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─ユリアン宅・外─
そ、キノコ貰う代わりに引き受けたんだ。
俺が出来るって言ったらこう言うことくらいだからねぇ。
[腕に下げている掛け布を掲げるようにしてイレーネに見せる]
貰ってばっかりじゃ流石に悪いでしょ。
だから、ね。
[ぼーっと歩きながらふと気付く。
そういや怒らせたっけ的なことを。]
……だから賄賂だったんだっけ。
[手元の本を見て、色々思い出してきた。]
ああぁ……
[調子から降りた筆記者は弱気だった。
しゃがみこんでのの字を書いたりして。
はた、と顔を上げた先、に、本を投げつける相手を見つけた。]
……
[そう、渡さなくてもいいかとばかりに、立ち上がると振りかぶって――]
─村の通り→道具屋─
[動き安い服はいつもとさほど変わらず、選んだ靴は少し丈夫なもので。腰には薬やら道具が入れられるようにポシェットを下げ、ベルトには革の鞘に刺したナイフを佩いて]
… …、
[途中、長老の家へ続く道を眺めて、
息を吸って吐く事を繰り返し]
……イレーナー?
[道具屋の入り口をくぐって、中に声をかけた。]
―自宅―
[顔を洗い、軽い身支度を済ませると、先ほどの夢のことを思い出したりしていた。
ギュンターの命が散る、その夢はきっと、夢などではなく。
戸をあけて]
待たせてすまない。
[二人を中に招きいれるようにして、そのときは平静そうな顔で出迎えていただろう]
―道具屋―
うん。こうしてみると良く分かるね。
繋げ方だけでも違ってくるか。
ユーディはその一番綺麗な繋げ方を見つけるのが上手なんだね。
[楽しそうに選ぶ少女を微笑ましく見ていた]
長の注文だったのか。
何に使う…。
[言い終わる前に入口の方から声がした]
あの声はミハエルかな。
ちょっといってくる。
[ゆっくり選ぶといいよと笑い部屋から離れた]
─ユリアンの家 外─
あぁ、あたしも同じ。
頼んだものはまだ出来てないかもだけどね。
あ、ユリアン。
早かったね。
[エーリの話を聞いて納得し頷いて。
そんな話をしているとユリアンの準備ができたようで中へ招き入れられて。]
―自宅―
[イレーネが先ほど見せてくれた籠や、エーリッヒが持ってきた掛け布を受け取れば]
んっ、ありがとう。
[と、お茶を出す準備をしながら]
まぁ、お互いもちつもたれつと。
そういえば、今日は二人はまだ村長とは?
―道具屋―
おはよう。
準備は抜かりないようだね。
[目を瞬くミハエルに微笑んで挨拶する]
[革鞘に入ったナイフを見て小さく笑った]
イレーネはユリアンの所に出かけているよ。
それほどしないで戻ってくると思うけれど。
出かける前に他の用事もあったかな?
―村の通り―
[ゲルダに気がつけば、片手を上げて挨拶代わりとし]
早いな。
[籠を見て言う。
常ならば己はまだ自宅にいる時間だから、ゲルダにとってはいつも通りかも知れないが。
そしてそちらに気を取られていたが故、飛来物には気がつかず――]
─ユリアン宅─
ここじゃ持ちつ持たれつが当然だしね。
足りないものはお互い補わなきゃ。
[イレーネの言葉には頷きを返して。ユリアンが出て来ると視線をそちらに向けた]
はいはい、待たされましたよーっと。
[笑いながら冗談を言って。イレーネに続くようにしてユリアン宅に招かれた]
─ユリアン宅─
直接ここに来たからじっさまのところには行って無いよ。
何かしたのか?
[籠と掛け布をユリアンへと渡し、準備してくれている茶を待つ態。訊ねられた内容にはやや首を傾げながら答えた]
―回想・夢の中―
[夢の中、ギュンターの姿と、それを刈る影、死神の姿]
・・・
[声も、コエもその場にはでず、ただ自分は見るだけに。
ゲルダの姿に自分は気付いていたが、向こうはこちらには気付いていないようだった。
ゲルダもきっと似たような夢を見てるのだろうかと、夢ではないそれを]
─ユリアンの家─
一応使い勝手考えて何個か持ってきたよ。
いらないのだけ返してくれれば良いや。
[そういいながら籠を渡し。ギュン爺に会ったかと聞かれればきょとんと首を傾げた。]
一応この後行くつもりだったけど。
ギュン爺に何か用でもあるの?
─道具屋─
[同意が得られると、また、嬉しそうにひとつ、頷き]
んん……ディは、どの色同士が仲良しなのか、何となくわかるだけだよ。
一緒にいたい子同士を見つけてあげられてるの。
[上手、という評価には、こんな言葉を返した]
……うん、ミィの声だね。
わっかた、いってらっしゃいなんだよー。
[見てくる、というレナーテにちたちたと手を振り、再び向き合うのはあおいいろたち。
誰もいないのをいい事に、直接服の中を覗き込んで色を確かめたりもしながら、必要なビーズを選んでいく]
/*
にゅう。
ルナスケープが倒れ、た……!
火狐のあれとはちょっと違ったみたいだけど。
暑い時は、タブ数注意なのだよ、うん。
―村の通り―
私は朝早いから。
[仕事はみんなが起きる前から始める事が多く。
この時間に動き回るのは、自分にとっては珍しくなかった。]
ゼルも―――
[配達中?と問いかけようとしたら、何かがゼルギウスに当たるのを目前で見てしまった。]
え!?な、何?ゼル大丈夫?
[鈍い音は何処からしただろうか。慌ててゼルギウスに近づいて当てられた箇所を見て。
一体何が、と思って周囲を見たら、近くに本が転がっていた。]
当たったのって、これ…?
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