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─宿屋前─
[ヘルムートが紡ぐ『感染』と言う言葉。知って居たか、と言うように小さく息を吐いた]
いや、それは無いとお墨付きは貰ってる。
それに、死ぬほどの怪我を負ったわけじゃない。
その前に助けられた。
[誰に、とは言わず。言う必要も無く。続く問いにようやく視線を上げ、ヘルムートを見やる]
……どっちも是とは言わん。
俺は、人狼を『止める』。
それだけだ。
少なくとも人狼と相打ちする以外で死ぬ気はねぇ。
[見やる瞳に強い光が宿る。紡いだ言葉は他の『人間』の手にはかかるつもりはないと言う意味を持ってヘルムートへと向けられた]
謝らなくて良いよ。
本当に貴方なのだったなら、僕としては嬉しいから。
[ヴァイオラの感情が揺れるのは]
[繰り返す程度には、男にとって好ましいことなのだろう]
――……守護者が、狼を?
[呟きの前後には、長い空白]
誰がそんな愚かしいことを…。
どちらにしても劇ならば、愉しむだけだが、さて。
[ヴァイオラの問い掛けには、また沈黙が流れ]
かもな。
[ヴィリーの言葉に腕を組んで]
……だが、容疑者の中に本当に隠れてんだとしたら、結果的に自分の首も絞めてるコトになる。
どうも奴ら、そこまで賢い生き物ってワケでもないらしい。
[ふん、と鼻を鳴らした]
俺は、クロエが、そうだと聞いた。
[霊能者、だそうだ。と、ユリアンに向かって言い。
リディとライヒアルトのやり取りは、二人が言わない限り他言するべきではないだろうと思い、口を噤んだ。]
[ふいにヴィリーに頭を撫でられれば驚いた様子]
え、あ、ああ。うん。
[動揺はありありと。
しかしその効果あってか表情は少し和らいだものになったか]
いや、まあそうだな。
で、ヴィリーはどう思う?
[にはは、と笑って見せた後「ほらさ、」とウェンデルと同じ質問を向けてみた。]
―宿屋―
…板子一枚下は地獄。
[唐突に声の調子を変えて言う]
航海中ってのはな、常に危険と隣合わせなんだ。
特に嵐や襲撃に遭えばそれを嫌でも肌で感じる。
そんな時は、悪いことを考えたら絶対に駄目なんだよ。
最悪の事態への備えは忘れないが、気はしっかりとしとくために明るい明日を考える。
ま、本気で死に物狂いの時はそんな余裕もないんだけどな。
…最初からそうなってたら、絶対に保たない。
だから。考えないのは無理でも「考えすぎるな」
……!!
[切り株の上に座らされ、驚いたようにライヒアルトを見つめると、その背中は段々と遠ざかっていく姿が見え、少女は思わず叫んだ]
ヤだ!!
行かないでよ!!
私を、此処に捨てないで!!
[涙がポロポロと零れ、心臓がきりきりと痛む。
顔をぐしゃぐしゃに歪めながら、少女は苦しそうに体を折り曲げた]
うあ……うああぁあぁぁぁああああああぁあぁん!!!
[涙と共に、何かがポロポロと零れ落ちていく。
心が削れ落ちていく。
チリン……と、鈴の音が鳴った]
/*
流れがあんまりにも美味しいので、PL視点COしてきて良いですか…?
先にCOしたいから待ってーとか、まだ早くない?etcありましたら止めますが。
―広場―
でも、ほんとうに能力者が容疑者の中に居るなら、その人たちを疑わせて殺させようとしてる可能性だって……
[あるんじゃない、と言う言葉は、ヴィリーが告げた能力者の名前に、驚いたように跡切れる。]
クロエ、が……?
[信じられない、と言うように幾度か瞬いた。]
……あぁ。
生者を見分ける者、死者を視る者、死の手から護る者。
[本の文字をなぞるかのように述べた。
ユリアンに目を向けて]
文献じゃ、御馴染みの存在だな。
……尤も実際に出てきたとして、ソレが本物かどうかも俺らにゃ分からんワケだが。
[数日前にアーベルに向けたのと似た言葉を繰り返した]
[問いの後、早々と告げられたヴィリーの情報に瞬かせ]
クロエ?アーベルの従妹の、だよな。
[ふーん、と思案顔の後。]
なんか、本当にお伽噺に迷い込んだみてえな感じ。
[笑えない冗談だと言うのは、今し方自分で見てきた現実で理解しているのだけれど。
笑いは小さなため息になって途切れた]
/*
私は、PL視点COされてもOKですよ。
でも、多分、私が赤というのは透けてるんじゃないかなーとは思ってますが。
(唯の赤っぽい村人と思われてる可能性もありますけれど)。
あ、ちなみに、2dの私の現段階の襲撃希望は
…――云わずもがなでしょうか。
―宿屋―
…そりゃ、まだ這いずってる頃から知ってればなぁ。
第一、本気で子供扱いするなら、最初から言うこと聞かずに寝かしつけてるぞ?
[調子を戻して笑う。
ぶち猫に尻尾で叩かれ、何だよと下を向く]
素直じゃないな。
いいよ、ここに居るって。
[そんなところだけは聡かったりして。
椅子をベッド脇に引き寄せると腰を下ろした]
/*
>セザーリオさん
こちら的には全然OKですよ、と。
どんな展開でもお供する所存ですー。
ヴァイオラさんもなんでもござれ。
そして昨日はすみませんでしたー!
寝落ちも退席付け忘れも気をつけます!
