ゆるく首を傾げた]

(323) 2008/08/07(Thu) 22:14:01

召使い ユーディット

……さっすが、本式の探偵は違うわね。

[軽く首を振る。]

私じゃまだまだ探偵助手は務まりそうもないかな。

[アーベルの後についてエーリッヒの部屋に入る。]

エーリッヒ様、アーベルは全部お見通しみたいですよ。
私がエーリッヒ様に話したってこと、言い当てられちゃいました。

[肩を竦めた。]

(324) 2008/08/07(Thu) 22:15:50

医師 オトフリート

っあ。

[不意に胸元を強く押さえた。
ギリ、と奥歯を噛み締めた音が響く]

(325) 2008/08/07(Thu) 22:16:50

少年 ティル

[夜があければ、強い夏の日差しが飛び込んでくる。
身支度を整え、家を出た。

蝉の鳴き声が聞こえてくる。反比例するように、人の声は聞こえてこない。
村がどんどん静かになっていく]

…寂しいなぁ…

[ぽつりつぶやいて。蝉の鳴き声を振り切るように、駆け出していった]

(326) 2008/08/07(Thu) 22:17:17

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 22:18:01

召使い ユーディット

[アーベルに同意を求められれば、それには力強く頷き返す。]

ええ、それはもう。
1年しかお仕えしてない私でもそれぐらいはよくよく判ります。

エーリッヒ様は、自分のことを構わなさすぎるんです。

(327) 2008/08/07(Thu) 22:18:25

音楽家 エーリッヒ

……まったく。
君は、俺をなんだと思ってんのかと……。

[きっぱり言ってのけるアーベル言葉に、大げさなため息をつき。

肩を竦めるユーディットには、そのようで、と軽く返して]

で、と。
大体察しはついてるが、ご用件は?

(328) 2008/08/07(Thu) 22:18:30

青年 アーベル

[うんうん、とユーディットには何処か満足げな頷きを返す]

それで本当のところ、大丈夫なの、あれ。

[あれ呼ばわりの示すところは、左腕の件だが]

(329) 2008/08/07(Thu) 22:20:19

音楽家 エーリッヒ、構わなさすぎ、の言葉に視線が一瞬彷徨ったかも知れない。

2008/08/07(Thu) 22:21:14

工房徒弟 ユリアン

[翌日。
目を覚まして作業場へと向かう。
机の上に原石の山は無かった]

……戻っては、無いんだな。
どうせ、鉱夫達も持ってきてないだろうし。

[仕事が無くなった。
手持ち無沙汰になってしまった。
工房に居てもやることは無く、ふらり、外へと足を向ける。
空を見上げようとして、眩しさに手を頭の上に翳した]

(330) 2008/08/07(Thu) 22:21:57

召使い ユーディット

[大丈夫かというアーベルの問いには]

ええ、一応、手当てはしておきました。
……目敏いですね、さすがに。

(331) 2008/08/07(Thu) 22:24:08

青年 アーベル

察しがついてるなら、
わざわざ聞くことないと思うんだけど。

[扉の傍の壁に寄りかかり、腕を組む]

まあ。
知られたのなら中途半端に黙っていても仕方が無い。
情報を一所に留まらせても、事態の進展は望めない。
与えて、どう動くのかも見てみたいしね。
そんなところかな。

エーリ兄にまで伝わるのは予測出来たけど、
昔はよく視ていた分、幾らかパターンが読めるから、楽は楽。

[本質を見極めるには遠く及ばない上に、今では容易に視ることも出来ないが。其処までは口にする必要もないかと、言いはしない]

(332) 2008/08/07(Thu) 22:25:41

音楽家 エーリッヒ

[唐突に投げられた言葉、その意を一瞬捉えかね、きょとり、と瞬く]

……随分とまた、いきなりなご質問で。

[言いつつ、右手はすい、と左の腕を撫でる。
袖口から覗く真新しい包帯が意味する所は伝わるか]

むしろ、良くぞ気づいてますね、と言うべきか?

