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[外に出る気はすぐには持てなくて、それでも暖炉の火を見ては、瞬いた。
いつもの調子を戻さなければと、目を閉じて息を吸う。
それから、厨房へと足を向けて、その先、勝手口を開いた。顔を覗かせた先に、人二人の姿――>>162
クレメンスは気付いただろうか。気付いたようなら頭を下げて、厨房に引き返す。
温かい飲み物を、せめて用意しておくつもりだった。
においはないほうが良いだろう、混ざって気持ちが悪くなる。
白湯だけのほうが良いだろうか。
温かいミルクだろうか。
つらつらと考えながら、とりあえず湯を沸かすのだけは確か。
戻ってきたら、エーリッヒではなくクレメンスに、何が良いかと尋ねる*つもり*]
─昨夜/広間─
ああもう……何でこんなとこでばらされなきゃならんのだ……。
[オレは広間の隅でさめざめと泣いていた。
膝を抱えて壁とお友達になっていた。
あのお偉いさん、存外しつこくてしかも上客だったから無碍にも出来なかったんだよな…。
だってオーナーがうるせーんだもん。
……何で男と分かって良い寄って来るのか、オレには理解出来ん……]
[そんな感じでしばらくめそめそしてたんだが、ゲルダにハーブティを渡されたので、壁の傍でちまちま飲んだ。
その後だったかな、浴室で騒ぎになったのは。
何かあったかと思って、カップをテーブルに置くとオレは急いで浴室へと向かう。
で、その先で見たのが]
─昨夜/ →浴室─
────……お前はなにやっとんじゃあああああああ!!
[まぁあれだ。
乗り込まれたのはヴィリーの方だったかもしれないけど、パッと見悪いのはヴィリーにしか見えない>>154>>155。
そんなわけでオレはヴィリーに対し、さっきの暴露も込めて殴りかかったわけだが、まぁ軽く止められるだろうな]
お前服着ろ!服!!
何で人の前ですっぽんぽんのままなんだよ!!
いつぞやの変態か!!!
[……あ、やべ。自分でばらした。
もうやだ……]
─昨夜/ →二階 自室─
[そんな騒ぎの後、残っていたハーブティを飲んで片付けをして。
皆が二階に戻るのと同じようにオレも部屋へと戻る。
あれこれあって精神的に疲れたもんだから、ベッドに横になるとオレの意識は直ぐに闇へと落ちた]
─翌朝/二階 自室─
[オレの目覚めはやっぱり遅い。
でも、夢現に叫び声が聞こえた気がした]
ん〜……?
[それでも起きるのが遅いのは、普段の生活サイクルのせい*なのだろう*]
─昨夜─
んじゃオレも少し出るかね。
見張りしとくよ。
お前の初めてのご馳走だからな。
誰かに邪魔されるのは嫌だろ?
[どうにか凹みから復活した後、オレはリートのコエに軽く笑うような気配を返す。
甘えるようなコエを心地よく耳にしていた
なんだよコイツー、可愛いなー。わしわししてぇ。
弟ってこんな感じかな。
そんなことを考えていたら、意識は浴室の騒動に向かうわけで。
その間は少し聲が途切れていたかもしれない。
いやだってなぁ……あれは無いだろ]
─真夜中過ぎ─
[ヴィリーのことで予定より遅くなったが、オレとリートは実行に移すためにこっそり部屋を抜け出した]
リート、あの爺がどこに居るか、分かるか?
[オレもその気になれば探せるけど、ここはリートに任せておこう。
自分で獲物見つけられるようにならないといけないしな。
……ん? 風だいぶ弱くなってるか?
嵐抜けたんかね。まぁ良い。
弱くなったと言っても窓を叩く音はまだ大きいしな。
このくらいなら紛れさせることも可能だ]
よし、じゃあ飯喰いに行くかー。
[リートの返事が聞こえたところで、オレはゴーサインを出す。
普通に食事に誘うようなそんな軽い聲*だった*]
/*
それにしてもこれは酷い縁故。
オレの縁故に蒼花が居て、リートの縁故に朱花が居て。
ヴィリーが狂信っぽくて、ナタが占い師っぽくて?
