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おそらくは。
耐火構造の建物を焼く炎なんて、普通のものではないでしょうから。
場所によってはまだ飲み込まれそうにない場所もあるでしょうが、それも時間の問題でしょう。
屋敷にも雷を操るサイキッカーが現れました。
どうにか撃退しましたけれどね。
[知り得る情報を明け渡し、集会場と商店街の状況を聞く。
最初交番で出会った時は持っていなかったアサルトライフルを何度もかけ直す様子には気付いたが、特に訊ねる理由も無いためにそのままに。
ただ、殺傷力の高い物を持っていると言うことは頭の隅に置いた]
気配が無い、ですか……。
残る者は少なそうですね。
念のため、自分の目でも様子を見てきます。
好ましい状況ではないとしても、休める場所はあった方が良いですから。
[そう言葉を紡ぎ、パトラッシュに引き留められなければ集会場へ向かおうとする]
─回想・住宅街─
…ううん、良いのよ。
[レッグから礼を言われれば、泣きそうになりながらも顔をふって。
大丈夫だと言われれば、そっと彼の肩から手を離した。]
先輩っていうと…ノブくん、今一人なの?
それじゃきっと、心配してる…っていうか、心配ね。
えぇ、行きましょう。
一人でいるのは、心細いもの。
[一人で居るらしいノブの身を案じ。
レッグの言葉と、アヤメの提案に頷いた。
安全か否かは、判断はつかなかったけれど。]
そうか…
[ジョエルの返答には舌打ちをしてそう答えてから]
そっちでも倒したのか、俺の方でも集会場で一人。
サイコキネシスとかいったか、きっとそれ系の力を使うやつだった。
いったい何人いるっていうんだ……。
[自分の目でと言う様子に]
ああ、気をつけてな。
影に隠れていた可能性もある。
[ジョエルにそう告げて、公園は無事なことを確認したので自分は急いで住宅街へと向かうことにした]
―公園―
みられたく、ない?
[小さく首を傾げる。
眼鏡の奥の視線は、尚も隠れた目の方に注がれて]
……そうなんだ。
[けれどそれ以上追及はしない。
代わりに]
あ。
もしかして、音の人?
[問いはやや唐突に]
─回想・住宅街─
あぁ、たしかに。
ノブくんってあんまりお料理とかしなさそうですね。
私も一緒に作ります、二人のほうが楽しいし。
あ、でも私いっつも適当に作ってるから、味に自信はないけど良いかしら?
口に合わなくても我慢してくれる、レッグくん?
[ぎこちない笑みで、家に着いたら何か作る、というアヤメに。
出来る限り朗らかな笑みを二人に向けて首を傾げた。
この場にそぐわない話題も彼女の気遣いだろうと思ったから、そっと手に触れて、行きましょう?と声をかけ。]
サイキッカーは複数居たようですね…。
これ以上居ないことを願いたいものですが。
[言って、短く息を吐いた]
心得ました。
そちらもお気をつけて。
[忠告に感謝の念を乗せると、パトラッシュと別れ集会場へと向かった]
─回想・住宅街─
あら、デザートもあるの?
なんだか悪いわね。
でも楽しみだわ、早く行きましょう?
[レッグの肩も軽く叩いて、努めて明るく振舞い。
彼がメールを送るのを見れば、早く返事が来ることを祈った。
皆が歩き出せば、自分も腕の中の袋を抱え直してついていった。]
─回想・了─
─公園─
ええ。
だから隠す、それだけの事です。
[返す言葉は、短い。
何故見られるのを忌避するのか、その理由は口にするまでもない、と思うから言う事はなく]
……は?
何ですか、それ?
[追求の代わりのように向けられた問いは唐突で、思わず、惚けた声が出た]
─公園─
[主の労いの言葉には、はいと何時ものように返事して返す。
まだ万全でない事に多少の不安は残るものの、あまり贅沢は言っていられない。]
そうですか…?