(333) 2008/08/07(Thu) 22:25:44

青年 アーベル、召使い ユーディットに、手当ての時は思い切り痛くすると喜ぶから、と嘯いた。

2008/08/07(Thu) 22:26:45

医師 オトフリート

…は。

[顔を伏せたまま、首を振る。
もう一度だけ唇を重ねた。広がる鉄の味]

おやすみなさい、ミリィ。

今一度だけ。
―― Ich liebe Sie.

[ゆっくりと立ち上がる。
寝具を掛ければ、まるで眠っているかのように]

あとで迎えに来ますね。
イレーネに、伝言を伝えてきます。

[小さく告げると、扉から玄関を回って外を目指した]

(334) 2008/08/07(Thu) 22:31:28

青年 アーベル

[ユーディットの答えに次ぐ、エーリッヒの挙動。
にっこりと、笑みを向けた]

エーリ兄。
ブラフとかカマかけとかって言葉、覚えるといいよ。

[つまりは、思わせ振りな言動をしてみただけということ。
気になる事は今までにも幾つかあったが、確信はなく。それで何か情報が得られれば僥倖、と言ったところだった]

単なる痣で、その包帯は、ないよね。
マゾヒストか、血に飢えた人狼か、何かしらの力を持つか――
さて、どれだろうね?

(335) 2008/08/07(Thu) 22:32:31

娼婦 イレーネ

…。

[ぼんやりと、空を見ていた。空はいつの間にか漆黒を為していた。

―だが。
ふいに何か思いついたように、娼館を出た。]

(336) 2008/08/07(Thu) 22:34:01

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 22:34:07

召使い ユーディット

ええ、そうなの?

[嘯くアーベルには目を丸くしてみせ、くすりと笑った。]

じゃあ次からはそうしてみようかな。

[悪戯っぽくエーリッヒを見遣って。
駆け引きを楽しむかのようなアーベルの台詞に、黙って聞き入る。]

……私が考えてる以上に、アーベルは考えてたのね。

[凄い、と、漏れるのは素直な感想。]

じゃあ、私の行動は半分読めていたとして。
それで、何か判ったことはあった?

[それは、ユーディット自身に対しての判断、という意味でもあり、またその他の人間への判断という意味でもある。

アーベルからエーリッヒへの問いかけには。
それこそ自分はただの怪我だと思っていたから、きょとんと様子を見守って。]

(337) 2008/08/07(Thu) 22:36:39

音楽家 エーリッヒ

や、一応は聞いてみた方がいいかと思って。
……というか、ほんとに……観察眼、鋭いねぇ。

[さらりと返しつつ、立ち上がり、軽く身体を伸ばす]

どう動くか、と興味はもたれても、な。
見極める者が二人。
伝承が踏襲されているならば、一方は偽る者。

どれだけの時間があるかはわからんが、行動から真偽を読み解くしかなかろうな。

[どちらに信を置くとも言わず。
続けて向けられた笑みに、肩を竦めて]

さて、どれが正解だと思うかな?

[にこり、と逆に笑みを返してみた]

(338) 2008/08/07(Thu) 22:36:49

青年 アーベル、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 22:37:53

娼婦 イレーネ

[女将らに気づかれないようにそっと出て、一人真っ直ぐ目的地へと歩いてゆく。
幸いというよりは半ば意図的に、誰にも会わずに目的地へとたどり着く。

着いた先は、親友の家の前。
そこに背の高い影を見つけて、その前に立った。]

…お医者先生。

[囁きは小さい。]

(339) 2008/08/07(Thu) 22:40:59

小説家 ブリジット

[昨晩は遅くに宿を後にした。酔いは見えないがゆらめくような、いつもの歩調で家へと向かう]

[書斎。あちらこちらにある本の塔を一つ一つ崩しては調べていく。散乱した本で床は前より酷い有様になったが、気にする気配はなく。やがて古い日記らしき物を引きずり出すと、流すようにめくってそれを眺め]

……。

[ぱたり。閉じた日記を机の上に置く。それから崩れた本の隙間に横たわり、久方ぶりに眠った]

(340) 2008/08/07(Thu) 22:41:34

小説家 ブリジット、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 22:42:18

医師 オトフリート、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 22:43:13

青年 アーベル

まあ、厭でもね。
自然と考える癖がついたってところかな。

[ユーディットの感想に、返るのは素っ気無い言葉。身を壁に預けるようにした侭、気怠けに、若干ながら、片側へと傾く]

