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……無理は、しないように?
[離れるティルに、かける言葉は静かなものだが。
いつの間にか翠の双眸に戻っている瞳は、やや険しいかもしれなかった]
君がナルシストになったら、とてもハマりすぎている気もしなくもないけれど。
[離れてから、苗床は可笑しそうにそう言って]
君の存在としてはそういうものなのか。
僕は竜族に詳しいわけではないからね。一ツ目カラスが教えてくれた、その情報ばかりだよ。
君は君の思うとおりに、居ればいいのではないかな。
きっと森は君を歓迎しよう。
[その時、自分はいないだろう。それを苗床自身が口にすることはない。]
ここの森にも、実は繋がっているんだ。昨夜も行ってきたのだけれど、闇緑の森には戻れなかったけれどね。
……まだ戻る心算はないけれど。
「……翠樹の魔と雷撃の子は対なるもの。
片方を落とせば、もう片方も揺らぎましょう。」
[時空の竜を落とすのは、些か気が進まなかった。
それは少女の属性が故なのだが、それは口にはしない]
「どちらが落とし易いかと言えば、……人の子でしょうか。
それは、魔の暴走にも繋がるかもしれませんが……
彼等の目を向ける事は出来るかもしれません。」
[何時かの“界の狭間”での出来事と違って、此処は人の世だ。
対を失って何かが起こるとも限りはしまいが]
「……今の時点では、それ以上は。」
ー広場ー
[教会を出ると、異なる光彩に彩られた者達の姿が目に留まる。しかし、笑みを浮かべただけで、近付こうとはせず、そのまま足を西通りに向ける]
うん、無理はしていないよ。
こればかりは仕方ないんだよ、僕にとって。
君の存在が放浪を求めるように、僕の身体は破滅をもたらす力を受けては渡すものなのだから。
これでも壊れないように、気をつけているよ。
[時の竜に笑い。]
……それは、どういう意味なのかと。
[ハマりすぎ、という言葉に、怒ったように眉を寄せるも]
俺は、普通に生まれた竜じゃないから。
そして、生まれてから初めて降り立ったのが、この世界だった。
この世界は、虚だった俺に、そのままでは得られなかったものを、いくつも与えてくれた。
……だからこそ……虚として視て来た世界のようには、したくない……。
[静かな言葉の最後の部分は、どこか独り言めいて]
ああ。訪れる時を、楽しみにしている。
[なんとなく、雰囲気が重くなったようにも感じてしまいました。なにかいけないことを訊いてしまったのでしょうか、ううん、と首をかたむけます。]
?
[クレメンスが通り過るのはベアトリーチェの眼には入らなかったはずなのですが、天聖の気配につられたのでしょうか、きょろきょろとわずかに眼を動かしたのでした。]
[肩と腕と、巧妙に隠された気配が無いかと探ろうとして、目の前を過ぎった桃色の光に、一瞬注意が逸れた]
…あ! しまっ…
[高く跳躍したユリアンに対し、アマンダは身を落とし右手を大地に。着地点を狙い――かけて、気付く]
『あ、桜が…!』
[ユリアンが逃げようと力を振るえば、桜が散ってしまう。
未だ覚醒してない青年が、桜を避けてくれるとは思えない]
ユリアン!
[着地しようとした彼が足を取られたのは、アマンダが捕らえようとした名残か、それとも受け止めようとしたせいか。
アマンダは、思わず引きとめようと、ひび割れた左手を伸ばす。
けれど疾風が積もる花弁を舞い上げて、一人と一匹だけを残した]
―中央・広場―
[向けられた曖昧な、それでいて複雑な視線にまた戸惑い]
[眉間に皺を寄せて困った表情は、端から見れば睨み付けているようなのだろう。]
[一人の神父が教会から現れ、西へと向かった事には気付かず、用も無いのに時計を見上げた。]
[身体は遠ざかりながら、心は、近付き、語りかける]
「今は未だ、力を貯めておおき、愛しい生命の子。直に、お前の力が必要な時が来る…ああ、そうだ、出来ればナターリエを引き止めておいておくれ、その娘は色々と煩いのでね」
[くすくすと笑う]
「そう、二つのうち、一つ…しかし、人間の力は弱い、さて、迷宮の力を引き寄せる事が適うか否か…」
/中/
時間も少ないので、中会話ばかりですみません。
あれだけ消える消える言ってると、ハインリヒに吊り票が来る可能性もあるんでは、と悩み中。
死にフラグは、吊りを呼び込むことがあるので。
[砕かれた鉱石に、アマンダは困ったような泣きそうな表情を浮かべた。その目に涙は無いけれど]
……ん、わかってる。乱暴だって。
でも…でも、持ってたら、絶対言わない。
だから、調べる。それしか、わからない。出来ない…から…
[「ゴメン」と零れた呟きは、彼に届くことなく*風に溶けて消えた*]
/中/
あったら、エピローグで皆にハリセンするくらいにないと思うのだけれども。
それに、吊り襲撃被ったらティル襲撃だった事にして誤魔化せば(ry
[こどもはいつもいい加減です。]
[庭で話す二人の会話は聞き取れるものではなく。
挨拶を返してもらえばにこにこと手を振り返して。
そのまま二人の様子をなんとなく眺めていた]
え。そんなの君が色男の姿だと言っているだけだよ
[くすくす笑いながら、時の竜に言う。]
この世界をどのようにするも、それは今ここにいるひとたちが決めることかもしれないね。
君も含め、僕も含め。
鍵の書、の存在が、そう思わせるよ、ほんとうに。
[そして、楽しみに、という言の葉には微笑みだけを返す]
お互いに、色々無理には気をつけたほうがいいんだろう。
それじゃあ、無理をしないために、森へ行こうかな。
力を補給しに。
/中/
だから暴走警報出しましょうね、中の人に。
折角のシーンを邪魔しようとしちゃいけませんでしたね、うん。
対立する二つの力が大きく働いたら気になるかなとは思ったのですが。やりすぎ注意ですよと。
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