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……私だけ仲間外れってことですか?
拗ねちゃいます。
[ブリジットに小首を傾げてみせる。
眼差しを注いでみたが、答えてはくれなさそうだった。
そんな様相も、質問に対する回答を聞くときには、ふざけた態度は失せて]
ふ、うん――
そういう感情は、私にはまだ、よくわかりませんけど。
そうやって産まれてくる子供は、とても、愛されているんでしょうね。
……めいっぱい、愛してあげてください。
あー……確かにな。
状況が状況だし、そう簡単には帰れない、な。
[仮にも自衛団長が、生命を落としたのだから、と。
それを思えば、自明の理、か]
ま、好きになりようがない目にあわされた、って事にしとけ。
兄弟……か。
……ま、そうかも、な。
[呟くように言って、鸚鵡の鮮やかな翼を撫でる。表情は、柔かい。
鸚鵡も、答えるように一声、鳴いた]
自分が自分で……?
[それから、投げた問いに返された答えに。
きょとり、と瞬いて。
しばし、沈黙]
……ん、そか。
[短く呟いた後、微か、笑んで]
……さぁて、と。
桶、もう片付けても大丈夫かぁ?
大丈夫なら、俺、行くわ。
後、オカリナも、手入れしないとなんないだろ?
よかったらそっちも引き受けるから、後で持って来いよ。
[口調、一転。
いつもと変わらぬ軽い口調で、ある意味日常的な話題を口にした]
[思わず、じ、とブリジットを見て]
…ものすごくコメントに困るが納得はした。
[ロミがその枠に当てはまるかツッコむか悩んで、やっぱり止めて。
ブリジットの歩みに合わせて、隣を歩く。
いざというときに、すぐに支えることのできるよう気を張りながら。
広間についたのなら、エーリッヒの所へ近付いていく]
というか…釣竿遠投とか…色んなのとか…まあいいけどね
[なんだかゲルダとハインリヒの評価が散々な気がする。しかし自業自得というやつです
まあ元からそんなのは慣れっ子ともいえるが]
まあ…簡単なことですよ。全部は覚えてないですがね
[色々を言及しないローザと同じく己もそうする。
事務に近い雑務やら工具班のようなこと。人の波の整備などなど全くもってな雑務裏方やら…踊りは全く手をつけなかったが、後は楽器を演奏してる人たちに混じったり教わったりと、実際何したかなんて細かく一つ一つ覚えていないのもあったからで、そのまま黙々と、仕事はするというハインリヒの言うとおりにか。掃除を終えた]
…ロミちゃんと、ユーリのレベル。
[思わず真顔で考えて、吹きだした]
っくく…まぁ、そういうのもあるのか、な?
ユーリは案外ガキっぽいとこ多いしなぁ。
その分ロミちゃんは大人なとこ、あるしー?
[咎めるような言葉には肩を竦めたけれど]
よし、頑張る。俺、超頑張る。
[好感度が上がると聞いて、即答した]
…こんなもんでいいっしょ。とはいえ匂いは…すぐには消えんしな。香料でももってくるか?…そんなんあったっけか。
ま、ひとまずエーリッヒさんよろしく
[と、ローザ、ハインリヒにいって
掃除を終えて赤く染まった水が入ったバケツを捨てにいく]
いやまあ、ゲルダさんだけ、というか、ロミちゃんとダーヴィッドさん以外って感じ?
勢いで言っちゃったお話なので。うん。
[後半の言葉には優しく微笑みながら]
そのうち、ゲルダさんも分かりますよ。
此処に、新しい生命がいるって言う、世界で最もミステリーで、最も身近な奇跡への感情が。
[痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返す腹を指差しながら、ブリジットが言う]
世界で、最も愛すべき存在への感情を。
分かった。じゃあ台所行こうか。
[寄ったままの眉に、コツ、と頭をぶつける。
顔を近づけたままそういって手を握る]
冷静でいろって方が無理だよね。
何だか嫌われるようなことしかしてないみたいだね。
[ローザのことも思い出し苦笑が深まる。
それもロートスを撫でるのを見て、鳴き声が返るのを聞けば緩む]
信仰は時に心も忘れさせてしまう。
そうならないでいたいんだよ。
[静かにユリアンを見て、笑みを交わす]
無理は、しちゃだめですよ?
[心配そうにブリジットに言って、他と一緒に広間へ歩き出した]
レベル?
[ゲルダにはこてんと首をかしげた後で]
ユーリにぃと、ダーヴさんですか?
ちょっと似てると思うですよ。
[ロミルダの視点から事を述べてみた。
根拠はないかも知れない]
……あら。
てっきり、何か現物要求されるかと身構えちゃいました。
キスとか。
[即答するダーヴィッドに、唇に指を当てながら口の端を上げた。
ちなみに、ブリジットの血に関する回答にはノーコメント。仕方ないと言った様子で、後からついていく形で、広間へと戻る]
うん、大丈夫だ。ありがとう。
[汚れた布を繋いだのとは逆の手に持つ]
あ、そっちも頼めるんだ。
カル、それでもいいかな?