少なくとも、イレーネは人間。
その占いの基準は「信じられる者以外は全て疑う」
「疑わしいものを視る」「故に、誰を視ても同じ」だったかな。
それで、ティルを選んだと。
本当に能力を持っていれば良いけれどね、有無まではわからない。

[伝承にはあっても、全く同じ状況になるとは考えていない。故に、低い――同時に、同じ力を持つ者の存在する可能性も、見積もってはいた]

そうでないのなら、裏の理由を考えないとね。

[どう思う? 謎かけをするように、ユーディットに問うた]

(341) 2008/08/07(Thu) 22:45:28

医師 オトフリート

ああ、イレーネ。
貴女を呼びに行くところでした。

[小さな呼びかけに顔を上げた]

…ミリィが上で休んでいます。永い眠りの中で。
作品が完成したら貴女に最初に見せると約束したのだと、そう言っていました。
どうぞ、見てきてあげて下さい。
あの素晴らしい作品を…。

[門灯の影になり、その表情は隠れたまま]

(342) 2008/08/07(Thu) 22:47:34

青年 アーベル

後は……、
ユリアンは酷く、“人間らしい”ね。
心底、イレーネの事を信じているらしい。
そのうち刺されそうだ。

[言う内容の割には、危機感の薄い様子]

人狼も人間であるというのなら、
それは証明になるか、知らないけれど。

(343) 2008/08/07(Thu) 22:48:25

工房徒弟 ユリアン

……なんつーか、詰まんね。

[この非常時に漏らす言葉ではないのだが、今まで仕事続きで日中何もしないと言うことはあまりなかった。
やることもなくぼけっとしているのは何とも味気ないもので。
仕事が無いとこんなにも暇だったのか、と改めて思う。
しばらくの間工房傍の木の根元に座り込んでいたが、あまりにも暇なために適当にぶらつくことに]

(344) 2008/08/07(Thu) 22:48:26

青年 アーベル

行動から、ねえ。
伝承なんて、都合よく踏襲されるものかね。
その考えでいくのなら、客観的な立場に立てば、
間違いなくイレーネの方が本物だと断ずると思うけど。

[自覚はある癖に治す気は微塵も無い。
エーリッヒに返された笑みには、少しだけ、その色を変えて]

二番目だったら、面白いね。

(345) 2008/08/07(Thu) 22:50:57

画家の卵 ミリィ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 22:51:31

娼婦 イレーネ

[そう告げられても、イレーネはその場から動こうとはしない。]

…お医者先生、大丈夫?

[素晴らしい作品と評される、自身も心砕いていたそれに心惹かれなかったわけではないが。
それより気にするものはあった。

今は周囲に人は居ない。
だからだろうか、何時もより声は薄い。

オトフリートの表情を、伺うようにじっとその場に佇んでいる。]

(346) 2008/08/07(Thu) 22:55:20

音楽家 エーリッヒ

伝承がどこまで踏襲されているかなんて、誰にもわかりゃしないがな。

[言いつつ、見やるのは先ほど置いた書物]

伝承に寄るならば、見極めるものは先陣に立つ導き手。
イレーネの行動は、それに合致するが。

……必ずしもそうじゃない現実も目の当たりにしてきた身としては、それだけでは信は置けんかな。
ま、君の動き方も大概、信を置きにくいんだが。

[さらり、ある意味物騒な事も交えながら言って]

……まあ、話の種として、一番面白いのはそれかも知れんが。
生憎と、そういうお約束は好きじゃないんでね。

……ついでに、痛みで喜ぶ趣味もないぞ。

(347) 2008/08/07(Thu) 22:58:19

医師 オトフリート

……大丈夫ですよ。

[僅かな間を空けて静かに答える。
どこか力ないそれに説得力は無かっただろうけれど]

私は一度診療所に戻って鞄を持ってきます。
一人にするのは忍びないので、どうか傍に居てあげて下さい。戻ってきて終わったら、自衛団の人達を呼ばなければいけませんし。

[気の立っている彼らのこと。
まさかあの作品を壊したりはできないだろうが、容疑者の一人でもあるイレーネを傍に置いてくれるとは思えない]

さあ。

[玄関の扉を開け、重ねて促した]

(348) 2008/08/07(Thu) 23:00:36

召使い ユーディット

イレーネは人間。

[復唱して、どうしてそう考えるのだろう、と思い、]

……ああ。イレーネさんを視た、ってこと?
その結果が、人間、だったの?

