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―過去―
[椅子に腰掛けたまま、彼はアーベルの背中を見送った。
それも、満面の笑みで。
彼が部屋に篭っていた間に行われていた事と交換に、彼はアーベルが求めた知識を与えただろう。
多くの事を語られ、彼は時を知った。
彼の部屋の厚いカーテンは、彼の外套と同じ様に光を飲み込むものだったからだ。]
[綺麗に製本されたノート―と呼ぶにはやや豪華な物だが―を再び開くと、彼はそれに筆を走らせる。
踊る様に淀みなく、ノートは美しい文字で埋まっていく。
そしてまた時は流れる――]
─書斎─
食べるのは基本、それはわかってるが……。
だから、それはどういう脅しなんだよ。
[甘いもの攻め、という言葉に、もう一度ため息をつく。
このまま話していても、埒が開かない、そんな気がして。
シスターが本棚に向き直った隙に気を引き締め、気配を消す。
す……と。
文字通り音もなく、その姿は書斎から消えた]
─…→一階・廊下へ─
―library―
甘いもの苦手だと思いましたから
[その言葉を最後に、彼が姿を消したなんて...は当然知らない。
見つけた本を、その場で読む。開くページの絵。]
獣の腕に、獣の身体。
普段は人にまぎれる――人狼。
悪い子は人狼が食べにきてしまうよって、子供たちに言っていましたね、ずっと。
[blue eyesが沈む。
暗の中の瞳。
やがて絵本を閉じると、振り返り、ようやく気づくアーベルの不在。]
あら。
足は速いですね、やっぱり。
[まったく、と呟くのは、自分より年上の相手なのに子ども扱いしているからか。]
…約束どおり、料理作った方がよろしいでしょうね。
[不安めいた言葉はのぼりかけて閉ざされる。]
―現在/2階個室D―
[筆を置くと顔を上げ空中に息を吐いた。
どれ位の時が経ったのだろうか。少なくとも、肩は凝り、手足は痺れ、目は軽く眩暈を起こしかけるほど、彼はノートと向かい合っていた。
座ったまま軽く柔軟運動を行う。
立ち上がり、グリューワインの入ったボトルに手を掛け蓋を開けようとして、止めた。
…何か、匂う。微かに、匂う。]
─一階・廊下─
さて……。
[書斎の前で、一つ、息を吐く。
シスターとのとぼけたやり取りは、既に記憶の彼方。
それより何より、今は]
……そういや、今朝……。
[階段を、一度の跳躍で飛び降りた事。
確かに、生来抜群の運動神経を誇り、暗殺者として鍛え上げられる事で、卓越した身体能力は備えている、と自負はしている。
だが]
……普通じゃ……ねぇ……よ、な。
[それなりの高さのある階段を、一度の跳躍で飛び降り、かつ、全く苦もなく着地した、というのは、さすがに異常に思えた]
―open the door and go out from library[廊下へ]―
[後ろ手で扉を閉めると、...は少し考え、あたりを見る。
東へ行けば、きっとあの赤い色が見えるだろう。
――においが強いだろうから、近づくのも躊躇う。
やっぱりkitchenへ行こうかしら。
doorにもたれかかるようにして考える。]
[気のせいかと思いつつも部屋中を歩き回る。
それは扉に近いほど、強いような。
幾度となく嗅いだ物に近い事を、彼は次第に思い始めていた。
外か。彼は鍵のない扉に手を*掛けた*]
――自室――
[誰かが悲鳴をあげた気がした。
それは隣の部屋から響いた男の叫び声だったかもしれないが、まどろみの中でユリアンは思う。
――いやいや気のせいか、そうでなかったら性質の悪い夢さ。
今の自分はもう、ガラスの破片を握りながら建物の隙間で夜を明かす13歳ではないのだから]
ふぁ…
……よく寝た。
[死んだ者のいろんな事が見えると告白した、エルザの真剣な瞳。
言のみを取れば、怪しい物言いで神秘性を醸し出し、料金を高く得ようとする占い師のそれだ。笑って聞き流しても良かった]
[書斎への廊下を歩く。
部屋の棚の引き出しに入っていた、綺麗な銀細工の施された手鏡を取り出す。
さっき蒼いと言われた顔を映すと、もうそれほどでもないようだ。
鏡をつんつんと、つついてみた。なんらかの応えを期待するかのように]
・・・・・・。
[書斎近く、人影に気付き少しびくりとする。
それがアーベルだと分かると、小さく息をついた。なんだか、今朝とデジャヴだ。]
[だけども彼女の言葉に耳を傾ける者達の真摯な態度、何より本人の声の調子がそうはさせずに、黙って聞きながら更けていった夜。
自室に戻った後も物覚えが良いとは言えぬ頭は、くり返し彼女の発言について考えようとしていて上手くいかず時間だけが過ぎた。
だから目覚めるには遅い時間にようやく目を開けた時、騒ぎにはまだ気付いていなかった。
たっぷりとした睡眠をとることに慣れ始め、ぼんやりする頭]
ん…そうだ、せっかくあるんだから…
起き抜けに風呂に入ったって、誰も怒ったりしない。
[使い放題の熱い湯に体を浸し、だんだんと目も覚めてく]
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