情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[記憶の霞が揺れる。
自分に、見極める術はない。
けれど。
異なるは術はある、と。
容認の方向への分岐を進んだ事で、認識は深さを増してゆく]
[肯定は頷きを以って]
[およそ丁寧とは言い難い口調は、内容と裏腹なもの]
よろしいのですか?
[考える間を置き、女は腕を持ち上げた]
終焉を齋す者を、探す…力。
それを持つひとも、いるのでしたか。
[聞こえた溜息に、白い塊を見ます。
尋ねたところで、番人は答えをくれません。]
探して、それで、…。
[続きは言いませんでした。
…不用意に言わないほうがいいと、そう思ったからです。]
[玄関ホールを立ち去り向かったのは倉庫のような部屋。迷うことなくその扉を開き、一直線にとある場所へと向かう]
……確か、この辺り……。
[荷物が積まれた中から目的の物を手にする。布に包まれた棒状の何か。しばしそれを見つめた後、ぎゅ、と握り締めた]
自分の身は、自分で護らないと。
信じられる者が居ないと言うのであれば、尚更。
[覆っていた布を少しずらし、中身を握り、抜き放つ。それは妙にその手にしっくりと馴染んだ。据えられた燭台に灯る炎が握ったそれに光を与え、暗がりできらりと光らせる]
[再び布へと包むと、それをどうにかケープの中に隠れるように仕込み、何事も無かったかの様に倉庫を出た]
冷静ですか。
…そうですね。
[死を目の前にしても深い感慨を覚えない自分を自覚する。
色を薄めた翠が揺らぐが平板な声は変わらず]
死は誰にも平等。
そんなところだけ、平等。
終焉を齎すものに終焉を。
やられる前に、やる。
[溜息に続く言葉には小さく瞬き]
見極める術があったとして。
それが真実であるか否かはどう見極めれば。
むずかしいです。
[息をついてから零れた呟きだけは幼げに]
……酷いものだ。
歌劇とはまるで違う――『死』とは、あくまで無惨なもの。美しいものたりえない。
せめてこの場所をきれいに拭くことくらいは必要だな……。
遺体は運ぶべきか?
焼くのはまずいかもしれない。番人殿だけでなく、花も城も焼けてしまう。
[ちいさく、溜息。]
死は、誰にも平等……か。
[呟く刹那、蒼氷は翳りを帯びて伏す。
だが、それは本当に一瞬の事で]
そう、やられる前に。
とはいえ、どこぞの酒臭い男みたいに、難癖つけて噛み付くやり方じゃ、ただ消耗するだけだ。
[先の騒動を思い出してか、口調は吐き捨てるよに]
見極める術が真実か、見極める術、ね。
確かに、それも問題か……。
そも、そんな力がある、と大っぴらに名乗り出るのも難しいだろ。
それこそ、『番人』の二の舞になりかねん。
はい。では私は布を持って参ります。
水も汲んで参りましょう。
[常盤の房を左右に揺らし、灯を持つ少女に頷いた]
弔いはどうすれば良いか分かりませんので。
ご存知の方々にお任せします。
[女が返事を考える間に目の前に立ち、持ち上げられた手を無骨な指で掬い上げる。綺麗と言い難い髪に隠れ検分する目は鋭い]
確かにコイツは毒にやられたようだな。
薬なんざねえし洗っておくのが一番だろ。
[あくまでもついでだと鼻を鳴らし、布を巻いていく手つきは慣れきった仕草。指を曲げられぬほどきつくなく、解けてしまうほど緩みはしない。その理由を問われても当然*記憶はなく*]
ほらよ、もう触るのはやめときな。
綺麗な華にゃ毒はつきもんだ。アンタがどうかは知らないがな。
…そうですね。
焼けてしまっては、困ります。
[別の声が語る、火の危険性にはひとつ頷きました。]
では、掘るものを探しましょうか。
[言って、昨日の記憶を頼りに、その方向に歩き出します。
当然、歩みはそう早くはないのですが。]
城が焼ける……のは。
それはさすがにまずい、か。
[ギルバートの言葉に、小さく呟く]
と、なると。少し離れた所に埋めるのが一番よさそうだな。
手伝う? その腕で
[言いかけた言葉は、大丈夫だという言葉に止まる]
[ため息]
なら手伝え
……どちらにせよここには置いておけない
花は燃えるかもしれないが、外で燃やすのが一番だ
それとも掘るか?
