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─アコルデ家・台所─
[反応があることには短く息を吐き]
炎は、私も目にしてきました。
他でも異変が起きているので公園が最適とは言えませんが……火に巻かれるよりは良いでしょう。
それと、炎が迫っているのが分かっているのに貴女を置いて行くわけにはいきません。
マイルズ様に叱られてしまいます。
[言い切ると同僚を抱え上げようと力を込める。
抱き上げることは出来ずとも、肩を貸す位なら支えることは出来るはずだ]
(あら、自分のお名前が分らないの?
どこに置き忘れてきたのかしら。
それとも、知ろうとしないから?
もう一度名乗ってあげるわ。
私はアリシア。
テレパスとサイコキネシスを使うサイキッカー。
―――さぁ、生まれたばかりのサイキッカー。
貴方は誰?)
[アヤメの認識も事情も、『私』には到底知らぬ事。
掠れ届かぬ菖蒲を、踏みつけるように突きつけた。]
(……
……莫迦な事、謂わないで。
私がサイキッカーな訳、無い。)
[現にこうして妙な音が届いても。
それを信じれる筈なんて無くて。
酷くなる一方の痛みに抵抗する、強い声。]
(伝わないのなら、きっと無いんでしょ。
……私は、貴方とは違う。)
[踏みつけられてもなお、凛然と咲く、花。]
─アコルデ家・台所─
[ジョエルの言葉に、何度か目を瞬かせる。]
ほか、も?
どうして…どうして………そんな、こと、に
[それは他の誰もが思っている事だろう。正しく答えられる者などいるのやら。
主に叱られると、抱き起こされれば少し身を強張らせながらも申し訳なさそうに。]
ごめんなさい…本当に。ごめんなさい…。
[口から零れるのは、また謝罪だった。]
[流石に金属の塊ともいえる身体を抱えてもらうわけにはいかないので、肩だけ借りてゆっくりと歩く。]
もし、またあの手の輩がきたら捨てて下さいね…
私のせいで、お二人を危険な目に会わせるなんて
旦那様に、申し訳が立ちませんから…
[そう道すがら頼みながら、ようやく主らの元へとたどり着いた頃には、周囲の火の手はどれくらい侵食していたか。
悲鳴も発砲音も、時折どこかから聞こえて、まだ止む様子は*見られない。*]
(あら素敵。抗うのね、貴方は。
でも貴方がサイキッカーだって事実だけは変わらない。
信じようと、そうでなくとも。)
[自分を菖蒲だと思い咲き誇る、花に向かってそう微笑んだ。]
(…名前は気が向いたら教えて頂戴、名無しさん。
そろそろこっちも、構ってあげられなくなるし。)
[ゆらと、『私』の意識はもう一人の自分へと向けられる。
『いい子の私』は、震えているようだった。]
(おはよう…『私』)
[その声に、『いいこの私』は身を*硬くした。*]
─アコルデ家・台所─
……分かりません。
ただ、サイキッカーが居たことは確かのようですし、彼らが暴れているのが一番の原因でしょう。
後は、サイキッカーを恐れた市民が無差別に暴れても居るようです。
[答えと言うよりは見て来た状況を口にし、同僚に肩を貸した。
ずしりとした重みが肩にかかり、掠り傷を僅かに刺激する。
それでも表情は変えぬようにして、ゆっくりと玄関へと歩き始めた]
[紡がれる謝罪とまた襲われた時の頼みには無言を貫き。
主の待つ玄関まで辿りつく。
その時既に主は彼の青年と顔を合わせて居ただろうか。
同僚の無事と公園へ向かう旨を伝えたなら、屋敷から離れることに*なるだろう*]
(……うる、さい。
サイキッカーじゃ、 )
[紡ぐ音は、甲高いオトに一度、遮られた。
ぅ、と高く、微かに声が漏れてしまう。]
(……構って貰う必要なんて、無い。
私は、『 』……
私は、 …っ)
[矢張り、幾度繰り返しても。
確かな華の名は、幻影の海へと飲まれていく。]
(御願い……)
[其れは本当に。
現状と、環境に因った重圧が紡がせた音。]
(誰か、私の、
……私の、名前を、呼んで……)
[アリシアに呼べる筈なんて、無いのに。
自分の存在が不確かになりそうで、
震えてしまう、身体。]
(――――ごめんなさい。)
[唇から零れる謝罪には、迷惑をかけてしまった事へ以外に、別な物に対するものも含まれていた。]
(――――ごめんなさい、ごめんなさい)
(私も――サイキッカだー……)
[主にも同僚にも、伝える事の出来ない、思い出してしまった事。
あのとき、無意識に裾を動かした時に、消されたはずの昔は、氷解するようにゆっくり戻ってきた。サイキッカーと退治した事も原因だったろうか。]
―アコルデ家・玄関前―
[ジョエルから受けた状況の説明。
炎の不自然さに関しては自分も感じていたから、それだけではなさそう、という言葉には確かに、と短く同意した]
いや、自分で言った事ですけどね。
[臆面もなく頷かれると、侘しいと言うかなんと言うか。
ともあれ、中へ向かったジョエルを見送った後、嘆息を落として。
周囲の音に集中させていた意識が、遠くない場所で響く銃声を捉えた]
……っ!