[ウェンデルが鼻を鳴らす様子に、そうだな、と頷き]
…仮に、そうだとして。
そんなことの為に、人を殺す…酷い、話だ。
[ゲルダにこんな話を聞かせるのは心が痛んだが、黙っておくべきでもない話だとも思い、話すことはやめず。
ゲルダの声には、あぁ、と肯定の言葉を告げた後。]
クロエに直接、聞いたわけじゃないが。
ライは、嘘をつくような奴じゃない。
[ほんの少しだけでも、ユリアンの纏う空気が柔らかくなったのを感じながらも、その言葉にそうだな、と頷いて]
御伽噺なら、どれだけ良かったか。
―広場―
[人を殺す、と言う言葉に僅かに動揺を見せる。
軽く拳を握って耐える。]
そっか……ライヒアルトは言葉が少ない分、嘘は言わないもんね。
でも、クロエが……そうすると、狙われるんじゃ、ないの?
[はっと思いついたように、おろおろとした。]
―宿屋前―
[おびえたような表情のまま立ちすくみ、ことばを待つ]
あたくしは…ヘルムート・フォン・ティークは、作家だから。
ものがたりに関することは、詳しいの。
[いいわけめいた口ぶりで、つぶやき。
誰に、と、示されなかった部分は、作家らしく想像でおぎなって。
かんがえたぶんだけ、沈黙がおちる]
人狼が実在するなら…、あの組織、も。
[呟いて、その結論にいきおいよくフーゴーを見る。
声には、だしはしないが]
――……。
ほんとうに、覚悟が決まってる、のねぇ。
[恥じ入る如くに、顔を伏せた]
[フィールドワークの為に草むらへと分け入ったところで、
背後に聴こえる絶叫。
無表情のままではあるが、驚いて少女を見やった。]
…――いえ、別に置いて行く気はないのですが。
[自分のペースを乱されることを厭う学者は、
一つ溜息を吐いて、それでも少女の元へと戻る。]
私も、調べるのが仕事ですから。
良くは分かりませんが、不安なら傍についてきてください。
疲れたら云ってくれれば、足を止めます。
[昨晩幼馴染に見せたと同じように、精一杯の譲歩を見せた。]
─宿屋─
[唐突に変わった口調に、きょと、と瞬く。
航海の話は、島から遠く離れた事のない身には、今ひとつ実感はわかない、けれど]
悪い事、考え、ない?
明るい明日……。
[それは多分、今まで考えの及ばなかった事で。
「考えすぎるな」という言葉と共に、どこかにすとん、と落ちるよな気がした]
……そりゃ、ちいちゃい頃から知られてはいるけど、さ。
[調子を戻し、向けられた言葉に返すのは、やはりいじけたような声]
大きなお世話。
どぉせ、可愛げの欠片もありゃしませんよーだっ。
[素直じゃない、との評価にこんな言葉を投げ返しつつ。
そこには、はっきりそれとわかる、安堵が込められて]
─宿屋前─
ああ……そうだったな。
物書きなんだったら知識が豊富でもおかしくは無い。
[ヘルムートの職業をすっかり忘れていた自分に自嘲の笑いを浮かべる。結論に至ったらしい相手に気付くと、少しだけ表情を柔らかくした。それは苦笑にも似た笑み]
覚悟は15年前から決まってる。
そのために俺は戻って来たんだからな。
[ウェンデルとクロエと学者先生、に何か思い当たったのか]
ああ、あれだ。
クロエなら俺が出るときに酒場にいたぜ?
学者先生って、あの難しい顔した?
なら、なんかおやっさんたちと随分難しい顔で話してた。
[まだいるかな、と呟きながら]
クロエもあれ、見たんだっていうしな…相当なダメージだろ。
まあアーベルがついてるみたいだったけど。
[アーベルに止められても後で顔くらいは見に行くか、などと考えつつ]
あぁ、……全くだ。
[ヴィリーに同意を返し]
本人の真偽はともあれ。
確かに先生の言なら、そう名乗ったって点についちゃ確実……か。
[続く言葉にも頷いて。
ふと何か思い出したかのように、眉を寄せた]
そう、言われれば…
[ゲルダから問われた言葉に、目を見開いて。
言われるまで思いもよらなかった自分の浅はかさに、内心舌打ちをしながらも、何と言えばいいか迷い。]
そう…だが。
少なくとも、島の連中や自衛団の奴らから、人狼として責められることは、なくなるはず、だ。
[フォローになるかはわからないが、少しでも心配する事項が減れば、と。]
[皆の話を聞きながらも、どこかそわそわと落ち着かないのは、幼馴染が心配だから。]
でも……クロエが霊能者だとしたら……人狼を見分ける力を持つ人も、やっぱりいるってこと、だよね……
[それは誰なんだろうと、思案するようにこの場に居る人々の顔を見やる。]
生き延びるために、ね。
言われなくてもそうさせてもらうさ。
あんたらの為に犬死になんて俺はしねえぜ?
[裏切るか否かまでは答えず、
ヴァイオラの哂いに続くやりとりに耳を向ける]
好ましい展開ならいいじゃねえか。
[いつになく感情を見せた囁きに答えた]
/*
ヴァイオラの赤っぽさは伝わってる気もするけど…まぁ、一応、1狼は確定させた方が占い師は動きやすいだろうなって。
二人ともありがとう。
このままの流れなら、PL視点COしてきます。
こちらも流れはなんでもありなので、本当に仲間切りとかしても構いませんよ?w
…ヴァイオラの襲撃希望は解る気がするけれど。
ガチに見られないか、だけが、不安かな。
それはそうかもしれないけど――
[信じてくれるかどうかわからない、と言う言葉は飲み込んだ。
手放しで人を信じることをしない女はクロエが本当に霊能者だとしても、周囲の人間が疑心暗鬼に落ち入ったときに、ソレを信じるとは思えなかった。]
……クロエに、あとでお守りでも、わたしておこうかな……
[気休めかもしれないけど、と小さく呟く。]
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