水に沈めるか?
花が焼けるのは、見たくありませんね。
あれだけ美しいものなのに。
[一面に広がる緋色の景色を。
今この状況でも美しいとそう口にして]
酒臭い男?
[初見の広間でしか会っていないためか、確りとは思い出せず。
けれど続く言葉に気を取られ]
ほんとうに、むずかしい。
[再び呟くように言うと、ペコリと頭を下げて水場へ向けて歩き出す]
掘る方が良いだろう。
水に沈めては、いずれ腐敗臭が泉から湧き出てしまう。
しかし土に埋めれば、いずれ彼の身体も、あの夢幻の花の栄養となり生まれ変わるだろう……。
シャベルはどこだろうな?
探せばあるだろう。玄関にほど近い倉庫かな?
花が燃えるのは、俺は別に構わんが、延焼されちゃかなわんからね。
[クインジーの問いに、肩を竦め]
泉に沈めるのは個人的には好ましくないし、埋めるのが妥当なんじゃないか?
[処置の終わった指先を、一度二度曲げて感触を確かめる]
[チリ、リィン]
ありがとうございます。
…なるべく毒に侵される事の無い様にはと。
――けれど、毒が生き延びる為に必要であるのなら。
[くれないを閉ざし、女は*俯いた*]
シャベルのある場所は知らないな
ならば適当に運んでおくか
[死体に布団ごしに触れた]
[冷たくなっている]
生憎と花には詳しくないんでな
――手伝うなら手伝え
[言いながら、両腕で持ち上げる]
[死体の頭がぐらりと垂れて、それでも凶行の痕跡を人の目からは隠した]
[ひとの声から遠ざかり、倉庫まで歩きました。
玄関から倉庫までは、距離はそう遠くなく。
とはいえ普通のひとより時間は掛かってしまうのですが。]
…ここかしら。
[杖で先を確かめながら、暗がりへと足を踏み出します。
青い色の女のひとが、先程までいた場所と同じでしょうか。
いずれにせよ、わたしにそれを知る由はありません。
中は埃っぽく、少し咳き込みました。]
酒臭い男……
ああ、あのネズミの御方か。
まあ、あれだけ生きることに貪欲な人間ならば、死体を見て、なりふり構わず人に当たり散らすのも分からないでもない。
[玄関から離れ、シャベルを探しに歩き出す。]
……終焉、か。
それをもたらす人間を探せ、ということか。そして……
(……それを殺せということか。)
倉庫になら、あるかもな。
[他にありそうな場所の心当たりもなく、軽く言い]
ああ、埋めるくらいは手伝うさ。
[運ぶのは任せる、と言外に言って。
持ち上げられる『番人』の亡骸に、微かな翳りを帯びた蒼氷を向けた]
庭師の為の倉庫くらいはあるだろう。
それより、青年。
その腕で土を掘っても大丈夫なのか?無理はしない程度に動いてくれれば十分だが。
[古城の庭にあった、小さく古ぼけた倉庫を探し出す。ガタガタと扉を動かし、強引にその場所を開けた。]
[後から倉庫に来る者達とはすれ違う形となったろうか。見えたとしても、廊下の奥に朱色のリボンが見えるだけだったかも知れない]
[歩みは広間へと向かう。冷えた空気のその空間に入り、そのまま窓辺へと歩み寄った。外には先程見た緋色と同じような色の花が咲き乱れている。惨状を思い出し、眉根が寄った]
(…あの時、何か…)
[思い出しそうになったことがあった。あの鮮やかな緋色は以前にも見たことがある。そんな気がして、何かが頭を掠めた。それが何なのかは分からずじまいなのであるが]
[広間の窓辺、その窓枠に寄りかかるようにしながら、カーテンから覗く外の緋色をしばし眺める]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新