[調子は悪くないといい、落ち着き無いようすには、不信よりも不安の方が募る。
それは信頼がそうさせるのだろうか。
ノブがどう見ているのかはよく分かなかったが。
唐突に出た言葉に、目が瞬いた。]
あ。ええと、そうですよ。
[『音の人』が何を指していたかは、以前の話題からすぐに分ったので、こくりと頷き肯定した。]
─ →集会場─
[パトラッシュと別れ、やって来た集会場。
弾丸の補充も兼ねて様子を見に来たのだが、その光景は凄惨なものだった]
……パトラッシュが言ってた通りだな。
何かが居る気配はしない。
[転がるのは骸ばかり。
報道用の機械が無残に壊されたりもしていた。
それらを踏まぬようにして集会場へと近付き、端末を探す。
どうしても避けられないようなものは蹴り飛ばし道を開けた]
44マグナム弾……チッ、カートリッジになっててもリボルバータイプは弾込めが面倒で困る。
折角拾ったし、こっちを多用するか。
─住宅街─
良かった…パトラッシュさんは無事なのね。
ノブくん、は…大丈夫よ、メールに気付いてなかったとかそんなところよ。
…早く、行きましょう。
[アヤメの家に向かっている途中で、パトラッシュから返信がきたとレッグから聞けばほっと息をついて。
ノブからはまだ返信がないと聞けば、表情を一瞬翳らせるもすぐに明るく微笑んで。
辺りの様子はとても静かだが、其処此処でもう動かない骸が目に入れば場の異常さが際立って。
ようやくアヤメの家に着けば、知らず安堵の息を吐いた。]
[端末で認証し補充の弾いくつかを手に入れると、自分の銃であるリボルバーはホルスターへと戻し。
拾った自動拳銃のカートリッジを多めに手に入れ、そこらに転がっている無事そうな袋に入れて腰に下げた。
自動拳銃自体もベルトへと差し込む。
そうしてから集会場の様子を見て回り]
建物の被害はそれ程でもない、か?
休む分には問題無さそうか。
[中の様子を確かめ、施設そのものは使えると判断。
非常時マニュアルのことを思い出すと、ある意味都合が良いだろう、と割り切るような考えも頭を過る。
一通り集会場の中を確かめると、次は商店街へと足を向けた]
―回想・住宅街―
ナターシャさんも作ってくれるのか。
いや、俺はナターシャさんの味覚にも信頼置いてるから。
好みの傾向似てるしね。
[口に合わなくても、というのは首を振って否定した。
甘味仲間としてもそこは大丈夫と本気で信じている。
なるべく普段と同じ口調を心掛けながらの会話は、ともすれば叫び出したくなるのを押さえ込むのにも役立った。
アヤメの家に着いた時に比較的冷静な動きが出来たのも、そうした遣り取りが影響していたかもしれない]
―回想・了―
─住宅街・アヤメの家─
─ありがと、レッグくん。
それじゃアヤメさん、お邪魔しますね。
[アヤメの家に入る前に、レッグが簡易にチェックを済ませてくれるのを待ち。
アヤメの後に続いて室内に入ると、丁度レッグがノブからの返信があったと言い。
良かった…と、囁きが漏れた。]
ノブくんも、無事なのね。
でも、お知り合いが怪我って…大丈夫、かしら。
[脳裏に浮かぶのは、街中でみた光景で。
知らず、青ざめ頬に手をあてた]
―公園―
やっぱりそっか。
[エリカの肯定が聞こえて、嬉しそうな顔になる]
家の前とおるとき、いつもきこえてたからさ。
どんな人なんだろって、おもってたんだ。
[青年に向き直り説明する。
先程までの様子にも場の空気にも似つかないもの。
ただ片目からは既に意識は外れていた]
/*
このお互いの挟まりっぷりに妙なシンクロ間。
兎猫だったりするのかナターシャ。
ちなみに今回中身当てセンサーはサービス問題しか感知しておりません、あしからず。
メイド エリカは、司書 ナターシャ を投票先に選びました。
メイド エリカは、研究生 ノブ を能力(襲う)の対象に選びました。
―住宅街―
