情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[放送された名の中に、知らないものが一つだけあった。
それがきっと彼女の名だと、理解はしたが、あえてそれを口にはしなかった。
何故と問われても、きっと答えきれれない。
無意識に仲間を求め、同じ道へと引きずり込もうとしたのか。
それとも個のない彼女に開かれてしまった、新しい世界を生きる拠所を与えたかったのか。
自分を呼んだ彼女に。]
そう、ナナ。
おはよう、ナナ。
[自ら名乗った彼女に、微笑んだ。]
―― 住宅街・自宅 ――
……なぁに?
[幾度も私を呼ぶパトラッシュの優しい声。
心配する気持ちが摺り寄せられた身体から伝わってくる。]
だいじょうぶ。
ラッシィは、ラッシィだから。
……怖く、ないよ。
[其れは本音で。
創作ではない現実に困惑するからだが先程から悲鳴をあげても
彼へ向ける言葉に偽りはないから]
……ん。そうして貰えると少し、嬉しい。
[休む、の声にはなんとか、頷いた]
―住宅街・アヤメの家―
俺はいいけど…。
[改めて女性二人の反応を窺う]
いや。
銃器は全員に配布されてるんだろ?
大きさは。関係、ない。
[最後の方は聞き取り難くなる程低くなった。
大きさ殺すのには関係ない。だって自分もそうしたのだから。
ライフルよりもずっと小さな銃で。
家の中に入って戻していた銃に、前と同じように上着の上から触れた。無意識にではなく、確かめるような動きで]
…うん。
[兄が作家を宥めているのを見ながら、いいよねと言う様に司書の*顔を見た*]
[確かに紡がれた、新しい名前。
其れはまるで他人事のようでもあり。
されど自分の身体の一部のようにも感じてしまう。]
―――、おはよう。
アリシア。
[アリシアを呼ぶ声はだいぶ澄んだものになっていた。
菖蒲の華は人の死という波に浚われる。
手の届かない花びらに、今は、回顧する間も無い。]
―住宅街・アヤメの家―
[アヤメを見上げる視線は心配するように、返ってきた答えに頷き]
今はそうしたほうがよさそうだな、アヤメお茶の準備できるか?
何か飲んだほうが落ち着くだろうしな。
[そうお願いした。
レッグの返答にはそうだなと答えて]
まぁ、もういらなくはなりそうだがな。
まずは落ち着いてから、いろいろと話す。
避ける事はできない、覚悟が必要なことだ。
今は…とにかく落ち着こう。
[視線はレッグからナターシャへ、彼女へもそれでいいかと確認するというよりは、
そうするぞと伝えるように]
[表の動揺は少しは落ち着いたのか。
一人であれば、きっと思考の波に飲まれていたが、もう一人、語る相手がいれば少し変わってゆく。
新しい名を呼ぶ毎に、ゆっくりと個は形作られるように見えた。]
ナナ、早速だけど貴女、緊急事態のマニュアルの内容の事は知ってるかしら?
[だがその事をあまり暢気に喜んでいる暇はない。これから行われる事は、無慈悲だ。
とにかく、もう一人のサイキッカーに、今の自分たちの立場を伝えるべく声を送り尋ねた。]
―― 住宅街・自宅 ――
ん。
[お茶の準備、と言われ緩く頷いた。
彼の気遣いが其処からも溢れるようで。]
みんな、紅茶で好い?
