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………。
「ライ…」
…そうだよな、だから母さんも、それが全てだったからあんなこと言ってたんだよな…。
[鴉が声に出さず青年の名を呼ぶ。
それに返答することなく、青年の脳裏にはかつての自分が思い出されていた。
自分を生んだ母に否定され、自分の存在を認められなかった過去。
お前は幻、現実のものじゃないと繰り返し言われた言葉。
それは青年の心に大きなトラウマを残していた]
ええと、ですね。
本人たちが納得してくれるかどうかもさておき。
[さておいてはいけないかもしれないが]
ゼルギウスさんってそれでも大丈夫なんですか?
つまりは男の子のでも平気なのかとか。
[種族的な制限とか無いのだろうかと、一応心配してるらしい。
積極的に献血してあげられるほどの勇気もないようだが。
取り落としたふわふわを捕まえ直して、籠の中へと下ろした]
[飛んで来たふわふわを翼でぽふっとキャッチした後、ふみっと捕獲。
抱えてる分にはぬくぬく癒しなんだけど、やっぱり怨敵認定な訳で、ちょっと複雑]
あの二人が血の気有り余ってそう、なのは否定できないけどなぁ……。
[一体どんな認識なのかと]
どっちにしても、あたし、さっきので消耗してるから、献血はできないかなー、って。
治癒系の魔法なら、グラナート経由だから、何とかなりそうだけど。
…とても自然に自分を外したわね、クロエちゃん。
[外した理由を微妙に勘違いして、苦笑が浮かんだ]
あー、そういうのがあったら。
男の子たちにも頼めないわよねぇ。
どうなんでしょう。
[クルリとゼルギウスの方を向いた]
え。そ、そうなんだ。そっかー…。
[イヴァンの母親が異界人先輩がなのはちょっと意外で。
でも結婚して子供も生まれてとか聞くと、ああ、やっぱり帰れないんだとは今更ながらに思い知らされる。
ぽふぽふと頭を撫でられると、ぐ、と喉から変な音が出た。]
だっ。
大丈夫、だから!
[がばっと顔を上げて、呪文みたく何度も否定するのは、もう泣いて喉を潰すのが嫌だったからだ。それでも顔は高揚してて赤かったが。
ああ、だから言いたくなかったんだとは今更だ。]
そ、それより掃除!ピノ君以外出しちゃおう!
[とライヒアルトがやるのを真似て、ぽいぽいふわもこを外に掻き出し掻き出し。]
んまぁ、吸血鬼なのは半分だけだからいろいろと曖昧だし、
試してない分はどうなるかしらないんだけどね…
[くてん、と床の上でやわらかくなったまま。]
野郎のでも代用出来なくは無いが、乙女の方がいろいろと美味しいに決まってるじゃないか。
中:
しまった、占いの事を色々やりたいんだが。
この流れは厳しいです先生wwwwwwww
その前にベッティが泣きそうだwwwwww
「おばかだねえ」
[てしり、と白いふさふさしっぽが額を叩く]
「これじゃ、泣かせちゃうだろさ」
んーでも、白雪さん、我慢は身体によくないさー
[勢いつけて動き出したベッチーの後ろで、ぼそぼそと]
大地学科1年 クロエは、ランダム を投票先に選びました。
……先輩、ゼル先輩。
「いろいろと」って、何がどう、「いろいろと」なんですかっ!
[くてん、としているゼルギウスに反射的に突っ込み入れつつ。
続いた感染関係の説明にくらっと来たのか、ぽてっと落ちてそのままぺたっと座り込む。
妙なとこだけ、*箱入りなのでした*]
[ローザの苦笑に...は首を傾げた。
何故苦笑されているのか本人にはさっぱりわからなかった]
え、だって、乙女って女の子のことですよ。
そしたらカルメン先輩とかゲルダ先輩とかローザさんとかでしょう。
[やわらかく床に寝ころんでいるぜルギウスの台詞に]
じゃあ、今試してみませんか?
