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─自宅─
……今のところは、ね。
[抑えられた二言目に、口の端が上がる]
後にも先にも、憑かれる気はないさ。
……知り合いに、自分が『喰われて』浄化される未来なんざ、考えたくもない。
[それは、実際に目の当たりにした光景だから。
考えたいとも思わなかった]
……なら、いいけどって。
それより、黒江嬢。
大丈夫、かね?
[伽矢から聞いた身体的特徴と、瑞穂から見せられた写真を見ると、]
ああ、だいたいわかった。
とりあえず、急いだ方がよさそうだな。
……時間が惜しい。行くぞ。
[そう言って駆け出す。だが、数歩進んだところへ振り向くと、]
……で、神楽。お前どうするつもりだ?
ここでそいつと一緒にジッとしているつもりか?
[そう言って、ギロリと綾野に目を向ける。]
―住宅街―
子供…?
[最初に上がった声は高く聞こえて。
ガサという聞き慣れた袋の音と一緒に届いた声は、どこか覚えのあるものだった]
アルバイトはしてますが。
[緊張していても声は普段と変わらずに、答える]
………そっか。
[神楽の返答には更に重い落胆の色を示す。
次いで視線は紅を纏う女性へと向いた。
桜についての警告をしていた人物。
彼女が手伝ってくれることはあるのだろうかと考える]
……正直な所。俺にもこいつが何したいのかさっぱり理解できねぇんだよな。
いっそ、お前の連れだけどっか遣って二人とも殺してしまおうか。
ああ、もうそれでいい気がしてきた。
身体能力向上?
あんのかな?
さっきの憑魔の群れを見ている感じだと、あんまりそうは思わなかったけど。出不精のせったんでも逃げ切れたぐらいなんだから。
司はあるらしいよ。
なんかこー、自然の力を借り受けて、常人には発揮できない身体能力が上がるの。
どっちかってーと、そういうの詳しいのあやのっちじゃないかな。
あやのっち、どうなの?
[綾野に話を促した]
/*
ところで、公園からは離れておかないと。
綾野さん、襲撃できないんじゃね、赤組?
[描写きてないのが、ちょっと心配]
―住宅街・路地―
[百華に言われてこっくり頷き、手をきゅっと握った。
月明かりで見えた顔、たぶん女の人。
怖い印象はないように思うが、知らない人なので戸惑い気味。
うさぎも背中でじーっとしている。]
………おばちゃ、だあれ?
[黒江に言ってみる。]
/*
RP的にぶん殴って引き摺っていくのも選択のうちかなーと思い始める。
PC視で、この女共は少女の緊急時に何くっちゃべってるのか、と。
― 住宅街 ―
ああ、やっぱり。
[私や千恵ちゃんを追いかけていた者の様な、ラリった様子はなかった。
それで私は少し安心し、コンビニの子に数歩近寄った]
あんまり笑わない子。よく覚えてる。
OK。
行ってらっしゃい。
[と、雪夜に手を振りかけたところで、彼が振り向き、言葉をかけてきた]
もー、なんで女の子をそういう目で見るかなあ。
あやのっちだって、色々と大変なんだよ?そこまでちゃんとケアしてあげないと。
私は、迷惑かからないようにどこかでしばらく隠れていよっかなって思ってる。
ここにいたら、憑魔呼び寄せて、またあやのっちとか他の人に迷惑かけるかもしんないしね。
ま。憑魔が来てもなんとか逃げ切って見せるよ。こう見えて逃げ足は速いほうだし。
見よ。この黄金の足を。
[んなことを言ったが、袴なので見えなかった。
いや。おみ足が少し見えるというのは、なんというか、すごく色気があった]
/*
PL的には喋る人は残したいけど、阻害する人は残したくないよな。
マジでさ、襲撃されるキャラの傍にずっと居るとか勘弁して欲しい。
最悪強硬手段取ろう。
目の前で手段不明で殺す、綾野を。
/*
業務連絡。
これ以上やっても神楽が動かないようなら、強硬手段出るか?
目の前で殺すけど、姿は見えてないってので。
このままじゃ埒が明かない。
もしくは神楽落ちたら勝手に動かす。
[神楽の説明を聞き、自分の中で結論のようなものが出た。
そう思うとなんだかそれは確信に思えた。
重ねて聞かされる綾野の話はほとんど耳に入ってなかった。
すでに気持ちは千恵のことに向いていたから]
ありがとうございました、静音さん。
[頭を下げてもう一人の女性にも頭を下げてから名前につまると綾野だと伝えられた。]
その、『静音さんも』気をつけてくださいね。
[もう今にも探しにいこうとする伽矢達に]
いこっ、早く千恵ちゃん探しに。
その様子なら、当分は大丈夫だろうな。
[振り返り、にやりと笑み返す]
さぁて。
さっきの奴が憑魔じゃねぇという保障も無いが……
[再び視線は窓の外へ]
いなくなられっと色々面倒だしな。
残り時間も少ないが、少し暴れてくるか。
[言って、窓を開け放つ]
高校生 瑞穂は、少女 千恵 を能力(守る)の対象に選びました。
これで、俺が『憑魔』になったら。
龍先輩に、申し訳ないからな。
[珠樹にも、と。
それは口には出さずに]
それは、否定しないが……って、ちょ。
[開け放たれる窓。
ほんの少し、嫌な予感がした]
おい、ここ、三階……!
/*
雪夜が綾野引き離しの行動をしたのが昨日の21時半ちょい前。
引き剥がすまでにかかった時間、約4時間。
もう、ホントに勘弁して…orz
/*
……これは。もう、どうしてやろうか。
不可視でーってのはあんま乗り気しないんだけどねぇ。
とりあえず、考えるの含めて1時くらいまで様子見ていいかいの。
うん。
気をつけて行ってらっしゃい。
怪我しないようにね。
[離れていく瑞穂に笑顔で手を振った]
さーて、隠れ場所探さなきゃなー。
あ。あやのっち、そんじゃまた後でね。
お互い、生きて会えるといいね。
[そう言い残し、神楽が隠れ場所を求めて*彷徨い始めた*]
―住宅街・路地―
おばちゃ…って私?
私は黒江瑤子。百貨店に行く手前のコンビニでバイトしてる。
[この年でその呼ばれ方は内心引き攣らないでもなかったが。顔に出ないのは嬉しいことか哀しいことか。
百華への答えを補強するかのように名乗った。
笑わない子、には事実なのでコクリと頷いた]
「どぉこだぁ〜い」
[離れた場所から響く男の声]
奥に。やり過ごしましょう。
[近づく百華の横に並んで今来た道を振り返った。
コンビニ袋だけで成人男性らしき相手に勝てるとは思えなかった]
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