[確認しながら。説明を大人しく聞く。
唐突な質問には、え? と声をあげ、宙を見て考える。
そう、それは……その理由は、全く考えていなかった、わけでもない。そこに、新しく加わった情報を加味しながら、ゆっくりと思考する。]

もしイレーネさんが人間で……そして、力を持っていない場合。

[うん? と疑問符が漏れる。]

でも、もし人間なら嘘をつく必要は……。
……ああ。

[判った。それは、かつての自分だ。そういった可能性だ。
納得して、もう一度考える。]

(349) 2008/08/07(Thu) 23:04:27

青年 アーベル

捻くれてるねえ。
……信じるだとか虫唾が走るから、置かずに結構。

[エーリッヒと同じ方向に視線を一瞬流すも、すぐに戻して、あくまでも笑みを湛えた侭に投げ返した言葉は、青年の行動理由の一端を表す。
後半の台詞には敢えて何も返さず、あぁ、と指を顎に添え、声を漏らす]

伝承で、思い出した。
聴こえる者が二種類、って何か解る?

(350) 2008/08/07(Thu) 23:05:29

詩人 ハインリヒ

[気がつけば視界に広がるのは見知らぬ天井。以前、確かこれと似たような風景を見た気がしないでもないが]

ああ、そっか…確か…。

[酔いも手伝ったのか、家の惨状の事もあり「帰りたくない」気分が強かった。女将やアーベルから事情も事情なので格安で泊めてやると言われて、朦朧とした意識のまま宛がわれた部屋へと転がりこんで]

(351) 2008/08/07(Thu) 23:09:52

工房徒弟 ユリアン

[ふらふらり。
何となく、足が向いたのは鉱山の方だった。
どこまで自分は仕事馬鹿なんだろう、などと考えながら、そこらに零れ落ちている原石の欠片を拾い上げる]

……こんなんじゃ研磨も出来ねぇよ。
一つでも良いから、塊落ちてないもんかなぁ。

[そんなことを言いながら、日暮れまで誰も居ない鉱山の入り口付近をふらついていた]

(352) 2008/08/07(Thu) 23:09:56

召使い ユーディット

人狼に脅されている。のかな。

[ぽつりと呟いて。もう一度思考の海へ。]

ティルを視たと言った理由として考えられるのは……

ひとつには、人間のティルを視たふりをして、人間、と素直に言った。
ふたつめには、人狼のティルを視たふりをして、人間、と嘘をついた。

人狼を判別できる力がある、って名乗っているのは自分だけなんだから、人狼を視て人間といった可能性は少し高い……? そしたらその人狼は疑われることもないし。

でも、そういう力を持つ者がいるかもしれない、ってまだ警戒してることも考えられる。
なら、人狼を視るような真似はしない、かな。

[結局は]

……判らない。

[首を振るしかない。]

(353) 2008/08/07(Thu) 23:10:48

音楽家 エーリッヒ

君には、負けると思うが。

[捻くれてる、という評価にくすり、と笑いながらこう返し。
続いて投げられた問いに、僅か、首を傾げて]

聴こえる者……?
俺が知る限りでは、見極めるもののもう一方──死者の声を聞くものが、一つ。
それ以外だと……余所の伝承には、意識の声を聞き取り、会話できるものなんかも出てくるが。

あと、考えられるのは、狼の囁きを聞き取れるもの……かな。

(354) 2008/08/07(Thu) 23:13:02

娼婦 イレーネ

[力ない笑みには僅かに眉を潜めたが。
オトフリートに促され、こくりと頷き素直にそれに従う。
暗い玄関の中へと入り、完全に影に沈みこんだ後で振り返り、闇の中からオトフリートを見あげた。]

ミリィの事は、心配しないで下さい。
…ずっと、傍に居ますから。

[小さくどこか冷たさを含む声は、今はオトフリートにしか聞こえない。]

どうぞ、お気をつけて。

Mein domine.

