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[それから広間に着いたときは、話も大分終わってしまった頃になってしまい。
先のことを知る人で――誤解をしたような人には、真剣な顔で誤解だと告げるものの何処まで信じてもらえただろう?]
それで、何か手がかりが?
[尋ね、説明を聞けずにいて申し訳ないということを告げた。
話してくれる人は誰になるか。
やがて己なりに*要点をまとめる*]
─竜皇殿西殿─
[竜皇殿に辿り着き、そういえば現状を直接確認していなかったな、ということで西殿へやって来ると、そこにはティルの姿。]
こんにちわ、ティル。
そんなところで何をなされているんです?
[普通に歩み寄って(とはいえ、多少の警戒心は持ちつつ)問いかける。
振り向いたティルからギュンターの気配が結界内に感じられること。
そしてついでに、広間で交わされた情報交換の内容についても聞かされる。
それを顎に指を当て聞いていたが、]
……「力ある剣」。なるほど、あれが騒動の鍵だとしたらこれまでのことも一つに繋がりますね。
問題は誰がそれを求めて動いているかですが。
[そう呟き、思案の海へと*沈んでいく*。]
[たどる方法を"視"た。
その光はどうも好かない。]
気をつけます。
――彼は、色々な意味で、有名ですから。
[人の世界にも長く居た。
その時も話題に上ったことがある。当然関わらなかったが。]
[強き焔の竜。これからも関わる気等ないけれど。
ただ少し、心の中で何かが動いた気がして、一人、目を閉じた。]
[今まではなかったこと。あの方法に反応しているのか、今は判別がつかなかった。]
まぁこんだけ選り取りみどりならそういう奴が一人くらい居て当然なんだろうな。
一人で良かったというべきか。
[アーベルの心話に返しながら。
して戻ってきた疑問の答えに、へぇと、これは少し驚いた様子で。]
成る程、まだあん時は自主的じゃなかったからか。
運がいい…って程ではないか。
俺が手繰られないままでいても、手を出す手段がなければあまり意味は無い、か。
[つまりそれは、万一己一人この事態に残された場合目的は達せられないと。
そういう事だった。]
[そして、さておいた記録はといえば。
オティーリエのいる部屋の扉が開くには少し間があった。
不快ではなく心配に眉を寄せ、招かれるまま部屋へと入った。
姿や影はなくても噂好きの風が見聞きしていないとも限らない]
……いえ、こちらこそ急にすみません。
少しだけ失礼します。
[彼女の顔を見ながら静かに手を伸ばし、肩に触れてそこから痛みを和らげる。竜同士の諍いの傷を癒すには精神である青年は不向きではあったが、せめて痛みくらいは和らげたかった]
痛みを治めただけですから必要であれば生命の力を借りて下さい。
それに心の力も疲労していますから、きちんと休んで。
[向けられた感謝の言葉に口元に笑みを、眼差しに労わりを込めて少しだけ見つめ、部屋を辞したのだった]
…ああそうだ、言い忘れていた。
要る情報かどうか分からんが。
[ザムエルから感じるモノ、は今は静かに伏せおきながら。
もう一つ、あの場で聞いた台詞を口に登らせる。
それが直接、必要となるものなのかは分からないが、念のためだ。]
天竜の卵っ子。
あれには揺れるものを寄せ付けない、特別な刻印がかけられてあるらしい。
…まぁ、頭の端にでも入れとけ。
月闇竜 オトフリートは、天竜 エルザ を能力(襲う)の対象に選びました。
[生命の力と聞いて、少しなんともいえない表情になったことは、秘密にしておこう。]
[とまれ、部屋を出て広間へと行ったのだが。]
――その方に剣が渡っている可能性は?
[広間を見回し、その姿もほかと同様、目にいれた。]
[ 破れぬ結界の傍から草花や僅かながら光の零れる庭先まで移動した後、暫くは大人しくしていた仔らであったが、特に陽光の仔竜にとって、一所に留まるというのは苦痛であったらしい。
ベアトリーチェに意識を寄せている間に、夏玲は姿を消していた。仔には重そうな布を纏っていても、そういったことは得意であるようだ。
翠樹の仔竜を抱えて捜し歩いていると、人の居なくなったと思われた西殿に、疾風と、ついぞ姿を見なかった時空の気配が感じられた。]
ティル、ユーディット。
どうかされたんですか?
[ 歩み寄りつつ問いかけ、知るのは天聖の側近の事。
* 王の声は、今、聞えなかった *]
分からん。少なくとも、それらしきものを持っている気配は俺には分からなかった。
[隠している場合は、よほど上手い隠し方をしているか。
オティーリエに言われ、ああその可能性もあるのかとは改めて。
要観察、に彼女の印象をずらす。]
[オティーリエにいつも通り抱きつき、ぶっ飛ばされるまでの僅かな間に。
当然の如く癒しは実行された。
それに関して何をいう事も無く。
飛ばされた後は、向こうで何時もより絡む時間も少なめに。
必要な情報は、表からでなく裏からのみ渡すのみ。]
中:
>>*44
うわー。冒頭の分からん、は不必要だな。
相変わらず日本語不自由な子でごめんよ!(つд`)
そしてact…投下するとき再確認しときゃよかった。
隣なんだよなぁ(ずれました
そうですか。
[考えるようにそちらを見た。
が、すぐにそらす。]
[与えられた癒しは、ほんのわずかも痛みを残さず。
それでも普段の反射は止まらない。
抱きつかれて礼を言うのも違うと、複雑なままに目を背けた。]
[傷が目に見えない位置だから口にした、背に腹は代えられない的一言に関するあれこれが記録されたかは青年しか知らない。
クレメンスの決意から感じた心ならば治癒に関して頼もしいが、幾度か見た接触を考えると勧めるべきではなかったかもしれない。ただ、その為にオティーリエに傷を放置して欲しくないと青年は思ったのだが。
そんな事を整理の最中に思い起こしていると、気にかかる一言が心に響いた。旧友の養い娘の記録を引き出しながら心話で告げる]
そうですか、エルザ殿が。
彼女の刻印は特殊なものが多くありましたが……
わかりました。覚えておきましょう
[それが揺れるものを寄せ付けない効力を発するかは今すぐには判断できないものの、忠告を心に留めておく]
えぇ、剣自身が渡っている可能性もありますね。
[オティーリエの言葉を肯定し、集めすぎた記録の欠片がバラバラになならいよう抑えながら少しづつ整理していく。
そして剣の感知に関しての話にしばらく考えてから心話を紡いだ]
『神斬の剣』なら感じ取れる可能性はあるかな。
私も動いてみるよ。
[見えぬ場所での恒例行事らしき何かには小さく溜息を零したが]
[ここにいる誰かが、剣をもっている。
探さねばと思う。]
おねがいします。
[方法は浮かばずに、考えこむばかり**]
[今は周囲の目もある。だからこういう、ある意味一番自然な方法をとったわけで。
視線に返すのはへらりと、無言のままの常の軽薄。
オティーリエの性格も内心も重々承知しているし、別に礼が欲しいわけでもない。
そして裏を、事情を知ったこちらが態度を変えることも、しない。
オティーリエに関するクレメンスの態度は、今は協力するというそれを含めはしたものの、常に一貫していた。
一番彼女を可愛がり、気にかけ、鬱陶しいと言われようが蹴られようが構い倒す。
何故なら彼女が、
一番、嫌いだからだ。]
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