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[いつの間にかヴェルトは止まり木へ戻ったようだ。
アーベルが何かを占い終えた結果が出ると、
チュチュンっと名もなき小鳥が鳥籠の中で一つ囀った。
ゆるりと動いた視線はクロエを捕え、
傾ぐ首は、言葉なしに大丈夫そうか?と問う。
そして、視界にユリアンが入れば]
そろそろ今晩はで間違いないでしょうかね。
ユリアンさん。
[律儀に挨拶は欠かさなかった。
そして、視線はゆるりと「フーゴーでない」と云った、
アーベルへと戻される。]
無事、って、大げさだなぁ、もぉ。
ちょっと、いろいろに驚いて滅入ってただけなんに。
[ほっとしたような笑みと共に向けられた言葉に、返すのはこんな言葉。
自身の力について知られているとは、未だ知らぬが故に]
……お守り……って。
いいの?
こんなときだし、自分で持ってた方がいいんじゃない?
[取り出されたそれに、一つ瞬きつつ。
つい、こんな言葉を返すのは、幼馴染を案ずるが故に]
[無言のユリアンや、見えたならゲルダにも片手を挙げるのみで挨拶をし]
……占い?
[フーゴーの声をなぞるように呟き、再びアーベルを見た。
問いの答えに、僅かに目が細まる]
そうか…大丈夫なら、それで良い。
営業妨害とかは気にするな。
元より客はほとんど来てねぇ。
[団長からの説明があった時から客足は遠退いている。今ここに来るのはもはや『容疑者』と定められた者達だけとなっていた。
クロエへそう返した後、アーベルからの返答を聞いて小さく息を吐いた]
そうかい……。
[自分では無い、そう言われて漏らしたのはその一言。続いて問うか悩み、しばしの沈黙が落ちる。カウンターに来たユリアンに気付いては居たが、考えながらのために声をかけることは無かった]
[当人の意識が、今は幼馴染に向いていたから……というわけでもないのだろうけれど。
首を傾げるライヒアルトには、そちらに気づいたぶち猫がにぃあ、と一声鳴いて答える。
落ち着いたよな声の響きは、肯定の意思を帯びて響くか]
[視線はアーベルの方に向いていたが、
ぶち猫の鳴き声には、ツィンだけに分かるだろう、
生物学者は微かな唇の端の微笑みを返した。
――まるで、分かったという風に。]
だって……自警団長発見して倒れたって聞いたから……
[年下の幼馴染に大袈裟じゃない、と首を振り。
力については無闇に口にするつもりはもともとないから、お互い意思の疎通などできるはずもなかった。]
ん、いいの。
あたしよりクロエに持っててほしいし。
[あたしは大丈夫だから、と笑ってみせる。
なかなか受け取ろうとしなくても、クロエの手に押し付けるように手渡した。]
……ん。
そ、か。
[客は来ていない、というフーゴーの言葉に、小さく呟く。
この状況では、それも無理ないか、と。
そう思うと小さなため息が零れた。
恐らく、店の方も余り変わらないのだろう。
それはそれで、母の身体的な負担は軽いのだろうけれど]
[一方、笑みを返されたぶち猫は、意を察したかのように一度尾を振った]
うん、まあ、そだけど……。
[それにしたって、と呟く]
ん、もう。
カヤもゲルダも、ホントに、過保護だよぉ。
ウチ、そんなに頼りないかなぁ……確かに、一番下だけどさぁ。
[やや大げさなため息を交えて言うものの。
笑いながらお守りを手渡されると、しばし、銀の刺繍を見つめ]
ん……ありがと、ね。
[両手でそれをぎゅ、と握り締めつつ、微かに笑んで見せた]
そ。折角道具があるならと思い立ちまして?
本職のようにはできないけど。
[カードの上に乗せていた真珠を懐へと仕舞いながら、ウェンデルの視線を感じて言った]
やっぱ疲れるわ。
親父さん、何か一杯くれ。
[広げていたカードも纏めてケースへと戻し。
手元というには遠い場所へと置き直した]
まぁ、本物かどうかは、
実際、彼らにとっての黒を本当に当てた時しか
わかりませんけどね。
[生物学者も過去に何人か、自称占い師に出会っているが、
その中のどれだけが本物だったか。
――1割にもみたないとは、語られない言葉。
単純に本物に合う確率が低かったのかもしれないが…――。]
占い師…――
[クロエの時と同じ用、ボソリと思った単語を呟く。]
…――だとしたら、不用心ですね。
[更にボソリと呟きを続けるも。
アーベルに興味を失ったかのように、前を向き、
紅茶を一口啜る。
チュチュンと鳴いた小鳥に碧を向けると、
カップを持ったまま、コトリと首を少し傾げた。]
ん、ああ……。
[一杯くれと言うアーベルに生返事染みた声を返し。彼がよく飲むラム酒をグラスに注いで差し出した。その後はまた、考え込んでしまうのだが]
……………。
[しばしの沈黙の後、ふぅ、と少し大きめの息を吐く。自分では無いと分かっても対象が誰なのかが分からなければ情報にすらならない]
…改めて聞く。
”誰”を”視た”?
[占った、ではなく、視た、とアーベルに問う。彼が『そう』であると当たりを付けたために]
だって、なんかクロエは飛び出していっちゃいそうで恐いし。
頼りないっていうか、頼ってくれないから手を出したくなるみたいな?