……珈琲も確か、あったと思う。
[問いかけながらも、
落ち着こう、というパトラッシュの声には再びの頷き。
手で口許を覆いながら台所へと向かう。]
中
華麗に真っ二つに分かれてるな。
マイルズ家の3人
アヤメ、ナターシャ、レッグ
合間を行くのがパトラッシュとノブ。
投票は…正直誰飛んでもおかしくないって思ってるんだけど…。
リアル的な都合でアヤメねーさんが落ちそうなのがちょと怖い(´・ω・`)
まぁあまり考えずに表視点で投票も吊りもやっちゃってるんだけど。ふーむん。
―住宅街・アヤメ宅―
俺は紅茶で。
[それぞれがアヤメに返答を返し、手伝いに立ったものもいたかもしれない。
台所に向かうアヤメを見送り、自分は四足で座ってから]
アヤメもつらそうだな…
[無理のないことだとは思いながら呟いて漏れ出す言葉。
程なくしてアヤメが戻れば一息ついて、皆が少し落ち着いたところで]
状況は芳しくないが…、皆しっかりしてほしい。
それから…覚悟が必要だ…。
[これから向かう集会場周りのこと、そこに向かう道中の惨状についてなるべく柔らかく伝えた後に]
マニュアル、読んだかは知らないが…、俺達は殺しあう必要がある…。
[そのことを伝えた皆の反応は*どうだったか。*]
そう…。
これから、一日に一度、定時に全員で殺し合いが始まるの。
サイキッカーを燻り出す為の殺し合いが。
[向こうでパトラッシュが告げているとはしらず。
こちらからも、同じような内容の趣旨を口にして語った。]
―― 住宅街・自宅 ――
うん、解った。
[紅茶で好い、と言うパトラッシュ。
レッグ、ナターシャの分も聞ければ確り頷いて。
もしも手伝いを申し出るようなら
『ありがとう』と微笑を見せただろう。]
……貰い物なの。結構好い物、みたい。
私は其処まで、拘らないんだけどね。
[台所で用意をし、紅茶についてはそんな事を謂い、
ティーポッドと人数分のカップをトレーに乗せ
パトラッシュの元へと戻る。トレーから其々に紅茶を配り]
……
[『覚悟』『殺し合い』と確かな言葉にされれば
顔を伏せ、暫く黙り込んだ。]
[感情を無理に言葉にしたならきっとそんな響き。
けれど胸中に渦巻くものは言葉の枠に収まらなかった。]
……
[心中を誤魔化そうと、スプーンへ手を伸ばし
カップの中でかき回そうとしたが]
あ……
[震える手がかちゃかちゃと小刻みに音を立て
それが一層、自分を不安にさせた。]
[アリシアとパトラッシュの言葉がカタチを代え、重なった。
震える手は怯えか、喜びか。
或いは両方をない交ぜにしたものだったかもしれない。]
ころ、し
ころ、
ころしあ、
[壊れたテープ音声の様に、要領を得ない声が漏れる]
[スプーンでかき回すのを止める。
響く音が、自分を余計に追い込む気がしたから。
けれど重圧から来る吐き気、眩暈が酷い。]
ちょっと、ごめ――。
[ごめんなさい。
そう紡ぎ切る事も出来ないまま、立ち上がると
小走りに御手洗いへと駆け込んでいく。]
中
Qこんなに遅くまで起きて明日大丈夫なんですか?
A明日も休みです。
今週は村の為に二日休み取りました(
山場は今日だと思った。
もう一日…落ちる前も山になりそうだけど
そもそも私がどこで落ちるか分からん=休みが決められないので結局ここに。
[数秒後―――。
個室に駆け込み響かせるのは水音。
吐瀉物がぴちゃぴちゃと立てる、自虐の音色。]
―――ぅぇっ
[呼吸が儘ならず、目尻に涙が滲む。]
―――っぁ
[扉を締めるまでは間に合った為、
恐らく外の三名には、吐瀉の音は届いては居ないだろうが。]
ナナ?大丈夫?
[震えるように聞こえた声に、心配そうな声をかける。
恐怖以外のものも、その声に混ざっていたのはすぐ知れたが。]
……嬉しい、哀しい?
[尋ねる声は密やかに。
そういえば、彼女は力を使った事がないのだっけと。
行き場のないものが巡ってでもいるのかと思ったが、正しく知る術は無い。]
[吐瀉の合間に浮かぶのは、笑み。
ぴちゃぴちゃと零れているのに、
身体は悲鳴をあげるのに、]
ひ、あ
ふ
あは
あはははは
[哂うのは一体、*誰だったのだろう*。]
―――、ええ。
悪く、無いわ。
[アリシアへ向く言の葉は、
もう既に、菖蒲の馨すらも感じさせない、名も無き*華*。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新