え、なにこれ?
― 夜・広間 ―
[悲鳴にが聞こえれば流石に声の主に気付いて広間を出た。
なるべく急ぐように駆けて浴室まで行っのはエルザよりは少し早かった。なにせ浴室の方に気が行っていたので動くのも少し早かっただろう。]
どうした……って。
[たどり着いた先の状況に、群青は一つ瞬いた]
フォルカーお前
[一度視線は、背の低い少女へと落ちる。]
やっぱ女の子なのネ。
[何処を見たかは押して然るべき。]
/*
これ二人して双花喰えないフラグwwwwww
まぁ多分二人とも喰うんだろうけどね!(
えー、ゲルダ喰ったら壊れ確定なんだけどなぁ、オレ。
オレがLW想定なら、ゲルダ喰うの後半にしたいwww
占われてたりしたならさっさと喰うよ!(
― 夜・浴室 ―
[その後でエルザの絶叫と、乱闘にならない騒ぎがあったかどうか。
ヴィリーの対応はエルザに任せて、フォルカーの相手をしたが先の弁にまともに話は聞き入れられたか分からない。]
とりあえず、そっちの小部屋で服きとけ?風邪引くヨ。
[何か言われようが、まず奥にある薪をくべる部屋に服と一緒に押し込むようにするだろう。
とにかくフォルカーが着替える間は、エルザとヴィリーのやりとりを、やんやと野次りながら観察していただろう。
ヴィリーの躯の違和には微かに気付いたのか、野次りながら笑みは少し深まった**]
/*
あーそうか、ヴィリー守護者の方かこれ?
役職読み難しい(´・ω・`)
ヴィリー守護の場合はアベ狂信なんだけども。
そう言えば自分、なんかある、を出せていない気g
/*
ヴィリー守護なんだったら知らないでもゲルダ護ってって言って守護して貰ってGJ出させたいなぁ。
そこで襲撃抜けても美味しいし。
襲撃抜けたらオレ、ヴィリーを逆恨みするんだ…!(きらきら/ぉぃ
―騒動前―
ありがとう。
うん、味わうならば、存分に。
[素直に頷き、ふんわりと笑う気配を返す。
表では姉達とも会話をしていて、少しばかり上の空だったからリエルの内心は尚更分かりようもなかった。
コエとして聞こえていたらこちらでもまだ剥れたかもしれない。
それはそれで感想を助長したかもしれないけれど。
騒動に関しては何も言わなかった。言えなかったの方が正しいか。
少しばかり毒気を抜かれつつ、目立たないよう一度は引き上げた]
─真夜中過ぎ─
ちょっと待って。……ああ、厨房から今外に出た。
まだ風も弱まってないのに、ご苦労様なことで。
[床に顔をつけて耳を澄ます。
顔を上げて金色の眸でリエルを見つめた。
Goサインが出ると嬉しそうに笑って歩き出した。
足音も殆ど立てずに厨房まで降りて、外への扉を開く。
吹きつける雨風も、ものともせず。軽やかに走り始める]
ギュンターさん。
[食料庫よりも先の建物傍に獲物の姿を見つけた。
不意打ちを仕掛けようと嵐の中に飛び出して方向を変える。
その呟きも不気味な風の音で掻き消えていたはずなのに、彼はこちらを振り向いた]
はっ、流石というべきかな。
[洋灯を掲げる姿に鼻先で笑う]
フゥゥ。
[息を吐くと姿が崩れるように闇に紛れる。
同じ場所には漆黒の毛並みと金の眸を持つ小柄な狼が現れていた。
力強い跳躍で距離を埋め、抜かれたばかりの剣を避けながら首筋に喰らいつく。
声を上げる暇もない自衛団長にのしかかり、壁へと押し付けた。
弾力のある肉に深く食い込む牙。引き裂いたそれをグチュリと音を立て咀嚼する]
んぅ。あ。ぁぁ。
[口の中に広がる鉄の味。
それは何よりも甘露に思えて恍惚としたコエを漏らす。