[さら、と衣擦れの音。深く一礼するような気配。
そしてオトフリートの姿が見えなくなるまで、その場に暫く佇んだ。]

(355) 2008/08/07(Thu) 23:14:49

青年 アーベル

そう。解らない。

[確認には頷きを返して、ユーディットの結論にあっさりと同意した]

そもそも人狼と通じているかも解らないのだから、
仮定を積み重ねれば、理由なんて、幾らでも考えられる。

ただ、人間ではあるから、
今は放って、様子を見るしかないかな、と。
それくらい。

真偽まで判れば良かったんだけれどね、大分、力も落ちたみたいで。

[残念、と肩を竦めてみせた]

(356) 2008/08/07(Thu) 23:15:44

召使い ユーディット

[ユリアンは「人間らしい」、そうアーベルが言っていたという情報を頭の片隅に置く。

二人の不穏なやり取りには少し身を引いて、少し困ったように両方の顔を見ていた。

聴こえる者、の話題になると、はっとして]

あ、はいはいはいっ。

[勢いよく手をあげる。]

あの、ブリジットさんに聞いてきました。
ブリジットさん、死んだ人の声が聞こえるそうです。
ギュンターさんの声も聞こえてた……聴こえてる、らしいです。

(357) 2008/08/07(Thu) 23:18:02

医師 オトフリート

[イレーネと場所を入れ替え、灯に照らされた口元には薄い笑み]

よろしくお願いします。

[踵を返し、振り返らずに去ってゆく。夜の闇の中へと]

(358) 2008/08/07(Thu) 23:19:48

青年 アーベル

俺に勝ったら人間として終わると思う。

[まあ、それはおいといて。
と、一つ言葉を区切ってから、エーリッヒの回答に耳を傾ける]

余所の伝承――成る程、ねえ。
それが存在するとしたら、先の仮定も、変わりそうだね。

その事を口にした当人が、
あの場では話さなかったのは気になるけれど。

(359) 2008/08/07(Thu) 23:20:09

小説家 ブリジット

[起きたのはいつだったか、陽の当たる、だがどことなく薄暗く感じられる村の中を、ふらふらと歩く。どこを目指すという風でも、誰を探すという風でもなく。時折会う村人は女性を見るなりそそくさと去っていったり、遠巻きに何か噂話をしたりした。それも気にはしないようで]

黒は白と変わり得るか。
白が黒と変わり得るのなら、それも有り得るのではないか。
質量保存。
どう思うね、諸君。

[誰に向けてか、誰に向けてでもないのか、時折語りながら。段々と暗くなる中、歩み続ける]

(360) 2008/08/07(Thu) 23:21:37

青年 アーベル、召使い ユーディットの報告には、ふぅん、と小さく呟いて。

2008/08/07(Thu) 23:21:56

音楽家 エーリッヒ

[挙手したユーディットの言葉に、そちらを見やり]

ブリジット、が?
昨夜、話してたのは、それか。
死者の声を聞く者……ね。

[妙に納得してしまったのは、昔からの彼女の様子を知るが故か]

……それを言い切るのはどうかと。

[アーベルには一応突っ込みを入れつつ]

囁きを聞き取れるものが、いるならば。
ある程度の図式は成立するのかな、現状で。

……ん、当人、って?

(361) 2008/08/07(Thu) 23:24:01

青年 アーベル

予知夢って言っていたくらいだから、
てっきり、視えるとでも言い出すのかと思ったけど。

[意外、という呟きは、小さなもの]

まあ、でも確かに、何かの声の一つや二つ聴いていそうだ。

(362) 2008/08/07(Thu) 23:26:19

召使い ユーディット

[アーベルの返事に、そう、と返し。]

昔からそんな力があったの?
それは……大変ね。

[人の何かを余計に見られる、ということは、便利だろうが時に非常に疲れることのように思えて、そう言った。]

意識の声を聞き取り――

――狼の囁きを聞き取れる?

