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……第弐種開放。消し飛びなさい。
[──開放。廊下の壁もろとも、Gスラッグ2体を消し飛ばした。
放出が終わったあとに残ったのは壁にあいた穴だけ。カケラの欠片も残っていない。]
焔竜 ダーヴィッドは、雷撃竜 ミリィ を投票先に選びました。
いえ
[アーベルの賛辞に、困ったように返して。]
触れなければできないなんて、まだまだですね
でも、ありがとうございます。
アーベル殿も、仔を連れていってくれて、助かりました。
ほ。
お見事。
[ユーディットの鮮やかなスラッグの退治の仕方に思わず拍手をした]
……とは言え、壁に穴を開けるのはやりすぎなんじゃないかしらぁ?
[ナターリエがちらりと視線の先にある、壁の穴を見つめながら言った]
―東殿/回廊―
[向けられた馴染みある声に振り向かぬままに青年は自分の見知った事を返す]
混沌の欠片が幾つか出たようです。
もう片がつきそうですが、爆発するかもしれないので近づかないで下さい。
[回廊が無事で済むのか危惧したくなる程の時空のエネルギーを感じ、牽制する]
…うん、わかった。
[心竜の言葉に一度青年の姿をした相手を見上げ、一寸の沈黙の後仔は一つ頷いた。
先程は云う事を聞かずにして此の始末。素直に訊く様はその所為かは定かでは無いが――反省の色が伺えようか。
しかしながら後にきつく言い聞かせなければならぬ。闇竜殿を始め、皆様方に迷惑を掛けたに他ならぬ故。]
…ほんとうに、アーベル、だいじょうぶ?
[さり気無く身体をずらしたのは見て取れたが、四方や仔が気付く様子は見られない。
尤も、気付いた所で恐らくその意図は計り知れまいが。
心竜殿には、心底感謝の念が耐えぬ。
と、掛けられる声に仔と揃い振り向くと、氷竜殿の姿が見て取れた。
ゆるりと仔の腕から頭をもたげ、一礼を返す。]
「氷竜殿、…いえ、お騒がせして申し訳有りませぬ。
御恥かしながら、仔が混沌の欠片に触れてしまい――。
目付け役とは名ばかり、…とんだ失態を。」
お見事です。
虚無の気配も完全に消えたようですね。
[オトフリートへと声を返すのに少し時間が掛かったのは、一度に複数の力が動くのを見て驚いていたからか]
お疲れ様です。
お怪我の方は大丈夫ですか?
今なら血止め程度は出来るかと思いますが。
[左手に滲む朱はそのままに尋ねた]
虚竜王…あぁ。
不機嫌は…時間が経てば経つほど…起こりそうですね。
…え、戦闘?それは…参らねばならないの、では?!
[ばっと体を東殿の方へと向ける。
続いた言葉には、眼鏡の奥の瞳に少しだけ笑みを浮かべた。]
線引きが曖昧な物は、性に合わないのです。
―東殿・回廊―
先刻の、ティルとミリィが退治していたあれ、ですか。
[心竜の忠告を聞いて、本当に間も無く。
時空の力の渦が弾け、大きな穴が穿たれるのが、見えた]
……なんとも、派手ね。
うむ、時間はあまりないのぅ。
[ケリをつけるとの言葉には同意の頷き。続く言葉を耳にし、ふむ、と声を漏らす]
母君譲りのもの、か…。
[内容を聞きしばし考え込む。この子ならば、信用出来るだろうか。否、教え子であるあの二人ともう一人の孫的存在も信ずるに値する。
次にティルに向けた顔は至極真面目なもの]
……ティルや。
もし、儂が誰かと敵対したその時は。
そやつは「揺らすもの」に干渉された者と思え。
おそらく、確率は高い。
[告げた直後、袖から微かに覗いた黒き腕輪を右手で握った]
―― 東殿・私室 ――
[混沌のカケラから産まれたモンスターもどきが無事に討伐されたのを確認して、ほっと息をつく]
さすがに凄いや、みんな。
ユル…そこをはなれ…いや、待って。
[近付く焔の気配に目を眇めると]
あん、の馬鹿…!
[ぼそり悪態]
/*
えええええええええっ!?
オレにそれふるのぉ!?
いっそ赤・紫両陣営と対立しようとか思ってんだけどwwwwwww
やらりたw
いや、予測してしかるべきだったかwwww
[同じく片づいたもう一体。
壁の被害は甚大。]
……。
あ、大丈夫ですよ。
あなたも、血を流していますし
[エルザの申し出に、断りの言葉を。]
これくらいならば、包帯でも巻けば大して問題はありません。
無理はなさらないで下さい。ね?
[代わりに浴室を借りようかと、その方向へ目をやりかけ、
流水の姿に目をそらしたのは仕方のない話**]
いえ、此方こそお任せしてしまって。
少しでも役に立てたならよかった。
[困ったような声にそれ以上は言わず、感謝の言葉に穏やかに返す。そうして壁の穴を見ながら、すっと声の温度を下げた]
……時空竜はこのまま動かさせておくには危険ですね。
結界に虚竜王の力が絡んでいる事もあるし、中と外から綻びを作られてしまうかもしれません。
それに――…虚竜王の出席が剣を隠すための可能性もある。
[どう思いますか、と問うように視線を投げる。その眼差しの奥には戦いで追った痛みへの心配の色も浮かんでいた]
―東殿・回廊―
[アーベルを心配そうに見つめる翠樹の仔の姿を見ながら。
黄蛇に経緯を聞くと、ほぅと安心したような声で]
過ぎたことを言っても仕方ありません。
それに、もっと他の成竜たちも気を付けなければいけなかったんですから。
[そう呟く。己を責める黄蛇へ、ゆるりと首を振るった]
それよりも、大事に至らなくて何よりでした。
リーチェも、ナギさんも……アーベルも、怪我は無いですか?
[少しだけ、翠樹の仔の傍に歩み寄り、屈んで皆へと尋ねる]
精神竜 アーベルは、時空竜 ユーディット を能力(襲う)の対象に選びました。
[ 一瞬、波動に足が止まり、再び動く。]
とどめの一撃、といったところのようです。
それに、エミーリェ殿は昨日のものでお疲れでは?
私とて争いは得手ではありませんから。
[ 顔は向けぬが、表情は普段と変わりない。次第に、東殿が近くなる。]
性、ですか。
各々の属性ゆえにその性を持つのか、
性ゆえにそれに属するのか、どちらなのでしょうね。
御師様。
[ようやく意識を分けるだけの余裕ができた。
届いたのはどのタイミングだっただろうか]
竜都内は外より欠片が多く在る、かもしれません。
結界の存在を思えば不思議ではありませんし、或いは私の気のせいなのかもしれませんが。
お戻りの際にも十分にお気をつけて。
[いつもより若干強い天聖の気。
だが血止めさえ終わればこの刻印は比較的早く力を取り戻す。だから何があったのかは特には告げず]
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