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[考えてみれば、ただの少女がこのような事件に出会って、まともでいれるはずがなかったのだ。それを考慮もせずに、俺は何故怒鳴ったりしたのか。
少女を可愛そうなものを見る瞳で見つめても、少女の表情は何一つ変わらない]
『……』
[少し迷ったように団員は考えたが、やがて、少女の腕を掴むと、少しばかり優しくその手を引いて、宿屋へと向かう]
『……けど、それでも、お前は容疑者の一人だ。
団長を殺された俺には、同情も何も出来ねえ。
人狼だったのならば、俺を殺しに来ればいい。違うなら……俺でも恨みながら、死んでくれ。
もしも、万が一、生き延びるなら……。ハッ!そんな予想に意味なんてねえか』
私にはよく分かりませんが、
人間という動物は助けたい者がいれば、
自己犠牲を働ける動物でもあります。
[ヒースクリフの囁きに、唐突ともいえる話が始まる。]
もしかすれば、クロエさんが霊能者ということで、
占い師と偽った可能性もありますか。
[数々伝わってる伝承を元に、単純に考えるなら
占い師の方が狼に襲われる可能性は高い。
だからあえて嘘を吐くことで霊能者(クロエ)を護ろうとしたのではないか…――と云いたいらしいが、やはり言葉足らずで。]
本物でしたら…――その時はその時で。
最終的に喰ってしまえれば良いのです。
[最後の問いには、淡々とそう答えた。]
[クロエの注文にうん、と頷き。]
わかった。
ちょっとまってて。
[そうしてフーゴーに頼もうかと思ったけど、なんだか真面目な話しをしているようなのでリッキーに頼む。
軽いスープ二つとミルク、それからツィンのご飯を頼んで。
後でもって行くから、といわれれば席へと戻る。]
リッキーがもってきてくれるって。
――おっちゃんとアーベル、どうかしたの?
[よく解らないままに、軽く首をかしげた。]
…お伽噺には占い師が二人もいたっけかなあ。
[やりとりに割って入るように口を開く。
比較的穏やかな口調、けれど視線は冷ややかにアーベルを捉え]
なあ、俺にも占わせてよ。その相手。
[視線の先のアーベルを窺う]
[ややあってダーヴィッドが顔を覗かせ、風呂と着替えを借りたいと訊ねて来る]
風呂なら、一階の廊下の突き当たりだ。
着替えは……俺のよりはリッキーの方がサイズが合いそうだな。
[ゲルダ達に配膳を終えたリッキーに「案内してやれ」と告げ、ダーヴィッドを風呂へと向かわせた。タオルと着替えも脱衣所に用意されることだろう]
───宿屋───
[やがて、団員は宿屋に辿り着くと、その扉を開け放ち、少女を中に入れた]
『迷子だ。
同じ容疑者同士、しっかりと目ぇつけとけ』
[ぶっきらぼうにそれだけを言うと、団員は硬い表情を表面に浮かべたまま、その扉を閉めて、すぐにその場から消えていった]
……。
[そして、少女は無表情に、扉のそばの床に足を投げ出して座り込み、何事にも関心が無いようにうつむいた]
みゅう。
[注文に行くゲルダを見送り、また、従兄たちのやり取りを見る。
間に漂う空気の重さに、少しだけ不安が過ぎった]
あ、うん。
ありがとね、ゲルダ。
[戻ってきたゲルダの声に、不安は一時押し込めるものの。
続いた問いには、自身もわかりかねる部分が多いため、困ったように眉を寄せた]
……わかん、ない。
なんか、深刻な話してるっぽいんだけど。
[はっきりとした名前は返らない。
一度フーゴーに視線を向けてから]
なら、何で此処でソレをやった。
[別の問いを続けた]
……なに?
[リッキーに指示を終えたフーゴーの耳にユリアンの言葉が届く。自分にも占わせろと言う言葉。眉根がきつく寄った]
[リッキーが手早く食事の用意をしてくれるのにはありがとうと返し。
そして、クロエにもわからないと言う話にふしぎそうに首をかしげ――、ユリアンの声が耳に届けば、ふしぎそうに瞬いた。]
――占い師……?
[スープを運びかけた状態で、なんだっけソレ、と思い出すように呟いた。]
ん、ありがと、リっくん。
[用意を整えてくれたリッキーに笑いながら言って、ミルクを一口、口にする。
そこに聞こえたユリアンの言葉に、一つ瞬く]
……占い師……って。
え?
[御伽噺にも語られる存在。
今亡き、自分と同じ力を持っていた父は、「対のようなもの」と言っていた]
どういう事……?