[エーリッヒの声、前者についてはよく判らなかったが、後者は。]

それって、そんな人が居たら、すぐに人狼が誰か判るのに。

[でも、もしそういう人が人狼の味方になっていたら?
ふっと過ぎった考えに、背筋が一瞬凍った気がした。]

(363) 2008/08/07(Thu) 23:26:59

青年 アーベル

成立し過ぎて、気味が悪いけれどね。

[ゆるり、身を起こす。
肩を鳴らして、伸びをした]

ゼーナッシェさんだよ。
あの場で此方に訊いておきながら、
自分の知る情報を明かさないとは、ねえ。

(364) 2008/08/07(Thu) 23:28:23

青年 アーベル

だから、こんなに捻くれた訳。

[白金のピアスを指先で弾きつつ、ユーディットに、笑って言う。
後に続いた言葉には青の瞳を眇める。可能性はまた一つ、増えた]

さて、と。
言う事も言ったから、そろそろ失礼しようかな。

(365) 2008/08/07(Thu) 23:31:46

詩人 ハインリヒ

[宿の雨戸は固定されており、外の様子は漏れてくる光程度にしか判らず。今が何時なのか自分がどれくらい寝ていたのかもわからないまま]


…どんくらい寝てたんだろな。俺は…。

[いつもの癖で頭の髪をかきあげるが、それに合わせて鈍い痛みが響く]

…うわっちゃー…二日酔いかよ。

(366) 2008/08/07(Thu) 23:35:31

音楽家 エーリッヒ

ああ、確かにすぐにわかるだろうが。
聞こえる理由は、『そちら側』に惹かれる要素があるが故、という場合が多いらしい。

……それに、それを理由に告発したとしても、大抵は狼に連なる異端として蔑視されるか、最悪、処断されるだろう。

[ユーディットの言葉に、淡々とした口調でこう言って]

……ほんとに、な。
出来すぎなのも、色々と考えちまう。

[アーベルの言葉には軽く、肩を竦め]

先生が、か……。
ん……まあ、中々手の内は晒さん人だと思ってるが。

(367) 2008/08/07(Thu) 23:35:32

召使い ユーディット

あら、確かに捻くれてるけど、私はアーベルのこと好きよ。

[笑みには微笑み返して。
アーベルとエーリッヒのやり取りを頭に入れ、オトフリート先生が……と、呟いた。
まだ、その瞳は思考の中。

ふと、退出するアーベルの声が聞こえ。]

え、もう帰るの? お茶でも飲んでいけばいいのに。

(368) 2008/08/07(Thu) 23:36:34

娼婦 イレーネ

[オトフリートの姿が見えなくなったのを確認してから、知った家の中を歩いて二階へと。

部屋の中に入り、昨日と変わらない場所にあった絵は――確かに美しかった。
夜の闇の合い間に煌く月に照らされ、空の色は鮮やかな七色に変化し、輝き。
暫く、見とれた。
ミリィの事も何もかも忘れ、ただ美しさだけに魅入られた。

数分だったか、それとも数時間だったか。暫く後にはっと我に返った。]

…これ、って。

[あまりの美しさに寒気がした。
美しくて、美しすぎて―――これは危険だと、思った。]

(369) 2008/08/07(Thu) 23:39:30

少年 ティル

[村の中をふらふらと、目的もなく歩く。

活気の無くなった村を、眺めていれば。

父親が死んだ日のことを思い出していた]

(370) 2008/08/07(Thu) 23:39:46

青年 アーベル

「あやふやな知識」だったからかも知れないけれど、ね。

[一度、訊きに行くとしようか。
そう、内心独り言ちつつ扉へと視線を移しかけ――ユーディットの言葉に、彼女の方を見た。微かに、笑みを作って]

それは、どういう意味で?
場合によっては趣味を疑うけれど。
いや、よらなくてもかな。

[ノブに手をかけた]

そうしたいのは山々だけれど、エルザ姉が煩いから。

(371) 2008/08/07(Thu) 23:42:10

音楽家 エーリッヒ

……対策のための知識を求めて、とは、言っていたが。

[呟く緑の瞳に宿るのは、思案の色。
帰る、というアーベルの言葉には、ああ、と声をあげ]

