食べられればなんだっていいのですけど…――。[食事も美味いに越したことはないけれど、特段凝る性分でもなく。研究以外は淡泊な学者は、ペロリと口の周りについた血を舐めとり、呟く。] 私も今は満たされているので、直ぐに欲しいとは思いませんけれど。 狩りの順番は私でしょうが、 得物の希望は私ばかりが云っていたので良いのかと。[背を向けた気まぐれだと云う相手に、微かに首をかしげて問い。]