[思わず、困惑した声が上がる]
[その一方で、ぶち猫はといえば。
用意された自身の食事と、自衛団員に連れてこられたリディとを見比べた後。
そちらに近づき、にぃあ、と鳴いた]
[アーベルの笑みには気がつかぬまま、
まるで小鳥と会話をするような間があく。
その間も、耳は周囲の会話を拾っていたのだが。
ゆるりと首が回って、今度はユリアンをじっと見つめる。
碧の眸は、全てを見透かさんとするように、瞬きもせずに。]
おや、リディさん、迷子になっていたのですか?
ここにフルーツが……っと。
[しかしそれは、リディを連れてきた自衛団員の言葉によって途切れ、何事も関心がない少女の様子を、単純に腹が減ったものと思えば]
フーゴーさん、リディさんに何かお願いしても?
[フルーツは先ほどヴェルトに与えてしまったことを思い出し、
マイペースに空気を読まず、フーゴーに願い事を。]
おや…――。
[ヒースクリフの囁きでない言動を受け、
学者の碧の眸は占い師を騙り出した男をマジマジと見る。]
まぁ、確かに、彼より信頼されれば、
貴方は生き残れるかもしれませんね?
[セザーリオは面白がりそうだと、思ったことは、
囁きには乗せぬまま、その後を見つめる。]
自己犠牲で嘘をついてるんだとしたら、愚行もいいところ。
そんなんで助けられるなんて本気で思ってるんなら幸せ者だな。
[それはかつての自分への言葉でもあり。
はっ、と不機嫌そうな声をあげた]
…そうかい。
邪魔なもんは全部食っちまえばいいんだもんな。
ほんと、あんたらが羨ましい。
……俺も人狼だったら良かったのに。
言えば信じてくれるの?
[グラスから口を離してフーゴーに言い。
掛けられた声にユリアンを振り返った]
……へぇ。
[動揺を押し隠す。
ウェンデルの問いに下を向いて]
…クロエ、だよ。
[ボソリと告げた。
髪に隠れてその表情は見えない]
―宿屋内酒場―
[フーゴーとなるべく顔をあわせないように壁にむかうような席で、リッキーに注文したワインを嗜んでいた。
人の出入りにもふりむかず、口をひらかないようすは、考えごとをしているようでもある]
――……?
[占い、と、はなしが出始めたのは、少しばかりまえだとおぼろげな認識。
空気がこわばった気がして、さわぎの方角へ顔をむこた]
[ヴァイオラの声が聞こえれば]
いっとくが。
あんたらの為にやってるわけでもねえ。
このままじゃ、外の奴ってだけで殺されかねなかったからな。
[ふん、と背ける様な囁き]
[状況を把握しようとユリアンとアーベルに意識を向けていたのだが。扉が開く音に反射的にそちらを見たのは職業による癖からか]
嬢ちゃん、無事だったか…。
ああ、デザートで良いか?
[ライヒアルトの願いには短くそう返し。視線は忙しなくユリアン達とリディ達の間を往復する]
占い師が2人ですか…――。
本当に幾多伝わる伝承の中の1つのようですね。
さて、このような時は伝承ではどうしていたでしょうか。
そう都合よく、まとめ役――結社の人が紛れている
…――などと云うことはないでしょうしね。
[フーゴーに願い事を向けた後。
ボソボソと零れ落ちるのは、考えごとの切片。
声音は淡々とし過ぎ、更に常の無表情ならば、
それが本気で考えていることなのか、
冗談ごととして考えているのかは、
周りからは分からないだろう。]
………。
[アーベルからの問いには一度沈黙が返る]
…信じるかどうかは、何とも言えないな。
判別するための『情報』は欲しいと、俺は思ってる。
[返したのはそんな言葉。手がかりは少しでも欲しかった]
クロエ?
……へえ、従妹のこと信じてなかったってことかな。
それとも霊能者かもしれないから取り入ろうって考え?
[一層目を細めて、冷ややかな視線]
まあいい。
お前が庇ってるとも限らないからな。
[そういってポケットから取り出したのは手のひらに収まるほどの木箱。カタン、とテーブルに置くとカウンターの方へ向いて]
おやっさん、悪いんだけど水。
あ、ワイングラスで頼める?
おやおや。
[其のコエには、ヴァイオラの予想通り]
[酷く愉しげな彩が乗った]
大賢は大愚に似たり、とも言うから…僕は自己犠牲も否定はしないけれど。
[けれど、其れは同意を求めるものでなく]
[羨望の感情を聞いたなら]
[至極淡い息を吐いた]
……え?
[思わぬタイミングで呼ばれた、名前。
一つ、瞬いてから、下を向くアーベルに戸惑いを帯びた瞳を向ける]
アーベル?
えっと、それ……って。
[どう、聞けばいいのか。何が聞きたいのか。
はっきりわからなくて。
それきり、言葉は、途切れた]
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