最期の意地か、動いた剣が背を掠めたが、その痛みすら気にならない]
でも、まだ。もっと。
[顔を上げて爪を振りかざす。
勢い良く左胸に突きこんで、震える鼓動を抉り出した。
ぶちぶちという音と共に鮮血が飛び散る。押さえ込んだ脚の下で大きく痙攣した獲物。
身体中でそれを感じて、戦利品を示すように高く掲げた。
滴り落ちる雫を歓喜の表情で受けて渇きを癒す。
血肉に酔い浸り、周囲への警戒心など微塵も残っていなかった。
人として、修道士としての意識など。言うまでも無かった]
/*
>>*14
先導ありがとうございました。
本日午後は何度か覘ける予定なので、退席つけずにここで一度止めておきます。
分け前もコエ掛けられればちゃんと譲りますのでご遠慮なく。
―前夜―
[広間でお茶を飲んでいれば浴室の方が騒がしくなる>>154>>166
二度三度瞬きをしてブリジットやライヒアルトたちと顔を見合わせた。
何があったのか気になりクレメンス>>160に遅れるかたちで浴室へ。
――行ってから後悔した。
人影でチラとしか見えなかったが男性の裸身>>155があったから。
流石に成人男性の其れは刺激が強すぎた。
目を丸くして、次の瞬間には色白の肌が朱に染まる。
すぐさま顔を背けて廊下で何やら混乱気味の様子。
ややすれば落ち着きを取り戻し手が必要であれば――といっても
主にエーファに関してとなるが――助力は惜しまぬ心算であったが
アーベルが手を貸す様子に其方に任せた方がと思い
一度、エーファへと視線を向けてから一旦浴室から離れた]
―前夜/浴室―
[ばたばたが落ち着く頃、ブリジットを誘い再び浴室へと向かう。
着替えを取りに部屋に戻る際、髪飾りの包みと蜂蜜酒を其方に運び
リネン室でバスタオルを借りてから――
使用中の札を浴室の扉に掛け直しその扉を内側からしっかり閉めた]
……お疲れではないですか?
[気遣うようにブリジットに言葉を掛けヴェールを外す。
人目を気にすることなく衣服を脱ぎ一糸纏わぬ姿となれば
湯の温度を確かめて彼女を手招きする。
左足首には大きな傷跡があるが隠す事も出来ないし隠す心算もなく
彼女に見られてもけろりと昔の怪我と微笑むだろう]
ブリジットさん、お背中流しても構いませんか?
[子供達の背を流す事になれているのか自然と手伝うかたちとなり
彼女が湯につかる間に自らの身体を洗う]
─真夜中過ぎ─
[階段を下りてリートと共に厨房へと向かう。
まぁこのくらいの風だったら窓から出ても良かったんだが、不自然に音が強くなる可能性もあったから良いか。
静かに勝手口へ回ると、先にリートが足取り軽く駆け出した。
風も強いんだから転ぶなよー。
……ぶふぉっ、髪結って来るの忘れたからオレの方が酷いことになった。
めんどくせぇ、姿変えとこう。
ばさりと髪を振り回すように動かして、オレはその身を獣へと変化させる。
身体の大きさの割に尻尾がでかくて毛並みが長いのがオレの獣形体の特徴。
ま、髪伸ばしてる影響かもな。
鉄紺の毛並みに本紫の瞳、闇にも紛れやすいその姿でオレはリートの後を追った]
おーおー、やってんな。
[オレがリートに追いついた頃には、爺は壁へと押し付けられた後だった。
って、あぶねぇ!
……あーびっくりした。掠ったみてぇだが、まぁ大丈夫だろ。
最期の報復をしようとしていた爺の手の動きを見て、オレは闇でも目立たない本紫の瞳を見開く。
けれど大したことがないと分かり、見開いた瞳を戻して安堵の息を漏らした]
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