情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―東殿―
[あれから少し後、青年は台所に入り湯を沸かし透明なポットに缶から取り出した玉を一粒入れ、静かに花開いていくのを見ていた。硬く蕾む花が幾重もの花びらに変わる分だけ優しい香りが広がり、眼鏡の奥の眼差しが和らぐ]
そうですね。影響が…
出ているようなら、皆、苦労するでしょう。
[しかし竜王の封印を強めたのもまた竜王たちであり。
…なんとも頭の痛くなることだった。
王の声が聞こえてきたら、思わず罵りの言葉が出そうなほどに。]
お願いします、老君。
私も側近殿を探すのを手伝いましょう。
[それでもまずは、彼の竜の姿を見送った。]
―東殿―
[廊下を歩きながら、目を閉じて頭の中で声を紡ぐ。
同じ雷の属性を強く持つ王の感覚を辿ろうと、神経を研ぎ澄ませる。
きっと、あの中で王は暴れる周りとそれを宥める周りを気にせず(どちらかというと宥める方なのだろうが)、ひと段落すれば瞑想を始めるのだろう。
だから、きっと声も聞こえると思ったのだけれど――]
……聞こえないですね。
かといって、死ぬとかそういうわけでも無さそうですが…
[初めての感覚に戸惑い、足を止める。
眼鏡をくいとあげ、目を閉じてもう一度繋ごうとするけれど]
…無理ですね。
[何が起きているのだろうと、不安が頭を擡げる。]
お疲れさん。
[アーベルにへの労いは短い。
抑えた声から感情を読み取るほど繊細ではないが、アーベルとギュンターの関係は一応知っている。
視線は明後日の方向を向けながら。]
分かってくれとは言わないがぁ。
そんなに俺が悪いのかーっと。
人間界にそんな歌もあったねぇ。
まぁ、無理すんな?
[へらり。]
えぇ、頑張っていただいたのに申し訳ないのですが。
[僅かに感じた落胆に謝罪しながらも、感謝と労わりに眼差しが和らぐ。眼鏡越しの紺碧が映しているのはポットの中の花だが、見ているのはオティーリエの伝える心だった]
[情報も手に入れたのだからと、場を辞す旨を伝え、廊下へ。
外へ出て、小さく息を吐いた。]
―― 心配しているでしょうね。
[双子の仔らを思い出し、少し口元に笑みが浮かんだ。
まわりを見回す。
離れた位置に人影があった。]
悪いです。
[きっぱり言い放ったのは、クレメンスのふざけた調子にだった。]
[アーベルに対するときは、大丈夫だというよう微笑んで。]
他の人が持っているとわかっただけでも、良いことです。
[ふと、良い匂いが漂い。
何も食べていなかったと食堂の扉に手をかけて開いた所で、廊下に人影が見えて小さく会釈をした。
扉の内側からは、赤い髪の少女が廊下に視線を向けたまま扉を開くのが見える事になる。
とりあえず見えた人影に声を掛ける。]
ええと…月闇の、オトフリート=カルク殿?
[クレメンスが何を考えているか知らないが、その人間界とやらの歌には小さく笑いが零れた。
老獪にまで至っている生命竜が何を思い月闇竜に絡むのかまでは心を覗き込んでいない青年にはわからず、けれど彼の複雑な心の動きは精神竜である青年にとって厭うものではない。流石に行為を目にすればオティーリエの為に止めようとするけれど]
えぇ、倒れない程度に気をつけます。
[しないとの確約はせず、オティーリエの言葉には頷いた]
中:
ちなみに、アベちんの思ってることはなんかあんな感じだろうと思って歌っただけだけど深い意味は無いから問題はないw
あらオトちゃん厳しい。
採点は20点ってトコかしら?