[話に聞いていたとおり、そこにつくといくつかの場所で火の手があがってるのが見えた]
レッグたちのいる方はまだ大丈夫そうか…。
[消火機能が追いついていないのか、火は大きく広がることはないが収まる様子も感じられなかった]
まだその辺にいるかもしれないってことか…。
[周囲に気を配りながらゆっくりと、できる限り物陰のそばを歩いた]
だいぶ居なくなったのかしら。
[こちらの世界を飛び交う声は、徐々に少なくなってゆく。
それでも、全くの0ではないようだが。
ふと、『私』に始めに話しかけてきた、彼の声が聞こえた。
こちらが生きている事、私を襲った仲間が死んだ事、そのあたりの事を問いただしに来たようだった。]
………五月蝿い。
[ぼそりと、常より低い声、今までの『私』よりは強い声で囁き返す。
今までとの調子の違いに、向こうがやや言葉を詰まらせる。]
五月蝿い、邪魔なの。
貴方達のせいで、ぼっちゃまを危険な目に合わせかけるし、ジョエルさんにも怪我をさせてしまった。
………もうこれ以上、私に関わらないで。
[低いが、確かな怒りを隠さぬ声に、向こうが怯んだ隙に声を切った。]
―住宅街・アヤメの家―
怪我、だから大丈夫だと…思うよ。うん。
処置してるから離れられない、とかじゃないかな。
[死んでないなら、とは続けられなくて声が不自然に切れかけた。
希望的観測も含めて続けながら頷いてみせるが]
…あーっと。
俺、隣からケーキ取ってくるね。
[自分でも説得力がイマイチに思えてきて。
話題を誤魔化すみたいにノブの家に向かおうとした]
─公園─
ええ、大丈夫ですから。
[不安を募らせるエリカに、短く言って頷く。
実際、目、それ自体に異常はない。
あるのは、見られた事に基づく、僅かな揺らぎ。
しかし、一時、それは奥へとしまい込む]
……それで……音の人、ですか。
[エリカが向ける肯定の言葉と、本人の説明とで、大体の所は把握するものの。
場違いなのでは、と突っ込みたくなるような嬉しげな様子は、違う困惑を一片、心のどこかに落としていた]
─住宅街・アヤメの家─
そうよ、ね。
やぁね、私ったら心配性で。
[ダメね、と苦笑しながらレッグに頷いて。
隣からケーキを、という言葉には瞬き一つして]
え、まだ良いんじゃない?
ノブくんもパトラッシュさんも戻ってきてからでも遅くないし…それに。
[外は危ないわ、と言いかけて。
今、危なくない場所なんてあるんだろうかと考えが過ぎり、言葉が途切れた。]
…ううん。
取りに行くならやっぱり、パトラッシュさんたちが戻ってきてからで良いんじゃないかしら。
[苛立ちと同時に、ToTUNGの文字が脳裏を走る。
サイキッカーは殺せと、サイキッカーの自身に局からの無機質な命令が響く。
自己崩壊プログラムのスイッチが切られているおかげで、自身にその刃を向ける事はないが―――殺さなければという強制的な欲求に、微か心が揺れた。]
―公園―
[マイルズの返事には、それ以上追求事はせず。
場違いにも思えるノブの様子には、少しだけ苦笑した。
そういえば、ちょっと変な人だったよなぁ、とはプリンの印象のせいもある。]
…それより、なんだか静かですね。他の人はどうしたのかしら。
…火事とか、どうなったんだろう。
[家が燃えていないか、その辺りも心配ではあったりするが。]
─住宅街・アヤメの家─
この状況だし、しゃーないでしょ。
[苦笑とはいえ笑ってくれた。成功だ。
平仮名の多かった文面を思い出して不安はあったが、顔には出さないように頑張った。不安を煽るようなことはしたくない]
そ、かな。
んじゃもう少ししてからにするか…。
[話題はずれたし、どうしてもと急ぐ理由はなく。
手持ち無沙汰そうにしながらも立ち止まった]
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