[とっさ、音の聞こえた方へ駆け出す。
目に入ったのは、罅の入った眼鏡をかけた青年]
……君は。
[僅かな空白の後、声を発する]
……正気、ですか。
[どう問うか、悩んだ挙げ句向けたのはこんな問い。
乱れた露草色から覗く異眸と、常より低い声音は如何なる印象を与えるか。
いずれにせよ、この場で敵対する意志がない、と認識したなら、多少、冷たさは緩む]
[その内に、屋敷の中からジョエルたちが出てきたなら、意識はそちらへと]
……エリカ!
大丈夫……では、なさそうですね。
[一目で正常でない、とわかる様子に上がるのは案ずるような声。
状況を聞き、公園へ、と促されたなら、そうですね、と息を吐く]
このまま、火に巻かれる訳にはいきませんし。
……君も、一緒に。
[ジョエルに向けて頷いた後、眼鏡の青年へと声をかけ。
騒動の最中に取り落としていた鞄を拾うと、公園へ向けて*歩き出す*]
(おはよう、お帰りなさい『私』)
[一つになった私が、いいこの私に語りかける。]
(………おはよう、『私』)
[『いいこの私』は、掠れた声で、『私』に応えた**]
―アコルデ家―
[ジョエルに肩を借りながら、ほんの少し指先を見る。
同僚は気付いただろうか。
必死になって床を掻いた固い指。
あの時、ほんの少し、指先は裾に届かなかった事に。]
…。
[痺れた指先は、まだ微かに震えている。]
[同僚の言葉に、何となくだが周囲の状況は見えた。だが全然よろしくない事態に不安は募るばかりで。]
……そうだ、ぼっちゃま、は?
先に、外でお待ち頂いて…発泡音が、聞こえて…
[尋ねれば、無事だという言葉が返ってきて、僅かにほっとしたような表情をみせた。]
―アコルデ家・玄関―
[自分の事で手一杯で、同僚の怪我には気づかない。いつも通り表情が変わらないのも、きづかず負担をかけ続ける原因の一つだった。
そのままようやく玄関までたどり着くと、主の他にも、つい今日名を知った人が居るのに少し驚いた。
ともあれ、二人とも無事な姿には安堵して。]
ぼっちゃま…ご無事でよかった。ノブさんも。
申し訳ありません私の方は、足手まといに…
少し時間があれば身体は動きますから、何かあったら先にお逃げ下さいね。
[まず先に謝罪し。無視されようが拒否されようが、それだけは切に告げてから。
不自由な身体を助けをかりながらどうにか動かし、て公園への道を*歩いた。*]
―住宅街―
さっきも言ったけど、俺は怪我してないから。
[大丈夫、と言いながら頬を拭う矛盾。
それでも歩けないような怪我でないのは間違いない]
ああ、先輩の家、掃除ロボットが優秀だった。
でも台所は綺麗すぎるほどだったな。
手料理ご馳走してくれるんだ?
こりゃ役得。
[作家の言葉に乗り、ハハと声に出して笑う。
現実と正面から向き合えるだけの余裕は戻っていない。
だから空気違いのような物言いは有り難く。その眉の痙攣も見えてはいながら、とりわけての気遣いは出来なかった]
―住宅街―
そうそう、デザートもあるんだよ。フロマージュ。
先輩の家に置いてあんだ。
土産は買い直した方がいいしさ。
[甘味仲間に言いながら携帯端末を取り出して]
『To:Meadows,Rasche
Title:無事
ナターシャさんとアヤメさんに合流。家の方に戻る』
[これだけは先にしておこうと、短いメールを先輩と兄へ送る。
司書からの反対がなかったなら周囲を警戒しつつ*歩き出す*]
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