[まぁ0点いいとこだろうが。
本人気にした風もなく、けらけらひとしきり笑った後で。]
…さて、少し悪いが一旦生命の海の方に戻らせてもらうわ。
ギュン爺が居なくなったら、間違いなく出やすくなるだろう。
姐さん元気で留守がいいってのは、うちの竜らには当てはまらんからなぁ。
[どんだけ騒ぎになってるか。
一応確認の為に戻っておく必要はあったし、命竜王からの最後の通信により命じられてもいた。]
倒れない程度ではなく。
頼り甲斐などありませんけれど、そのような状態になる前に、頼って下さいね。
[アーベルに対してそう告げる。
それから、クレメンスの言葉に頷いた。]
[一口味見した所で近づく気配にカップを更に幾つか取り出し、花の揺れるポットと自分の分のカップと共に盆に乗せる。そうして盆を置いたまま、歩んで扉を開けた]
ちょうどお茶が入ったところです。
いかがですか、エミーリェ殿。…オトフリート殿。
[電撃竜と、少し離れていた月闇竜にも声を掛ける]
―広間―
[ひとしきり、聞いた後でティルが出て行ったのを見てとり。]
ああ、俺も俺も。爺さま何処だ?
[同じように広間を出て、あちこち探し回ったのだが見当たらない。
ティルあたりは見つけただろうかと、ちょこまか動く風の気配を感じとり。たどり着いたのは西の結界。
そこに座り込んでいるティルと、ユーディットを見つけ、怪訝そうな顔で近づいて。]
ティル?それに時空の。
[事の顛末語るのは、はたしてどちらの竜だったか。]
【未確】 雷撃竜 ミリィ
えぇ。そのつもりです。
あぁ少しお話を伺いたいのですけれど良いでしょうか?
[首を傾げながら、開いた扉の中を見る。
丁度声がかかりぴしと眼鏡の中央を人差し指で押し上げた。]
アーベル殿。
それはとても嬉しいです、是非に。
はい。
ですがこの事態についてでしたら、私も後から聞いただけですので……一番詳しいのは、老君――ザムエル殿だと思うのですけれど。
[困ったように微笑んでから、開かれた扉から出てくるひとを見る。]
アーベル殿。
ありがとうございます、いただきます。
とても良いかおりですね。
[微笑んで、礼を告げる。]
[心でなく口にする名が少し遅れたのは、オティーリエと呼びそうになったから。近しく感じるようになった心を隠し、以前の態度を表面へと装おう]
既に十分頼らせてもらってますよ、オティーリエ。
それにきっと…これからも。
[剣を手に入れるまでの障害を思いながらも、感謝の心をオティーリエに返す。そして電撃竜に気付かれないようにレンズ越しの紺碧を翠に合わせて、頷いた]
―西殿・結界前―
[とにかく理由は分からないが、頼みの天竜はこの中。
当然話など出来るわけもなく。
さてそれも心配だが、それより気にかかるのは、無論自身の故郷生命の海。
ここでギュンターを待っていたり、ギュンターの代わりの命令系統を待っていたら、一向に帰れない気配がちらと頭をもたげて。
近くを通りかかった天竜の一人を捕まえ、ついでにそこに居たティルとユーディットに聞こえるように。]
悪い、何時帰れるか分かんねぇのはちと困るんで。
一足先に海の様子は見に帰るぜ。
ああ安心しろ、姐さんこっちに居るし、向こうの様子見てくればすぐ戻る。めんどくさがって逃げたりはしねぇよ。
[へらとどこまで本気か分からない笑みをうかべながら。
行きにも使った移動手段。時空竜ほど自由には使えない不安定な"転移"を使い、その場からフッと*消えた*]
―食堂―
[電撃竜が眼鏡を押し上げる仕草に頷いて、開けた扉の外に立ち二人を中へと促した]
お話されるなら確かにちょうど良かったですね。
……また大地殿と新たな話があったのでしょうか。
[前半を電撃竜、後半を月闇竜に向けて話しかけながら二人を先に席へ導き、青年は盆を運び給仕しつつ耳を傾ける]
[そのこえに、嬉しそうに笑みが上る。
それでも、隣の雷撃に気付かれてはならないと、目をあわせた後にわずかうつむきがちにして、表情を戻した。]
[そして生命の海に戻ると言う生命竜の言葉には頷く。
ギュンターの居ない今、竜都から出てはいけないと命令できる立場の者はおらず、また竜王封印の影響を考えれば止める必要など無い]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新