任せてくれるなら、任されるよ。
その分、赤猫は注意をそらすのに意識を使ってくれればいい。
そうだな、全く同じとは限らないか。
知識にあっても現実に従って身体を動かすのなんて始めてだし。
思い切れない奴だって多いだろう。
[一度コエを切って考え]
…そうだな、あの子なら丁度いいかもしれない。
逆上して襲い掛かってきそうなのは京くらいのものじゃないかと思うし。それなら俺でも抑えられるかもしれない。
[人狼のような力を使わなくても、同じように小柄な少年の身体なら押さえ込める可能性が高かった]
ただ、危険なことに変わりはないから。
他に誰もできないようなら…ね。