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―ギュンター宅前―
[ギュンター宅を後にして、すぐにミハエルがこちらに駆け寄ってくる。
立ち止まり追いつくのを待って]
ああ、きのこの。
早いな、ミハエル。
[すぐに何のことかはわかり頷いて]
その二つなら、
[一つの名前に一人の人物が思い浮かび、わずかに困ったような顔を見せただろうか]
両方、今はもらっておく、どっちもいい名前だから。
早めには、決めておくよ。
―ギュンター宅―
[出て行ったユリアンを追う足音を背中で聞いて、
それから首を傾けて、兄妹を見た]
……行くか?
[端的な問い。
視線を向けられていたことは知らず、表情は常通りに見えただろうか]
─自宅─
あはは、そっか。
俺の仕事で楽しんでもらえるのは嬉しいかな。
[言われた言葉には素直に喜んで。俯く様子には僅かに笑みを消した]
じっさまとの約束?
…勿忘草の壁掛け、か…。
[自分が自分で居られるうちに。その言葉に軽く眉を顰める]
───そうだね。
今のうちにやれることをやっておかないとな。
いつどうなるか分からないんだし。
[その言葉で何が起きているのかに気付いていると言うのは伝わるだろうか。顰めた眉根を消し、ゆっくりと香草茶に口を付けた]
─道―
[とん。と追いついて、ユリアンに並ぶ。]
ユリアンが言ったんだろう。
折角、頼まれたもの。
果たせなくなると、悔やみそうだからな。
[急いだ理由を告げて、苦笑するように笑う。]
───。
[僅かなユリアンの表情の変化に、目を細めて]
─エーリッヒ宅─
……うん。
じいちゃは、消えちゃったけど、約束は約束だから。
[下を向いていたから、エーリッヒの表情の変化には気づけない、けれど。
告げられた言葉から、『周期』の事は知っているんだな、というのは感じ取れて]
そだ、ね。
一番やりたい事は、きっと、難しいから。
今、やりたい事はちゃんとやるんだ。
/*
にゃああああああああ。
[くろねこ、ころがってます]
[やはり、乙女系はきついよwwwwww]
[天然入れてなかったら、耐えられないwwwwwww]
……うん。
ユリアンが、決めてくれるといい。
急がなくてもいいのだよ。
ちゃんと。
伝えられただけでも、ボクとしては、満足だ。
[ふふ。と、笑って]
──…、ありがとう。
[感謝の言葉を、短く付け加えた。]
うん、だけど。
何も出来ないのが、悪い事みたいに思えて。
[自分が手を下すわけじゃない。死神は自分を宿主にしているだけで。
それでも心が納得できず、思ったことを口にしてしまう。]
…分ってる。ユリアンだけ置いてく事になるし。
[自分だけ死んでも終わらない。死神は一人じゃないのだから。
だからといって、ユリアンに死んでくれなんて言う気は毛頭ない。
ユリアンと他の誰かとを、比べて優劣なんかつけられなかったから。]
…大丈夫、自分で死んだりは絶対にしないから。
[ユリアンが悲しむかは、聞かなかった。
聞かなくても悲しんでくれると思っていたから。]
そうだな。
[そっとミハエルの頭に手を伸ばし、避けられなければその頭を撫でて]
もし、決まる前に何かあったら、前者で頼む。
ありがとう、ミハエル。
─自宅─
──…じっさまが?
そっか、じっさま、消えちまったのか……。
依頼、果たせず終いになっちまったな。
[ギュンターが消えたと言うことは初耳だったため、最初は驚いた。けれど驚きはそこまでで、声は軽く残念そうなものが載るのみだった]
今を大事に、後悔しないように。
…で、一番やりたいことって?
[神妙に言葉を紡いだが、次いで出た声は興味ありげな平時のものへと変わり。興味を引いた話題に、軽く首を傾げながら訊ねた]
―回想:村の通り―
[微笑む様子に、こちらもまた笑顔を返した。]
んー、そういう心配はしなくても大丈夫だよ。
僕は誰が来ても、仕事中は気付かないから。
[真剣に言った。]
え、何。いいの?
それはすごい嬉しいなぁ。
美味しかったし。
[心底楽しみだという顔で言って、別れたのだった。]
誰にも何もできない、なら相子だ。
[続いた言葉には、聞かれなかったことへの返答ともなっただろう]
ゲルダが一人になったとしても、それは悲しい、かな。
『死神』に刈られた命は、花になるのなら。
それを見届けて欲しい、とも思う。
酷なことなのは、わかってる。
[自分では絶対にと、その言葉があれば]
信じている。
[その後、首をかしげる様子に気付くことはできなかったが、疑問に思う雰囲気は感じることができ]
少なくとも、こうして話したりできる間は、傍にいて欲しいときは、いることもできる。
─ギュン爺の家─
[肩を抱く兄の穏やかな声に、声を出せばともすればそのまま泣いてしまいそうだったのでただ頷くだけで返事をして。
ゼルはこちらの視線に気付いていないようで、けれど何もないはずの一点を見つめるその様子に声をかけることが出来ず。
ユリアンの声に気付いた後、ようやく視線を外した彼に話しかけようとしたが、手に持っていたものに視線を落とす様に、また何も言えなくなってしまって。
どう声をかけたらいいだろうと悩む間もなく、こちらを向いたゼルの表情はすでにいつもと変わらない様子になっていた。
行くか、と問われてもすぐに声が出ず。
一拍ほど置いた後、頷いた。]
…うん、行く。
兄さん、あたしゼルに薬頼んでたんだ。
これ、ゲルダのパン持って先に準備しててくれる?
向こうで食べてって、準備してくれたの。
─道―
[ぽん。と手がおかれて、視線が少し俯く>>391。]
…わかった。
[もし。と続く言葉に、ぐ。と横に下ろした手を握る。]
─エーリッヒ宅─
……うん、消えちゃったんだ、って。
リィにいも、じいちゃに何か、頼まれてたの?
[依頼、という言葉に視線を上げて、不思議そうに問うも束の間]
ふにっ……。
[投げかけられた問いに、上擦った声を上げた]
え、と、えと、それは……。
お……教えないんだ、よっ!
[どうしようか、と悩んだ果てに返した答えは声がひっくり返っていた]
─ギュン爺の家─
[もう一つの包みの中身は、まだ完成していなかったから。
手元から手放したくなくて、ゲルダからもらったパンの包みだけを兄に渡した。
胸元で結ばれたスカーフを軽く握るようにして、お願い、と微笑みを作った。]
/*
村はシリアスなのにうっかりマイナスターズとか聴いてしまう俺。
しかし何故だろう、
更新明けて生きてる気がしないんだ。
―自宅―
[それからは何も気にせず自宅へと戻り、せめてキッチンだけでも片付けようかと、
久しぶりの運動を開始するのだった。
が、ふと首を捻り、背の方を眺め見る。
服の下に何があるかは見えないが、首を元に戻すと、とりあえず食器類だけはまとめるのに専念するのであった。]
――ん。
こんなもんか。
よしよし。これで水くらいは出せる。
[真剣ながら内容の程度はかなり低い。]
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