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―現在/教会 礼拝堂―
うん、鍵のこと。
[シスターの視線の動きを見ていながらも、何も気にすることなく
苗床は神父の姿を――聖なる気を纏ったかれを見る。
その壁に、気づいていたか気づいていないのか。
聖なる気の強さにも、気づいていたのかいないのか。]
クレメンスは、遺跡に入ろうと思っていた?
それとも、入ったのだろうか?
あぁ、水と氷は
[と、種族は内緒にして名前を教える。]
かれらは、火も交えて……あ、火は誰だかもう言っていたよね。
君と地、アマンダのような。
僕と雷、探偵さんのような。
そんな感じだね。
……容疑者は、絞れそう?
[己が今、誰の前に立つのかは、言わぬままに。]
[分かたれたもの。それが欠片であろうと、半身であろうと、充分に意図は取れた。
アマンダとミルフィオリ、両者の意外な関係に驚きこそすれ、ミハエルに同情や哀れみは無く、いわば力そのものである精霊のその存在が分断されたときの事を想像しようとしたが到底叶わなかった。その理由を問うこともせず、ただ黙って工房まで歩いた。]
[一つに戻りたいと思うことはあるのだろうか。]
[帰途浮かんだ問いは、夜の静寂に消え]
―南通り・宿屋の一室―
[毎晩遅くに宿へ戻ることを、主人に怪しまれる事は最近すっかり無くなった。
部屋へ入り、朝を待つ間に、驚くべきことに眠りへ落ちる。
極度の緊張の所為か、または急激な変化の所為か
ミハエルは人の器であっても眠りへ着くことは数える程しか無い。
夜が訪れるまで、目覚めずに眠り続けている。]
[どうして聖なる力が強く]
[おもう言の葉は口にもコエにもせずに、只、己が内に。]
[浮かぶは聖なる人の子ども、かの女の姿。]
[じんわりと染み入るように。]
[流してしまわないように。]
[いつもとは違う、チカラの使い方。]
[額を汗が伝っていく。]
[それでも、変わらない。]
[ゆっくりと目を開く。]
……僕のチカラではどうにもなんない、か……。
わかってはいたけども。
それでも……。
―現在/礼拝堂―
良い線までということは、何か入る方法でも見つけたの?
[それは遺跡に、ただ、入るのではない。
封印に入る、という意味を持ち。]
わざわざ入ろうと思っていたのなら、
君も、鍵が欲しかった?
否、違うな。
君は、鍵が欲しかった?
[首を傾げる。]
─広場/日中─
[Kirschbaumを出て、真っ直ぐ向かったのは広場の時計塔。
昨夜、異様な音色を奏でたというそれは、今はそんな素振りも見せず。
刻まれる旋律は心地良く、彼の本質──無限なる刻の虚無を満たした。
そのまま、しばし『記憶』の虚空を彷徨い。
その後、ゆっくりと遺跡へ足を向けた]
─…→遺跡へ─
ー教会・礼拝堂・現在ー
見つけたというか、これならばと思う方法を考えついてはいましたのでね。
[微笑む]
いいえ、欲しかったわけではありません。
[そっと袖を元に戻して。]
[そのまま糸が切れる様にベッドの上に顔を伏せ、深い眠りへと落ちていった。]
[ふわり、春の匂いを感じながら。]
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