僕、一度治癒魔法を使ってみたかったんです。
練習も兼ねて実験体になってください。
[返事も聞かず、詠唱の準備に入ろうとする...。
両手を胸の前で合わせ―― そこで動きが止まる。
そして自分の左手をまじまじと見つめている]
[まだ何匹かふわふわが残っていたが、食堂内を移動するには問題ないくらいにまで減っていて]
……こんなもんで良いだろ。
何か食いたいなら勝手に食え。
[それだけ言い残し、トレイを片付けると出入口へと足を向ける]
あれ?ところで・・・一体、コレ何かしら?
さっきまではついてなかったのに。
[左手をじっと見つめる。そこには何か紐のようなものが付いている。紐を引っ張ってみたり、指から外そうと試みるも、しっかりと結わえてあって外れそうにない]
な、泣いてないよ?平気平気。
[うっかり聞こえた一人と一匹の会話にぶんぶん勢いよく首を振って返しながら。
そうこうしている間に、そろそろ毛玉は片付いてきただろうか。]
っと、こんなもんかなー。これなら食堂は使用可能…。
配給の人達戻ってきてくれればだけど。
[避難しっぱなしだといいなぁ、とは少々。]
う、感染するのか?
ええいこうなったら僕が…! いや
ゼル、やっぱりライヒ君とかで我慢しないか?
[ゼルギウスをじとっと見た。]
よしクロエちゃん、やってしまえ…どうしたの?
感染ったって、俺の場合は因子弱いからさー、
精々数日太陽が妙にまぶしく感じたり、喉がやたら渇いたりするくらいだよ。
うん、風邪と同じくらいあっさり直る。
えーとぉ。
[ゼルギウスの答えにはどう突っ込めばいいのかと目が泳いだ]
あらら、ほら無茶するからぁ。
体力に恵まれてる方じゃないんだし、気をつけなさいよね。
[くったりとした幼馴染に溜息を吐き、クッション(ふわふわに非ず)を運ぶとそれに寄り掛からせて]
女の子だったらクロエちゃんも入るでしょ。
立派に可愛い女の子。
そうね何事も実践を経験しないと…?
[動きの止まったクロエに首を傾げた]
[右手で左手をぺたぺた触ったりなどしばらくは挙動不審な動きをしていたが、ウェンデルに声をかけられ、はっと我に返り、慌てて手を振る]
いいえ、なんでもありませんわ。
色々ありすぎてちょっと疲れているのかもしれません。
目がかすんでいるのでしょう。
[目をごしごし擦って、何もない空間をもう一度まじまじとみて、そしてゼルギウスと反対側に首をかしげた]
治癒魔法でしたね。今からやってみます。
[慌てて何かを取り繕うように、気を取り直して再び手を胸の前で合わせて、神経を集中し始めた]
おおお疲れ様でしたー!
[未だ不機嫌そうなライアヒルトに、こっちは全く気づかず変わらず(若干泣きそうな残りはあるが)ひらっと手を振りかけて。
イヴァンの言葉にあ、そういやと思い、ちょっと後ろから見ていたり。
頭の上のピノ君は、とりあえず安定したままもさーん。]
やっぱり、気のせいではありませんね。この糸。
何処まで続いているのでしょうか?
・・・どうみても、僕にしか見えてないみたいなんだけど。
[部屋の外まで続いている「糸」に首をかしげた]
…いらねぇ。
[イヴァンには一言だけ返して食堂を出て行く。
残った鴉が宙を羽ばたきながら]
「あちゃー……ありゃしばらく戻らないなぁ。
済まないね二人とも。
ああなっちゃったら落ち着くまで放っておくしかないんだ」
[もう一度、済まないと謝りながら鴉は頭を下げる]
中:
そういや冥狐が居るんだっけ。
絆とかどうなったんだろうなぁ。
…………ってああああああああ!
そういや溶かすとかあるんだった!!
うひゃぁ、カヤが狐でなくてよかった!!(今更だ
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