僕も笛の手入れの仕方とかは詳しく知らないし。
[同じく普段の雰囲気に戻りながら、カルメンに尋ねる]
そのうち、は大分先になりそうです。
[微笑むブリジットに、これが母親の笑みかな、などと思いながら]
愛する、愛されるっていうのは……
曖昧なものですよね。
形がないから。
まあ。
愛されたことがない――なんてことは思いませんが。
[釣られて眼を細めながらも、口にする台詞の温度は若干低い。
それを、小さく笑って、掻き消した]
愛、愛って繰り返していたら、くすぐったくなってきちゃいました。
……。
[ゲルダのダーヴィッドの好感度が上がる発言に張り切った様子が見えたが、エーリッヒを心配してダーヴィッドを連れてくるというのを見ている限り、
エーリッヒ>>>(超えられない壁)>>ダーヴィッド
なので、少しぐらい上がっても意味無いんじゃないかと思ったが、人の身体にかかわるようなので、珍しく自重した]
[ロミルダの回答は不意打ちで。
広間に差し掛かったところで、思わず足を止め口に手を当てて、噴き出すのを必死に堪えた。そこまで笑いそうになった要因は、先のダーヴィッドとの会話――子供と同レベル云々、が原因だが]
……ロミルダちゃんは、お利巧さんですね。
そうですね、似ているかもしれないですね。
[額に何かがぶつかる。
声の近さからそれがクロエの額だと知ると、ようやく眉が戻った。
握られた手を、軽く握り返す]
うん、だい、どころ、いく。
[言って、にこりと笑みを浮かべた。
ユリアンからオカリナのことを聞くと、顔を少しそちらへと向けて]
ユーラ、おゆ、ありが、と。
オカリナ、おねがい、しても、いい?
[頼みながら、空いている手がオカリナを探した]
[カルメンとクロエの様子に、改めて仲いいなあ、と和みつつ、桶をひょい、と手に取る。
教会についての評価は、それ以上は口にしなかった。
否、できなかった、が正解。
否定的な言葉を紡ぐ事で、微かな痛みが走っていたから]
心無くせば、光なく
後は哀しき虚ろだけ
だから、心は失わず
先を見つめて、進み行こう
……って感じかな。
[ごく何気なく、母が歌っていた歌の一つ、その一説を口ずさむ。
歌い方も慣れたもので、それが以前、演奏を巡って交わした言葉を覆すものとは無自覚なまま]
[ゲルダの言葉を聴くと]
見えなくても、触れられなくても、形が無くても、そこにあるものだって存在するでしょう?
それを確かめようなんて思うから、難しくなっちゃうのよ。
例えるなら、愛は空気みたいなものだと私は思うかな。
ほら、山の空気は気持ちいいとか、水辺の空気は美味しいとか、そういう自分に合ったものを見つけるようなもの。
それぐらい簡単な気持ちで考えておいたほうがいいんじゃない?
[よいしょ、とばかりに腰を落として。
まずは改めての意識の確認(鎖骨叩き)と、呼吸の確認。
脈取ったり、外傷を服の上から確認したりなんだり。
出来うる限りに、エーリッヒを診断してみる。
それでも時に意識は、今までの会話の方へ]
…ロミちゃん。
俺は男前。あいつはしょーわる。
けっして、似ていませんのことよ?
[そもそもから間違っていることではなく、ツッコミはそっちに]
ん、ああ、任せとけ。
ちゃんと手入れしないと、こないだの約束も果たせないからな。
でも、今は両手塞がってるから、後でな?
[オカリナを探すカルメンにこう言うと。
とにかく、桶を片付けようと、*階下へ向かう*]
えへ。
いつまでも子供じゃないですよ。
[周りの大人たちの顔を代わりばんこのように眺めながら、大人だと言われたことにはちょっぴり偉そうな振りしてそう言ってみたり]
ふぇ。
お利口ですか?
[でもゲルダの言葉を単純に捉えて嬉しそうにしている辺り、やっぱりまだ子供だったりした。
そうこうしているうちに広間に着く]
―台所―
[水を流し捨てた後。壁に手を着き。大きい呼吸を幾度か繰り返す]
…最悪は…問答無用で筏ごと燃やされるとでも思っておきますか。
[冷徹に。そのようなことを考えながらも気分を落ち着けるために深呼吸を繰り返す
別に。むせ返るような血の匂いに今更気分が悪くなったとか。そういうわけではない]
…いっそ…誰でもいいから犯人に仕立て上げれりゃ一番楽なんだがな
[ぼそりと呟いたのは。真の意味での解決にはならないただの利己的な思考。そんな思考を紛らわすためにかしばし静かに目を閉ざし…]
戻るか
― →広間―
現物要求とか、明らかにそれは好感度下がるよねー。
してもらえるなら、拒む謂れもないけど?
ってなわけで、如何でしょう?
[唇を指に当てる仕草に眼を遣りながら。
拒まれることは分かりきった上で、尋ねてみた。
おそらく、ブリジットが考えている程度のことは理解できてもいるのだろうが。
そのうえでなお、この男は気にしないらしかった]
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