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[身体は未だ熱く、頭痛もしていたが。
だらしの無い格好を見せたくないと思っていた。
だが、その困ったような微笑を見れば力を抜いて枕に寄りかかり]
すみません、ご心配をおかけして。
僕には怪我はありません。
…ベアトリーチェに、怪我をさせてしまったかもしれない。
[掠れ声でボソボソとなってしまったが、どうにかそこまで言った]
怪我してないのね。良かった。
ベアトリーチェなら見てきたけれど、どこにも怪我はなかったわ。
…そう言えば、安心して眠れるかしら。
[そっとその額に手を伸ばす]
[熱い?]
…どうしたのミハイル。
[彼の顔は困ったようなまま。
…無理に断るのも…]
…では、お願いします。
[左腕を見ても何とも思わないのだろうか、と思いながら。]
…優しい方だ。
[極めて小さく]
[小さな言葉に、きょとんとした顔をする。
そうすると少し幼さも見えるだろうか。]
…?
ええと、どうぞつかまってくださいな。
[手を差し出して。]
[ここでの事件は今まで温室育ちだった彼には少々過酷なもので。
疲労が限界を超えたゆえの発熱だった]
それなら、良かった。
僕が、詰め寄って、しまったりした、から……
[感情を制御できずに少女を責めてしまったこと。
最後の彼女のぐったりとした様子は記憶に鮮明で]
ごめんなさいって、言いたかった、のに……
[どこまで言えたのかは自信が無かった]
[全身がだるくて火照っている。
そこに伸ばされたエルザの手は]
……気持ちが、いい……
[軽く目を閉じて。
余り経験の無い、優しい感触に小さく微笑んだ]
[クレメンスは、机の上に広げてみた]
屋敷の見取り図
1F ↑北
裏庭
┏━┫┣┓ ┏━━━┓
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┃台所 ┻ ┻ ┃ 書 ┃
┃ ┳ 広間 ┃ 斎 ┃
┃ ┃ ┳ ┃ ┃
┣━┫┣┻━━┫ ┣━━━┫ ┣┻━━━┻━┫┣┫
┃ ┏東┓ ┏西┓ ┃
┃ ┗┓階段 エントランス 段階┏┛┏┫┣┫
┣┫┣━┓┗━━ ホール ━━┛ ┃ ┃
┃ ┣━╋┫┏ ┓┏╋╋┳┻┫┣┫
┃ ╋ ┃┗ ┛┃ ╋ ┃
┃ ╋━━┻━━━┫ ┣━━━┻━━╋ ┃
┗━━━┛ ┗━━━┛
中庭
2F ↑北
┏━━━┓ ┏━━━┓
┃ ┣━━━┳━━━┳━━━┳━━━┫ ┃
┃ A ┃ B ┃ C ┃ D ┃ E ┃ F ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┣┫┣━┻┫┣━┻┫┣━┻━┫┣┻━┫┣┻━┫┣┫
┃ ┏━ ━┓ ┃
┃ ┃東階段 西階段┃ ┃
┃ ┗━ ━┛ ┃
┣┫┣━┳┫┣━┳┫┣━┳━┫┣┳━┫┣┳━┫┣┫
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┃ G ┃ H ┃ I ┃ J ┃ K ┃ L ┃
┃ ┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┫ ┃
┗━━━┛ ┗━━━┛
A:ナターリエ ホリー(Natalie Holly)
B:−
C:アーベル ゲシュペンスト(Abel=Gespenst)
D:オトフリート(Otfried)
E:ハンス=バチャーニー(Hans=Batthany)
F:イレーネ(Irene)
G:ベアトリーチェ=レーァ=ヴィーダーホールング
(Beatice=Leer=Wiederholung)
H:エーリッヒ=カルゼン=ブラッカー
(Erich Callsen-Bracker)
I:ミハエル=フォン=ベルンシュタイン
(Michael=Von=Bernstein)
J:ユリアン=マルトリッツ(Julian=Maltriz)
K:クレメンス・アッシュ(Clemens・Ash)
L:エルザ=ジェイド(Elsa=Jade)
[分かり易く、クレメンスは名前も書き記した]
[黙したまま、彼はナターリエの手を取る。
彼の身に着けている物を支えるには、強く握らねばならない。
彼女に支えきれるのだろうか?]
[ミハエルの髪をそっと撫でる]
…優しいのね。ミハエルは。
そういうところ、姉さんに似てる。
[ぎゅっと抱きしめる]
[身体が熱い]
だけど自分ばかり、責めてはだめよ。
[母がいたらこうしてくれていたのだろうかと]
[どこかうっとりと身を任せながら思った]
[そして]
[思い出した]
[母は自分のせいで死んだのかもしれないことを]
[僅かに身体が強張った]
[この優しさを失いたくなくて]
[それを問うことも出来ずに、涙が流れそうになるのを必死に堪えようとした]
[ミハエルの視線に気がついて、首をかしげる]
ねえ、ミハエル。あなた、子どものくせに、ものすごく肩が凝ってるわ…。
いつも、そんな風に力んで暮らしていたの?
[冗談めかした口調だが、切なそうな表情は隠せない]
[少し、思っていたよりもかかる力は強い。
わずかによろめいたけれど、すぐに体勢を持ち直す。]
何か、つけていらっしゃるのですか?
動きづらくありませんか?
[支える腕は、それでもbalanceを取り戻して、]
お部屋、どちらでしょう?
┏━━━┓ ┏━━━┓
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┃ ┃東階段 西階段┃ ┃
┃ ┗━ ━┛ ┃
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┃ ┃
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[三枚目…三階?屋根裏部屋もあるのだろうか?
三枚目はほぼ白紙だった。
外から見た限りでは、あるのかどうか、そして広いのか狭いかすらも、何も分からなかったが…]
[問われた...は呆然と呟く]
僕…は。
侯爵、家の、後継者、だか、ら…
[ずっと言われ続けてきたこと]
[侯爵家の後継者らしくあれと]
[刷り込まれ続けてきたこと]
感情を、あからさまに、しては、いけ、ない…
他者の前で、醜態を晒して、は、いけな、い…
[本当はそれは彼の身を守るためでもあって]
[侯爵家では異能を持つものを排除する慣習があった]
[その中での父侯爵の最後の抵抗。彼を手元に置くこと]
そう、あらねば、いけ、ない……
[それは既に呪いか何かのように]
[...を縛り続けていた]
[試すようにナターリエを見上げていたが、見事彼を立ち上がらせた事に小さく笑んだ。]
動き辛くなるような物を身に付けているのは、愚か者だけです。
[ミハエルやアーベルに諭した時の様に、静かに確かな瞳で、ナターリエを見る。]
[クレメンスは、見取り図と過去の日記を手に取ると居間に向かった。どうやら、誰も食事はとっていないらしい。
クレメンスは、パンやジャム、果物類などの軽食を用意する。
暫く考え、
見取り図と過去の日記は、居間へ置いておく事にした。]
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