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―宿屋・食堂―
[クロエの告白には、うんうんと頷いて]
娘の成長を見届ける親の気分ってのは、こんなんだろうね…
[とかしみじみと言って、きっと誰かから何か突っ込みが入っただろう]
[意識は本の方に向いているらしいライヒアルトに頷き、
少し考えた後に、うんと頷き、]
んん、じゃあ他には頭痛に好さそうなハーブティーを探してくるのだよ
今日は色々迷惑を掛けてしまったからね
[色々な種類があった方が好いと想い、娘はそう決めた。
荷物持ちをしてくれるらしきユリアンには、]
うん、そうだね…じゃあこの次に何か重たそうなものを持ってくるときは、
頼んでしまっても構わないかな?
今は煙草と茶葉だけで大丈夫そうだからね
[彼の気持ちには甘んじてそう伝えた。]
面白くはねぇから。
[アーベル>>38の疑問符付きの言葉を思わず訂正する]
だよな。
自衛団持ちじゃねぇと話にならねぇ。
色々上乗せして吹っ掛けても罰は当たらねぇと思うぜ。
運を天に任せて、ね。
それも面白そうだが……
嗚呼、アーベルが選んで呉れよ。
そっちのが興味深い。
[にっ、と笑ってアーベルに委ねる]
[ミハエルの事は気にはなったものの、
皆が皆気をかけてもと思い、とりあえず近くに居るものらに任せる事に。
一番近い所に居たのは、おそらく幼馴染だったか。
ベッティが運んできた料理の匂いには、穏やかに目が細まった。]
いい匂い…。
後で御相伴に与ろうかしら。
[今は少し、落ち着かなかったので
手を伸ばすには少し躊躇われて。]
[アーベルの呟いた言葉はこちらの耳にも届き。
伝承と合わせて呼ばれたと解れば、小さく頷いた。
ユリアンからまじまじと見られれば、気味悪がられはしないかと内心怖くなって目を閉じて。
アーベルの大きな溜息が聞こえれば小さく身体を竦ませたものの、ぽんと頭に乗せられた手と続いた声を聞けば緊張は緩く解けた。
手を繋いだままのゲルダからも頑張ったね、と言われれば微笑みを返して。]
…うん。ありがとう、ベル兄。ゲルダ。
―宿屋 食堂―
[クロエの告白は断片的には聞こえていたが、深く意識を傾けてはいなくて。
はっきりと耳に届いたのは、アーベルの呟いた言葉。
そこで初めて首をそちらに向ける]
それって……
伝承にあった、能力者?
[誰かに問うたのか、独り言だったのか、声は小さく何処まで届いたか。
再び笑みは失せていた]
[クロエの告白>>39は自衛団詰め所で聞いたもの。
彼女が語る間はゆると視線を伏せてただ見守る。
イレーネの言葉>>47には]
一応修道士なんだぞ?
あんまりからかって呉れるな。
[そういうことには縁がないのだと
少しだけ困ったような表情を見せる]
[少なくともアーベルは嫌わないでくれたと思えば安堵して息をつき。
それと同時にベッティの持ってきてくれた料理の良い匂いに釣られたかお腹の音がくぅ、と鳴った。]
あ、え、あれ?
や、やだ私、現金だな。
美味しそうな匂い嗅いだだけでお腹空いちゃうなんて。
べ、ベッティ、私ももらっていいかな?
[傍に居た人には聞こえてしまっただろうその音に慌てて真っ赤になりながらわたわたとして取り繕おうとした。]
[クロエの告白がアーベルやユリアンに受け入れられたのを、背もたれに凭れかかったまま見ていたが、]
ったく、だから大丈夫だって言っただろーが。
クロエは、ほんっとーに心配性だぜ。
[そう言って悪態を吐くものの、その声はどこか安心した響きを含んでいた。]
―回想―
[サンドウィッチを勧めれば、断り去るミハエルを心配するものの
ゼルギウスの1番は、イレーネから変わることはなく。
だから、後ろ髪を引かれつつも追わずにいて。
その後、話を振られたのならば、2,3言葉を返す。
細工を褒められれば、嬉しそうにするものの
どこかぼぅっとした様子だったのは、
ゼルギウスの過去を識っていれば、納得できるだろうか。
今より身体が弱い少年時代、闇に生きていた男は、
未だ実のところ、多人数に囲まれることに慣れてはいない。]
ん?私が、ライ君と浮気???