そっちも色々と大変かも知れんが。
……無理は、するなよ。

(372) 2008/08/07(Thu) 23:44:31

召使い ユーディット

やっぱり……。

[エーリッヒの淡々とした説明に、嫌な予想が当たっていたことに、ため息をつく。]

処断されるのが怖いというのは、判りますけど。
人狼に惹かれる人の気持ちなんて、さっぱり、全然、まったく判りません。

あれはただの化け物です。
人を玩具にして弄んで全てを奪い取ってせせら笑う。
そういう生き物ですよ。人狼というのは。

[一瞬、瞳に暗いものが浮かんだ。
だがそれは本当に刹那のこと。]

どういう意味?
……って、そのままの意味だけど?
失礼ね、趣味は悪いほうじゃないわ。

ん……、それじゃ、気をつけて帰ってね。

(373) 2008/08/07(Thu) 23:47:54

娼婦 イレーネ

[そう、彼女にこの絵はかけるはずがない。
彼女の描いた絵を、それこそ練習のものから未完成のものまで、いくつも見せてもらった事はあるが、それらは全て彼女の父親のものと比べると、確かに見劣りしていた。当然といえば当然の事だったが。

けれどこの絵は、父親のそれを軽く越えていた。
そんなこと、ありえるはずがない。
昨日、未完成だった頃のそれは確かに彼女の絵だったのに。
たった一日でまるで生まれ変わってしまったように見える。

描ける筈のないものを、彼女は描いてしまったのだ。]

………ミリィ…。

貴女、一体何をしたの………?

[ベットの中で眠る親友は、何も答えてはくれない。]

(374) 2008/08/07(Thu) 23:49:54

詩人 ハインリヒ、メモを貼った。

2008/08/07(Thu) 23:52:11

音楽家 エーリッヒ

まあ、俺にもわからんけれど。
……人の考え方なんて、それぞれだからね。

[ユーディットの言葉に軽く、肩を竦め。
瞳に一瞬過ぎった陰りらしきものに、微かに眉を寄せる。

最初に自衛団長から話を聞いた時もそうだったが、彼女が人狼について語る時は、いつもと違うものが感じられ。
それは、微かに気にはなっていた]

(375) 2008/08/07(Thu) 23:52:47

青年 アーベル

エーリ兄には言われたくないね。

[けらり、軽く笑った。
ユーディットの疑問にも、やはり笑んで]

男相手にそういう事言うと、誤解するかもねって話。

[そうして、片手を挙げ、メルクーア宅を後にした]

(376) 2008/08/07(Thu) 23:55:30

医師 オトフリート

[闇の中から現れた姿。
窓からの灯りに浮かび上がったのは、口元の歪んだ笑み]

お待たせをしましたか。

[熱を帯びた声は静かに投げかけられた]

(377) 2008/08/07(Thu) 23:56:16

小説家 ブリジット

[日も暮れてきた頃だったろうか。ふと僅かに目を見開き、空いている方の手で片耳を押さえる]

……変容!

[声をあげながら、広場へ続く道の端へとしゃがみ込んだ]

(378) 2008/08/07(Thu) 23:56:23

音楽家 エーリッヒ

…………。

大きなお世話だ。

[立ち去り際の言葉への反論は、多分、届きはしなかっただろうが。
アーベルが立ち去ると、一つ、息を吐いて]

考えるための要素は大分増えたが……。
さて。

[どうするか、と。
零れ落ちるのは、小さな呟き。
未だ、自身の力にて成すべき事は、明確に定まらぬままで]

(379) 2008/08/07(Thu) 23:59:07

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生存者 (5)

エーリッヒ
182回 残7089pt
ティル
33回 残12071pt
イレーネ
131回 残8378pt
ハインリヒ
53回 残11613pt
ブリジット
19回 残12875pt

犠牲者 (3)

ギュンター(2d)
0回 残13500pt
ノーラ(3d)
16回 残13050pt
アーベル(4d)
160回 残7657pt

処刑者 (4)

ミリィ(3d)
132回 残9175pt
オトフリート(4d)
291回 残2806pt
ユーディット(5d)
152回 残8125pt
ユリアン(6d)
250回 残5714pt

突然死者 (0)

発言種別

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