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[こぼれた言葉に、手がかりの欠片。
ときちゃんからはそれ以上詳しく聞く前に、
色々ことが動いたから、僕はその言葉を黙って聴いていた。
その間にも母親の気遣いでか席を立つ女のひとを見送って。
中務とトキちゃんのそれは、良くも悪くも
「おんなのこ同士」の会話。]
中務も、出るなら気をつけて。
[ポツリと零された、耳慣れないIDよりも、
つい本名が出てしまう。
彼女はそれを不快に思っただろうか?
でも今はIDという記号を、出来るだけ使いたくなかった。
まるで殺害予備軍のプレートみたいだから。]
―休憩室―
あー。このまま逃げてたいところだけど。
それも疑われる要素だよなあ、やっぱり。
[ミニパソコンを閉じて、鞄に入れた。
こめかみを押さえながら立ち上がる]
気は進まなくても戻るしかないか…。
[重い足取りでPCのある部屋へと戻った。
煙の残り香が少し残っていたかもしれない]
[やがてryouが部屋に戻ってくる。
どうやら大きな収穫があった様で、
落ち着いたような口調で見たことを告げていた。]
ときちゃんは、人間?
それは信用して、いい情報なの、かな。やっぱり。
[占い結果が出たということみたいで、
それはそれでみんなにとって大きな収穫となる。
と、同時に危険に去らされるひとも増えるんだろうけれど。]
この状況で推理なんて何の役に立つの。
[「ryou」の言葉には目も向けずに言い。]
案外それ、「とき」さん本人が書いてたりしてね。
だったら何の証明にもならない。
[そう言い捨てて背を向ける。]
…。
[本名を言う晴美を無言で一瞥してから、扉に手をかけた。]
─ベッドのある部屋─
[キャリーケースの中は服しか入っておらず、得物となるものは一切無い。
ソーイングセットにある物を使うにしても、威力は高が知れている。
それらは散乱した中身と共に捨て置き、まずは得物となるものを探すことにした]
─ →廊下─
[涼の話の内容を聞いても、表情があまり変わらないのは常のおかげか。
黙ったまま聞いていたが。]
……水無瀬が人間、ね。
初回占いオメ。
[ちょっとぷっ、とか声が漏れたり。
まぁ笑っていられないのだが。
室内が猜疑的なのには、内心少し安堵できた。
完全に信じられるよりは、いくらか隠れ蓑となるだろうかと。]
[複雑そうにため息を吐くときちゃんを見遣って、
部屋に入ってきた聖のすがたを見かけ、軽く手を振る。]
おかえり。
[迷った挙句その言葉だけを掛けて、少しだけじっと見つめた。
「センセーと七重姉は無条件で信じる」なんて言ったら、
狂っているって言われるかな?
でも明らかに他の人たちよりは言葉を重ねてきているから。
信じたい気持ちが強い。人狼ゲームは疑うゲームじゃない。
言葉を重ねるゲームだと思っているから。
見つめた先から微かに香る煙草のにおい。
苦手とする部類のにおいだけど、今はなぜか落ち着いてしまう。]
[玲が背を向けて出口に向かう>>147とその背に声をかける]
何もないよりはましですわ。
少なくとも誰かが人殺しをした。
その関係性を…
[PCに一度視線をやってから]
否定するにしてはあまりにも状況がそろっていますわ。
その相手をみつけるのにire-neさんは自分以外殺して回るつもりかしら?
それとも、一人で逃げるおつもりかしら?
[出口の見つからないこの建物の中、どこに隠れても二義切れるかはわからないが、
自分の話は玲の耳に届いただろうか]
すみません、ちょっと言い過ぎましたわ…。
[自分の中でいろいろとたまっているものが表に出そうになり言葉をきることにした。
いくらお嬢様の仮面をかぶり平静を装うともそれも限度はあるだろう自分の中の気持ちを押さえつける]
他の場所行く振りして覗くとかも不可能じゃないけど。
飲み物とかはいい口実かもな。
運ばれた分のは飲めないとか言って。
[資材置き場に行く口実を考えながら廊下を歩いた]
ああ。一緒に出よう。
やるかやられるか。だったら「やる」のさ。
[意識の中で敵と味方を明確に分けている。
LiGに沿って思考することは自然に行われていた]
まぁ推理なんてただの憶測の積み重ねでしかないけど…
でも今のはちょっと言いすぎだと思うよ、中務。
[一瞥するも咎める言葉を投げてこない彼女に、
またしてもお節介が顔を出す。
もし中務が犯人じゃなくて、ただの巻き込まれた被害者なら、
明らかに自分自身で不利な立場へと進んでいる訳で。
なんとなく、普段の彼女を見ているだけに、
余計誤解を招きそうだなぁっと思って、思わず口を出していた。
怒られたら怒られたで。
嫌われたら嫌われたでいいやと思いつつも。]
…動けるようになったのか。
[扉を開けたのが玲だと気づいて声を掛けた。
隣を抜けるようにして室内へと入る]
ただいま。
[晴美から手を振られて、小さく手を挙げる。
その間だけは普段の生活と同じように感じられてホッとした]
[扉の先に別の姿を見つけて、僅かに眉を顰めた後脇に退けた。]
ire-“na”。
[「ryou」の声には訂正を入れてから、今一度振り向く。]
…皆殺し。
こんなとこで燻ってるよりは案外そっちが効率的かもね。
もう考えてる奴だっているんじゃない?
[本気とも何ともつかない言葉と共に室内の面子を醒めた目で見渡してから、今度こそ扉を潜る。]
…物騒な事を言い出すな。
悪い、状況としてどうなってるのか知りたい。
議事録みたいな便利なものはないだろうし。
[玲の置き台詞に片眉を上げた。
室内を見回して、説明してくれそうな相手を探す。後半は冗談めかすつもりで付け足したが、冗談でもない気がして眉を寄せた]
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