[何がどうなってそうなったのか。
そんな話題にも随分遅れてキョトリとした貌で反応したり、
ブリジットの本に言葉には出さぬまま関心を示したりしつつ。
妻がギュンターの元へと行くと云うならば共にとは、
言葉にせずとも伝わった所か。]
…、……―――。
[そして、詰所での出来事には、オロオロとしたりするものの
基本的には口を挟まぬまま。
クロエの件に関しては、妻の身を思えば割って入ることがないのは
火を見るより明らかなのだが……―――。
クロエを見る紅の眸がつっと細まる。
言葉の代わりに微笑を浮かべるは
―――嫌いにならないよという意か。]
大丈夫、だよ。
君だけは、私が命をかけてでも護るから。
[そして、宿へと変える最中。
銀の刀を託された為か、いつもより手を握る力が強い人に
小さく囁く言の葉を紡ぐ紅は何処か遠く……―――。]
―宿屋・食堂―
[アーベルとライヒアルトの宿代の話、自分に振られれば]
飯代も酒代も含めて全部全部出してもらうさ。
だから皆も遠慮なく飲み食いしちゃってくれ。
[出してもらえないことは考えておらず、部屋の鍵の話には二人に任せることにした。
さすがに厩舎に寝ろとかそんなことにはならないだろうと。
それからクロエにも笑いかけながら]
遠慮なく食ってくれ。
イレーネは水、いるか?
[そしてイレーネの様子に気遣わしげにそう聞いたりした]
[ベッティやブリジットも見守っててくれたのに感謝して。
ブリジットから心配性だと言われれば、えへへ、と苦笑した。]
うん、ごめん。
ブリジットもベッティもありがと。
でもベッティ、いくらなんでも親ってのは無くない?
[そう笑顔でツッコミを入れるのは、常の調子を取り戻した証拠か。]
ン…好いのだよ
[クロエから礼が言われるとそう答えて。
あの時打ち明けてくれた幼馴染の言葉を娘は疑う事はなく。
周りの反応を気にしつつも、内心はらはらしていたか。
そして、可愛らしい御腹の音が聞こえてくると、くすっと笑って。]
ふふっ…御腹がすいたときは、一杯食べようよ
食べてくれるみたいで好かった
今度はベッティと凄いの作っちゃおうかな?
[等とベッティに持ちかけて言葉を待ち。]
問題は起こしてねぇな。
読書の時間なのにさぼって外を走り回った挙句
怪我してピーピー泣いたりする奴がいないこともないが。
ま、子供だから仕方ねぇだろ。
[ユリアンの言葉>>60に頷き一つ向ける。
青年は子供相手だと甘くなる傾向があるが
当人は全くもって気付いていない]
あ、流石に苦蓬の酒を飲もうとした時は
しっかり叱っておいたけど。
―宿屋―
[遠くを見詰めていた紅は、宿屋にミハエルの姿があれば安堵の色を灯し。妻が託された銀の刀を置くのには、心配そうな色も灯し。
そうするうちに、常の紅の色にもどれば]
へぇ、ライ君の意中の人……誰だろ?
[妻の言葉を真に受けて、揶揄うでなくニコニコと]
誰かを愛するって、とても素敵なことだよ。うん。
――……あ、私もお腹減ったかも。
[そんなことをのんびりと発言した。]
危ないなぁ………銀の剣、まだあったのね。
[ユリアンからの告白に、ふうっと内でもため息が零れる。
知らずにかかれば、深手をおっていたかもしれないと]
リヒト、ギュン爺、銀の長剣も持ってるみたい。
[手に入れた銀の情報は、同胞へとすぐに伝えられた。]
[カルメンの呟きは聞こえていなかったものの、笑みが消えた彼女の様子にはやはり拒絶される恐怖が心にあり声がかけられず。
ユリアンから嫌いはしない、と言われれば少し安堵の息を洩らした。]
うん…解った。
え、えと…うん。
[ゲルダやライヒアルトと同じようなことを言って自分を諭すアーベルの手がまた頭をなでてくれるのには、うん、と素直に頷いたが、お腹の音を聞かれ笑いながら飯を食おうと言われればやっぱり恥ずかしくて真っ赤になりながらもう一度頷いた。]
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それはそれとして、二回目の占いどーしましょーね。
カルメンから黒が出るとある意味美味しいんだが。
約束ネタ的に。
誰が黒にせよ、二回目ではまだ、引きたくないのよ、ないのよ……!
三回目くらいに引いて、相打ち退場が占い師としては美味しいとこだと思うんですが。
さーて、はて。
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