[そんな感じ、と軽く笑う。
お守りを受け取ったのをみてにこりと嬉しそうに笑った。]
うん。
[気休めとはいえ、それで安心できるものもある。
ぽんとクロエの肩を叩いて、ようやく酒場に視線を向ければとっくにアーベルの占いとかは終っていて、だからなにがあったのかも、女は把握していなかった。]
[頼ってくれない、という言葉に、僅かに眉が下がる。
こう立て続けに指摘されると、さすがに厳しいものがあった。
ある種の自業自得ではあるのだが]
……そういうつもり、ないんだけど、なぁ。
[ぽつり、と反論するが、視線が泳いでいては世話はない、という所か。
肩を叩かれ、その手の感触に少しだけ安堵を感じつつ]
ん……ここで立っててもなんだし、向こうで座らん?
……ずっと立ってるの、まだ、辛いっぽい、し。
[心地よい微睡の中から、ゆっくりと意識が浮上する。
目が覚めて上体を起こすが、眠りに就くまでの頭痛や寒気はなくなっていて。
寝台から出れば、汗で濡れた服がまとわりついて気持ち悪い。]
……お風呂、借りれませんかねぇ。
[着替えもそうだが、汗を流したいと思って。
借りた部屋からひょこっと出てきて、フーゴーかリッキーを捜して、浴室と着替えを借りれないか*尋ねようと*]
クロエはしっかりしてるからなあ……
[まあしょうがない、と軽く肩をすくめ。]
うん、あ、ごめん。
気がきかなくて……すわろ。
[辛いと聞けば慌てて酒場の中へとクロエを引っ張り、手近な椅子に座るように促す。]
なんか飲む? 食べる?
[自分の食事ついでに頼もうかと。]
あいつも俺と同じで自分が助かる為、とか?
霊能者とかいってる従妹に何か影響受けちゃった、とか?
[嘲る様に]
――何れにせよ。
俺にとっては敵だな。
……てか、あんたらは困んねえの?
仮にあいつが本物、だとしてさ。
ありがと。
[フーゴーからラム酒を受け取り口元に引き寄せ。
一口舐めて動きを止めた]
…占えそうだった相手。
[ウェンデルの問いかけも重なって眉間に皺が寄った。
言葉を続けず、グラスの中身を口にする]
『クソ……クソ!』
[自警団員が、村の中を警備するために、歩き回る。
その顔は、怒り、悲しみ、不安など様々な色に塗られている]
『なんで、団長殿が……クソ!
あれが人狼の仕業だってのか!本当にそうだってんなら、あんな奴等死んでしまえばいい!』
[口汚く罵りながら、団員がぎらぎらした目で周りを見渡す。
そんな団員の様子に、あまり関わりの無い村人たちは、余計な被害を受けないようにと、その団員から避けるように、目を合わせないようにして離れていった]
『……どいつも、こいつも。
直接に世話になってなくとも、同じ村の人間が死んだってのに、その態度かよ……クソ!』
[悪態をつきながらも、村の中を一通り歩いて、警備の仕事だけはしっかりとこなした。
それを終えると、少しはその頭を冷やすためにも、お気に入りの場所へと歩いていく。
その場所は、誰も来ない岩場で、そこから見える海はまた格別だった。一人になって、気持ちを切り替えるには絶好の場所だと自分では思っている。死んだ団長のためにも、こんな荒れたままの気持ちでこんなことを続けるわけにもいかなかったから]
[肩を竦めながらの言葉には、えへ、と誤魔化すように笑い。
促されるまま、椅子の一つに落ち着く]
んー……まだ、あんまりしっかりしたの食べられそうにないし。
ミルクと、軽めのスープ、もらおかな?
あと、ツィンのご飯も。
[ゲルダの問いに、いつも変わらぬ調子で返しながら。
視線は時折、アーベルとフーゴーの方に向いて]
───岩場───
『……ああ?』
[だが、その場所に近づくにつれて、何やらいつもとは違う物体の姿が大きくなっていくのに気がついた。
更に近づきよく見ると、それは、以前に自分が団長の話を聞かないと怒った少女の姿]
『ちっ……!
容疑者だってのに、随分と気軽に出歩いているじゃねえか。本来なら拘束しなくちゃいけないところを、団長の計らいでなんとかなっているってのに気づいていねえのかね』
[そこまで言うと、怒りを吐き出すようにため息を一つつき、岩場の隅で丸まってうずくまっている少女に、団員は話しかけた]
『おい。
あんまり、遠くまで来るんじゃねえ。お前が人狼だろうと、違おうと、一人になるのは推奨しねえ』
[声に気づいた少女は、ゆっくりと顔を上げて、団員を見つめて、呟いた]
『───っ!?』
[その顔と、声の響きを聞いて、団員は思わず息を呑んだ。
そこには、何の感情も感じられなかった。
いや。生きている人間の感触が全くしなかった。
団員を見つめるその瞳は、恐怖も、不安も、殺気もネガティブなものは何も無く、当然のようにポジティブな感情も何も無い。
まるで、それは、森の中で偶然出会った獣が、不思議なものを見たと言うほどの、無邪気で感情の無い瞳]
『お……お前』
みゅう。
[なおも無表情なままでこちらを見つめる様子を見て、団員は確信した。
「こいつの、精神は、壊れている……」]
[アーベルの回答に少し長めの息を吐いた]
……言う気は無いようだな。
[占えそうな相手。即ち『容疑者』に該当するもの全てと言うことなのだろうと考える。当たりを付けたとは言えアーベルが本当に力を持つ者とは限らないため、それ以上の追及をしなかった。最悪、偽りの情報を与えられる場合があるために]
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