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じゃあ、また。
[いつもと違わない調子で見送り。
2人分の食器を片付けてから、一度部屋に戻った]
せめて、完成するまではやりたかったんだけど。
…どうかな。
[机上に置かれたままの楽譜を撫で、苦笑が掠める。
殆ど己しか読めないくらいに様々な文字が書き込まれ、それも途中で途切れていた。
そう言えば『絵師』となる以前の兄はどうだったのだろうと、そんな思いも過ぎりながら、傍らのケースを引き出す]
[ただ、絵師の力をその力を行使して疑わしきものを封じていくと。容疑者なんてどれほどいる?そもそもどういう基準で判断していくのか。
色々知ってもまだ知らないことは多い]
また、ちょっといってくる
[と言って、家を出て。広場のほうへと向かった]
― →広場―
―図書館・書庫―
『海』が見たいからだよ。
つまり、外に出たいってことかな?
あれの先にいけたら、どうなってるのか知りたい。
― 図書館・書庫 ―
外に出たら、もう戻れないかもしれない。
家族にも友達にも、二度と会えず、永遠に一人きりになるかもしれない。
それでも、『海』が見たいか?
[言葉は淡々と、しかしはっきりと紡がれた]
[広場へ向かう道の途中、ふと足を止める。
ざわめきの大きさに、告知が広まったか、と覚った。
こちらに向けられる住人の視線からは、今まで以上に強い畏怖の念が感じられるが、それも已む無し、と。
割り切りをつけて、広場へと足を踏み入れた]
─ →広場─
[ここ数日の例によってというか、質問攻めが来るのには、静かに答え。
取りあえず、泉の側に落ち着くと、はあ、と一つ息を吐いた]
……っとに。
どいつもこいつも。
[苛立ちを込めた呟きは、何へと向けられたのかは、定かではなく]
んー、かもしれない、なら、みんなに会えるかもでしょ?
だから行ってみたかったし、『海』を見てみたい。
って思うよ。
どうしてなんだろーね。
よくわかんないけど、『海』が見えたら良いやって思っちゃうんだ。
みんな大事なのにね。
家族も、友達も、オトせんせーも。
[ピストンやスライドの動きを確かめ、必要ならば油を注し。
いつものように丁寧に、所持する楽器を整備していく]
ああ。
謝らないと、な。
[幼馴染みの顔を思い浮かべる。
完全に受け入れ切れたわけでもないけれど、先程よりは大分落ち着いていた。
一通り点検し終えて、ぱたりとケースを閉めた]
きっと後悔するなって思うんだけどね。
でも、外に行きたいなって思うんだ。
ここにいるのも良いけど、ここは狭いから。
海みたいに、見えるみたいに、向こう側にいってみたい。
オトせんせーは思ったことないの?
― 図書館・書庫 ―
[少女の答えに、瞳は僅かに揺れる。まだ「絶望」に捕われることのない、若い魂の眩さを避けるように、視線を逸らした]
・・・・・今朝、エルザと一緒だったようだな。いつの間に、そんなに仲良くなったんだ?
[先刻の甘いものの話と、前後のつながりの不明具合は大差ない]
薬師 ミリィは、青年 アーベル を投票先に選びました。
薬師 ミリィは、白練の歌子 エルザ を能力(占う)の対象に選びました。
/*
寝落ちるといかんので仮セット。
どっちが呪か見極めていないけれど、まあいいか。
ほら、いざとなったらオトフリートが(ry
―広場―
[道にはいつもとは趣の変わった騒ぎがあって。ただ歩いてるだけでも警戒や疑念を持つように見られる。
ここが全てと入っても狭い町だとはいえこんなときぐらいは噂の広まりが遅くてもいいだろうと思いつつ、広場に着けば、ざわめきも大きい。
見れば絵師が質問に答えてそれが一段落着いたようで、一つ落ち着けるように息を吐いて近寄って]
どうも。ミハエルの兄さん。お疲れ…かな?
―図書館・書庫―
[反らされた目を追い、アンバーは動く。
問いにきょとんとして、ああとうなずいた。]
あんまり、得意じゃなかったけど。
でも、ちょっと話したら気が合ったから、仲良くなったよ?
それだけだけど……
せんせー、何かいつもより変。
……ん、ああ。
[呼びかける声に、気だるげに視線をそちらに向けて]
……まあ、これで元気そうに見られたら、さすがに泣けるなぁ。
[返すのは、どこか惚けたような、言葉]
[少女の声が遠い・・・・軽く頭を振って、視線を戻す]
いつもより、というのは、いつも、多少変だと思っているということか?
[しっかり突っ込んでから、ぽふ、と頭を撫でた]
俺以上に、気が立って変になっている連中もいる。お前達も気をつけろ。
─回想・昨夜─
[皆と別れたあと、長の家までやってきたわけだが、門前払い。
その後、エーリッヒの所在を聞いてミハエルのところまでやってきたわけだが、中から聞こえる声に自分が居合わせるべきでない空気を読み取り、退散。
その日は、それで就寝したのであった。]
…だよなぁ
[気だるげな視線に返すのはどういう表情をしていいかわからないような曖昧な笑み
さすがに事態を知っている今は最初に絵筆がなくなったと聞いたときのような気楽さはなく。]
なんか…絵筆見つけるのにいい方法とかないんすかね
[そして、リディが一冊の本を選んで読み始めたのをきっかけに、お茶でも入れてこよう、と言って書庫を出ると自室へと向かう]
後悔か・・・・
[湯を沸かす焔石の赤い色を見つめて、また、くちゃりと蜜蝋を噛んだ]
[アーベルの問いに、一つ、息を吐く]
……全く、なんの方法もない、という訳じゃない。
実際、そのために動いてくれてる人もいるからな。
もっとも、それを使っても、今すぐに、という訳にはいかんようだが……。
いつも変かどうかは、想像におまかせしまーす
[にへらと笑って、みあげる。
それから、続いたことばに、あ、と小さく声をもらした。]
オトせんせー、
……。
なんでもない。
せんせーは、変だけど良いせんせーだなって思ったんだよ!
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